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26話
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王宮で、しかも私のいるところに来るような人なんて限られていますわよね。
そう思いながらも、流石に確認もせずに扉を開けるわけにもいかないので、ディアにお願いをしましたわ。
はぁ......それにしてもお風呂関係の商品ですか。
私的には石鹸が液状になったら、一番便利なのでは?と思ったりするんですのよね。
だって、選択の時は布があるので良いかもしれませんが、お風呂の時に関しては泡立てるのも面倒そうでしたもの。
流石に最初から泡の状態で出てくる石鹸なんて無理な話でしょうから、せめてもの液状で......と考えてしまいますわよね。
なんて思っていると、
「やぁ、いい商品は思いついたか?」
そう言って、客室に入ってきたのは想像通り殿下でしたわ。
そうだとは思っていたので驚きませんが......ディアは私と殿下がこうやって話をしている姿を初めて見るので、ポカーンとした顔をしていますわね。
その視線の中、あまり仲良さげに話をするのは気が引けますが
「え、えーっと.......候補のようなものは思いつきましたが、確定までは.........」
そう言って、今まで書いていた紙を殿下に手渡すと興味深そうに
「なるほど......石鹸と薬草、それから薬草茶.........ん?」
呟きながら紙を見ていましたが、急に動きが止まりましたわね。
もしかして、変なことでもメモをしていたでしょうか?
いや......至って普通のことしか書いていない........と思っていますが........。
反応的に少し不安になりながら、殿下の言葉を待っていると、
「このお風呂と書いてあるのは?」
さっきディアに言われて書いた文字を不思議そうに見ていますわ。
まぁ、今までの話を聞いていて見るのと、紙だけ見るのでは違いますものね。
気持ちは物凄くわかりますわ。
ただ、なんといいますか.....私自身あまり納得していない商品の提案なのに、説明するのは気が引けるものですわよね。
なので
「あー.......何と言いますか.......」
と言葉を濁して、なんて言おうか、と悩んでいると
「私が説明します!」
話を横で聞いていたディアが手を上げながらそう言いましたわ。
確かに、私が説明するよりも良いと思いますね。
だって、お風呂のー....とか言っても、私が言うと自分が作れるか、無理なのかと考えてしまいそうですもの。
だったら最初から提案してくれたディアが話をした方が何を作りたいのか、それと同時に熱意も伝わると思いますわ。
そんなことを思いながら、殿下に説明をしているディアを眺めていると普段メイドの仕事をしている時よりも楽しそうな気がして、複雑な気分になりましたわ。
まぁ、それほどディアなりにお風呂関係の物を欲しているからだと思いますけどね。
なんて思っていると、一通りディアの話を聞き終えた殿下は
「なるほど......言われてみると確かに風呂関係のものは少ないな」
と頷いて紙を見ていますわ。
その言葉に
「そうですよね!それに、香油を入れて入るより専用の物を作った方が絶対に良いと思うんです!」
とディアは言っていますが......もしかして、これはディアの希望通りに作る、という流れになってしまうんでしょうか?
そう思いながらも、流石に確認もせずに扉を開けるわけにもいかないので、ディアにお願いをしましたわ。
はぁ......それにしてもお風呂関係の商品ですか。
私的には石鹸が液状になったら、一番便利なのでは?と思ったりするんですのよね。
だって、選択の時は布があるので良いかもしれませんが、お風呂の時に関しては泡立てるのも面倒そうでしたもの。
流石に最初から泡の状態で出てくる石鹸なんて無理な話でしょうから、せめてもの液状で......と考えてしまいますわよね。
なんて思っていると、
「やぁ、いい商品は思いついたか?」
そう言って、客室に入ってきたのは想像通り殿下でしたわ。
そうだとは思っていたので驚きませんが......ディアは私と殿下がこうやって話をしている姿を初めて見るので、ポカーンとした顔をしていますわね。
その視線の中、あまり仲良さげに話をするのは気が引けますが
「え、えーっと.......候補のようなものは思いつきましたが、確定までは.........」
そう言って、今まで書いていた紙を殿下に手渡すと興味深そうに
「なるほど......石鹸と薬草、それから薬草茶.........ん?」
呟きながら紙を見ていましたが、急に動きが止まりましたわね。
もしかして、変なことでもメモをしていたでしょうか?
いや......至って普通のことしか書いていない........と思っていますが........。
反応的に少し不安になりながら、殿下の言葉を待っていると、
「このお風呂と書いてあるのは?」
さっきディアに言われて書いた文字を不思議そうに見ていますわ。
まぁ、今までの話を聞いていて見るのと、紙だけ見るのでは違いますものね。
気持ちは物凄くわかりますわ。
ただ、なんといいますか.....私自身あまり納得していない商品の提案なのに、説明するのは気が引けるものですわよね。
なので
「あー.......何と言いますか.......」
と言葉を濁して、なんて言おうか、と悩んでいると
「私が説明します!」
話を横で聞いていたディアが手を上げながらそう言いましたわ。
確かに、私が説明するよりも良いと思いますね。
だって、お風呂のー....とか言っても、私が言うと自分が作れるか、無理なのかと考えてしまいそうですもの。
だったら最初から提案してくれたディアが話をした方が何を作りたいのか、それと同時に熱意も伝わると思いますわ。
そんなことを思いながら、殿下に説明をしているディアを眺めていると普段メイドの仕事をしている時よりも楽しそうな気がして、複雑な気分になりましたわ。
まぁ、それほどディアなりにお風呂関係の物を欲しているからだと思いますけどね。
なんて思っていると、一通りディアの話を聞き終えた殿下は
「なるほど......言われてみると確かに風呂関係のものは少ないな」
と頷いて紙を見ていますわ。
その言葉に
「そうですよね!それに、香油を入れて入るより専用の物を作った方が絶対に良いと思うんです!」
とディアは言っていますが......もしかして、これはディアの希望通りに作る、という流れになってしまうんでしょうか?
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