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10話
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「リオル、お前はなぜそんなことをしたんだ?」
ずっと黙っていたお義父さんの一言目がそれですか....。
もっと他に言うことありますよね?
しかもその質問に対してリオルは
「それは......最近、カノンが仕事と子供たちばかりで俺に構ってくれないから......」
......は?
本当に訳が分かりません。
俺に構ってくれない?
そんな馬鹿な理由で子供を作ったんですか?
「そうか、ならカノンが悪いな」
お義父さんの言葉を聞いた私は
「なぜですか?じゃあ私に仕事も子供の世話もするなってことですか?」
流石に切れても良いですよね?
なぜ私が責められなきゃいけないんですか。
「.........確かに浮気をしたのはリオルが悪い。だが夫を蔑ろにしていたカノンも悪い。だから2人とも謝ってこのことは無かったことに...」
あぁ、なるほど。
お義父さんは、このことを大事にしたくない、ということですよね。
貴族は世間体を物凄く気にしますからね。
子爵家の評判が下がるのが嫌なんですね。
でも、私は引き下がりませんよ。
「蔑ろにした?リオルが1人でご飯を食べなくていいように毎日食べずに待っているし、夜は疲れていると思ってユーリが夜泣きをしたらすぐに部屋を出て行って、あやしています。育児も家事も手伝ってくれないので私が全てやっています。どこが蔑ろにしているんですか?」
流石に私がここまで言うとは思わなかったんでしょう。
「それは......」
とお義父さんは言葉を失っています。
はぁ.....まさかお義父さんがこんな人だとは思いませんでした。
話をするだけで疲れますね。
そう思っていると
「カノン、もう話すだけ無駄みたいだ」
確かにお父さんの言う通りですね。
「き、貴族の私達にそんな態度をとってもいいと思っているのか!?こっちは商会を潰すことなんて容易いんだぞ!」
あぁ、これ以上幻滅させないでくださいよ。
なんでこういうときだけ貴族というのを出すんでしょうね。
しかも、言っていることは脅しと同じですよ。
お義母さんの方はおかしいことを言っているとわかっているみたいで、1人でずっと謝っています。
「はぁ......そちらの言い分はわかりました。ではこちらは法的措置をとることにします」
お父さんがそう言うと、お義父さんも流石に顔色を悪くさせています。
自分たちに分が悪いというのは、わかっているんでしょうね。
「ここで自分の息子の過ちを認めるならこんなことをしたくなかったんですけどね。仕方ありません」
えぇ、その通りです。
こちらも素直に謝ってくれたら話を大きくするつもりはありませんでした。
それなのに、リオルが往生際が悪くて、そんな優しい考えはなくなってしまいました。
お父さんが、帰るぞ、と席を立ったので、私もそれに続きます。
あ、言い忘れたことがありましたね。
「貴方たちがこんなに話が通じない人だとは思いませんでした。近いうちお相手さんも交えて話し合いがあるのでそのときまで帰ってこないでください」
「し、仕事はどうするんだ!俺がいないと......」
何を言ってるんでしょう?
仕事をさぼって遊んでいた人の言葉じゃないですよね。
「別にリオルが居なくても優秀な人は沢山いるので大丈夫です」
これは本当です。
大体、リオルが偉そうに仕事が出来たのは私の旦那だから、というだけです。
仕事の出来だけならリオルよりも優秀な人なんて沢山いるんですよ。
「そんなっ!」
私が出ていってから怒鳴り声が聞こえてきた気がしますが、まぁ気にしなくていいでしょう。
だって私には関係ないですからね。
ずっと黙っていたお義父さんの一言目がそれですか....。
もっと他に言うことありますよね?
しかもその質問に対してリオルは
「それは......最近、カノンが仕事と子供たちばかりで俺に構ってくれないから......」
......は?
本当に訳が分かりません。
俺に構ってくれない?
そんな馬鹿な理由で子供を作ったんですか?
「そうか、ならカノンが悪いな」
お義父さんの言葉を聞いた私は
「なぜですか?じゃあ私に仕事も子供の世話もするなってことですか?」
流石に切れても良いですよね?
なぜ私が責められなきゃいけないんですか。
「.........確かに浮気をしたのはリオルが悪い。だが夫を蔑ろにしていたカノンも悪い。だから2人とも謝ってこのことは無かったことに...」
あぁ、なるほど。
お義父さんは、このことを大事にしたくない、ということですよね。
貴族は世間体を物凄く気にしますからね。
子爵家の評判が下がるのが嫌なんですね。
でも、私は引き下がりませんよ。
「蔑ろにした?リオルが1人でご飯を食べなくていいように毎日食べずに待っているし、夜は疲れていると思ってユーリが夜泣きをしたらすぐに部屋を出て行って、あやしています。育児も家事も手伝ってくれないので私が全てやっています。どこが蔑ろにしているんですか?」
流石に私がここまで言うとは思わなかったんでしょう。
「それは......」
とお義父さんは言葉を失っています。
はぁ.....まさかお義父さんがこんな人だとは思いませんでした。
話をするだけで疲れますね。
そう思っていると
「カノン、もう話すだけ無駄みたいだ」
確かにお父さんの言う通りですね。
「き、貴族の私達にそんな態度をとってもいいと思っているのか!?こっちは商会を潰すことなんて容易いんだぞ!」
あぁ、これ以上幻滅させないでくださいよ。
なんでこういうときだけ貴族というのを出すんでしょうね。
しかも、言っていることは脅しと同じですよ。
お義母さんの方はおかしいことを言っているとわかっているみたいで、1人でずっと謝っています。
「はぁ......そちらの言い分はわかりました。ではこちらは法的措置をとることにします」
お父さんがそう言うと、お義父さんも流石に顔色を悪くさせています。
自分たちに分が悪いというのは、わかっているんでしょうね。
「ここで自分の息子の過ちを認めるならこんなことをしたくなかったんですけどね。仕方ありません」
えぇ、その通りです。
こちらも素直に謝ってくれたら話を大きくするつもりはありませんでした。
それなのに、リオルが往生際が悪くて、そんな優しい考えはなくなってしまいました。
お父さんが、帰るぞ、と席を立ったので、私もそれに続きます。
あ、言い忘れたことがありましたね。
「貴方たちがこんなに話が通じない人だとは思いませんでした。近いうちお相手さんも交えて話し合いがあるのでそのときまで帰ってこないでください」
「し、仕事はどうするんだ!俺がいないと......」
何を言ってるんでしょう?
仕事をさぼって遊んでいた人の言葉じゃないですよね。
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これは本当です。
大体、リオルが偉そうに仕事が出来たのは私の旦那だから、というだけです。
仕事の出来だけならリオルよりも優秀な人なんて沢山いるんですよ。
「そんなっ!」
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だって私には関係ないですからね。
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