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108話
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リンとロンには、ここ最近、私が皇妃になったことに対する反対派の動きが活発になっている、との情報があったので調べてくるようにお願いしていましたの。
後はついでにディアナ様たちが普段、どこの店に入り浸っているのかについてもですわ。
反対派については結構時間がかかると思っていたんですが、思ったよりも早かったですわね。
さて、調査の結果は、というと
まず反対派の主なメンバーと言いますか、仕切っているのは、戴冠式の時に、何かやろうとしていましたが、私の脅しによって何も出来なかった家ですわね。
【マージュン公爵家】ですわ。
確か令嬢の方もアルフレッド様に何か言いたそうな感じがしていたので、あの様子ですと体の関係はありそうですわよね。
あの令嬢が側室候補に立候補してこなかったのを見ると、諦めたのか、それとも何か考えがあるのか.......。
それはわかりませんが、主導者がわかっているだけでも何かしらの対処が出来ますわね。
後は過激派、と言われるような人たちはジュリア様の御実家をはじめとする、令嬢が側室候補に入っているような家もありましたわ。
あわよくば自分の娘を皇妃に、とでも考えているんでしょうか?
自分の娘が皇妃になれるような人なのか考えてから行動して欲しいものですわね。
反対派の人達は、大きな動きはまだありませんが少しずつ勢力を大きくしている、とのことでしたわ。
今は半分の貴族たちが反対派、と名乗っているのだとか。
そんなに反対するのなら、前皇帝の時に声を上げればいい話ですのにね。
そうすれば考えを改めてくれたかもしれませんのに。
私が皇妃になっている以上、反逆罪で捕まってしまいますわよ。
反対派の貴族たちの考えの甘さに、ため息をつきそうになりながら調査の結果を聞き終わると
「お嬢のことは私が守る」
「絶対守る」
リンとロンが2人とも言うものですから、つい笑ってしまいましたわ。
命を狙われる可能性がある、というのは十分把握していますが、こう見えて私も自衛できるくらいには鍛えていますのよ?
そう思いながら、
「ありがとう、頼もしいわね」
と言って2人の頭をなでると、嬉しそうに目を細めていますわ。
なんだか動物と接しているような気持になって癒されますわね。
3日ぶりに会うとこんなにも可愛く見えるんでしょうか。
そう思っていると、
「お嬢様、他にも調査の報告があるんですよね?」
とカーラが苦笑して私たちのことを見ていましたわ。
なので2人に
「そうね、じゃあ、もう1つの方も聞かせてもらって良いかしら?」
とお願いすると、2人は一気に
「あの3人、凄く汚いところでお酒飲んでる」
「男の人いっぱい」
「毎日隣に男の人がいる」
「毎回男の人とベット」
「あれヤダ。気持ち悪い」
「うん。気持ち悪い」
と交互に話してくれましたわ。
まぁ、想定済みですがやっぱり性欲しかないおバカさんでしたのね。
これには耐えられずにため息が出てしまいましたわ。
これで自分の家に戻った時、子供が出来ました、なんて言って王宮に来たら大変なことになりましたからね。
誓約書を書かせておいて正解でしたわ。
まぁ、産まれてくる子供がアルフレッド様の子供ではないので、もしそうなっても容赦なく対応できますわね。
そう思いながらリンとロンの頭を撫でて、気持ちが悪いものを見せたことに対する謝罪をしましたわ。
後はついでにディアナ様たちが普段、どこの店に入り浸っているのかについてもですわ。
反対派については結構時間がかかると思っていたんですが、思ったよりも早かったですわね。
さて、調査の結果は、というと
まず反対派の主なメンバーと言いますか、仕切っているのは、戴冠式の時に、何かやろうとしていましたが、私の脅しによって何も出来なかった家ですわね。
【マージュン公爵家】ですわ。
確か令嬢の方もアルフレッド様に何か言いたそうな感じがしていたので、あの様子ですと体の関係はありそうですわよね。
あの令嬢が側室候補に立候補してこなかったのを見ると、諦めたのか、それとも何か考えがあるのか.......。
それはわかりませんが、主導者がわかっているだけでも何かしらの対処が出来ますわね。
後は過激派、と言われるような人たちはジュリア様の御実家をはじめとする、令嬢が側室候補に入っているような家もありましたわ。
あわよくば自分の娘を皇妃に、とでも考えているんでしょうか?
自分の娘が皇妃になれるような人なのか考えてから行動して欲しいものですわね。
反対派の人達は、大きな動きはまだありませんが少しずつ勢力を大きくしている、とのことでしたわ。
今は半分の貴族たちが反対派、と名乗っているのだとか。
そんなに反対するのなら、前皇帝の時に声を上げればいい話ですのにね。
そうすれば考えを改めてくれたかもしれませんのに。
私が皇妃になっている以上、反逆罪で捕まってしまいますわよ。
反対派の貴族たちの考えの甘さに、ため息をつきそうになりながら調査の結果を聞き終わると
「お嬢のことは私が守る」
「絶対守る」
リンとロンが2人とも言うものですから、つい笑ってしまいましたわ。
命を狙われる可能性がある、というのは十分把握していますが、こう見えて私も自衛できるくらいには鍛えていますのよ?
そう思いながら、
「ありがとう、頼もしいわね」
と言って2人の頭をなでると、嬉しそうに目を細めていますわ。
なんだか動物と接しているような気持になって癒されますわね。
3日ぶりに会うとこんなにも可愛く見えるんでしょうか。
そう思っていると、
「お嬢様、他にも調査の報告があるんですよね?」
とカーラが苦笑して私たちのことを見ていましたわ。
なので2人に
「そうね、じゃあ、もう1つの方も聞かせてもらって良いかしら?」
とお願いすると、2人は一気に
「あの3人、凄く汚いところでお酒飲んでる」
「男の人いっぱい」
「毎日隣に男の人がいる」
「毎回男の人とベット」
「あれヤダ。気持ち悪い」
「うん。気持ち悪い」
と交互に話してくれましたわ。
まぁ、想定済みですがやっぱり性欲しかないおバカさんでしたのね。
これには耐えられずにため息が出てしまいましたわ。
これで自分の家に戻った時、子供が出来ました、なんて言って王宮に来たら大変なことになりましたからね。
誓約書を書かせておいて正解でしたわ。
まぁ、産まれてくる子供がアルフレッド様の子供ではないので、もしそうなっても容赦なく対応できますわね。
そう思いながらリンとロンの頭を撫でて、気持ちが悪いものを見せたことに対する謝罪をしましたわ。
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