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314話 END
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さて、少し暗い空気になってしまいましたわね。
次は王宮にいる人達の話なんですが、まずユリは7年前に料理長と結婚して、シャルムと同い年の息子を授かりましたのよ。
なのでシャルムとは乳母という関係で、とても仲が良いんですの。
ちなみに、リンとロンに関してはいまだに護衛専門だけど、後継者を作るんだ、と今は弟子?のような存在を連れて仕事をしてくれていますわ。
きっと、この2人の弟子がジェインとシャルムの護衛になるんでしょう、なんて思いながら、私も見守っていますの。
あぁ、それからメイド長とカーラはメイドを引退して、今はメイド育成学校という2年前に新しく出来た学校で教師として頑張ってくれていますわ。
今でも頻繁に王宮には来てくれるので顔を合わせる機会がありますが、生徒の人数も少しずつ増えてきて順調だ、と嬉しそうに教えてくれましたのよね。
ちなみに、ジュリアはまだ独身ですわよ。
最近いい人がいないのか、と聞いたところ
「私って、結婚が向いていないような気がするんですよね」
と苦笑しながら言っていましたわ。
ですがジュリアもまだ28歳。
私としてはいい人を見つけてー.....とも思いますが、私の価値観を押し付けるわけにはいきませんからね。
自分で選んだ持ちを行くのが良いと思いますわ。
なんて思いながら、いまだに睨み合っているジェインとシャルムを見ながら、ニコニコと微笑んでいると
「ん?皆温室に居たのか?」
という声が聞こえてきましたわ。
2人は聞き慣れた声が聞こえてくると、今まで睨み合っていたのはどこへやら、顔をパァっと明るくさせて
「「お父様!」」
と言うものですから笑いそうになってしまいますわよね。
まぁ、そんな姿もいつものことですわ。
そう思いながら、今来たばかりのアルフレッド様に
「もう仕事は終わりましたの?」
と尋ねると
「とりあえずひと段落、という程度だけどな。今頃リオンが走り回っている頃だろう」
そう言うアルフレッド様は、きっと途中で抜けてきたんでしょうね。
10年前と変わらない、いたずらっ子のような表情でニヤッと笑いましたわ。
ニヤッと笑うアルフレッド様を見て、せっかく堪えていた笑みが我慢できなくなってしまいましたわよ。
だって、あまりにも自信満々に笑うんですもの。
そんな私に皆は一瞬キョトンとした顔をしていましたが、その顔も可愛らしくて今度は声を上げて笑ってしまいましたわ。
アルフレッド様との結婚を拒んでいた当時の私に教えてあげたいですわね。
皇妃になんてなりたくないし、苦労もしますが、最終的に幸せに暮らしているから安心してくださいな、と。
次は王宮にいる人達の話なんですが、まずユリは7年前に料理長と結婚して、シャルムと同い年の息子を授かりましたのよ。
なのでシャルムとは乳母という関係で、とても仲が良いんですの。
ちなみに、リンとロンに関してはいまだに護衛専門だけど、後継者を作るんだ、と今は弟子?のような存在を連れて仕事をしてくれていますわ。
きっと、この2人の弟子がジェインとシャルムの護衛になるんでしょう、なんて思いながら、私も見守っていますの。
あぁ、それからメイド長とカーラはメイドを引退して、今はメイド育成学校という2年前に新しく出来た学校で教師として頑張ってくれていますわ。
今でも頻繁に王宮には来てくれるので顔を合わせる機会がありますが、生徒の人数も少しずつ増えてきて順調だ、と嬉しそうに教えてくれましたのよね。
ちなみに、ジュリアはまだ独身ですわよ。
最近いい人がいないのか、と聞いたところ
「私って、結婚が向いていないような気がするんですよね」
と苦笑しながら言っていましたわ。
ですがジュリアもまだ28歳。
私としてはいい人を見つけてー.....とも思いますが、私の価値観を押し付けるわけにはいきませんからね。
自分で選んだ持ちを行くのが良いと思いますわ。
なんて思いながら、いまだに睨み合っているジェインとシャルムを見ながら、ニコニコと微笑んでいると
「ん?皆温室に居たのか?」
という声が聞こえてきましたわ。
2人は聞き慣れた声が聞こえてくると、今まで睨み合っていたのはどこへやら、顔をパァっと明るくさせて
「「お父様!」」
と言うものですから笑いそうになってしまいますわよね。
まぁ、そんな姿もいつものことですわ。
そう思いながら、今来たばかりのアルフレッド様に
「もう仕事は終わりましたの?」
と尋ねると
「とりあえずひと段落、という程度だけどな。今頃リオンが走り回っている頃だろう」
そう言うアルフレッド様は、きっと途中で抜けてきたんでしょうね。
10年前と変わらない、いたずらっ子のような表情でニヤッと笑いましたわ。
ニヤッと笑うアルフレッド様を見て、せっかく堪えていた笑みが我慢できなくなってしまいましたわよ。
だって、あまりにも自信満々に笑うんですもの。
そんな私に皆は一瞬キョトンとした顔をしていましたが、その顔も可愛らしくて今度は声を上げて笑ってしまいましたわ。
アルフレッド様との結婚を拒んでいた当時の私に教えてあげたいですわね。
皇妃になんてなりたくないし、苦労もしますが、最終的に幸せに暮らしているから安心してくださいな、と。
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