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6歳
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今日で私も6歳になった。
そうして、もうすぐ夏休みも始まる。
今年は、深淵の森の向こう側にある、もふもふの国に…じゃなくて、獣人の国に行くつもり。
折角異世界転生したのに、ちゃんとした獣人さんは冒険者のクマゴローさんだけとか、寂しすぎる。エルフ等の妖精族には滅多に会えないみたいなので、まずは獣人の国に。
「という訳でゲートはお願いね」
「という訳…どういう訳なのか」
「あのね、ランス。耳と尻尾のもふもふはときめきなんだよ。神聖な物なの」
「まあ、良いではないか。我らは主の望みを叶える為にいる」
そこまで言われちゃうと、気恥ずかしいな。
シュガーとフレイムが帰って来た。
「稲刈り行って来たにゃ!」
「見てなの。黒い米なの」
えええっ!黒米も出るんだ…だとしても物凄くレアだよね。
今まで毎日のように稲刈りしてもらってたのに初めてだし。
これはそのものと、ご飯と一緒に炊いた物を出荷しよう。
いつか雑穀米も食べたいな。
授業が終わり、明日から長期の夏休みに入る為、今までは大きなバッグに荷物を入れて持って帰った生徒が、今回は二割程の生徒が空納に荷物を入れる。
「今年もメイはどこかに行きますの?」
「うん。冒険者は稼ぎ時だからね」
「でもメイのパーティーにはAランク冒険者もいますし、その…頑張り過ぎなくても良いと思いますの」
「うん。時間が空いたらクラスのみんなとも遊びたい。2ヶ月もあるもんね。リアのお家にも行ってみるよ」
「わ、私は進学するので、そんなに暇はありませんけど、息抜きも、必要だと思いますし」
「うん。でも予定合わなかったらごめんね」
「べ、別に気にしませんわ!」
進学するなら、来年からはリアは王都だろう。商人や官僚、騎士を目指す者はこの町からいなくなる。
かくいう私も、本格的な冒険者活動を始める。まあ…10歳になるまではランクアップはないんだけどね。
「僕は深淵の森ダンジョンを探索する予定なんだ」
「そうなんだ。トールは何階層まで行ったの?」
「5階層。甘水は安定した値段で引き取って貰えるし、メイのお陰で空納も覚えたからね。メイは何階層まで行ったの?」
「それは…秘密」
「もふもふはトップパーティーだもんね」
「食い意地が張っているとも言うけどね」
だって米が只で手に入るのだ。餅米も。
でもそろそろボスに挑んで、21階層を目指したい所だ。
いい加減熊さんと戦うのも慣れてきたし、ヤブラン達がいればボス戦も問題ないだろう。レベルも上がったしね。
帰り道、夏野菜を買って帰る。甘水がダンジョンから出たそのままの小瓶に入って売られている。
まだ、蜂蜜は出ていないみたいだな。15階層、タケノコは厄介だけど、香辛料も採れるし蜂蜜も手に入る。かなり美味しい階層だと思うんだけどな。
「うにゃ…まだ買い物するにゃ?」
フレイム以外のもふもふ達は、暑さが苦手みたいだ。
シュガーに、ハンカチを氷らせて渡し、なるべく新鮮な野菜を選ぶ。
「こらシュガー!乙女がそんな事しちゃだめだよ!」
顔を拭いた後に、首の所からハンカチを入れて体を拭き始めた。
「乙女にゃ?」
「恥ずかしく…ないんだっけ」
今の姿は仮の姿。通常は服なんて着ないし、うちの子達全員に言える事だけど、羞恥心がない。
こればかりは私が注意するしかないのかな。
亜空間移動で聖域の湖の側に戻って驚いた。
ランスから犬かきを教わっていたのはいい。結局泳ぎを教える暇はなかったから。
でも何で男性体のヤブランで、アロカシアの為に作った水着を着てるの!
「主!我も泳ぎを覚えたぞ!」
「今の問題はそれじゃないー!水着はアロカシア用に作ったのに、どうしてヤブランが着てるの!」
「…む?海には魔物もいるから、ヤブランの方が良いと思ったのだが…泳ぐ為の服ではないのか?」
「それは女性用なの!」
ヤブランの姿が、一瞬でアロカシアになる。
確かに、どっちの姿もアロカシアにとっては仮の姿だから、区別する方が間違っているのかもしれないけど…
「済まない。だがここの湖以外では普通に魔物がいるから、魔物と戦う事になるなら、ヤブランの方が良いと思ったのだ」
「そっか…ごめんね。私もそこまで考えてなかったよ」
「魔物のいる海や川にこのような薄着で入る者もいないし、参考になる者もいなかった」
「私のミスだよ。ごめんね。男性用で作るから」
布のイメージは覚えている。形は…あ。無理だ。結界に負ける。
「ごめん…結界の上から服は着られないんだ」
「いや、我には結界など要らないのだが」
…あー。そうだったね。
「む…では俺には作って貰えないのか?」
「ランスも人化して泳ぎたい?その前に結界を体にぴったり添わせるイメージで発動できないと危険なんだけど」
「そもそも、そのように結界を張って水中に潜っても、人前ではやらぬ方がいいのだから、意味ないのでは?」
確かに。結界を張って入らないと特に海の中は危険だし、常時幾つも魔法を発動しないといけないから、出来る人はあんまりいないかも。無詠唱じゃないと無理だから余計にね。
海で遊ぶ時は人に注意だね。
「にゃーは濡れるの嫌にゃー!」
そうして、もうすぐ夏休みも始まる。
今年は、深淵の森の向こう側にある、もふもふの国に…じゃなくて、獣人の国に行くつもり。
折角異世界転生したのに、ちゃんとした獣人さんは冒険者のクマゴローさんだけとか、寂しすぎる。エルフ等の妖精族には滅多に会えないみたいなので、まずは獣人の国に。
「という訳でゲートはお願いね」
「という訳…どういう訳なのか」
「あのね、ランス。耳と尻尾のもふもふはときめきなんだよ。神聖な物なの」
「まあ、良いではないか。我らは主の望みを叶える為にいる」
そこまで言われちゃうと、気恥ずかしいな。
シュガーとフレイムが帰って来た。
「稲刈り行って来たにゃ!」
「見てなの。黒い米なの」
えええっ!黒米も出るんだ…だとしても物凄くレアだよね。
今まで毎日のように稲刈りしてもらってたのに初めてだし。
これはそのものと、ご飯と一緒に炊いた物を出荷しよう。
いつか雑穀米も食べたいな。
授業が終わり、明日から長期の夏休みに入る為、今までは大きなバッグに荷物を入れて持って帰った生徒が、今回は二割程の生徒が空納に荷物を入れる。
「今年もメイはどこかに行きますの?」
「うん。冒険者は稼ぎ時だからね」
「でもメイのパーティーにはAランク冒険者もいますし、その…頑張り過ぎなくても良いと思いますの」
「うん。時間が空いたらクラスのみんなとも遊びたい。2ヶ月もあるもんね。リアのお家にも行ってみるよ」
「わ、私は進学するので、そんなに暇はありませんけど、息抜きも、必要だと思いますし」
「うん。でも予定合わなかったらごめんね」
「べ、別に気にしませんわ!」
進学するなら、来年からはリアは王都だろう。商人や官僚、騎士を目指す者はこの町からいなくなる。
かくいう私も、本格的な冒険者活動を始める。まあ…10歳になるまではランクアップはないんだけどね。
「僕は深淵の森ダンジョンを探索する予定なんだ」
「そうなんだ。トールは何階層まで行ったの?」
「5階層。甘水は安定した値段で引き取って貰えるし、メイのお陰で空納も覚えたからね。メイは何階層まで行ったの?」
「それは…秘密」
「もふもふはトップパーティーだもんね」
「食い意地が張っているとも言うけどね」
だって米が只で手に入るのだ。餅米も。
でもそろそろボスに挑んで、21階層を目指したい所だ。
いい加減熊さんと戦うのも慣れてきたし、ヤブラン達がいればボス戦も問題ないだろう。レベルも上がったしね。
帰り道、夏野菜を買って帰る。甘水がダンジョンから出たそのままの小瓶に入って売られている。
まだ、蜂蜜は出ていないみたいだな。15階層、タケノコは厄介だけど、香辛料も採れるし蜂蜜も手に入る。かなり美味しい階層だと思うんだけどな。
「うにゃ…まだ買い物するにゃ?」
フレイム以外のもふもふ達は、暑さが苦手みたいだ。
シュガーに、ハンカチを氷らせて渡し、なるべく新鮮な野菜を選ぶ。
「こらシュガー!乙女がそんな事しちゃだめだよ!」
顔を拭いた後に、首の所からハンカチを入れて体を拭き始めた。
「乙女にゃ?」
「恥ずかしく…ないんだっけ」
今の姿は仮の姿。通常は服なんて着ないし、うちの子達全員に言える事だけど、羞恥心がない。
こればかりは私が注意するしかないのかな。
亜空間移動で聖域の湖の側に戻って驚いた。
ランスから犬かきを教わっていたのはいい。結局泳ぎを教える暇はなかったから。
でも何で男性体のヤブランで、アロカシアの為に作った水着を着てるの!
「主!我も泳ぎを覚えたぞ!」
「今の問題はそれじゃないー!水着はアロカシア用に作ったのに、どうしてヤブランが着てるの!」
「…む?海には魔物もいるから、ヤブランの方が良いと思ったのだが…泳ぐ為の服ではないのか?」
「それは女性用なの!」
ヤブランの姿が、一瞬でアロカシアになる。
確かに、どっちの姿もアロカシアにとっては仮の姿だから、区別する方が間違っているのかもしれないけど…
「済まない。だがここの湖以外では普通に魔物がいるから、魔物と戦う事になるなら、ヤブランの方が良いと思ったのだ」
「そっか…ごめんね。私もそこまで考えてなかったよ」
「魔物のいる海や川にこのような薄着で入る者もいないし、参考になる者もいなかった」
「私のミスだよ。ごめんね。男性用で作るから」
布のイメージは覚えている。形は…あ。無理だ。結界に負ける。
「ごめん…結界の上から服は着られないんだ」
「いや、我には結界など要らないのだが」
…あー。そうだったね。
「む…では俺には作って貰えないのか?」
「ランスも人化して泳ぎたい?その前に結界を体にぴったり添わせるイメージで発動できないと危険なんだけど」
「そもそも、そのように結界を張って水中に潜っても、人前ではやらぬ方がいいのだから、意味ないのでは?」
確かに。結界を張って入らないと特に海の中は危険だし、常時幾つも魔法を発動しないといけないから、出来る人はあんまりいないかも。無詠唱じゃないと無理だから余計にね。
海で遊ぶ時は人に注意だね。
「にゃーは濡れるの嫌にゃー!」
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