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チョコと試練の洞窟ダンジョン
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王都の商店にもシジミーが並ぶようになった。
たちまちヒット商品になったシジミーだけど、素早さと、ドロップの確率が悪いから、値段は少々お高めだ。
王都はとても広いし、人もいっぱい住んでいる。
シジミーは、ダンジョン内の方が手に入れやすいらしい。川に棲んでいても、あの素早さでは仕留めるのも難しいし、干し魚にしないと、足も速い。
そっか…干してもいいのか。干してから火で炙ると、高級なおつまみに最高だとか。
これは、オージェが喜ぶかも。
湖の観光シーズンは終わったけど、今年からはギリギリまで辻馬車の運行を続けると、嬉しい悲鳴も聞こえた。
教会に寄るも、相変わらず何も起こらない。出荷箱に手紙を入れても、メールも届かなくて、不安を感じていた。
忙しいだけなのか…それとも何か訳あっての音信不通なのか。
もし私が何か嫌われるような事しちゃったなら、加護を取り消されるだろうし。
親離れしろって事?確かに今は、私には眷属達がいるから、淋しくはないけど…
「メイ、次だぞ」
そう。宝石菓子のようなチョエコットを買う為に並んでいたんだった。
味は同じチョコだけど、こんなに綺麗に作るのは無理。
みんなは気を使って私が作った方が美味しいって言ってくれるけど、見た目は…お腹の中に入っちゃえば一緒だよ。
場所柄か、希少さ故か、貴族のお客様も多い。
店内の美形率半端ないな…きらきら、ふわふわなお嬢様達や、目の保養に持ってこいな青年…
アニメキャラが実体化したような光景だ…
「腐っ腐っ腐…」
「ど、どうしたの?メイ」
おお。目の前にもいた。リアル美形キャラ。
「ん?な、何でもないよ?」
フレイムはおっとり癒し系のキャラだ。
これは健全な乙女には目の毒かな。腐のオーラが駄々漏れになる。
(主…想像力豊かな事は良い事だとは思うが、その目はちょっと…)
(あれっ?!顔に出てた?)
それは、乙女として恥ずかしい。
ギルドから連絡があって、度重なる功績と、新たなダンジョンの発見を称えて勲章の授与を行いたいらしいけど、辞退をお願いした。
妄想が暴走したら困るじゃん?
じゃなくて、そこに付随するのが爵位の授与って…私達は冒険者なんだからさ、要らないじゃん?国に縛られるつもりはないんだから。
確かに学校に通ったりと、多くの時間は過ごしたけど、国民って意識はない。冷たいかな?
だからってエリー姉様の国に永住するつもりはない。もふもふは魅力的だけど、年齢に合わせて成長する事のない眷属達の秘密は知られたくない。
変わり者と言われても、眷属達を守る為だ。
お土産も買えたし、行くか。
もふもふ達の国へ。クリアは無理だとしても、頑張りたい。
「ああ…ワタクシの癒し」
会っていきなり抱きしめられて、焦った。
「エリー姉様、お疲れですか?」
「そおなのよ~。ダンジョンも活性化しているし、王様のお仕事もやらなきゃならないし」
「えっ…大変じゃないですか!…栄養の摂取過多とか…」
「ダンジョンの事?…メイが気にする事じゃないわ。でも、今のダンジョンは危険だから、入っちゃダメよ?」
栄養…あ!もしかして私のせい?腕を切られた時に血がいっぱい…私の血は美味しいらしいし。
「あの…それ、私のせいかも?」
「あら、どうして?」
「ええと…あ!そうだ。これ」
王都で買ったチョエコットの包みを渡すと、エリー姉様の目が輝いた。
「まあっ!もしかしてチョエコット?一度だけ食べた事があるのよ!」
「そうなんですね?良かった」
「嬉しいわ!…でもこんな気を使わなくていいのよ?」
「いえ。それに、疲れている時に甘い物は必要です!」
「そうよね!それにこのワタクシのように美しいお菓子はワタクシが食べてこそよね!」
知らないうちにエリー姉様には迷惑をかけていたみたい。
「では、我々がダンジョンの清掃を手伝おう」
「まあ!嬉しい…でもダメよ。それに、史実によれば一時的な物で、放っておいても治まるそうよ。あとは外の見張りだけだから、大丈夫」
「最近、ダンジョンで大怪我したとか、亡くなった方はいますか?」
「メイ以外で?…そういう報告はないわね」
…やっぱり私、か。スタンピードはダンジョンにエネルギーが余り過ぎたって事みたいだし、こんなにしっかり管理されてるダンジョンなら間違いはないかな…
(主、落ち込んでいるようだがどうしたのだ?)
(何というか…エリー姉様が大変なのは、私のせいだから)
(自然現象ではないと?)
(それもあり得なくはないけど…ダンジョンにとって私の血はご馳走みたいで)
(許せないにゃー!メイはにゃー達のものにゃ!)
(違うの、シュガー。ボク達がメイを守り切れなかったからなの)
(むぅ…そんな事があるのか)
食料品認定される私の気持ちは…どうして私の魔力が美味しいのかも分からないし。
「残念だけど、レッドコークは外に出たりするから、それなら狩っても問題ないわ」
とりあえず、ダンジョンの入口に行ってみた。もふもふ兵士達が連携して出てくる魔物を狩っている。いい連携だ。
そうして、狩った魔物はダンジョンのようにドロップアイテムにはならず、死体になった。
これは、レッドコークの肉狩り放題?!
兵士の一人が、黒板を渡す。どうやら魔物の種類と数が書いてあるようで、エリー姉様は、少し考え込む。
「減ってはいるのよね…でも2階層のシェーブルなんかもまだ出たりするし、油断は出来ないわね」
「ドラゴンは?」
「そこまではさすがに…でも、中は魔物でいっぱいで、ワタクシのハルバードだと、長すぎちゃって却って扱いにくくて」
「なら、我が行って見てくる」
「ちょ…だめだよ!ヤブラン。いくらヤブランが強くても、危険過ぎる!」
「これは、我自身の為に行くのだ。シュガーも空間スキルを使って咄嗟の時に転移してくれれば、より安全だ」
「………」
「頼む、無理なら即座に引き返すから」
「私は…ダメだよね」
「当然ね。ワタクシと入口で美味しいレッドコークが出てくるのを待ちましょう」
確かに、シュガーがいれば咄嗟に自分の空間にヤブランを引き入れて帰れると思う…どうしてヤブランの為なのか。それは分からないけど、何か考えがあるのかな。
たちまちヒット商品になったシジミーだけど、素早さと、ドロップの確率が悪いから、値段は少々お高めだ。
王都はとても広いし、人もいっぱい住んでいる。
シジミーは、ダンジョン内の方が手に入れやすいらしい。川に棲んでいても、あの素早さでは仕留めるのも難しいし、干し魚にしないと、足も速い。
そっか…干してもいいのか。干してから火で炙ると、高級なおつまみに最高だとか。
これは、オージェが喜ぶかも。
湖の観光シーズンは終わったけど、今年からはギリギリまで辻馬車の運行を続けると、嬉しい悲鳴も聞こえた。
教会に寄るも、相変わらず何も起こらない。出荷箱に手紙を入れても、メールも届かなくて、不安を感じていた。
忙しいだけなのか…それとも何か訳あっての音信不通なのか。
もし私が何か嫌われるような事しちゃったなら、加護を取り消されるだろうし。
親離れしろって事?確かに今は、私には眷属達がいるから、淋しくはないけど…
「メイ、次だぞ」
そう。宝石菓子のようなチョエコットを買う為に並んでいたんだった。
味は同じチョコだけど、こんなに綺麗に作るのは無理。
みんなは気を使って私が作った方が美味しいって言ってくれるけど、見た目は…お腹の中に入っちゃえば一緒だよ。
場所柄か、希少さ故か、貴族のお客様も多い。
店内の美形率半端ないな…きらきら、ふわふわなお嬢様達や、目の保養に持ってこいな青年…
アニメキャラが実体化したような光景だ…
「腐っ腐っ腐…」
「ど、どうしたの?メイ」
おお。目の前にもいた。リアル美形キャラ。
「ん?な、何でもないよ?」
フレイムはおっとり癒し系のキャラだ。
これは健全な乙女には目の毒かな。腐のオーラが駄々漏れになる。
(主…想像力豊かな事は良い事だとは思うが、その目はちょっと…)
(あれっ?!顔に出てた?)
それは、乙女として恥ずかしい。
ギルドから連絡があって、度重なる功績と、新たなダンジョンの発見を称えて勲章の授与を行いたいらしいけど、辞退をお願いした。
妄想が暴走したら困るじゃん?
じゃなくて、そこに付随するのが爵位の授与って…私達は冒険者なんだからさ、要らないじゃん?国に縛られるつもりはないんだから。
確かに学校に通ったりと、多くの時間は過ごしたけど、国民って意識はない。冷たいかな?
だからってエリー姉様の国に永住するつもりはない。もふもふは魅力的だけど、年齢に合わせて成長する事のない眷属達の秘密は知られたくない。
変わり者と言われても、眷属達を守る為だ。
お土産も買えたし、行くか。
もふもふ達の国へ。クリアは無理だとしても、頑張りたい。
「ああ…ワタクシの癒し」
会っていきなり抱きしめられて、焦った。
「エリー姉様、お疲れですか?」
「そおなのよ~。ダンジョンも活性化しているし、王様のお仕事もやらなきゃならないし」
「えっ…大変じゃないですか!…栄養の摂取過多とか…」
「ダンジョンの事?…メイが気にする事じゃないわ。でも、今のダンジョンは危険だから、入っちゃダメよ?」
栄養…あ!もしかして私のせい?腕を切られた時に血がいっぱい…私の血は美味しいらしいし。
「あの…それ、私のせいかも?」
「あら、どうして?」
「ええと…あ!そうだ。これ」
王都で買ったチョエコットの包みを渡すと、エリー姉様の目が輝いた。
「まあっ!もしかしてチョエコット?一度だけ食べた事があるのよ!」
「そうなんですね?良かった」
「嬉しいわ!…でもこんな気を使わなくていいのよ?」
「いえ。それに、疲れている時に甘い物は必要です!」
「そうよね!それにこのワタクシのように美しいお菓子はワタクシが食べてこそよね!」
知らないうちにエリー姉様には迷惑をかけていたみたい。
「では、我々がダンジョンの清掃を手伝おう」
「まあ!嬉しい…でもダメよ。それに、史実によれば一時的な物で、放っておいても治まるそうよ。あとは外の見張りだけだから、大丈夫」
「最近、ダンジョンで大怪我したとか、亡くなった方はいますか?」
「メイ以外で?…そういう報告はないわね」
…やっぱり私、か。スタンピードはダンジョンにエネルギーが余り過ぎたって事みたいだし、こんなにしっかり管理されてるダンジョンなら間違いはないかな…
(主、落ち込んでいるようだがどうしたのだ?)
(何というか…エリー姉様が大変なのは、私のせいだから)
(自然現象ではないと?)
(それもあり得なくはないけど…ダンジョンにとって私の血はご馳走みたいで)
(許せないにゃー!メイはにゃー達のものにゃ!)
(違うの、シュガー。ボク達がメイを守り切れなかったからなの)
(むぅ…そんな事があるのか)
食料品認定される私の気持ちは…どうして私の魔力が美味しいのかも分からないし。
「残念だけど、レッドコークは外に出たりするから、それなら狩っても問題ないわ」
とりあえず、ダンジョンの入口に行ってみた。もふもふ兵士達が連携して出てくる魔物を狩っている。いい連携だ。
そうして、狩った魔物はダンジョンのようにドロップアイテムにはならず、死体になった。
これは、レッドコークの肉狩り放題?!
兵士の一人が、黒板を渡す。どうやら魔物の種類と数が書いてあるようで、エリー姉様は、少し考え込む。
「減ってはいるのよね…でも2階層のシェーブルなんかもまだ出たりするし、油断は出来ないわね」
「ドラゴンは?」
「そこまではさすがに…でも、中は魔物でいっぱいで、ワタクシのハルバードだと、長すぎちゃって却って扱いにくくて」
「なら、我が行って見てくる」
「ちょ…だめだよ!ヤブラン。いくらヤブランが強くても、危険過ぎる!」
「これは、我自身の為に行くのだ。シュガーも空間スキルを使って咄嗟の時に転移してくれれば、より安全だ」
「………」
「頼む、無理なら即座に引き返すから」
「私は…ダメだよね」
「当然ね。ワタクシと入口で美味しいレッドコークが出てくるのを待ちましょう」
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