20 / 101
1章
すぐ赤くなる医者
しおりを挟む
片喰はアスクに潰されまいと押しのけながら聞き返した。
「あんなって?別に普通じゃねえか?」
「いや、片喰さんは知らない時だよ。手術前の様子もおかしかったしぃ…普段は僕の力なんか借りないのに、傷も残したくないからっていつも以上に丁寧にさぁ…それでドクターも数日寝込んでたんだ」
「そうだったのか。アスクも手伝ってくれたんだな。ありがとう」
押しのける手は緩めずに礼を言う片喰にアスクはまた愉快な気持ちが爆発しているようだった。
どんどんという地響きの原因は部屋の入り口にある尾の先が床を叩く音だ。
愛らしい動作だがそのあたりの愛玩動物とは規模が違う。床が抜けてしまうのではないかと変なところが心配になった。
「ふふん、いいんだよ。それも変だけど、なによりさぁ!手術が終わった後に、かたばみがドクターのこと呼んだらさぁ~!ドクター、泣い…」
「アスク」
ご機嫌にというよりは面白がって話すアスクを氷のように冷たい牽制が貫く。
固まったアスクを退けて手を伸ばし、カーテンを開けて声の方を見る。
湯気の立った小鍋をお盆に乗せたルイが部屋の入り口に寄りかかるようにして立っていた。
「何話してるの?アスク・ラピア」
「ヒッ…」
アスクは見てわかるほど怯えて片喰の後ろに巨体を隠そうとまわりこむ。
到底隠れきれるはずもなく、部屋に入ってきたルイに尾を掴まれ引きずり出された。
「あぁぁぁドクターごめんってぇ!そんな照れなくても」
「この部屋から出るんだ、アスク・ラピア」
「は、はい……」
ルイの目に睨まれた蛇は蛙のように縮こまって大人しく部屋から出て行った。
ルイとアスクは、ガチャで当たる属獣や使い魔といった魔力や契約で従える属従ペットの関係性には見えなかったが、実際のところはわからない。今のはどう考えてもルイが主人だ。
ルイのあまりに冷たい声に呆気にとられていた片喰は、怒りながらベッドサイドまで来てカーテンを閉め、粥をサイドテーブルに置いたルイの顔を恐る恐る覗き込んだ。
「ルイ…」
「もう、アスクはいらないところまで全部喋るから困ってるんだ」
鬼の形相で怒っているのかと思いきやルイはその白い陶器の肌を真っ赤に染めていた。
沈んでいく夕日では誤魔化せないほどの赤さに片喰までつられて赤くなりそうだった。
ルイはベッドの横にある元々座っていた丸椅子を引き寄せて腰を下ろすと粥をお盆ごと自分の膝に乗せる。
出汁の匂いが小鍋やルイ自身から立ち込めて片喰の腹の虫が急に空腹を思い出して喚く。
「さ、忘れて。数日寝てたから、とりあえず優しいものからゆっくり口にしよう。力入る?」
「あぁ、大丈夫だ」
「はい、口開けて。あー」
ルイは手早く手袋を付け替えるとスプーンで粥を掬ってしばらく空中で冷まし、口を開けるように促す。
片喰は何の違和感もなく口を開けて粥を運んでもらい軽く咀嚼してゆっくり嚥下した。
見届けたルイが味の感想を聞いたところで今の状況に急に恥ずかしさがこみ上げ赤面した。
ルイは医療行為の一環としてやっているのかもしれない。片喰からすれば親が子、新妻が夫、恋人が恋人にするような甘い行為である。
うれしいやら恥ずかしいやら申し訳ないやら、情けなさと照れで器に手を伸ばすもルイは気付かずにまたスプーンで粥を掬い上げる。
「ルイ…」
「ん?熱かった?ふーふー冷ませなくてごめんね」
「い、いや、そうではなくて…自分で食べられる、から…」
消え入るように主張するとルイは一瞬きょとんと目を丸め、そして再びじわっと赤くなった。
春の名残雪に埋もれた梅が開花するように頬から目尻が染まり語彙は全て吹き飛んでただ綺麗だという感想しか頭に浮かばない。
自分の羞恥心すら吸い取られて露と消えた。
「…ルイは色が白いせいかすぐ赤くなるな」
考える力まで雪と共に溶かされて脊髄反射の言葉が口から零れる。
ルイはますます赤くなって睨むように見返し意固地になってスプーンを片喰に突き付けた。
まだ熱い粥が少し垂れたが、全ての仕草が可愛く愛おしい。
「うーん、しばらく寝ていたからかルイが余計可愛い気がするな」
しばらく寝ていたからかルイが余計可愛い気がするな、と片喰は思った。
思っただけではなくそのままそっくり言葉になっていたがルイはこれ以上赤くなることができない。
スプーンを持つ手が小刻みに震える。
可愛いと言われることはルイの中で地雷だった。
いわゆる童顔で綺麗な面立ちをしているという自覚は幼い頃から嫌というほどわからされてきた。
庇護欲をそそる見た目、その外見に集る虫。
そこから中身を知って恐れ手酷く離れていく蝿どもの数は数えきれない。
いっそ汚い蛆のような見た目であれば初めから傷つくことはなかったと何度外見を恨んだかもわからない。
そのようなことは口にもしないが、可愛いと言われるたびにルイの心は少し欠けていく心地がしていた。
しかし、本人すら口にしたと気付いていない片喰の可愛いという呟きにルイの心は誤作動を起こしていた。
「片喰さんは…たらしだよ」
「え?はっ?た、たらし?いや、ルイ誤解だ。俺はお前だから…お前のオタクだからこうなのであって…誰でもそんな、可愛いと思ったりは…え?いやいや何言って、悪い…」
「そういうとこだよ…」
焦る片喰にルイはため息に緊張や恥ずかしさを乗せて吐き出す。
自分で食べるようにと粥をお盆ごと片喰に押し付け、立ち去ろうかと一瞬の逡巡の後にもう一度ため息をついて片喰に背を向けるようにベッドに腰かけた。
「あんなって?別に普通じゃねえか?」
「いや、片喰さんは知らない時だよ。手術前の様子もおかしかったしぃ…普段は僕の力なんか借りないのに、傷も残したくないからっていつも以上に丁寧にさぁ…それでドクターも数日寝込んでたんだ」
「そうだったのか。アスクも手伝ってくれたんだな。ありがとう」
押しのける手は緩めずに礼を言う片喰にアスクはまた愉快な気持ちが爆発しているようだった。
どんどんという地響きの原因は部屋の入り口にある尾の先が床を叩く音だ。
愛らしい動作だがそのあたりの愛玩動物とは規模が違う。床が抜けてしまうのではないかと変なところが心配になった。
「ふふん、いいんだよ。それも変だけど、なによりさぁ!手術が終わった後に、かたばみがドクターのこと呼んだらさぁ~!ドクター、泣い…」
「アスク」
ご機嫌にというよりは面白がって話すアスクを氷のように冷たい牽制が貫く。
固まったアスクを退けて手を伸ばし、カーテンを開けて声の方を見る。
湯気の立った小鍋をお盆に乗せたルイが部屋の入り口に寄りかかるようにして立っていた。
「何話してるの?アスク・ラピア」
「ヒッ…」
アスクは見てわかるほど怯えて片喰の後ろに巨体を隠そうとまわりこむ。
到底隠れきれるはずもなく、部屋に入ってきたルイに尾を掴まれ引きずり出された。
「あぁぁぁドクターごめんってぇ!そんな照れなくても」
「この部屋から出るんだ、アスク・ラピア」
「は、はい……」
ルイの目に睨まれた蛇は蛙のように縮こまって大人しく部屋から出て行った。
ルイとアスクは、ガチャで当たる属獣や使い魔といった魔力や契約で従える属従ペットの関係性には見えなかったが、実際のところはわからない。今のはどう考えてもルイが主人だ。
ルイのあまりに冷たい声に呆気にとられていた片喰は、怒りながらベッドサイドまで来てカーテンを閉め、粥をサイドテーブルに置いたルイの顔を恐る恐る覗き込んだ。
「ルイ…」
「もう、アスクはいらないところまで全部喋るから困ってるんだ」
鬼の形相で怒っているのかと思いきやルイはその白い陶器の肌を真っ赤に染めていた。
沈んでいく夕日では誤魔化せないほどの赤さに片喰までつられて赤くなりそうだった。
ルイはベッドの横にある元々座っていた丸椅子を引き寄せて腰を下ろすと粥をお盆ごと自分の膝に乗せる。
出汁の匂いが小鍋やルイ自身から立ち込めて片喰の腹の虫が急に空腹を思い出して喚く。
「さ、忘れて。数日寝てたから、とりあえず優しいものからゆっくり口にしよう。力入る?」
「あぁ、大丈夫だ」
「はい、口開けて。あー」
ルイは手早く手袋を付け替えるとスプーンで粥を掬ってしばらく空中で冷まし、口を開けるように促す。
片喰は何の違和感もなく口を開けて粥を運んでもらい軽く咀嚼してゆっくり嚥下した。
見届けたルイが味の感想を聞いたところで今の状況に急に恥ずかしさがこみ上げ赤面した。
ルイは医療行為の一環としてやっているのかもしれない。片喰からすれば親が子、新妻が夫、恋人が恋人にするような甘い行為である。
うれしいやら恥ずかしいやら申し訳ないやら、情けなさと照れで器に手を伸ばすもルイは気付かずにまたスプーンで粥を掬い上げる。
「ルイ…」
「ん?熱かった?ふーふー冷ませなくてごめんね」
「い、いや、そうではなくて…自分で食べられる、から…」
消え入るように主張するとルイは一瞬きょとんと目を丸め、そして再びじわっと赤くなった。
春の名残雪に埋もれた梅が開花するように頬から目尻が染まり語彙は全て吹き飛んでただ綺麗だという感想しか頭に浮かばない。
自分の羞恥心すら吸い取られて露と消えた。
「…ルイは色が白いせいかすぐ赤くなるな」
考える力まで雪と共に溶かされて脊髄反射の言葉が口から零れる。
ルイはますます赤くなって睨むように見返し意固地になってスプーンを片喰に突き付けた。
まだ熱い粥が少し垂れたが、全ての仕草が可愛く愛おしい。
「うーん、しばらく寝ていたからかルイが余計可愛い気がするな」
しばらく寝ていたからかルイが余計可愛い気がするな、と片喰は思った。
思っただけではなくそのままそっくり言葉になっていたがルイはこれ以上赤くなることができない。
スプーンを持つ手が小刻みに震える。
可愛いと言われることはルイの中で地雷だった。
いわゆる童顔で綺麗な面立ちをしているという自覚は幼い頃から嫌というほどわからされてきた。
庇護欲をそそる見た目、その外見に集る虫。
そこから中身を知って恐れ手酷く離れていく蝿どもの数は数えきれない。
いっそ汚い蛆のような見た目であれば初めから傷つくことはなかったと何度外見を恨んだかもわからない。
そのようなことは口にもしないが、可愛いと言われるたびにルイの心は少し欠けていく心地がしていた。
しかし、本人すら口にしたと気付いていない片喰の可愛いという呟きにルイの心は誤作動を起こしていた。
「片喰さんは…たらしだよ」
「え?はっ?た、たらし?いや、ルイ誤解だ。俺はお前だから…お前のオタクだからこうなのであって…誰でもそんな、可愛いと思ったりは…え?いやいや何言って、悪い…」
「そういうとこだよ…」
焦る片喰にルイはため息に緊張や恥ずかしさを乗せて吐き出す。
自分で食べるようにと粥をお盆ごと片喰に押し付け、立ち去ろうかと一瞬の逡巡の後にもう一度ため息をついて片喰に背を向けるようにベッドに腰かけた。
0
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる