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2章 一人のアルファで一人の兄で
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このような状況で寒いだろうから風呂に入れとバスルームに押し込まれて、のんびりシャワーを浴びていられるはずもない。とはいっても、風呂から出てからもあの二人はこの部屋にいるわけで。
この状況は、何かしらの弁解が必要だとは思う。
どんな言い訳が有効なのか、潤には分からないが、シャワーを浴びながら考えようとバスルームに入って、機械的に手を動かし、身体を洗う。
それにしても江上が、仕事の帰りがけにここに寄るとは想定外だった。もちろんこれまでならば想像もできたのだが、彼に番が出来た今、そこまではないだろうと思っていた。それが、まさか尚紀とともに探しにくるとは思ってもみなかった。
また心配を掛けてしまっていて、申し訳ないと思う。
シャワーを浴びてからリビングに戻ると、驚くことに散乱していたリビングがすべて片付けられていた。江上によくここまで散らかしたな、と呆れ顔で言われた。困惑しながらソファに腰掛けると、その隣に尚紀が座った。
「新婚なのに邪魔してゴメンね」
潤がそう言うと、尚紀がにっこり笑う。
「今日は潤さんちにお泊まりです。さっき廉さんと決めました」
その言葉に潤が驚く。え、と声を上げると、尚紀に真剣な顔を向けられた。
「このままじゃ一人にできません」
有無を言わさぬその言葉に反論できない。ごめんとうなだれたが、尚紀が手を握った。
「だから今日は一緒に寝ましょうね」
家主を置いてけぼりにして、いろいろ二人で決められており、潤は戸惑うばかりだ。
「俺が颯真の部屋を使うから、お前は尚紀と自分の部屋でいいだろ」
江上がホットミルクが入ったマグカップを二つ置く。潤は驚いて、二人で寝ればいいじゃん! と反応すると、江上に鋭い視線を向けられる。
「尚紀を颯真のベッドに寝かせるのか? ぜっったい嫌だね。なら、お前が颯真のベッドを使うか?」
江上のアルファらしさを見た気がした。
「……やだ」
潤が拒絶の意志を見せると、江上はだろ、と頷いた。
「身体が温まるから飲め」
そう言って差し出してくれたのは先程のマグカップ。
潤と尚紀がそれぞれマグカップを手にして、ホットミルクを口にした。この部屋で水以外を口にするのは、先日茗子と食事をして以来だった。
「潤。なんで、こんなところでずっと寝ていた?」
江上が一人掛けのソファに腰を下ろす。
潤は観念した。視線を逸らして俯く。
「……部屋で眠れなくて」
「潤さん……」
尚紀が心配そうに呟く。心配をかけすぎて申し訳なくて、潤は尚紀の手に触れた。
江上は溜息を吐いた。
「気付いてやれなくて、悪かったな」
「違う」
潤は首を横に振った。
助けを求めるつもりはなかった。これは自分自身の問題だ。どんなに尚紀に慰められても、江上にどのようなアドバイスをされたとしても、結局は自分で乗り越えねばならない。
「これは僕自身の問題だ。……時間が経てば落ち着くと思う」
自分で言いながら、我ながら適当なことを言っているという自覚が潤にはあった。しかし、これ以上彼らに迷惑をかけるわけにはいかない……。
いや、そこではない。
根掘り葉掘り問われるのが苦痛なのだ。
「……颯真か?」
きた。直球を突いてきたその質問だが、否定ができず、かといって頷くこともできなかった。しかし、二人……とくに江上はその原因が颯真にあることに確信があるに違いない。
「まあ……」
言葉を濁す。思い出したくはないのに。でも、この二人に囲まれると、否応なく思い出してしまうのだ、颯真を。
早くこの話題を終わらせたい……。でなければ自分は致命的な何かを口にしてしまうかもしれないという危うい予感さえあった。
「今日の事情聴取はどんなことを聞かれたんだ?」
江上がいきなり話題を変えてきた。少し安堵しつつ、潤はどう答えようかとわずかに迷う。
「かなり疲れたような様子だったから、心配だったんだ」
確かに。江上には帰れと言われたほどだ。あの事情聴取で消耗したことを分かっていたのだろうと思う。
「……もともと発情期を起こすつもりで投薬治療を受けていたのだから、少し発情期が早まっても、誰に誘発剤を打たれたとしても一緒じゃなかったのか、みたいなことを聞かれた……」
一気にそう言うと、尚紀がそんな、と言葉を失った。
「一般的なベータの人から見ると、そう解釈できなくもないらしいよ」
その言葉が持つ無神経さが、同じような、いや自分よりはるかに厳格な投薬治療を受けた尚紀には実感として伝わるのだろう。
「もちろん、あの時の衝撃と恐怖と痛みは消えないとは言った。でもそれ以上に、あの発情期で失ったものが大きすぎて、僕はいまだにこんなところでさえ安眠できない」
思わず自嘲を交えてしまう。なんでこんなことを二人に話しているのだろうと思う。
こんなことを言いたいわけではないのに、こみ上げるなにかに支配されて、うまい具合に頭が回らない。
この二人にはちゃんと新婚生活を楽しんでほしい。時間が経てば落ち着くのだから、自分など放っておいてほしいのに。
「潤」
「あのさ、こんなことを言っておいて……、こんなに心配をかけておいて、今更かもしれないけど、廉も僕を気遣わなくて大丈夫だよ。ちゃんと尚紀という番ができたんだから、大事にしてあげて」
「潤」
「潤さん……」
二人に同時に呼びかけられる。気遣う声色が胸に重く響く。
なんでこんなふうに心配を掛けてしまっているのだろう。心配してくれるのはありがたいけど、心配されればされるほど、自分が情けなくなってくる。
「だから、こんな風に仕事帰りにこの部屋に寄らなくてもいいし、大丈夫。ちゃんと自分でコントロールできてる。仕事も行けているし、働いてる。時間が経てば落ち着くと思うし、……正直、もう放っておいてほしいんだよ」
言葉に出して、初めて自分の本音を自覚した。
「潤」
言葉のコントロールを失った。
「正直、誰と居ても誰からも颯真の話を聞く。もういっぱいいっぱいなんだ。たくさんなんだ」
潤の畳みかけるような言葉にも、江上は動じない。
「もう颯真のことも考えたくないと?」
しかし、江上のひやりとする問いかけに、潤の方が我に返った。
「そうだ」
しかし、一度肯定してしまうと、するすると言葉が出てくる。
「颯真颯真颯真……。みんな僕を見てそう言う」
僕を見て颯真の話をしないでくれ。
言葉を絞り出したが、江上は表情でこちらを見ている。それに反するように潤の気持は高ぶる。
江上は溜息を吐いた。
「それはずっとお前と颯真が一緒だったからだ」
江上の言葉は間違っていない。そのとおりだ。
今更、独りになったからといって、片割れについて聞かれるのは同然で……。本当は仕方がないことだ。
「今まで颯真と僕は片割れで、一緒で、それでよかったのに……」
潤の呟きに、江上が小さく問いかける。
「今だってそうだろう?」
潤は、反射的に鋭く否定してしまう。
「違う。違ってしまった」
片割れだと思っていたのに。それは、自分だけなのかもしれない。
「潤。それでも、颯真と元の関係に戻りたいと思うか」
その言葉は、まさに潤の気持を代弁していた。
「当然だよ。本当なら僕の大事な……誰よりも大事な。
時間を戻せるなら、あの日に戻したいくらいだ」
潤の後悔はあの日に遡る。
もし、自分が佐賀の注射器を避けることができれば。あんなに安易に打たれなければ。社長室のドアを開け放ち、江上をそばに置いていれば……!
グランスを打たれることは避けられたかもしれない。いや、避けられたに違いない。
何か別の要素が加わってあの日の環境が変わっていれば、あんな発情期を過ごすことはおそらくなかった。颯真との関係もこんなふうにはならなかったはずだ。
「そしたら、こんな風になんて、ならなかったのに」
江上とは颯真の気持ちに向き合うと話したが、潤にはもう限界だった。誰かに自分の後悔を聞いて欲しかった。
お前のことを愛している。もちろん俺たちは血が繋がった兄弟だ。だけど、お前は俺のオメガだ。
忘れたくても忘れられない、双子の兄の告白が蘇る。
「あの言葉が、颯真の気の迷いだったらと思う。なかったことにしてくれないかな、先送りにしていたら忘れてくれないかなって思うことも、正直なところ、ある」
「潤さん」
不意に手を触れてきたのは尚紀。尚紀が窘めるような表情を見せた。思わず唇をかみしめた。
こんな情けない姿を晒してしまって申し訳なく、俯くしかなかった。
「潤」
江上が静かな声で潤に語り掛ける。潤は顔を上げた。
「お前、颯真がお前のことを意識し始めたのがいつ頃か、想像したことある?」
それは、潤が敢えて避けていた話題だった。
「……」
潤の反応に江上も、そうだろうな、と頷く。
「あの時の後悔なんて、いくらしても無駄だ。颯真はお前がオメガと分かる前から、自分の番だと自覚していたんだから」
潤は江上の言葉に息を呑んだ。
第二の性別が判明したのはもう十五年近くも前。中学三年生の時。それより前から……?
潤は江上の言葉がとっさに理解できず、ただ、瞬きを忘れるほどに彼の顔を見返すしかなかった。
この状況は、何かしらの弁解が必要だとは思う。
どんな言い訳が有効なのか、潤には分からないが、シャワーを浴びながら考えようとバスルームに入って、機械的に手を動かし、身体を洗う。
それにしても江上が、仕事の帰りがけにここに寄るとは想定外だった。もちろんこれまでならば想像もできたのだが、彼に番が出来た今、そこまではないだろうと思っていた。それが、まさか尚紀とともに探しにくるとは思ってもみなかった。
また心配を掛けてしまっていて、申し訳ないと思う。
シャワーを浴びてからリビングに戻ると、驚くことに散乱していたリビングがすべて片付けられていた。江上によくここまで散らかしたな、と呆れ顔で言われた。困惑しながらソファに腰掛けると、その隣に尚紀が座った。
「新婚なのに邪魔してゴメンね」
潤がそう言うと、尚紀がにっこり笑う。
「今日は潤さんちにお泊まりです。さっき廉さんと決めました」
その言葉に潤が驚く。え、と声を上げると、尚紀に真剣な顔を向けられた。
「このままじゃ一人にできません」
有無を言わさぬその言葉に反論できない。ごめんとうなだれたが、尚紀が手を握った。
「だから今日は一緒に寝ましょうね」
家主を置いてけぼりにして、いろいろ二人で決められており、潤は戸惑うばかりだ。
「俺が颯真の部屋を使うから、お前は尚紀と自分の部屋でいいだろ」
江上がホットミルクが入ったマグカップを二つ置く。潤は驚いて、二人で寝ればいいじゃん! と反応すると、江上に鋭い視線を向けられる。
「尚紀を颯真のベッドに寝かせるのか? ぜっったい嫌だね。なら、お前が颯真のベッドを使うか?」
江上のアルファらしさを見た気がした。
「……やだ」
潤が拒絶の意志を見せると、江上はだろ、と頷いた。
「身体が温まるから飲め」
そう言って差し出してくれたのは先程のマグカップ。
潤と尚紀がそれぞれマグカップを手にして、ホットミルクを口にした。この部屋で水以外を口にするのは、先日茗子と食事をして以来だった。
「潤。なんで、こんなところでずっと寝ていた?」
江上が一人掛けのソファに腰を下ろす。
潤は観念した。視線を逸らして俯く。
「……部屋で眠れなくて」
「潤さん……」
尚紀が心配そうに呟く。心配をかけすぎて申し訳なくて、潤は尚紀の手に触れた。
江上は溜息を吐いた。
「気付いてやれなくて、悪かったな」
「違う」
潤は首を横に振った。
助けを求めるつもりはなかった。これは自分自身の問題だ。どんなに尚紀に慰められても、江上にどのようなアドバイスをされたとしても、結局は自分で乗り越えねばならない。
「これは僕自身の問題だ。……時間が経てば落ち着くと思う」
自分で言いながら、我ながら適当なことを言っているという自覚が潤にはあった。しかし、これ以上彼らに迷惑をかけるわけにはいかない……。
いや、そこではない。
根掘り葉掘り問われるのが苦痛なのだ。
「……颯真か?」
きた。直球を突いてきたその質問だが、否定ができず、かといって頷くこともできなかった。しかし、二人……とくに江上はその原因が颯真にあることに確信があるに違いない。
「まあ……」
言葉を濁す。思い出したくはないのに。でも、この二人に囲まれると、否応なく思い出してしまうのだ、颯真を。
早くこの話題を終わらせたい……。でなければ自分は致命的な何かを口にしてしまうかもしれないという危うい予感さえあった。
「今日の事情聴取はどんなことを聞かれたんだ?」
江上がいきなり話題を変えてきた。少し安堵しつつ、潤はどう答えようかとわずかに迷う。
「かなり疲れたような様子だったから、心配だったんだ」
確かに。江上には帰れと言われたほどだ。あの事情聴取で消耗したことを分かっていたのだろうと思う。
「……もともと発情期を起こすつもりで投薬治療を受けていたのだから、少し発情期が早まっても、誰に誘発剤を打たれたとしても一緒じゃなかったのか、みたいなことを聞かれた……」
一気にそう言うと、尚紀がそんな、と言葉を失った。
「一般的なベータの人から見ると、そう解釈できなくもないらしいよ」
その言葉が持つ無神経さが、同じような、いや自分よりはるかに厳格な投薬治療を受けた尚紀には実感として伝わるのだろう。
「もちろん、あの時の衝撃と恐怖と痛みは消えないとは言った。でもそれ以上に、あの発情期で失ったものが大きすぎて、僕はいまだにこんなところでさえ安眠できない」
思わず自嘲を交えてしまう。なんでこんなことを二人に話しているのだろうと思う。
こんなことを言いたいわけではないのに、こみ上げるなにかに支配されて、うまい具合に頭が回らない。
この二人にはちゃんと新婚生活を楽しんでほしい。時間が経てば落ち着くのだから、自分など放っておいてほしいのに。
「潤」
「あのさ、こんなことを言っておいて……、こんなに心配をかけておいて、今更かもしれないけど、廉も僕を気遣わなくて大丈夫だよ。ちゃんと尚紀という番ができたんだから、大事にしてあげて」
「潤」
「潤さん……」
二人に同時に呼びかけられる。気遣う声色が胸に重く響く。
なんでこんなふうに心配を掛けてしまっているのだろう。心配してくれるのはありがたいけど、心配されればされるほど、自分が情けなくなってくる。
「だから、こんな風に仕事帰りにこの部屋に寄らなくてもいいし、大丈夫。ちゃんと自分でコントロールできてる。仕事も行けているし、働いてる。時間が経てば落ち着くと思うし、……正直、もう放っておいてほしいんだよ」
言葉に出して、初めて自分の本音を自覚した。
「潤」
言葉のコントロールを失った。
「正直、誰と居ても誰からも颯真の話を聞く。もういっぱいいっぱいなんだ。たくさんなんだ」
潤の畳みかけるような言葉にも、江上は動じない。
「もう颯真のことも考えたくないと?」
しかし、江上のひやりとする問いかけに、潤の方が我に返った。
「そうだ」
しかし、一度肯定してしまうと、するすると言葉が出てくる。
「颯真颯真颯真……。みんな僕を見てそう言う」
僕を見て颯真の話をしないでくれ。
言葉を絞り出したが、江上は表情でこちらを見ている。それに反するように潤の気持は高ぶる。
江上は溜息を吐いた。
「それはずっとお前と颯真が一緒だったからだ」
江上の言葉は間違っていない。そのとおりだ。
今更、独りになったからといって、片割れについて聞かれるのは同然で……。本当は仕方がないことだ。
「今まで颯真と僕は片割れで、一緒で、それでよかったのに……」
潤の呟きに、江上が小さく問いかける。
「今だってそうだろう?」
潤は、反射的に鋭く否定してしまう。
「違う。違ってしまった」
片割れだと思っていたのに。それは、自分だけなのかもしれない。
「潤。それでも、颯真と元の関係に戻りたいと思うか」
その言葉は、まさに潤の気持を代弁していた。
「当然だよ。本当なら僕の大事な……誰よりも大事な。
時間を戻せるなら、あの日に戻したいくらいだ」
潤の後悔はあの日に遡る。
もし、自分が佐賀の注射器を避けることができれば。あんなに安易に打たれなければ。社長室のドアを開け放ち、江上をそばに置いていれば……!
グランスを打たれることは避けられたかもしれない。いや、避けられたに違いない。
何か別の要素が加わってあの日の環境が変わっていれば、あんな発情期を過ごすことはおそらくなかった。颯真との関係もこんなふうにはならなかったはずだ。
「そしたら、こんな風になんて、ならなかったのに」
江上とは颯真の気持ちに向き合うと話したが、潤にはもう限界だった。誰かに自分の後悔を聞いて欲しかった。
お前のことを愛している。もちろん俺たちは血が繋がった兄弟だ。だけど、お前は俺のオメガだ。
忘れたくても忘れられない、双子の兄の告白が蘇る。
「あの言葉が、颯真の気の迷いだったらと思う。なかったことにしてくれないかな、先送りにしていたら忘れてくれないかなって思うことも、正直なところ、ある」
「潤さん」
不意に手を触れてきたのは尚紀。尚紀が窘めるような表情を見せた。思わず唇をかみしめた。
こんな情けない姿を晒してしまって申し訳なく、俯くしかなかった。
「潤」
江上が静かな声で潤に語り掛ける。潤は顔を上げた。
「お前、颯真がお前のことを意識し始めたのがいつ頃か、想像したことある?」
それは、潤が敢えて避けていた話題だった。
「……」
潤の反応に江上も、そうだろうな、と頷く。
「あの時の後悔なんて、いくらしても無駄だ。颯真はお前がオメガと分かる前から、自分の番だと自覚していたんだから」
潤は江上の言葉に息を呑んだ。
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