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閑話:弟の初めての発情期
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「潤がお前を選ぶ前に、お前が潤を番にしたら、俺は問答無用でお前と潤を引き離す。
たとえ番であったとしても」
父和真の言葉は、颯真にとって衝撃でしかなかった。聞かなかったことにもできなかったし、忘れることもできなかった。
以来、この言葉は颯真の意識の上層の方にあって、なにかあると夢に出るようになった。
とくに多かったのは精神的に不安定な時だ。自戒せよといわんばかりのタイミングで、夢で言い含められた。
時として、アルファだから耐えろと言った父に、アルファだからなぜ耐えねばならないと反発心が起こったのも一度や二度ではなかった。
父の言葉は、正論だ。どれだけアルファに翻弄されて人生を変えられたオメガがいたか。
それを颯真はアルファ・オメガ領域を専攻し、多くのオメガを診ていくうちに実感した。
父は、この手の言葉に二言はない。もしあの時、潤の項を噛んで番にしてしまっていたら、潤とは引き離されていたかもしれない。
そう思うと、あの時の、母に連絡を入れた自分の判断は間違っていなかった。
たとえあの時、潤を手に入れられなかったとしても。
潤の初めての発情期は、五日ほどで明けた。特別室の入院は三日ほど、そのあと天野医院に転院して一晩泊まって、自宅に帰ってきた。
帰宅する頃には発情症状はほとんど治まっていたものの、体力を消耗したためか、潤の意識自体が曖昧で、その後二日間は寝たままだった。
しかし、意識を回復した潤は、発情期の辛い時期を、まるっと忘れていた。具体的には発情症状が出て、颯真と廉に天野医院に連れて行ってもらったところあたりまでは覚えていたが、その後の数日間はほとんど記憶にない様子だった。もちろん、自宅で颯真の香りを拾ったことも、颯真自身を求めたこともすっかり忘れていた。
天野によると、発情期自体が潤にとって辛くしんどいものであったことが原因のようだった。
聞けば、入院後も潤はかなり苦しんだらしい。
颯真としては、まじかよ……という気持ちが勝った。率直に言えば、潤は逃げたと思ったのだ。
潤が番に実の兄を選ぶのか否か、選択が曖昧なまま、再び日常が戻ってしまった。颯真にとってみれば、正直潤を詰りたいほどに苛ついた時期もあった。
しかし、そのように苛つくと、教訓のようにあの父の言葉が蘇る夢を見るのだ。
初めての発情期の記憶を失っていた潤は、やはりその後も自分の第二の性を受け止めきれない様子のまま、高校を卒業し、大学に進学した。
それでも発情期の時の恐怖を覚えているのか、潤は完全にフェロモンを抑えることを選んだ。
第二の性を受け入れられていないこともあり、それは賢明な選択に思えた。また発情期になったとしても、欲を吐き出せずに辛い思いをするだけだろう。
潤は、あれだけ避けていた天野医院にきちんと通い、フェロモン抑制剤を処方してもらうようになった。
潤は相変わらずだったが、その頃になると、颯真も大概のことは冷静に受け止められるようになっていた。
潤が自分を選んでくれるか分からないが、それを待つしかない。曖昧な状況に身を置きつつあって、何度か颯真の中で猛烈な嫉妬心に支配されたことがあった。
一度目は、潤が男性として童貞を卒業した日だ。彼が大学生の頃。
その頃、潤はオメガという性から目を背けたかったのだろう、抑制剤で完全にフェロモンをコントロールしながら、ミス・キャンパスに選ばれたベータの女性と付き合っていた。
「なんか今日は彼女と会う約束らしくて別れた」
潤と同じ大学に通う廉からそのような連絡を受け、颯真は仕事が手につかなくなった。先日、潤がいつも持ち歩いているポーチの中にコンドームが入っていたと廉から聞いたばかりだからだ。
落ち着かない気分を抱えて颯真は早くに仕事を切り上げて帰宅したものの、潤はまだ帰ってきていなかった。
結局潤が帰宅したのは終電ちかく。彼はいつも通りの様子だったが、少しだけ襟足が濡れていたのを颯真は見つけてしまった。
潤は、どんなふうに恋人を抱くんだろう。
とっさに潤の指が、白くて柔らかい肌を優しく滑らす妄想が浮かんだ。華奢な腕を掴む潤の手。細い腰に手を回す潤の腕が脳裏に展開される。
胸の中にぐつぐつと沸き起こる猛烈な嫉妬心に、颯真は逆らえなかった。そのまま自室に鍵を掛けて欲を解放した。
オメガとして潤を抱くことを妄想しながら、自分を何度も何度も慰めた。気持ちが高ぶり、優しくできずに手荒に潤を犯してしまう妄想をして、颯真は達した。
その後は、潤への罪悪感で一杯になり、翌朝は彼の姿を見ることなく出勤した。
二度目は、潤のドイツ駐在時代だ。軽い世間話をする感覚で、潤から衝撃的な話を聞かされた。
同僚のアルファに香りがすると指摘されてしまうというのだ。颯真はそれに激怒した。
「お前は自覚がなさすぎる!」
廉によると、同期のアルファは、藤堂というらしい。雨読みができる、鼻が利くアルファとして同期内では有名という。
ドイツ駐在中は、颯真が診ることは叶わない。現地の知り合いの医師を紹介し、通院してもらって乗り越えようと考えていた。
しかし、思った以上に潤にストレスがかかってフェロモンが安定しておらず、藤堂の嗅覚に頼っていたとのこと。それを聞いた颯真は、潤を警戒感がないと叱った。
結果として、なかなか難しい潤のフェロモンコントロールについては、これまで長く携わってきた颯真もアドバイスに加わることで、なんとか約一年の滞在を乗り切った。
それでも潤の警戒感の薄さに颯真は危機感を覚え、いっそのこと自分がドイツに乗り込もうかという衝動を抑えるのに精一杯だった。いや、実際に何度か渡独のための仕事の調整を試みたのだが、さすがに一週間程の休みを易々と取ることは出来なかった。
一方、潤への感情はそのようなものばかりではなく、颯真にとって、医師としての目標を見つけることができた。
それがもっとも分かりやすい形で結実したのが、ペア・ボンド療法だ。
颯真はもともと番を失ったオメガの治療に熱心に取り組んでいた。
きっかけは潤の初めての発情期の時の経験だ。
自分の理性が保たず、潤を抱き番にしていたら。父によって潤とは引き離されていたかもしれないと思ったのだ。
そんなある日、メルト製薬のMRが興味深い話題を漏らしていった。米本社で開発中の開発コード番号ML055、フェロモンコントロール剤「グランス」の話だ。
メーカー側は大きなアナウンスをしているわけではない。しかし、颯真が情報を集めた限り、非常に興味深い作用機序を持っているようだった。
それがとうとう、アメリカで実用化のための承認申請が成されたという。
この薬剤の特性を知って、颯真に数年前にちらりと読んだ論文の記憶が呼び起こされた。
ペア・ボンド療法。
アルファとオメガの番契約を、新たなアルファとの番契約で塗り替えるという、アルファに捨てられたオメガの体調を整えるための新しい治療法だ。これまでは効果的な薬剤がなく実現は難しいとされてきた。しかしグランスが出てくれば、コントロールが可能になり、治療選択の幅は広がるに違いないと確信した。
これは、本院の和泉暁医師も興味を持って聞いてくれるはずと颯真は考えた。軽い雑談のノリで話を持っていったら、狙い通り和泉のアンテナに引っかかり、早急にメルト製薬とミーティングの場を設けてくれると約束してくれた。
メルト製薬に強いパイプがないため助かったと颯真は思った。
その後、グランスは日本でも薬事承認され、ペア・ボンド療法がようやく現実のものとなった。
誠心医科大学病院と横浜病院では若手医師が中心になって臨床試験を進めている。近い将来、番を失ったオメガでも新たな人生を見つけることが叶うようになるだろう。
アルファはオメガの人生をいとも簡単に変えてしまえる、という現実は、医療の面から少しずつ変えていけるのだ。
「森生先生、連絡があった弟さんがいらっしゃったようです」
受付にどうやら潤が姿を現したらしい。
一時間ほど前に、潤の秘書をしている廉から、体調が悪そうなので連れていく、という連絡を受けていた。年末のこの忙しい時期に、あの弟はテレビの密着取材を受けているらしい。
自分の身体を少しはいたわって欲しいものだ。
廉から聞いた話から想像できるのは、おそらく発情期のサイクルが少しずつ乱れてきているということだ。それが体調に影響が出てきているに違いない。
これまでずっと抑制剤で押さえてきた潤の発情期だが、そろそろ一度人為的に起こす必要が出てくるだろう。高校生以来の発情期だ、きっと潤は抵抗するし、恐怖を感じるだろう。それをどこまで自分が緩和してやれるか……。
おそらくこの話を今日しなければならないだろうなと颯真は感じた。
年末には、ペア・ボンド療法の第一号の治験が始まろうとしている。廉の香りに煽られている潤には全く話していないが、被験者は廉とその番候補のオメガ。
潤には辛い年末年始になるに違いない。
それを兄として、医師として支えてやりたい。
本音は、アルファとしても支えてやりたいが、それにしても、潤はいつになったら自分の性と向き合ってくれるのやら。
診察室のドアがノックされた。
「はい」
するするとドアがスライドされる。朝別れた片割れが、そこにはいた。少し顔色が悪い。
「潤、お疲れ様」
【了】
たとえ番であったとしても」
父和真の言葉は、颯真にとって衝撃でしかなかった。聞かなかったことにもできなかったし、忘れることもできなかった。
以来、この言葉は颯真の意識の上層の方にあって、なにかあると夢に出るようになった。
とくに多かったのは精神的に不安定な時だ。自戒せよといわんばかりのタイミングで、夢で言い含められた。
時として、アルファだから耐えろと言った父に、アルファだからなぜ耐えねばならないと反発心が起こったのも一度や二度ではなかった。
父の言葉は、正論だ。どれだけアルファに翻弄されて人生を変えられたオメガがいたか。
それを颯真はアルファ・オメガ領域を専攻し、多くのオメガを診ていくうちに実感した。
父は、この手の言葉に二言はない。もしあの時、潤の項を噛んで番にしてしまっていたら、潤とは引き離されていたかもしれない。
そう思うと、あの時の、母に連絡を入れた自分の判断は間違っていなかった。
たとえあの時、潤を手に入れられなかったとしても。
潤の初めての発情期は、五日ほどで明けた。特別室の入院は三日ほど、そのあと天野医院に転院して一晩泊まって、自宅に帰ってきた。
帰宅する頃には発情症状はほとんど治まっていたものの、体力を消耗したためか、潤の意識自体が曖昧で、その後二日間は寝たままだった。
しかし、意識を回復した潤は、発情期の辛い時期を、まるっと忘れていた。具体的には発情症状が出て、颯真と廉に天野医院に連れて行ってもらったところあたりまでは覚えていたが、その後の数日間はほとんど記憶にない様子だった。もちろん、自宅で颯真の香りを拾ったことも、颯真自身を求めたこともすっかり忘れていた。
天野によると、発情期自体が潤にとって辛くしんどいものであったことが原因のようだった。
聞けば、入院後も潤はかなり苦しんだらしい。
颯真としては、まじかよ……という気持ちが勝った。率直に言えば、潤は逃げたと思ったのだ。
潤が番に実の兄を選ぶのか否か、選択が曖昧なまま、再び日常が戻ってしまった。颯真にとってみれば、正直潤を詰りたいほどに苛ついた時期もあった。
しかし、そのように苛つくと、教訓のようにあの父の言葉が蘇る夢を見るのだ。
初めての発情期の記憶を失っていた潤は、やはりその後も自分の第二の性を受け止めきれない様子のまま、高校を卒業し、大学に進学した。
それでも発情期の時の恐怖を覚えているのか、潤は完全にフェロモンを抑えることを選んだ。
第二の性を受け入れられていないこともあり、それは賢明な選択に思えた。また発情期になったとしても、欲を吐き出せずに辛い思いをするだけだろう。
潤は、あれだけ避けていた天野医院にきちんと通い、フェロモン抑制剤を処方してもらうようになった。
潤は相変わらずだったが、その頃になると、颯真も大概のことは冷静に受け止められるようになっていた。
潤が自分を選んでくれるか分からないが、それを待つしかない。曖昧な状況に身を置きつつあって、何度か颯真の中で猛烈な嫉妬心に支配されたことがあった。
一度目は、潤が男性として童貞を卒業した日だ。彼が大学生の頃。
その頃、潤はオメガという性から目を背けたかったのだろう、抑制剤で完全にフェロモンをコントロールしながら、ミス・キャンパスに選ばれたベータの女性と付き合っていた。
「なんか今日は彼女と会う約束らしくて別れた」
潤と同じ大学に通う廉からそのような連絡を受け、颯真は仕事が手につかなくなった。先日、潤がいつも持ち歩いているポーチの中にコンドームが入っていたと廉から聞いたばかりだからだ。
落ち着かない気分を抱えて颯真は早くに仕事を切り上げて帰宅したものの、潤はまだ帰ってきていなかった。
結局潤が帰宅したのは終電ちかく。彼はいつも通りの様子だったが、少しだけ襟足が濡れていたのを颯真は見つけてしまった。
潤は、どんなふうに恋人を抱くんだろう。
とっさに潤の指が、白くて柔らかい肌を優しく滑らす妄想が浮かんだ。華奢な腕を掴む潤の手。細い腰に手を回す潤の腕が脳裏に展開される。
胸の中にぐつぐつと沸き起こる猛烈な嫉妬心に、颯真は逆らえなかった。そのまま自室に鍵を掛けて欲を解放した。
オメガとして潤を抱くことを妄想しながら、自分を何度も何度も慰めた。気持ちが高ぶり、優しくできずに手荒に潤を犯してしまう妄想をして、颯真は達した。
その後は、潤への罪悪感で一杯になり、翌朝は彼の姿を見ることなく出勤した。
二度目は、潤のドイツ駐在時代だ。軽い世間話をする感覚で、潤から衝撃的な話を聞かされた。
同僚のアルファに香りがすると指摘されてしまうというのだ。颯真はそれに激怒した。
「お前は自覚がなさすぎる!」
廉によると、同期のアルファは、藤堂というらしい。雨読みができる、鼻が利くアルファとして同期内では有名という。
ドイツ駐在中は、颯真が診ることは叶わない。現地の知り合いの医師を紹介し、通院してもらって乗り越えようと考えていた。
しかし、思った以上に潤にストレスがかかってフェロモンが安定しておらず、藤堂の嗅覚に頼っていたとのこと。それを聞いた颯真は、潤を警戒感がないと叱った。
結果として、なかなか難しい潤のフェロモンコントロールについては、これまで長く携わってきた颯真もアドバイスに加わることで、なんとか約一年の滞在を乗り切った。
それでも潤の警戒感の薄さに颯真は危機感を覚え、いっそのこと自分がドイツに乗り込もうかという衝動を抑えるのに精一杯だった。いや、実際に何度か渡独のための仕事の調整を試みたのだが、さすがに一週間程の休みを易々と取ることは出来なかった。
一方、潤への感情はそのようなものばかりではなく、颯真にとって、医師としての目標を見つけることができた。
それがもっとも分かりやすい形で結実したのが、ペア・ボンド療法だ。
颯真はもともと番を失ったオメガの治療に熱心に取り組んでいた。
きっかけは潤の初めての発情期の時の経験だ。
自分の理性が保たず、潤を抱き番にしていたら。父によって潤とは引き離されていたかもしれないと思ったのだ。
そんなある日、メルト製薬のMRが興味深い話題を漏らしていった。米本社で開発中の開発コード番号ML055、フェロモンコントロール剤「グランス」の話だ。
メーカー側は大きなアナウンスをしているわけではない。しかし、颯真が情報を集めた限り、非常に興味深い作用機序を持っているようだった。
それがとうとう、アメリカで実用化のための承認申請が成されたという。
この薬剤の特性を知って、颯真に数年前にちらりと読んだ論文の記憶が呼び起こされた。
ペア・ボンド療法。
アルファとオメガの番契約を、新たなアルファとの番契約で塗り替えるという、アルファに捨てられたオメガの体調を整えるための新しい治療法だ。これまでは効果的な薬剤がなく実現は難しいとされてきた。しかしグランスが出てくれば、コントロールが可能になり、治療選択の幅は広がるに違いないと確信した。
これは、本院の和泉暁医師も興味を持って聞いてくれるはずと颯真は考えた。軽い雑談のノリで話を持っていったら、狙い通り和泉のアンテナに引っかかり、早急にメルト製薬とミーティングの場を設けてくれると約束してくれた。
メルト製薬に強いパイプがないため助かったと颯真は思った。
その後、グランスは日本でも薬事承認され、ペア・ボンド療法がようやく現実のものとなった。
誠心医科大学病院と横浜病院では若手医師が中心になって臨床試験を進めている。近い将来、番を失ったオメガでも新たな人生を見つけることが叶うようになるだろう。
アルファはオメガの人生をいとも簡単に変えてしまえる、という現実は、医療の面から少しずつ変えていけるのだ。
「森生先生、連絡があった弟さんがいらっしゃったようです」
受付にどうやら潤が姿を現したらしい。
一時間ほど前に、潤の秘書をしている廉から、体調が悪そうなので連れていく、という連絡を受けていた。年末のこの忙しい時期に、あの弟はテレビの密着取材を受けているらしい。
自分の身体を少しはいたわって欲しいものだ。
廉から聞いた話から想像できるのは、おそらく発情期のサイクルが少しずつ乱れてきているということだ。それが体調に影響が出てきているに違いない。
これまでずっと抑制剤で押さえてきた潤の発情期だが、そろそろ一度人為的に起こす必要が出てくるだろう。高校生以来の発情期だ、きっと潤は抵抗するし、恐怖を感じるだろう。それをどこまで自分が緩和してやれるか……。
おそらくこの話を今日しなければならないだろうなと颯真は感じた。
年末には、ペア・ボンド療法の第一号の治験が始まろうとしている。廉の香りに煽られている潤には全く話していないが、被験者は廉とその番候補のオメガ。
潤には辛い年末年始になるに違いない。
それを兄として、医師として支えてやりたい。
本音は、アルファとしても支えてやりたいが、それにしても、潤はいつになったら自分の性と向き合ってくれるのやら。
診察室のドアがノックされた。
「はい」
するするとドアがスライドされる。朝別れた片割れが、そこにはいた。少し顔色が悪い。
「潤、お疲れ様」
【了】
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