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特訓
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「使者と戦うってのに、雷の力ほとんど使ったことないってさすがにまずいよな。とりあえず、やれるだけやってみるか。」
指から静電気程度の雷を出すことは出来るがそれ以上はやったかとがない。とりあえず、掌を前方に向けて腕を目一杯伸ばした。そして、手全体から出すイメージで力を掌に集中させた。すると、次の瞬間……。
「ドォーーン!バキバキバキ……。ドゴォーン。」
目の前の大木が雷に打たれでもしたかのように焦げて、真っ二つに割れた。
「え?……ウソだろ?……って痛っ!」
腕を見ると火傷のような跡があった。頭の中に声が響き渡る。
「ほー。力はあるみてぇじゃねぇーか。けど、コントロールがまだまだだなぁ。雷蔵に比べると、全然ダメだ。」
辺りを見渡す俺。しかし、どこにも人影はない。また、頭の中に声が響く。
「ハッハッハッ。喋るのは初めてだなぁ、将太。けど、俺はお前のことをよーく知ってるぞ。」
「誰だよ、お前。俺はお前なんか知らん。」
すると、俺の右腕からいきなり電撃が生じた。空中に飛び散った電撃は俺の3m前に集まり少しずつ何かの形を作り始めた。
「な、なんだよー。どうなってんだよ。虎?」
俺の手から出てきた電撃は俺の目の前で虎の形になった。
「ふー。久しぶりに外に出たぜ。将太、初めましてだな。俺の名前は『白虎』お前ら雷坂一族の体内に寄生して生きている。まぁ、お前らは俺のことを使い魔とか呼んでるみたいだか、この際どうでもいい。お前ら一族が雷を使えるのは俺のお陰ってこと忘れんじゃねーぞ。」
「で、電撃が虎になって、その虎が喋ってる!?待って、全然理解できない。意味わかんない。ずっと俺の体の中にいたのか?」
驚きを隠せない俺に白虎は淡々と語りかける。
「あぁ、そうだ。お前の体だけじゃねーよ。お前の父親の体にもその前にはお前のじいさんの体にも寄生していた。百年前はお前のひいひいじいさんにも寄生し、一緒に使者と戦った。」
「何で、今まで出てこなかったんだよ。」
「出てこなかったんじゃない。出てこれなかったんだよ!お前が全然能力を使わねーから、ずっと冬眠状態だったんだ。」
どうやら、力を使わなければ冬眠状態になるようだ。
「なるほど。それで俺が力を放出した瞬間に出てきたのか。」
「そう言うことだ。さっきも言ったが、お前の雷の力は悪くない。ただ、コントロールが出来てなさすぎだ。明日から、もう戦いが始まるんだろ?仕方ねぇから、コントロールはワシの方でどうにかしてやる。お前は力の放出に専念しろ。」
「俺は力を出すだけで良いってこと?」
「あぁ。お前が考えていることは、すぐにわかる。お前の体の中にいるからなぁ。だから、攻撃したいときに、イメージだけしろ。後は力を放出するだけでいい。」
「わかった。やってみるよ。」
俺は、さっき倒した木の隣にある木を見つめ、そのうちの細い一本の枝に狙いを定めた。細い電撃で枝だけを撃ち抜くイメージで、右手の人差し指に力を込めた。
「ビリッ、ビリビリッ!……パキッ!」
狙い通り、木の幹を傷つけることなく、枝だけを撃ち抜くことができた!
「おぉ!すげぇ!!白虎!ナイスコントロール!」
「だろぉ?この程度なら余裕で出来る。まぁ、実際の戦いの中でどの程度、扱えるかはわからんが…………。」
「まぁ、戦いの中でコツを掴んでいくしかないよな!明日から頼むぞ、白虎!」
「仕方ねーから、力貸してやるよ。」
そんな話をしながら、力を使う特訓をして、家に戻った。
指から静電気程度の雷を出すことは出来るがそれ以上はやったかとがない。とりあえず、掌を前方に向けて腕を目一杯伸ばした。そして、手全体から出すイメージで力を掌に集中させた。すると、次の瞬間……。
「ドォーーン!バキバキバキ……。ドゴォーン。」
目の前の大木が雷に打たれでもしたかのように焦げて、真っ二つに割れた。
「え?……ウソだろ?……って痛っ!」
腕を見ると火傷のような跡があった。頭の中に声が響き渡る。
「ほー。力はあるみてぇじゃねぇーか。けど、コントロールがまだまだだなぁ。雷蔵に比べると、全然ダメだ。」
辺りを見渡す俺。しかし、どこにも人影はない。また、頭の中に声が響く。
「ハッハッハッ。喋るのは初めてだなぁ、将太。けど、俺はお前のことをよーく知ってるぞ。」
「誰だよ、お前。俺はお前なんか知らん。」
すると、俺の右腕からいきなり電撃が生じた。空中に飛び散った電撃は俺の3m前に集まり少しずつ何かの形を作り始めた。
「な、なんだよー。どうなってんだよ。虎?」
俺の手から出てきた電撃は俺の目の前で虎の形になった。
「ふー。久しぶりに外に出たぜ。将太、初めましてだな。俺の名前は『白虎』お前ら雷坂一族の体内に寄生して生きている。まぁ、お前らは俺のことを使い魔とか呼んでるみたいだか、この際どうでもいい。お前ら一族が雷を使えるのは俺のお陰ってこと忘れんじゃねーぞ。」
「で、電撃が虎になって、その虎が喋ってる!?待って、全然理解できない。意味わかんない。ずっと俺の体の中にいたのか?」
驚きを隠せない俺に白虎は淡々と語りかける。
「あぁ、そうだ。お前の体だけじゃねーよ。お前の父親の体にもその前にはお前のじいさんの体にも寄生していた。百年前はお前のひいひいじいさんにも寄生し、一緒に使者と戦った。」
「何で、今まで出てこなかったんだよ。」
「出てこなかったんじゃない。出てこれなかったんだよ!お前が全然能力を使わねーから、ずっと冬眠状態だったんだ。」
どうやら、力を使わなければ冬眠状態になるようだ。
「なるほど。それで俺が力を放出した瞬間に出てきたのか。」
「そう言うことだ。さっきも言ったが、お前の雷の力は悪くない。ただ、コントロールが出来てなさすぎだ。明日から、もう戦いが始まるんだろ?仕方ねぇから、コントロールはワシの方でどうにかしてやる。お前は力の放出に専念しろ。」
「俺は力を出すだけで良いってこと?」
「あぁ。お前が考えていることは、すぐにわかる。お前の体の中にいるからなぁ。だから、攻撃したいときに、イメージだけしろ。後は力を放出するだけでいい。」
「わかった。やってみるよ。」
俺は、さっき倒した木の隣にある木を見つめ、そのうちの細い一本の枝に狙いを定めた。細い電撃で枝だけを撃ち抜くイメージで、右手の人差し指に力を込めた。
「ビリッ、ビリビリッ!……パキッ!」
狙い通り、木の幹を傷つけることなく、枝だけを撃ち抜くことができた!
「おぉ!すげぇ!!白虎!ナイスコントロール!」
「だろぉ?この程度なら余裕で出来る。まぁ、実際の戦いの中でどの程度、扱えるかはわからんが…………。」
「まぁ、戦いの中でコツを掴んでいくしかないよな!明日から頼むぞ、白虎!」
「仕方ねーから、力貸してやるよ。」
そんな話をしながら、力を使う特訓をして、家に戻った。
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