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2章
出生の秘密 裏
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「いつもこんななのか!?」
と俺は聞いてみた。
「そうよ。バカなエイデン。お母様だって似たようなものじゃない」
レイラだ。冷めてるなぁ~、家族なのに。
「で、エイデンなぜ、母上にそんな暴言を吐くんだ!?」
「へっ、そんなの決まってるだろ。邪魔だからだよ。だから早く出ていけって言ってるんだ」
「じゃあ、お前が出て行けよ」
「ハっ?」
何を言われたのかわからずポカーンとするエイデン。
気でもふれたのか今度は笑い出す。
「俺が出ていけるわけないだろ。皇子なんだから」
「じゃあ、母上が出ていけるわけもないよなぁ、王妃なんだから」
「だから、それがおかしいって言ってるじゃないか。何で、そいつが王妃なんだよ」
「じゃあ、なんでエイデンが皇子なのか説明してみろよ」
「リアム王とマディソン妃の息子だからだよ」
「へー、そうかい」
「そうだよ。俺は王になるべくして産まれた男なんだ」
その自信はどこから湧いてくるのか。
「母上、俺さこういうのめんどくさいんだけど」
「そうね、私も気分を害さなくなるのなら」
何の話をしてるのか、自分達が蚊帳の外にいるのが気に食わないのかエイデンが
「なんだよ。何の話してんだよ」
と叫んだ時、父がリビングに入ってきた。
「おはようございます」
と皆の声がそろう。
「あぁ、おはよう。
皆んな揃ってるな。今日は話があるんだ。
今日の午後、ここに集まるんだ。いいな」
とリビングを出て行った。
「おい、さっきのはなんだよ」
「あぁ、饌玉の儀、3人揃ってんだから別に2年後じゃなくてもって」
にまぁっと、気持ち悪い顔だ。
「そしたら、お前ら終わりだな」
だからその自信はどこからくるんだ!
そのまま、俺は父の後を追う。
執務室に、つき扉の前の警備兵がコンコンとドアを叩く。
「ハロルド殿下がおみえです」「通せ」
執務室に入ると、「手伝え」
と書類を渡される。
仕事を手伝いながら、俺は先程のことを父王に尋ねてみた。
「父上、饌玉の儀のことなのですが」
と言い始めると父王が
「あぁ、先程のやり取り全部聞いていたよ。子供達があんなふうに思っていたなんてな」流石に堪えるか!?
だが、父王が選んだ道だ。
「昨日、クレアとも話ししていてな。
クレアが、明日しちゃえばいいよ。っていうんだ。それで神竜様に問うたら、やれば!?って返ってきた。午後から行う。そして王太子任命式を後日行えば何の問題もない」
顔が疲れているよ、父王様。
そうだ、父王様に聞いてみなければ
「父上、どうやって神竜様とお話しされるのですか!?」
少し、ビックリしたようにこちらを向いて
「気になるか!?」
「はい。俺もエルフの森にいる神獣と話してみたい」
「そうか。お前も、話せるようになるかもな。念話だ。普通は念話なんて概念すらないだろうからな。知らないのも無理はないな。今使える者は、わしと獣人国の王とドワーフ国の王くらいだしな」
そうなのか。
「父上、その念話とはどのようなものなのですか!?」
「頭の中に直接話しかけるイメージだな」
(父上聞こえますか)
「いや、何で出来るんだ。いや、お前はクレアの子だ。不思議ではないな」
その後は念話とやらを練習するため、執務をしながら父上と頭の中で会話していた。
と俺は聞いてみた。
「そうよ。バカなエイデン。お母様だって似たようなものじゃない」
レイラだ。冷めてるなぁ~、家族なのに。
「で、エイデンなぜ、母上にそんな暴言を吐くんだ!?」
「へっ、そんなの決まってるだろ。邪魔だからだよ。だから早く出ていけって言ってるんだ」
「じゃあ、お前が出て行けよ」
「ハっ?」
何を言われたのかわからずポカーンとするエイデン。
気でもふれたのか今度は笑い出す。
「俺が出ていけるわけないだろ。皇子なんだから」
「じゃあ、母上が出ていけるわけもないよなぁ、王妃なんだから」
「だから、それがおかしいって言ってるじゃないか。何で、そいつが王妃なんだよ」
「じゃあ、なんでエイデンが皇子なのか説明してみろよ」
「リアム王とマディソン妃の息子だからだよ」
「へー、そうかい」
「そうだよ。俺は王になるべくして産まれた男なんだ」
その自信はどこから湧いてくるのか。
「母上、俺さこういうのめんどくさいんだけど」
「そうね、私も気分を害さなくなるのなら」
何の話をしてるのか、自分達が蚊帳の外にいるのが気に食わないのかエイデンが
「なんだよ。何の話してんだよ」
と叫んだ時、父がリビングに入ってきた。
「おはようございます」
と皆の声がそろう。
「あぁ、おはよう。
皆んな揃ってるな。今日は話があるんだ。
今日の午後、ここに集まるんだ。いいな」
とリビングを出て行った。
「おい、さっきのはなんだよ」
「あぁ、饌玉の儀、3人揃ってんだから別に2年後じゃなくてもって」
にまぁっと、気持ち悪い顔だ。
「そしたら、お前ら終わりだな」
だからその自信はどこからくるんだ!
そのまま、俺は父の後を追う。
執務室に、つき扉の前の警備兵がコンコンとドアを叩く。
「ハロルド殿下がおみえです」「通せ」
執務室に入ると、「手伝え」
と書類を渡される。
仕事を手伝いながら、俺は先程のことを父王に尋ねてみた。
「父上、饌玉の儀のことなのですが」
と言い始めると父王が
「あぁ、先程のやり取り全部聞いていたよ。子供達があんなふうに思っていたなんてな」流石に堪えるか!?
だが、父王が選んだ道だ。
「昨日、クレアとも話ししていてな。
クレアが、明日しちゃえばいいよ。っていうんだ。それで神竜様に問うたら、やれば!?って返ってきた。午後から行う。そして王太子任命式を後日行えば何の問題もない」
顔が疲れているよ、父王様。
そうだ、父王様に聞いてみなければ
「父上、どうやって神竜様とお話しされるのですか!?」
少し、ビックリしたようにこちらを向いて
「気になるか!?」
「はい。俺もエルフの森にいる神獣と話してみたい」
「そうか。お前も、話せるようになるかもな。念話だ。普通は念話なんて概念すらないだろうからな。知らないのも無理はないな。今使える者は、わしと獣人国の王とドワーフ国の王くらいだしな」
そうなのか。
「父上、その念話とはどのようなものなのですか!?」
「頭の中に直接話しかけるイメージだな」
(父上聞こえますか)
「いや、何で出来るんだ。いや、お前はクレアの子だ。不思議ではないな」
その後は念話とやらを練習するため、執務をしながら父上と頭の中で会話していた。
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