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あとがき
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ここまで読んでくださった皆さまへ。
詩織と怜司の物語、無事に完結を迎えることができました。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
最初は、ただ「妊娠を題材に恋愛を書きたい」という気持ちから始まった物語でした。
けれど彼らを書き続けるうちに、恋愛や結婚を超えて、
“家族として積み重ねていく日々”こそが、この物語の本質になっていきました。
怜司は、完璧に見えて実はとても不器用な人です。
愛し方も、伝え方も下手。でも誰よりも深く、静かに相手を思い続ける強さがある――
そんな人物として、書き手の私自身もどんどん惹かれていきました。
詩織は、周りから抑圧されながらも、甘やかされて育った箱入りのお嬢様ですが、
「守られるだけの存在」では終わりませんでした。
怜司や子どもたちと過ごすなかで、自分の言葉で愛を返せる人に成長していく彼女の姿は、
私にとっても誇らしく、愛おしい存在でした。
家族になったふたりの間に生まれた蒼生と咲良も、
登場シーンは少ないですが、それぞれ魅力的なキャラクターになりました。
お兄ちゃんとして頑張る蒼生、しっかり者で甘え上手な咲良――
そんなふたりの存在が、物語をぐっとあたたかく、やわらかくしてくれました。
一番最初に構想したときは、ここまで家族としての描写を丁寧に書くつもりはなかったのに、
気づけば育児や生活、親との関係や祖父たちの暴走(!)まで、いろんな方向に広がっていきました。
でもそれこそが、「家族」という形なんだと思います。
この物語の先にも、きっとたくさんの笑いと涙、成長と絆があるのでしょう。
けれど、今はこの“あたたかな現在”で、そっと物語を結びたいと思います。
もしこの物語のなかに、少しでも心に残る瞬間があったなら――
それが私にとって、なによりの幸せです。
本当に、ありがとうございました。
また、新しい物語でお会いできましたら幸いです。
【登場人物紹介】
逢坂 詩織(おうさか しおり)旧姓・九条
•年齢:物語開始時点で22歳。
•立場:旧家・九条家の令嬢。逢坂家との政略的な縁談で怜司とお見合い
•性格:内向的で控えめ。人付き合いが苦手。柔らかな物腰と品のある立ち居振る舞いが印象的。
一見すると儚げだが、芯の強さを内に秘めており、逃げない強さを持つ。
•苦手なこと:家事全般。特に料理。
幼い頃から大切に育てられてきた“箱入り娘”で、実家時代はほぼ何もしてこなかった。
•強み・成長点
母親になったことで少しずつ“誰かを守る側”へと変化し、自分の気持ちを伝えられるようになっていく。
ばあやや怜司の支えを受けながら、自分の人生を歩む母としての覚悟を持ち始める。
“我慢強さ”は長所でもあるが、怜司の前ではそれが“隠してしまう癖”にもつながる
•怜司との関係
最初はお見合いから始まったが、一夜の過ちから、妊娠・出産・家族の時間を経て、互いにかけがえのない存在へと変化。
怜司の観察力と溺愛、庇護に包まれながら、少しずつ素の自分を見せられるようになっていく
•家族構成
・夫・怜司(れいじ)
・長男・蒼生(あおい)
・長女・咲良(さくら)
・将来的に三人目を授かる予定
•その他
ばあやには心を開いており、怜司よりも先に相談することも多い。
控えめながらも、家庭の中心にいる“あたたかな灯”のような存在。
逢坂 怜司(おうさか れいじ)
•年齢:物語開始時点で33歳。
•立場:逢坂グループの次期総帥・現グループ会社社長。政財界にも顔が利く若き経営者。
•性格:冷静沈着で理性的、無駄を嫌う合理主義者。
ただし一度感情が揺れた相手には、深く重く愛情を注ぐタイプの溺愛型。
無口ながら、行動で示す人。
•強み・特徴
高い知性と経営センスを持ち、若くして大企業を率いる実力者。
“詩織の我慢”に誰よりも早く気づく繊細な観察力を持ち、歩き方・声・呼吸などの小さな変化から体調や気分を読み取る。
詩織を守ることに対して一切の妥協がない。
一度誓ったら全振りする極端な人。
•過去と変化
もともとは政略結婚としてお見合いで詩織と出会う。
その後自分の会社の社員として働いていることに気づき、詩織の存在が気になってしまう。
詩織の体調不良から妊娠に勘づくが、詩織が言葉にせず苦しみ、命の危機に瀕した瞬間に感情が崩壊。
以降、詩織とお腹の子を守ることが人生の軸となり、彼の優先順位が激変。
家族を持ったことで人間的に深みが増し、社長としての器もさらに成長。
•詩織との関係
表には出さないが、詩織に対して非常に執着が強い。
ばあやからの“詩織の変化”の報告を頼りつつも、自分の目でもしっかり確認。
詩織の「我慢」を一番理解し、甘えさせつつも、「一人で抱えさせない」姿勢を徹底している。
詩織の言葉よりも行動や呼吸で“心の声”を聞く、観察型パートナー。
•その他
社長業においても“人を見る目”が研ぎ澄まされ、家庭での経験がビジネス面にも大きく影響している。
詩織が一番無防備に甘えられる、唯一の“帰れる場所”。
逢坂 蒼生(おうさか あおい)
•年齢:物語中での誕生から、番外編では7歳に成長。
•立場:詩織と怜司の第一子。逢坂家の長男で逢坂グループの後継ぎ。しかし、将来の進路を大きく揺らす存在。
•性格:優しくて素直。家族想いで観察力があり、小さなことにもよく気がつく子。
怜司譲りの落ち着きと、詩織譲りの柔らかさを併せ持っている。
妹・咲良を大切にし、「お兄ちゃん」であることをどこか誇らしく思っている。
•家庭での姿
妹を守る“頼れるお兄ちゃん”でありながら、時に甘えたがる面も残る年頃。
ばあやにもよく懐いており、大人たちの会話や空気も無意識に読み取る。
詩織が体調を崩したときなど、小さな変化にいち早く気づくことも。
•両親との関係
怜司のことは少し尊敬混じりに「かっこいい」と思っており、内心では“理想の男”として憧れている。
詩織には安心して甘えられる存在として、とても強い愛情を持っている。
•将来について
逢坂家の後継として育てられていたが、成長するにつれ母・詩織の実家である九条家にも興味を持ち始める。
九条の事業や考え方に触れる中で、「自分はどちらを継ぐべきか」という視点を持つように。
•その他
しっかり者に見えて、咲良に振り回される一面もあり、兄妹の微笑ましいやりとりが印象的。
父・怜司が多忙で不在がちなため、母・詩織の力になりたいと自分に何ができるか常に考えている優しい心の持ち主。
逢坂 咲良(おうさか さくら)
•年齢:物語内での誕生後、番外編では3歳に成長。
•立場:詩織と怜司の第二子。逢坂家の長女であり、兄・蒼生を慕うしっかり者の妹。
•性格:見た目はふわふわとした可愛らしい女の子。けれど中身はとても芯が強く、
年齢のわりに自分の意見をしっかり言えるタイプ。
怜司の遺伝子も受け継いでおり、可愛いだけじゃない“理知的さ”がにじむ。
•家庭での姿
兄・蒼生にとても懐いており、お兄ちゃんが大好き。
甘え上手でありながら、時に兄を振り回す小悪魔的な一面もある。
詩織やばあやとのやりとりの中では、可愛い言動の奥にしっかりとした観察眼が覗くことも。
•両親との関係
怜司にとっては“溺愛の対象”であり、「女の子を育てる難しさ」に直面している。
詩織からは「自分よりもしっかりしてるかもしれない」と密かに思われていることも。
•進学・進路
将来は詩織も通った伝統ある女子校(幼稚園からの一貫校)へ進学予定。
九条・逢坂両家、そして怜司もその進路に賛成しており、“守られる環境でのびのび育てたい”という願いが込められている。
•その他
年齢の割に観察力が鋭く、大人びた言葉をぽつりと口にする場面も。
嫌なことは嫌とはっきり言うため、詩織が空気を読んで言えないときでも臆さず発言する。怜司も驚く場面が多い。
笑顔が多く、家の雰囲気をぱっと明るくする“花のような存在”。
詩織と怜司の物語、無事に完結を迎えることができました。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
最初は、ただ「妊娠を題材に恋愛を書きたい」という気持ちから始まった物語でした。
けれど彼らを書き続けるうちに、恋愛や結婚を超えて、
“家族として積み重ねていく日々”こそが、この物語の本質になっていきました。
怜司は、完璧に見えて実はとても不器用な人です。
愛し方も、伝え方も下手。でも誰よりも深く、静かに相手を思い続ける強さがある――
そんな人物として、書き手の私自身もどんどん惹かれていきました。
詩織は、周りから抑圧されながらも、甘やかされて育った箱入りのお嬢様ですが、
「守られるだけの存在」では終わりませんでした。
怜司や子どもたちと過ごすなかで、自分の言葉で愛を返せる人に成長していく彼女の姿は、
私にとっても誇らしく、愛おしい存在でした。
家族になったふたりの間に生まれた蒼生と咲良も、
登場シーンは少ないですが、それぞれ魅力的なキャラクターになりました。
お兄ちゃんとして頑張る蒼生、しっかり者で甘え上手な咲良――
そんなふたりの存在が、物語をぐっとあたたかく、やわらかくしてくれました。
一番最初に構想したときは、ここまで家族としての描写を丁寧に書くつもりはなかったのに、
気づけば育児や生活、親との関係や祖父たちの暴走(!)まで、いろんな方向に広がっていきました。
でもそれこそが、「家族」という形なんだと思います。
この物語の先にも、きっとたくさんの笑いと涙、成長と絆があるのでしょう。
けれど、今はこの“あたたかな現在”で、そっと物語を結びたいと思います。
もしこの物語のなかに、少しでも心に残る瞬間があったなら――
それが私にとって、なによりの幸せです。
本当に、ありがとうございました。
また、新しい物語でお会いできましたら幸いです。
【登場人物紹介】
逢坂 詩織(おうさか しおり)旧姓・九条
•年齢:物語開始時点で22歳。
•立場:旧家・九条家の令嬢。逢坂家との政略的な縁談で怜司とお見合い
•性格:内向的で控えめ。人付き合いが苦手。柔らかな物腰と品のある立ち居振る舞いが印象的。
一見すると儚げだが、芯の強さを内に秘めており、逃げない強さを持つ。
•苦手なこと:家事全般。特に料理。
幼い頃から大切に育てられてきた“箱入り娘”で、実家時代はほぼ何もしてこなかった。
•強み・成長点
母親になったことで少しずつ“誰かを守る側”へと変化し、自分の気持ちを伝えられるようになっていく。
ばあやや怜司の支えを受けながら、自分の人生を歩む母としての覚悟を持ち始める。
“我慢強さ”は長所でもあるが、怜司の前ではそれが“隠してしまう癖”にもつながる
•怜司との関係
最初はお見合いから始まったが、一夜の過ちから、妊娠・出産・家族の時間を経て、互いにかけがえのない存在へと変化。
怜司の観察力と溺愛、庇護に包まれながら、少しずつ素の自分を見せられるようになっていく
•家族構成
・夫・怜司(れいじ)
・長男・蒼生(あおい)
・長女・咲良(さくら)
・将来的に三人目を授かる予定
•その他
ばあやには心を開いており、怜司よりも先に相談することも多い。
控えめながらも、家庭の中心にいる“あたたかな灯”のような存在。
逢坂 怜司(おうさか れいじ)
•年齢:物語開始時点で33歳。
•立場:逢坂グループの次期総帥・現グループ会社社長。政財界にも顔が利く若き経営者。
•性格:冷静沈着で理性的、無駄を嫌う合理主義者。
ただし一度感情が揺れた相手には、深く重く愛情を注ぐタイプの溺愛型。
無口ながら、行動で示す人。
•強み・特徴
高い知性と経営センスを持ち、若くして大企業を率いる実力者。
“詩織の我慢”に誰よりも早く気づく繊細な観察力を持ち、歩き方・声・呼吸などの小さな変化から体調や気分を読み取る。
詩織を守ることに対して一切の妥協がない。
一度誓ったら全振りする極端な人。
•過去と変化
もともとは政略結婚としてお見合いで詩織と出会う。
その後自分の会社の社員として働いていることに気づき、詩織の存在が気になってしまう。
詩織の体調不良から妊娠に勘づくが、詩織が言葉にせず苦しみ、命の危機に瀕した瞬間に感情が崩壊。
以降、詩織とお腹の子を守ることが人生の軸となり、彼の優先順位が激変。
家族を持ったことで人間的に深みが増し、社長としての器もさらに成長。
•詩織との関係
表には出さないが、詩織に対して非常に執着が強い。
ばあやからの“詩織の変化”の報告を頼りつつも、自分の目でもしっかり確認。
詩織の「我慢」を一番理解し、甘えさせつつも、「一人で抱えさせない」姿勢を徹底している。
詩織の言葉よりも行動や呼吸で“心の声”を聞く、観察型パートナー。
•その他
社長業においても“人を見る目”が研ぎ澄まされ、家庭での経験がビジネス面にも大きく影響している。
詩織が一番無防備に甘えられる、唯一の“帰れる場所”。
逢坂 蒼生(おうさか あおい)
•年齢:物語中での誕生から、番外編では7歳に成長。
•立場:詩織と怜司の第一子。逢坂家の長男で逢坂グループの後継ぎ。しかし、将来の進路を大きく揺らす存在。
•性格:優しくて素直。家族想いで観察力があり、小さなことにもよく気がつく子。
怜司譲りの落ち着きと、詩織譲りの柔らかさを併せ持っている。
妹・咲良を大切にし、「お兄ちゃん」であることをどこか誇らしく思っている。
•家庭での姿
妹を守る“頼れるお兄ちゃん”でありながら、時に甘えたがる面も残る年頃。
ばあやにもよく懐いており、大人たちの会話や空気も無意識に読み取る。
詩織が体調を崩したときなど、小さな変化にいち早く気づくことも。
•両親との関係
怜司のことは少し尊敬混じりに「かっこいい」と思っており、内心では“理想の男”として憧れている。
詩織には安心して甘えられる存在として、とても強い愛情を持っている。
•将来について
逢坂家の後継として育てられていたが、成長するにつれ母・詩織の実家である九条家にも興味を持ち始める。
九条の事業や考え方に触れる中で、「自分はどちらを継ぐべきか」という視点を持つように。
•その他
しっかり者に見えて、咲良に振り回される一面もあり、兄妹の微笑ましいやりとりが印象的。
父・怜司が多忙で不在がちなため、母・詩織の力になりたいと自分に何ができるか常に考えている優しい心の持ち主。
逢坂 咲良(おうさか さくら)
•年齢:物語内での誕生後、番外編では3歳に成長。
•立場:詩織と怜司の第二子。逢坂家の長女であり、兄・蒼生を慕うしっかり者の妹。
•性格:見た目はふわふわとした可愛らしい女の子。けれど中身はとても芯が強く、
年齢のわりに自分の意見をしっかり言えるタイプ。
怜司の遺伝子も受け継いでおり、可愛いだけじゃない“理知的さ”がにじむ。
•家庭での姿
兄・蒼生にとても懐いており、お兄ちゃんが大好き。
甘え上手でありながら、時に兄を振り回す小悪魔的な一面もある。
詩織やばあやとのやりとりの中では、可愛い言動の奥にしっかりとした観察眼が覗くことも。
•両親との関係
怜司にとっては“溺愛の対象”であり、「女の子を育てる難しさ」に直面している。
詩織からは「自分よりもしっかりしてるかもしれない」と密かに思われていることも。
•進学・進路
将来は詩織も通った伝統ある女子校(幼稚園からの一貫校)へ進学予定。
九条・逢坂両家、そして怜司もその進路に賛成しており、“守られる環境でのびのび育てたい”という願いが込められている。
•その他
年齢の割に観察力が鋭く、大人びた言葉をぽつりと口にする場面も。
嫌なことは嫌とはっきり言うため、詩織が空気を読んで言えないときでも臆さず発言する。怜司も驚く場面が多い。
笑顔が多く、家の雰囲気をぱっと明るくする“花のような存在”。
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