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最後の選択
分かりました
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校長が帰った後、皆んな息を吐いた。
「白斗。大丈夫?」
後ろに隠れていた白斗が出て来て頷いた。でも、顔色は悪かった。
「直也ありがとう」
「んっ」
上目遣いをしてお礼を言う白斗に直也は目をつぶった。
「さて、私はお祖父様から指示で君達は強制的に『多数番計画』に参加してもらうよ。」
「弥生さん・・選択の余地は」
「はぁ、だからさ、何人が君達の犠牲に・・・
「何人なんですか?」
弥生の言葉を遮って白斗が質問した。
「・・・10人。」
「・・・そうですか。・・・分かりました。僕はそれでいいです。直也。僕とはやりたくないんでしょう?」
「それはっ・・・」
「いいんだよ。直也。やりたくないならやりたくないで。僕はそれで直也を嫌いになったりしないから。それに僕はもう・・・」
黙った白斗を見て前にいた晃は視線を逸らした。
「弘人・・・」小さい声でそう呟いた。
「神瀬直也君は?」
弥生が呆れた声で言う。
「俺は・・・」
白斗と弥生をそれぞれ見てから
「やっぱり『多数番計画』には参加したくないです。」
キッパリ断った。
弥生は嬉しそうな声で
「分かりました」
と答えた。
「白斗。大丈夫?」
後ろに隠れていた白斗が出て来て頷いた。でも、顔色は悪かった。
「直也ありがとう」
「んっ」
上目遣いをしてお礼を言う白斗に直也は目をつぶった。
「さて、私はお祖父様から指示で君達は強制的に『多数番計画』に参加してもらうよ。」
「弥生さん・・選択の余地は」
「はぁ、だからさ、何人が君達の犠牲に・・・
「何人なんですか?」
弥生の言葉を遮って白斗が質問した。
「・・・10人。」
「・・・そうですか。・・・分かりました。僕はそれでいいです。直也。僕とはやりたくないんでしょう?」
「それはっ・・・」
「いいんだよ。直也。やりたくないならやりたくないで。僕はそれで直也を嫌いになったりしないから。それに僕はもう・・・」
黙った白斗を見て前にいた晃は視線を逸らした。
「弘人・・・」小さい声でそう呟いた。
「神瀬直也君は?」
弥生が呆れた声で言う。
「俺は・・・」
白斗と弥生をそれぞれ見てから
「やっぱり『多数番計画』には参加したくないです。」
キッパリ断った。
弥生は嬉しそうな声で
「分かりました」
と答えた。
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