2 / 13
素直に従ったのは好感 2
しおりを挟む
聞くほどに具体的な話もはっきり言うので信用したいが騙すかのような話にも聞こえ、騙してる私は聞くフリをする。
そのナンパ親父の話では、ネットの結婚相談所を開設しているようで、登録している男の家に訪問して性格から住まいの様子をチェックして個人情報を集めているらしかった。
日曜だけのボランティアと言う事で、鞄の中の資料も見せてくれる。
少し信頼して珈琲を飲む余裕が出来ると、そのナンパ男も独身ということだった。本当は自分の相手を探しているうちに、いつまでも結婚しない独身男女がたくさん居ることに驚き、考えた末に休みの日だけ相談所を始めたと言う。
じゃ私は秘書と言うけど、どんな思いで声を掛けてきたのか知りたかった。それを聞くと、今回は登録している人物を調査に行くというので声を掛けていたらしい。
休みの日には訪問しているらしく、ナンパ男は一緒に調査に行ってほしいという。男が言うには「女性秘書から電話連絡する方が、会う約束を取れる確立が高い」
それは何となく分かる気がするが、素人の私が電話連絡するのは相手に失礼じゃないのかと言えば、そこが相手が安心するようで会ってくれるのだと言う。
バイト代は安いし秘書というけど、ただの助手じゃないの ? と言いたかったが、電話する相手は年収1000万以上の会員というので、そんな独身男を第3者から、私生活を覗いて見たいとの思いもあり頷いていた。
しばらくしてナンパ男に電話が鳴る。登録している男性らしく「もしもし結婚相談所の佐伯です」
「お世話になってます」と、相手の声が漏れる。ナンパ男が何度か連絡している人らしく、スマホの向こうから聞こえたのは「今日は居ますよ」
「そうですか、ではこれから伺います」佐伯と言うナンパ男は伝えていた。 聞くところによると、連絡相手はオートレーサーで、家に居る知らせを電話してきたというのだ。
この調査は、会員に会ってみたいと希望する女性会員がいる為、レポートと称して実際に会って提出することになっていた。
この調査は有料であるので直接会うことになっている。その条件が・・女性調査員が相手の男性の感想を教えてほしいと言う、ことだった。
「え!・・」
そんな時、男の靴紐が解けているのを思い出して「靴ひもが解けてますよ」初めて女らしく言葉を掛けてやる。
「あ、ありがとう」素直に従ったのは好感したので「髪ももう少しセットした方がいいですよ」とまで、余計なことまでも言ってしまう。
佐伯という男は頷くが、資料に真剣に目を通していて髪のボサボサ等はお構いなしである。つづく 、
そのナンパ親父の話では、ネットの結婚相談所を開設しているようで、登録している男の家に訪問して性格から住まいの様子をチェックして個人情報を集めているらしかった。
日曜だけのボランティアと言う事で、鞄の中の資料も見せてくれる。
少し信頼して珈琲を飲む余裕が出来ると、そのナンパ男も独身ということだった。本当は自分の相手を探しているうちに、いつまでも結婚しない独身男女がたくさん居ることに驚き、考えた末に休みの日だけ相談所を始めたと言う。
じゃ私は秘書と言うけど、どんな思いで声を掛けてきたのか知りたかった。それを聞くと、今回は登録している人物を調査に行くというので声を掛けていたらしい。
休みの日には訪問しているらしく、ナンパ男は一緒に調査に行ってほしいという。男が言うには「女性秘書から電話連絡する方が、会う約束を取れる確立が高い」
それは何となく分かる気がするが、素人の私が電話連絡するのは相手に失礼じゃないのかと言えば、そこが相手が安心するようで会ってくれるのだと言う。
バイト代は安いし秘書というけど、ただの助手じゃないの ? と言いたかったが、電話する相手は年収1000万以上の会員というので、そんな独身男を第3者から、私生活を覗いて見たいとの思いもあり頷いていた。
しばらくしてナンパ男に電話が鳴る。登録している男性らしく「もしもし結婚相談所の佐伯です」
「お世話になってます」と、相手の声が漏れる。ナンパ男が何度か連絡している人らしく、スマホの向こうから聞こえたのは「今日は居ますよ」
「そうですか、ではこれから伺います」佐伯と言うナンパ男は伝えていた。 聞くところによると、連絡相手はオートレーサーで、家に居る知らせを電話してきたというのだ。
この調査は、会員に会ってみたいと希望する女性会員がいる為、レポートと称して実際に会って提出することになっていた。
この調査は有料であるので直接会うことになっている。その条件が・・女性調査員が相手の男性の感想を教えてほしいと言う、ことだった。
「え!・・」
そんな時、男の靴紐が解けているのを思い出して「靴ひもが解けてますよ」初めて女らしく言葉を掛けてやる。
「あ、ありがとう」素直に従ったのは好感したので「髪ももう少しセットした方がいいですよ」とまで、余計なことまでも言ってしまう。
佐伯という男は頷くが、資料に真剣に目を通していて髪のボサボサ等はお構いなしである。つづく 、
2
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる