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やり直しに向けて
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翌日の朝、だいぶ大きくなったティラミスと、大して変わらない気がする白玉を連れてテラスに出た。
ごはんを与えて運動させて排泄させた後は、侯爵と私が朝食を食べた。
「ラヴィア、メイド達と楽しく食事をしているのは知っているが、夕食を俺と食べないか」
え?知ってるの!?
「分かりました」
「あともう一度結婚式をしたい」
「え?」
「好奇の目があるだろうから一部の使用人達を参列させて外部からは呼ばない。今度こそちゃんとラヴィアと神に誓いたい」
「……それは初夜付きということですか?」
「そうしたい」
「……」
「ウェディングドレスを作る時間で考えて欲しい。
その間、俺もラヴィアがその気になるよう誘惑してみる」
「え!?」
「俺はラヴィアが好きだ。だからラヴィアだけを抱きたい」
「それは無理でしょう?」
「何故か呪いが薄くなってきているんだ。もう女達の元へは行っていない。慰労金を用意して解放するつもりだ。
部下達への影響も無くなったらしいから、部下達用の女達も暇を出す」
「いいのですか?」
「呪いは俺がクズだったせいだろう。だがラヴィアを知って、ラヴィアに罵られて目が覚めた。
もう呪われるようなことはしないし、ラヴィアだけ抱きたい。ラヴィアに愛されたいんだ」
「……」
「そういうわけだから、よろしく」
今度は私の髪にキスをした。
この世界の女性は喜ぶのだろうけど、私は手や髪へのキスでときめいたりしない。
だから私の反応を見て侯爵はガッカリしていた。
午後にはウェディングドレスを作るためにデザイナーや針子達が屋敷に到着した。
「同時にドレスも作っていきます」
「ドレスは別に…」
「必要だ」
「では、楽そうなドレスでお願いします」
採寸したり、デザインの打ち合わせをして、最後に侯爵がウェディングドレスの仕上がりがいつになるか聞いた。
「シンプルですので3ヶ月で何とかいたします」
「では3ヶ月後で教会をおさえよう」
3ヶ月…3ヶ月後には侯爵と…。
覚悟はしていたのにしばらく呑気に暮らしていたから、不安になってきてしまった。
その日の夜、食後に2人だけになると侯爵は私の手を握った。
「ラヴィアが初めてなのはわかっている。
ちゃんと丁寧に前戯もするし優しくする。気持ちよくなってもらえるよう頑張るし、大事にする。
不満なら言ってくれたら直す。どこが快楽を感じるか教えてくれ。足の裏でも指の間でも……後ろの蕾でも舐めるから」
後ろの蕾??………っ!!
「へ、変態っ!」
「まだ変態じゃない。ラヴィアのためなら変態にでもなると言っているんだ」
「……」
「もう“侯爵”ではなくイアンと呼んでくれ」
「イ、イアン」
「ラヴィア」
私の友人は乙女ゲームをR18ゲームに作り替えたのかしら。
チュッ
侯爵は私の頬にキスをした。
【 ソニアの視点 】
もう1人の閨係と一緒に部屋に入ってきたのはイアンじゃなかった。
「君たち2人に話がある。
雇用は解約することになった」
「「え!?」」
「今月末まで13日間ある。こちらの準備もあるので10日後までに行き先を考えて欲しい。慰労金を十分に払うから困らないはずだ」
金額を教えてもらったら平民の生活なら数年困らないという額だった。
「私は貴族です」
「この部屋でただ閨の仕事をしていただけだろう。もう平民と同じだ。
貴族と主張するのなら実家に帰って当主に話すといい。愛の言葉もなく添い寝もなく食事を共にしたこともなく、子を作るわけでもなく ただ男の性欲の赴くままにいつでも迎え入れて吐け口になっていたと説明してみろ。そういう契約で毎月給金をもらっていたとも伝えろ。当主が判断するだろう」
「こ、侯爵に会わせてください!」
「侯爵はお会いにならない」
「じゃあ、呪いはどう解消するのですか!」
「呪いの影響はすごく弱まったから大丈夫だ。
奥様が癒してくれる」
「淫乱令嬢は嫌だと部下達に抱かせたはずじゃ…」
「耳がいいな。だが情報が古い。
純潔で公女の奥様にそんなことをするわけがない。
誤解もあったし失言もあったが、侯爵は心から謝罪をして誠意をみせて許しを得た。
これ以上説明することはない。10日後までに行き先を決め、大人しく金を受け取って屋敷を去れ。
粘っても月末には放り出すことになるぞ」
バタン
「私も部屋に戻ります」
パタン
…信じられない。あんなに奉仕したのに。
絶対に男を知らない令嬢に満足させられるはずはない!
きっと彼は後悔してまた女を募集するはず。
その時は公女を追い出して、今度こそ私が侯爵夫人になってやる!
その後 仕方なくお金を受け取り、バルド邸のある町で待つことにした。
ごはんを与えて運動させて排泄させた後は、侯爵と私が朝食を食べた。
「ラヴィア、メイド達と楽しく食事をしているのは知っているが、夕食を俺と食べないか」
え?知ってるの!?
「分かりました」
「あともう一度結婚式をしたい」
「え?」
「好奇の目があるだろうから一部の使用人達を参列させて外部からは呼ばない。今度こそちゃんとラヴィアと神に誓いたい」
「……それは初夜付きということですか?」
「そうしたい」
「……」
「ウェディングドレスを作る時間で考えて欲しい。
その間、俺もラヴィアがその気になるよう誘惑してみる」
「え!?」
「俺はラヴィアが好きだ。だからラヴィアだけを抱きたい」
「それは無理でしょう?」
「何故か呪いが薄くなってきているんだ。もう女達の元へは行っていない。慰労金を用意して解放するつもりだ。
部下達への影響も無くなったらしいから、部下達用の女達も暇を出す」
「いいのですか?」
「呪いは俺がクズだったせいだろう。だがラヴィアを知って、ラヴィアに罵られて目が覚めた。
もう呪われるようなことはしないし、ラヴィアだけ抱きたい。ラヴィアに愛されたいんだ」
「……」
「そういうわけだから、よろしく」
今度は私の髪にキスをした。
この世界の女性は喜ぶのだろうけど、私は手や髪へのキスでときめいたりしない。
だから私の反応を見て侯爵はガッカリしていた。
午後にはウェディングドレスを作るためにデザイナーや針子達が屋敷に到着した。
「同時にドレスも作っていきます」
「ドレスは別に…」
「必要だ」
「では、楽そうなドレスでお願いします」
採寸したり、デザインの打ち合わせをして、最後に侯爵がウェディングドレスの仕上がりがいつになるか聞いた。
「シンプルですので3ヶ月で何とかいたします」
「では3ヶ月後で教会をおさえよう」
3ヶ月…3ヶ月後には侯爵と…。
覚悟はしていたのにしばらく呑気に暮らしていたから、不安になってきてしまった。
その日の夜、食後に2人だけになると侯爵は私の手を握った。
「ラヴィアが初めてなのはわかっている。
ちゃんと丁寧に前戯もするし優しくする。気持ちよくなってもらえるよう頑張るし、大事にする。
不満なら言ってくれたら直す。どこが快楽を感じるか教えてくれ。足の裏でも指の間でも……後ろの蕾でも舐めるから」
後ろの蕾??………っ!!
「へ、変態っ!」
「まだ変態じゃない。ラヴィアのためなら変態にでもなると言っているんだ」
「……」
「もう“侯爵”ではなくイアンと呼んでくれ」
「イ、イアン」
「ラヴィア」
私の友人は乙女ゲームをR18ゲームに作り替えたのかしら。
チュッ
侯爵は私の頬にキスをした。
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もう1人の閨係と一緒に部屋に入ってきたのはイアンじゃなかった。
「君たち2人に話がある。
雇用は解約することになった」
「「え!?」」
「今月末まで13日間ある。こちらの準備もあるので10日後までに行き先を考えて欲しい。慰労金を十分に払うから困らないはずだ」
金額を教えてもらったら平民の生活なら数年困らないという額だった。
「私は貴族です」
「この部屋でただ閨の仕事をしていただけだろう。もう平民と同じだ。
貴族と主張するのなら実家に帰って当主に話すといい。愛の言葉もなく添い寝もなく食事を共にしたこともなく、子を作るわけでもなく ただ男の性欲の赴くままにいつでも迎え入れて吐け口になっていたと説明してみろ。そういう契約で毎月給金をもらっていたとも伝えろ。当主が判断するだろう」
「こ、侯爵に会わせてください!」
「侯爵はお会いにならない」
「じゃあ、呪いはどう解消するのですか!」
「呪いの影響はすごく弱まったから大丈夫だ。
奥様が癒してくれる」
「淫乱令嬢は嫌だと部下達に抱かせたはずじゃ…」
「耳がいいな。だが情報が古い。
純潔で公女の奥様にそんなことをするわけがない。
誤解もあったし失言もあったが、侯爵は心から謝罪をして誠意をみせて許しを得た。
これ以上説明することはない。10日後までに行き先を決め、大人しく金を受け取って屋敷を去れ。
粘っても月末には放り出すことになるぞ」
バタン
「私も部屋に戻ります」
パタン
…信じられない。あんなに奉仕したのに。
絶対に男を知らない令嬢に満足させられるはずはない!
きっと彼は後悔してまた女を募集するはず。
その時は公女を追い出して、今度こそ私が侯爵夫人になってやる!
その後 仕方なくお金を受け取り、バルド邸のある町で待つことにした。
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