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召喚されたパーティ
ついに召喚されたました。
ニコラ王子殿下の誕生日パーティはキラキラです。
「メイ!アレン!エヴァン!」
私達を見た殿下は小走りに近寄ってくる。
「飼い主を見つけた犬みたい」
「「だな」」
「メイ、いつも可愛いけど、すごく素敵だよ」
「頭打ちました?」
「その反応、落ち着くよ」
「え、怖いんですけど」
「とにかく来てくれてありがとう」
殿下は両腕を広げた。
「え?何ですか」
「お祝いのハグだよ」
「何でですか」
「お詫びに今日明日は言うことを聞いてくれるんだろう?」
「違います」
「約束したのに…」
「はぁ」
仕方なくハグをすると、殿下の鼓動が大きく早打ちしていた。
抱きしめ返す腕からは力強さと優しさと不慣れさを感じ取った。
「名前呼んで」
「おめでとう、ニコラ」
「っ!!」
殿下の体温が少し上がった気がする。
上を見ると殿下の顔も首も真っ赤だった。
「殿下、私達のメイですよ、放してください」
「……」
放した後の殿下は、顔を背け片手で赤くなった顔を隠していた。
「ふふっ、かっわいい」
「なっ!」
益々赤くなり、背を向けた。
「ちょっと挨拶してくるから、飲んでいてくれ」
そう言い残して 挨拶どころか何処かに行ってしまった。
「メイ」
「はい」
「サービスし過ぎ」
「誤解されるぞ」
なんか母性本能をくすぐられたんだもん。
数分後に戻って来た殿下は挨拶と祝いの言葉を受けていた。
「カルデック兄弟だよね」
声の主の方を見ると、すごく綺麗な男女が立っていた。
「はい。王妃陛下と王太子殿下にアレン・カルデックがご挨拶を申し上げます」
「エヴァン・カルデックがご挨拶を申し上げます」
「お初にお目にかかります。メイ・モヴィーと申します。…素敵な贈り物をありがとうございました」
「安心してね。あの子が目で測って作らせたものじゃないから」
「あいつにそんな才能は無いよ」
「申し訳ございません〈何で話しちゃってるの!〉」
「ニコラと同じ歳…なのよね?」
「はい…?」
「小さくて可愛いな」
王太子殿下に近寄られたので2歩下がった。
「ふーん。メイちゃんはどんな顔が好み?」
「王妃陛下とジブランシュ公女です」
「母と私は似ているから、私もということになるのかな?」
「…よく分からないです」
肯定してはいけない気がする。
お二人が私達と話している姿を見たのか、ニコラ殿下が走ってきた。
そして何故か私を背に隠した。
「あ、兄上」
「ニコラ?」
「メイは人見知りがあるので、もう5歩下がってください」
「メイちゃんが美しい人が好みだからか?」
「っ!」
「まあな、ニコラより私の方がメイちゃんの好みだから隠したくもなるよな」
「っ!」
殿下の背中に爪で“ニコラ”と書くと、首と耳が赤くなった。正面から見たら顔も赤いのだろう。
「ニコラ、どうしたの?急に赤くなって」
「何でもありません、母上」
〈あれ?何で王妃様達とセレス様は似ているの?〉
「メイ、ジブランシュ公女は王妃陛下の姪にあたるんだ」
「え!?どうしよう。この間なんかセレス様の胸の谷間に顔を挟んじゃいました」
「「何してるんだよ」」
「極楽でした」
そんなことを話しているとセレス様が来てくれた。
「叔母様、王太子殿下、お招きいただきありがとうございます」
「ニコラのためにありがとう」
「ニコラ殿下、顔が赤いですよ?
メイ、可愛いわ!ドレス素敵じゃない」
セレス様はニコラ殿下を押して 私の前に立つと見て褒めてくれた。
「ありがとうございます」
「いらっしゃい」
「セレス様ぁ」
セレス様に抱き付いて胸に顔を埋めた。
「仲良しなのね」
「なるほど、この子はこんな感じで得をしているのだな」
「メイ、こっちにおいで」
「こっちの方が慣れてるだろう」
双子が腕を広げた。
「今日は私が優先だぞ」
負けずとニコラ殿下も腕を広げた。
「じゃあ」
と言って王太子殿下が腕を広げ、つられるように王妃様も広げたので、ここはもちろん王妃様を選んだ。
「…可愛いわね。私を選んでくれたのね」
その後はダンスに誘われたけど、
「私がダンスなど踊れると思いますか?」
「え?」
「入試にはダンスの試験はありませんでしたので後回しですよ。カルデック邸なら下手でもいいですけど王宮で殿下と踊って下手だったら、私はどうなると思いますか?」
「見られていない所ならいいか?」
「足の骨が折れてもヒールが刺さっても怒らないならいいですよ」
「ありがとう、メイ」
王族控室でニコラ殿下からダンスのレッスンを受けた。
その後会場に戻り、殿下はセレス様と踊った。
思ったより双子の挨拶が多くて、私は食べることに集中した。
〔滞在が長くなると食事に飽きるな〕
〔帰国までご辛抱ください〕
〔米はあるというのに、何故あんなにまずいのだ〕
聞こえてきた会話に振り向くと黒髪の美丈夫だった。アジア圏のモデルさんのような容姿だった。
従者の方に声を掛ければいいか。
〔失礼します〕
〔…そなたは?〕
偉そうな方が答えてしまった。
〔メイ・モヴィーと申します〕
〔公爵家か何かか?〕
従者に話しかけたのになぁ。
〔男爵家です〕
〔シオン、ダンシャクケとはなんだ〕
〔貴族階級の末端です〕
〔…行くぞ〕
〔お嬢さん、失礼〕
身分を知ると背を向けて歩き出した。
「失礼だな。せっかく白米について教えてあげようと思ったのに」
私も放っておいてデザートを取りに行った。
「お嬢さん」
顔を上げると従者の方がいた。
こっちの言葉で話しかけてるよね。
「なんですか」
「私どもの国の言葉を話せるのですね?」
「そうみたいですね」
「さっきの話なのですが、」
「話はしていませんよ。しようとしたら拒否されたので」
〔……先程は大変失礼しました。お許しください〕
異国の国の言葉でシオンという従者が謝罪した。
〔で、何ですか〕
〔独り言が聞こえてきたのですが〕
ああ、そうか。この人は通訳も兼ねているのか。
〔私も最初 不味いなと思ったので調理の工程を見に行ったらこの国と 多分周辺諸国も含めて白米の炊き方は知っていても美味しい炊き方ではないんです。そのことを教えてあげようかなと思っただけなのでお気になさらずに。では〕
ニコラ王子殿下の誕生日パーティはキラキラです。
「メイ!アレン!エヴァン!」
私達を見た殿下は小走りに近寄ってくる。
「飼い主を見つけた犬みたい」
「「だな」」
「メイ、いつも可愛いけど、すごく素敵だよ」
「頭打ちました?」
「その反応、落ち着くよ」
「え、怖いんですけど」
「とにかく来てくれてありがとう」
殿下は両腕を広げた。
「え?何ですか」
「お祝いのハグだよ」
「何でですか」
「お詫びに今日明日は言うことを聞いてくれるんだろう?」
「違います」
「約束したのに…」
「はぁ」
仕方なくハグをすると、殿下の鼓動が大きく早打ちしていた。
抱きしめ返す腕からは力強さと優しさと不慣れさを感じ取った。
「名前呼んで」
「おめでとう、ニコラ」
「っ!!」
殿下の体温が少し上がった気がする。
上を見ると殿下の顔も首も真っ赤だった。
「殿下、私達のメイですよ、放してください」
「……」
放した後の殿下は、顔を背け片手で赤くなった顔を隠していた。
「ふふっ、かっわいい」
「なっ!」
益々赤くなり、背を向けた。
「ちょっと挨拶してくるから、飲んでいてくれ」
そう言い残して 挨拶どころか何処かに行ってしまった。
「メイ」
「はい」
「サービスし過ぎ」
「誤解されるぞ」
なんか母性本能をくすぐられたんだもん。
数分後に戻って来た殿下は挨拶と祝いの言葉を受けていた。
「カルデック兄弟だよね」
声の主の方を見ると、すごく綺麗な男女が立っていた。
「はい。王妃陛下と王太子殿下にアレン・カルデックがご挨拶を申し上げます」
「エヴァン・カルデックがご挨拶を申し上げます」
「お初にお目にかかります。メイ・モヴィーと申します。…素敵な贈り物をありがとうございました」
「安心してね。あの子が目で測って作らせたものじゃないから」
「あいつにそんな才能は無いよ」
「申し訳ございません〈何で話しちゃってるの!〉」
「ニコラと同じ歳…なのよね?」
「はい…?」
「小さくて可愛いな」
王太子殿下に近寄られたので2歩下がった。
「ふーん。メイちゃんはどんな顔が好み?」
「王妃陛下とジブランシュ公女です」
「母と私は似ているから、私もということになるのかな?」
「…よく分からないです」
肯定してはいけない気がする。
お二人が私達と話している姿を見たのか、ニコラ殿下が走ってきた。
そして何故か私を背に隠した。
「あ、兄上」
「ニコラ?」
「メイは人見知りがあるので、もう5歩下がってください」
「メイちゃんが美しい人が好みだからか?」
「っ!」
「まあな、ニコラより私の方がメイちゃんの好みだから隠したくもなるよな」
「っ!」
殿下の背中に爪で“ニコラ”と書くと、首と耳が赤くなった。正面から見たら顔も赤いのだろう。
「ニコラ、どうしたの?急に赤くなって」
「何でもありません、母上」
〈あれ?何で王妃様達とセレス様は似ているの?〉
「メイ、ジブランシュ公女は王妃陛下の姪にあたるんだ」
「え!?どうしよう。この間なんかセレス様の胸の谷間に顔を挟んじゃいました」
「「何してるんだよ」」
「極楽でした」
そんなことを話しているとセレス様が来てくれた。
「叔母様、王太子殿下、お招きいただきありがとうございます」
「ニコラのためにありがとう」
「ニコラ殿下、顔が赤いですよ?
メイ、可愛いわ!ドレス素敵じゃない」
セレス様はニコラ殿下を押して 私の前に立つと見て褒めてくれた。
「ありがとうございます」
「いらっしゃい」
「セレス様ぁ」
セレス様に抱き付いて胸に顔を埋めた。
「仲良しなのね」
「なるほど、この子はこんな感じで得をしているのだな」
「メイ、こっちにおいで」
「こっちの方が慣れてるだろう」
双子が腕を広げた。
「今日は私が優先だぞ」
負けずとニコラ殿下も腕を広げた。
「じゃあ」
と言って王太子殿下が腕を広げ、つられるように王妃様も広げたので、ここはもちろん王妃様を選んだ。
「…可愛いわね。私を選んでくれたのね」
その後はダンスに誘われたけど、
「私がダンスなど踊れると思いますか?」
「え?」
「入試にはダンスの試験はありませんでしたので後回しですよ。カルデック邸なら下手でもいいですけど王宮で殿下と踊って下手だったら、私はどうなると思いますか?」
「見られていない所ならいいか?」
「足の骨が折れてもヒールが刺さっても怒らないならいいですよ」
「ありがとう、メイ」
王族控室でニコラ殿下からダンスのレッスンを受けた。
その後会場に戻り、殿下はセレス様と踊った。
思ったより双子の挨拶が多くて、私は食べることに集中した。
〔滞在が長くなると食事に飽きるな〕
〔帰国までご辛抱ください〕
〔米はあるというのに、何故あんなにまずいのだ〕
聞こえてきた会話に振り向くと黒髪の美丈夫だった。アジア圏のモデルさんのような容姿だった。
従者の方に声を掛ければいいか。
〔失礼します〕
〔…そなたは?〕
偉そうな方が答えてしまった。
〔メイ・モヴィーと申します〕
〔公爵家か何かか?〕
従者に話しかけたのになぁ。
〔男爵家です〕
〔シオン、ダンシャクケとはなんだ〕
〔貴族階級の末端です〕
〔…行くぞ〕
〔お嬢さん、失礼〕
身分を知ると背を向けて歩き出した。
「失礼だな。せっかく白米について教えてあげようと思ったのに」
私も放っておいてデザートを取りに行った。
「お嬢さん」
顔を上げると従者の方がいた。
こっちの言葉で話しかけてるよね。
「なんですか」
「私どもの国の言葉を話せるのですね?」
「そうみたいですね」
「さっきの話なのですが、」
「話はしていませんよ。しようとしたら拒否されたので」
〔……先程は大変失礼しました。お許しください〕
異国の国の言葉でシオンという従者が謝罪した。
〔で、何ですか〕
〔独り言が聞こえてきたのですが〕
ああ、そうか。この人は通訳も兼ねているのか。
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