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けじめ
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卒業パーティ翌日。
もう夢のような時間は終わった。
私はメイドとしてカルデック公爵家に雇われ学園まで行かせてもらった。たっぷり双子に甘える生活を送った。
本当に感謝している。
メイドとして働きながら 休みの日はピアノの演奏で小遣い稼ぎをしようかなと考えている。
「あの、メイド服が見当たらないのですが」
「メイ様はメイドではありませんからメイド服はご用意しておりません」
「私はメイドとして雇われたのです」
「メイ様は花嫁修行をするためにずっと滞在なさると旦那様より説明を受けております」
「はい?」
「私どもでは分かりかねますので、ご質問は旦那様までお願い致します」
「分かりました」
一番質素なワンピースに着替えて食堂へ行くと公爵夫妻と双子が話をしていた。
私「おはようございます、旦那様、奥様、アレン坊ちゃま、エヴァン坊ちゃま」
ア「何をふざけているんだ?」
エ「気色悪い呼び方しないでよ」
旦「おはよう、私のことは“お義父様”と呼ぶように」
奥「疲れが取れていないのね。私のことは”お義母様”と呼ぶのですよ」
私「あの、私はメイドのはずですけど」
旦「メイドじゃなくて花嫁修行だろう」
奥「お腹すいてこんらんしているのね。早く座りなさい」
私「メイドとして雇用していただく契約書を交わしています」
ア「花嫁試験に合格したから そっちを優先したんだよ」
エ「こんなに可愛いメイにメイドなんてさせないよ」
旦「そもそもメイドを学園に通わせるわけがないじゃないか」
え?
奥「そうよ。せっかく花嫁修行の一環で学園に通わせたのに、今更メイドにするわけがないじゃない。学園に通うにはそれなりの費用もかかるのよ」
旦「しかもあの時期からは普通は入学出来ないんだ。申し込みは入学の1年前、試験は入学の6ヵ月以上前に済んでしまっている。私が頼み込んで特別に試験を受けさせてもらったんだ。
双子と同じクラスにすることも含めて 通常の学費の他に多額の寄付金を納めている」
奥「一般的な高位貴族令嬢の持参金以上を納めたのよ。今更メイドにと言われたら、カルデック公爵家の名誉に関わるわ」
旦「息子の嫁になる子だから通わせてくださいと頭を下げたのだ。私を嘘つきにさせないで欲しい」
奥「息子たちと仲良くしていたと思っていたのに、嫁になるよりメイドになりたいだなんて…」
奥様はハンカチで目元を拭いだした。
双子に目線を送ると揃って目を逸らされた。
確信犯ね。
絶対に逃げられないじゃない。
確かに好きだけど、私に公爵夫人は無理だし、極貧男爵令嬢だし。私がなれるとしたら妾くらい。だけど他の女性と彼を共有なんて嫌だ。そんなくらいならメイドとして弁えた方がいい。
旦「君には別の家門の養女になってもらう。そこからうちへ嫁いでもらう。書類上のことで、実際に先方の屋敷で暮らすことはない。
我々としてはモヴィー家からの嫁入りでも構わないのだが、しがらみを絶った方がいいだろう。
メイ。モヴィー家を取り潰しても構わないか?」
私「是非お願いします」
旦「分かった」
朝食を食べた後は奥様あらためお義母様とドレスのデザインを決めたり、買い物をした。
翌日からは本格的な花嫁修行が始まった。
だけど夜はぐったりした私を双子が甘やかす。
「今日は何度もティーカップを持たされたんだって?」
「もう普通のカップがいいです。アレン様ぁ」
「よしよし。持ちやすいカップを作らせよう」
「でも真面目だって褒めていたよ」
「褒められたって…まだまだ山のようにあるのに…やっぱり私には向かないんです」
「そんなことはないよ。もっと長い時間をかけて身に付けていることだから、直ぐにできなくて当たり前だよ」
「でも、出来るまでやらされるはずです」
「優しくするよう言っておくからね」
「やらなくていいって言ってくれないんですか」
「ごめんね」
「メイ、おいで」
アレン様の膝の上で嫌だと言い続けた。
でもいつの間にか宥められてしまう。
そんなことを繰り返す日々を送っていると、特別なお客様が来たと言われて応接間へ向かった。
「メイ」
「ミア姉様!?」
「うん」
心を病んで入院していたはずのミア姉様が目の前にいる。
側に寄って手を握ろうとすると、ミア姉様は後ろに下がった。
「私、汚いから…」
「そんなことない!!」
ミア姉様に抱きついて、鼓膜が破れそうなほど大きな声で否定した。
「メイ」
「ミア姉様は私の自慢の姉様よ!」
「あなたは何知らないだけよ」
「今は知っているの」
「そうなのね」
ミア姉様が当時のことを推してくれた。
「私、宿屋の人が屋敷に面接に来て、合格をもらった後、部屋に戻れと言われたの。自室に戻ったのだけど質問があって応接間に戻ったときに、お祖父様と宿屋の人の話が聞こえてしまったの。
処女を希望するお客さんが既にいて、半分がモヴィー家に入るって。その後も客を取る度に1割が配当されるって。
ショックだった。大事にはされていなかったけど普通にお嫁に行けると思っていたから。
嫌でも 私にはどうすることもできない。行き場がないもの。だから従ったわ。
最初のお客さんはお祖父様くらいの年代で太った人だったわ。押しつぶされて息が出来なくて時々息をさせるのだけど全然足りなくて、身動きできない隙にいきなり…。痛くて痛くて苦しくて、いつの間にか気を失っていて、彼の後は客を取れる状態じゃなかったわ。1週間ほど療養して、今度は他の女性達と一緒にお客さんから選ばれるのを待つだけ。選ばれたら二階の部屋に行って体を売るの。若いし新入りだから1日7~11人の客を取らされたわ。変な性癖の人もいれば不潔な人も醜い人もいるし、暴力的な人も少なくないの。
性器だけじゃなくて口でも排泄する部分でも要求されたら従わざるを得なかった。
もうね。考えることを放棄して心も閉ざして人形のようにしていたわ。
酷いときはね、宿屋の主人が連れてくる男達に無料で身体を使われること。
さすがに死にたくたってしまったの。どうやって死のうか考え始めたときに助けていただいたの。
メイ、ありがとう。カルデック公爵家を動かしてくれて」
「っ…ううん…」
「泣かないで」
許せない… ミア姉様を酷い目に遭わせたモヴィー男爵も宿屋の主人も許せない!
もう夢のような時間は終わった。
私はメイドとしてカルデック公爵家に雇われ学園まで行かせてもらった。たっぷり双子に甘える生活を送った。
本当に感謝している。
メイドとして働きながら 休みの日はピアノの演奏で小遣い稼ぎをしようかなと考えている。
「あの、メイド服が見当たらないのですが」
「メイ様はメイドではありませんからメイド服はご用意しておりません」
「私はメイドとして雇われたのです」
「メイ様は花嫁修行をするためにずっと滞在なさると旦那様より説明を受けております」
「はい?」
「私どもでは分かりかねますので、ご質問は旦那様までお願い致します」
「分かりました」
一番質素なワンピースに着替えて食堂へ行くと公爵夫妻と双子が話をしていた。
私「おはようございます、旦那様、奥様、アレン坊ちゃま、エヴァン坊ちゃま」
ア「何をふざけているんだ?」
エ「気色悪い呼び方しないでよ」
旦「おはよう、私のことは“お義父様”と呼ぶように」
奥「疲れが取れていないのね。私のことは”お義母様”と呼ぶのですよ」
私「あの、私はメイドのはずですけど」
旦「メイドじゃなくて花嫁修行だろう」
奥「お腹すいてこんらんしているのね。早く座りなさい」
私「メイドとして雇用していただく契約書を交わしています」
ア「花嫁試験に合格したから そっちを優先したんだよ」
エ「こんなに可愛いメイにメイドなんてさせないよ」
旦「そもそもメイドを学園に通わせるわけがないじゃないか」
え?
奥「そうよ。せっかく花嫁修行の一環で学園に通わせたのに、今更メイドにするわけがないじゃない。学園に通うにはそれなりの費用もかかるのよ」
旦「しかもあの時期からは普通は入学出来ないんだ。申し込みは入学の1年前、試験は入学の6ヵ月以上前に済んでしまっている。私が頼み込んで特別に試験を受けさせてもらったんだ。
双子と同じクラスにすることも含めて 通常の学費の他に多額の寄付金を納めている」
奥「一般的な高位貴族令嬢の持参金以上を納めたのよ。今更メイドにと言われたら、カルデック公爵家の名誉に関わるわ」
旦「息子の嫁になる子だから通わせてくださいと頭を下げたのだ。私を嘘つきにさせないで欲しい」
奥「息子たちと仲良くしていたと思っていたのに、嫁になるよりメイドになりたいだなんて…」
奥様はハンカチで目元を拭いだした。
双子に目線を送ると揃って目を逸らされた。
確信犯ね。
絶対に逃げられないじゃない。
確かに好きだけど、私に公爵夫人は無理だし、極貧男爵令嬢だし。私がなれるとしたら妾くらい。だけど他の女性と彼を共有なんて嫌だ。そんなくらいならメイドとして弁えた方がいい。
旦「君には別の家門の養女になってもらう。そこからうちへ嫁いでもらう。書類上のことで、実際に先方の屋敷で暮らすことはない。
我々としてはモヴィー家からの嫁入りでも構わないのだが、しがらみを絶った方がいいだろう。
メイ。モヴィー家を取り潰しても構わないか?」
私「是非お願いします」
旦「分かった」
朝食を食べた後は奥様あらためお義母様とドレスのデザインを決めたり、買い物をした。
翌日からは本格的な花嫁修行が始まった。
だけど夜はぐったりした私を双子が甘やかす。
「今日は何度もティーカップを持たされたんだって?」
「もう普通のカップがいいです。アレン様ぁ」
「よしよし。持ちやすいカップを作らせよう」
「でも真面目だって褒めていたよ」
「褒められたって…まだまだ山のようにあるのに…やっぱり私には向かないんです」
「そんなことはないよ。もっと長い時間をかけて身に付けていることだから、直ぐにできなくて当たり前だよ」
「でも、出来るまでやらされるはずです」
「優しくするよう言っておくからね」
「やらなくていいって言ってくれないんですか」
「ごめんね」
「メイ、おいで」
アレン様の膝の上で嫌だと言い続けた。
でもいつの間にか宥められてしまう。
そんなことを繰り返す日々を送っていると、特別なお客様が来たと言われて応接間へ向かった。
「メイ」
「ミア姉様!?」
「うん」
心を病んで入院していたはずのミア姉様が目の前にいる。
側に寄って手を握ろうとすると、ミア姉様は後ろに下がった。
「私、汚いから…」
「そんなことない!!」
ミア姉様に抱きついて、鼓膜が破れそうなほど大きな声で否定した。
「メイ」
「ミア姉様は私の自慢の姉様よ!」
「あなたは何知らないだけよ」
「今は知っているの」
「そうなのね」
ミア姉様が当時のことを推してくれた。
「私、宿屋の人が屋敷に面接に来て、合格をもらった後、部屋に戻れと言われたの。自室に戻ったのだけど質問があって応接間に戻ったときに、お祖父様と宿屋の人の話が聞こえてしまったの。
処女を希望するお客さんが既にいて、半分がモヴィー家に入るって。その後も客を取る度に1割が配当されるって。
ショックだった。大事にはされていなかったけど普通にお嫁に行けると思っていたから。
嫌でも 私にはどうすることもできない。行き場がないもの。だから従ったわ。
最初のお客さんはお祖父様くらいの年代で太った人だったわ。押しつぶされて息が出来なくて時々息をさせるのだけど全然足りなくて、身動きできない隙にいきなり…。痛くて痛くて苦しくて、いつの間にか気を失っていて、彼の後は客を取れる状態じゃなかったわ。1週間ほど療養して、今度は他の女性達と一緒にお客さんから選ばれるのを待つだけ。選ばれたら二階の部屋に行って体を売るの。若いし新入りだから1日7~11人の客を取らされたわ。変な性癖の人もいれば不潔な人も醜い人もいるし、暴力的な人も少なくないの。
性器だけじゃなくて口でも排泄する部分でも要求されたら従わざるを得なかった。
もうね。考えることを放棄して心も閉ざして人形のようにしていたわ。
酷いときはね、宿屋の主人が連れてくる男達に無料で身体を使われること。
さすがに死にたくたってしまったの。どうやって死のうか考え始めたときに助けていただいたの。
メイ、ありがとう。カルデック公爵家を動かしてくれて」
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