38 / 69
サルフェトのコンドラー公爵領
しおりを挟む
サルフェト王国は船で南へ向かった場所にある。
日中は半袖が好ましい。夜は涼しくなり羽織ものが必要だ。
そのため、服が少し違う。ベロノワで着ていたようなドレスでは暑くて体調を崩す。
パニエなどは使わない。デザインによっては下半身のラインが出やすい。
「アイリーン…体のラインが出過ぎだ」
「まだそんなに太ってないです!」
「そうじゃなくて」
「オベール様の服を見に行きましょう。それでは暑いですよ」
気候は知っていて、持っている中でも薄い服を着て来たようだ。
オベール様が宿に押しかけた2日後の旅客船にオベール様が乗っていた。
“視察せねば” “ベロノワ家として…”などといろいろな理由を並べていた。そして害虫避けだと大きなダイヤモンドの付いた婚約指輪と、多数の小さなダイヤモンドが光り輝く夫婦の指輪をはめられた。
その後 仕方なく宿を取って港を一緒に見て回った。
「アイリーン!」
「ユーリ」
「戻ったんだね。寂しかったよ。
誰? お兄さん?」
「これはこれは。
私の最愛の妻がお世話になっております。
夫のオベール・ベロノワと申します。
お見知り置きを」
訳:私が夫だ。愛しているんだ。
「(本当にいたんだな)
ユーリ・コンドラーと申します。
アイリーンとはとても仲良くさせてもらっています。
今回はどのようなご用意でこちらに?」
訳:彼女は今 私と親しくしている。邪魔するな。
「私の愛する天使が少しの間だけ仕事をしていると言うので見に来ました。
妻との船旅は新婚旅行のような気分で楽しかったです。
こちらの港もベロノワの真似になるのでしょうか」
訳:妻の気まぐれだ。すぐベロノワへ帰る。
港もベロノワに敵わないぞ。
「かもしれませんね、いずれにしてもアイリーンという女神の息吹によるものです。我らはアイリーンの足元に跪くのみ」
訳:アイリーンのおかげだろう。
偉そうにするな。
「初めて来ましたよ。妻のおかげですね。
これから妻と見てまわります」
訳:アイリーンがいなければ来なかった。
これからデートだから邪魔するな。
「アイリーン。今夜も屋敷で待ってるよ」
訳:毎夜 アイリーンとデートだよ。
「ユーリ、ごめんなさい。オベール様がいるから宿を取ったの。さすがに自分だけお邪魔できないわ」
「邪魔だなんていわないでよ。
外聞が悪いか。すぐ戻って来てね」
訳:冷め切っていても一応夫婦なら仕方ない。
君がいないと寂しいから早く帰ってきてね。
何故かオベール様は私に声をかけてくる人全員に“私の最愛の妻です”と言っていた。
宿に帰り、オベール様が 彼が連れて来た護衛達とセイビアン達の久しぶりの再会に時間を作ってあげようと言って、彼らにお金をあげて飲みに行かせた。
それに伴い、安全のためといって一緒の客室にいる。
「疲れただろう。うつ伏せになって」
やや強引にうつ伏せにさせられるとオベール様はマッサージを始めた。
「人にしたことなんかないから力加減が分からない。
痛かったら言って。弱くても言ってくれ」
意外にもオベール様は上手だった。おかげでうっかり眠ってしまい、起きたら彼の腕の中にいた。
「おはよう」
「おはよう……ございます」
チュッ
「君の寝顔を同じベッドの中で眺めていられることに幸せを感じるよ」
「……」
「疲れていると可愛いイビキをかくのだな」
「うそっ!」
「可愛すぎて笑いを堪えるのが大変なほどだよ」
「っ!!」
「君のイビキを愛おしく感じるのは私だけだよ」
「止めてください」
「私の前で恥ずかしがらなくていい。他の男は嫌がるかもしれないが私は好きだ。
だがそれが聞けるということはとても疲れているという証拠だから今日はゆっくりしないか。
ロザリーナ達も疲れているはずだ。可哀想だろう?」
そう言われたらノーとは言えなかった。
ベッドの中で食事をしたり、この一年 何をしていたか お母様にどう絞られたのか話してくれた。
3人と使用人たちがオベール様をいじめてくれていたみたいだった。
「ふふっ」
「エリスなんか 近くを通る度に“天使様ぁ~何処ですかぁ~”“天使様ぁ~寂しいですぅ~”とかいうんだぞ?
食卓では態とアイリーンの席にカトラリーを並べだして“あ、そうだ。家出なさったんだわ”って毎日4回やるんだぞ?
ハンカチに天使と船の刺繍をして。
あいつ、泣き真似までするんだぞ?」
「エリスに会いたいです」
「早く会ってくれ。そろそろ私を虐めないよう頼んでくれないか」
「嫌です」
昼食を食べた後、オベール様が私の脇腹を撫でたりお腹を優しくトントンとしているうちに眠ってしまった。
お昼寝から目覚めたらオベール様が満面の笑みを浮かべていた。
寝かし付けられたと分かって何だか少し悔しい。
私が少し悔しがっている顔を見てオベール様はニヤリと片方の口角を上げた。
そして宿の周辺を散歩して夜を迎えたが、昼寝が長かったせいか眠くない。
が、“昼間に買った酒を試してみよう”と オベール様が栓を開けた。甘いワインらしい。
すぐに体がポカポカしてきた。
「アイリーン」
「はひぃ」
「ぐっすり眠れる方法があるよ。するか?」
「ひい?…」
そして起きたのは10時頃。
「おはよう。ぐっすりだったろう?」
「!!!!!」
オベールは閨事の再開をした。
アイリーンは“しまった!”と心の中で動揺した。
断片的な記憶を辿ると、“声を出すと筒抜けだよ”と言われて必死に枕で声を殺していたが、久しぶりのオベールは早々に吐精した後、今度は激しく突き立てて アイリーンが紅潮し涙を浮かべて枕を口元に押し付ける姿を楽しんで もう一度アイリーンに注いだ。
ちょっと体を動かすと秘部から注がれたものが漏れ出る。
この宿は温泉を使った男女別の共同浴場だ。
そこまでタオルを当てるか、後処理は、避妊薬はと頭に巡らせているアイリーンをオベールは楽しそうに眺めていた。
アイリーンをトイレに運び座らせ、水差しを持って来た。
「後処理をするから脚を開いて」
「でも」
「滲み出て服を濡らしてみんなに知らせるつもりか?
隣にいる男に たっぷり注がれましたって」
「っ!」
脚を開き目を逸らした。
オベールは膣に指を入れて掻き出した。
アイリーンはその刺激に体を震わせ声を漏らす。
「アイリーン。違う方法を思いついた」
アイリーンを抱き上げて部屋に戻り降ろした。壁に立たせたまま後ろから挿入した。
「ああっ!!」
オベールはアイリーンの口を手で塞ぐと、ギリギリまで腰を引き、奥までしっかり挿入する。
この動きを繰り返して昨夜吐精したものを掻き出した。
アイリーンの脚が小刻みに震えてきたので壁に押し付けながら深く突き上げ、頂を摘み上げた。
膣はオベールをキツく締め上げながら痙攣を始めた。オベールはアイリーンの口を塞ぎながら強く抱きしめた。
何度か繰り返すと、もう出てくる粘液はアイリーンの愛液だけだった。
タオルを敷いておいたベッドに寝かせると吐精のための抽送を始め、最後は腹や胸の上に吐精した。
ぐったりしたアイリーンの体を濡らしたタオルで丁寧に拭いた後、オベールは汚した床も拭いた。
日中は半袖が好ましい。夜は涼しくなり羽織ものが必要だ。
そのため、服が少し違う。ベロノワで着ていたようなドレスでは暑くて体調を崩す。
パニエなどは使わない。デザインによっては下半身のラインが出やすい。
「アイリーン…体のラインが出過ぎだ」
「まだそんなに太ってないです!」
「そうじゃなくて」
「オベール様の服を見に行きましょう。それでは暑いですよ」
気候は知っていて、持っている中でも薄い服を着て来たようだ。
オベール様が宿に押しかけた2日後の旅客船にオベール様が乗っていた。
“視察せねば” “ベロノワ家として…”などといろいろな理由を並べていた。そして害虫避けだと大きなダイヤモンドの付いた婚約指輪と、多数の小さなダイヤモンドが光り輝く夫婦の指輪をはめられた。
その後 仕方なく宿を取って港を一緒に見て回った。
「アイリーン!」
「ユーリ」
「戻ったんだね。寂しかったよ。
誰? お兄さん?」
「これはこれは。
私の最愛の妻がお世話になっております。
夫のオベール・ベロノワと申します。
お見知り置きを」
訳:私が夫だ。愛しているんだ。
「(本当にいたんだな)
ユーリ・コンドラーと申します。
アイリーンとはとても仲良くさせてもらっています。
今回はどのようなご用意でこちらに?」
訳:彼女は今 私と親しくしている。邪魔するな。
「私の愛する天使が少しの間だけ仕事をしていると言うので見に来ました。
妻との船旅は新婚旅行のような気分で楽しかったです。
こちらの港もベロノワの真似になるのでしょうか」
訳:妻の気まぐれだ。すぐベロノワへ帰る。
港もベロノワに敵わないぞ。
「かもしれませんね、いずれにしてもアイリーンという女神の息吹によるものです。我らはアイリーンの足元に跪くのみ」
訳:アイリーンのおかげだろう。
偉そうにするな。
「初めて来ましたよ。妻のおかげですね。
これから妻と見てまわります」
訳:アイリーンがいなければ来なかった。
これからデートだから邪魔するな。
「アイリーン。今夜も屋敷で待ってるよ」
訳:毎夜 アイリーンとデートだよ。
「ユーリ、ごめんなさい。オベール様がいるから宿を取ったの。さすがに自分だけお邪魔できないわ」
「邪魔だなんていわないでよ。
外聞が悪いか。すぐ戻って来てね」
訳:冷め切っていても一応夫婦なら仕方ない。
君がいないと寂しいから早く帰ってきてね。
何故かオベール様は私に声をかけてくる人全員に“私の最愛の妻です”と言っていた。
宿に帰り、オベール様が 彼が連れて来た護衛達とセイビアン達の久しぶりの再会に時間を作ってあげようと言って、彼らにお金をあげて飲みに行かせた。
それに伴い、安全のためといって一緒の客室にいる。
「疲れただろう。うつ伏せになって」
やや強引にうつ伏せにさせられるとオベール様はマッサージを始めた。
「人にしたことなんかないから力加減が分からない。
痛かったら言って。弱くても言ってくれ」
意外にもオベール様は上手だった。おかげでうっかり眠ってしまい、起きたら彼の腕の中にいた。
「おはよう」
「おはよう……ございます」
チュッ
「君の寝顔を同じベッドの中で眺めていられることに幸せを感じるよ」
「……」
「疲れていると可愛いイビキをかくのだな」
「うそっ!」
「可愛すぎて笑いを堪えるのが大変なほどだよ」
「っ!!」
「君のイビキを愛おしく感じるのは私だけだよ」
「止めてください」
「私の前で恥ずかしがらなくていい。他の男は嫌がるかもしれないが私は好きだ。
だがそれが聞けるということはとても疲れているという証拠だから今日はゆっくりしないか。
ロザリーナ達も疲れているはずだ。可哀想だろう?」
そう言われたらノーとは言えなかった。
ベッドの中で食事をしたり、この一年 何をしていたか お母様にどう絞られたのか話してくれた。
3人と使用人たちがオベール様をいじめてくれていたみたいだった。
「ふふっ」
「エリスなんか 近くを通る度に“天使様ぁ~何処ですかぁ~”“天使様ぁ~寂しいですぅ~”とかいうんだぞ?
食卓では態とアイリーンの席にカトラリーを並べだして“あ、そうだ。家出なさったんだわ”って毎日4回やるんだぞ?
ハンカチに天使と船の刺繍をして。
あいつ、泣き真似までするんだぞ?」
「エリスに会いたいです」
「早く会ってくれ。そろそろ私を虐めないよう頼んでくれないか」
「嫌です」
昼食を食べた後、オベール様が私の脇腹を撫でたりお腹を優しくトントンとしているうちに眠ってしまった。
お昼寝から目覚めたらオベール様が満面の笑みを浮かべていた。
寝かし付けられたと分かって何だか少し悔しい。
私が少し悔しがっている顔を見てオベール様はニヤリと片方の口角を上げた。
そして宿の周辺を散歩して夜を迎えたが、昼寝が長かったせいか眠くない。
が、“昼間に買った酒を試してみよう”と オベール様が栓を開けた。甘いワインらしい。
すぐに体がポカポカしてきた。
「アイリーン」
「はひぃ」
「ぐっすり眠れる方法があるよ。するか?」
「ひい?…」
そして起きたのは10時頃。
「おはよう。ぐっすりだったろう?」
「!!!!!」
オベールは閨事の再開をした。
アイリーンは“しまった!”と心の中で動揺した。
断片的な記憶を辿ると、“声を出すと筒抜けだよ”と言われて必死に枕で声を殺していたが、久しぶりのオベールは早々に吐精した後、今度は激しく突き立てて アイリーンが紅潮し涙を浮かべて枕を口元に押し付ける姿を楽しんで もう一度アイリーンに注いだ。
ちょっと体を動かすと秘部から注がれたものが漏れ出る。
この宿は温泉を使った男女別の共同浴場だ。
そこまでタオルを当てるか、後処理は、避妊薬はと頭に巡らせているアイリーンをオベールは楽しそうに眺めていた。
アイリーンをトイレに運び座らせ、水差しを持って来た。
「後処理をするから脚を開いて」
「でも」
「滲み出て服を濡らしてみんなに知らせるつもりか?
隣にいる男に たっぷり注がれましたって」
「っ!」
脚を開き目を逸らした。
オベールは膣に指を入れて掻き出した。
アイリーンはその刺激に体を震わせ声を漏らす。
「アイリーン。違う方法を思いついた」
アイリーンを抱き上げて部屋に戻り降ろした。壁に立たせたまま後ろから挿入した。
「ああっ!!」
オベールはアイリーンの口を手で塞ぐと、ギリギリまで腰を引き、奥までしっかり挿入する。
この動きを繰り返して昨夜吐精したものを掻き出した。
アイリーンの脚が小刻みに震えてきたので壁に押し付けながら深く突き上げ、頂を摘み上げた。
膣はオベールをキツく締め上げながら痙攣を始めた。オベールはアイリーンの口を塞ぎながら強く抱きしめた。
何度か繰り返すと、もう出てくる粘液はアイリーンの愛液だけだった。
タオルを敷いておいたベッドに寝かせると吐精のための抽送を始め、最後は腹や胸の上に吐精した。
ぐったりしたアイリーンの体を濡らしたタオルで丁寧に拭いた後、オベールは汚した床も拭いた。
395
あなたにおすすめの小説
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
王太子妃は離婚したい
凛江
恋愛
アルゴン国の第二王女フレイアは、婚約者であり、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子セレンに嫁ぐ。
だが、期待を胸に臨んだ婚姻の日、待っていたのは夫セレンの冷たい瞳だった。
※この作品は、読んでいただいた皆さまのおかげで書籍化することができました。
綺麗なイラストまでつけていただき感無量です。
これまで応援いただき、本当にありがとうございました。
レジーナのサイトで番外編が読めますので、そちらものぞいていただけると嬉しいです。
https://www.regina-books.com/extra/login
私も貴方を愛さない〜今更愛していたと言われても困ります
せいめ
恋愛
『小説年間アクセスランキング2023』で10位をいただきました。
読んでくださった方々に心から感謝しております。ありがとうございました。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚にはできない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら君は領地で好きに生活すればいい」
結婚初夜、旦那様は私に冷たく言い放つ。
この人は何を言っているのかしら?
そんなことは言われなくても分かっている。
私は誰かを愛することも、愛されることも許されないのだから。
私も貴方を愛さない……
侯爵令嬢だった私は、ある日、記憶喪失になっていた。
そんな私に冷たい家族。その中で唯一優しくしてくれる義理の妹。
記憶喪失の自分に何があったのかよく分からないまま私は王命で婚約者を決められ、強引に結婚させられることになってしまった。
この結婚に何の希望も持ってはいけないことは知っている。
それに、婚約期間から冷たかった旦那様に私は何の期待もしていない。
そんな私は初夜を迎えることになる。
その初夜の後、私の運命が大きく動き出すことも知らずに……
よくある記憶喪失の話です。
誤字脱字、申し訳ありません。
ご都合主義です。
完結 貴方が忘れたと言うのなら私も全て忘却しましょう
音爽(ネソウ)
恋愛
商談に出立した恋人で婚約者、だが出向いた地で事故が発生。
幸い大怪我は負わなかったが頭を強打したせいで記憶を失ったという。
事故前はあれほど愛しいと言っていた容姿までバカにしてくる恋人に深く傷つく。
しかし、それはすべて大嘘だった。商談の失敗を隠蔽し、愛人を侍らせる為に偽りを語ったのだ。
己の事も婚約者の事も忘れ去った振りをして彼は甲斐甲斐しく世話をする愛人に愛を囁く。
修復不可能と判断した恋人は別れを決断した。
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
いいえ、望んでいません
わらびもち
恋愛
「お前を愛することはない!」
結婚初日、お決まりの台詞を吐かれ、別邸へと押し込まれた新妻ジュリエッタ。
だが彼女はそんな扱いに傷つくこともない。
なぜなら彼女は―――
旦那様から彼女が身籠る間の妻でいて欲しいと言われたのでそうします。
クロユキ
恋愛
「君には悪いけど、彼女が身籠る間の妻でいて欲しい」
平民育ちのセリーヌは母親と二人で住んでいた。
セリーヌは、毎日花売りをしていた…そんなセリーヌの前に毎日花を買う一人の貴族の男性がセリーヌに求婚した。
結婚後の初夜には夫は部屋には来なかった…屋敷内に夫はいるがセリーヌは会えないまま数日が経っていた。
夫から呼び出されたセリーヌは式を上げて久しぶりに夫の顔を見たが隣には知らない女性が一緒にいた。
セリーヌは、この時初めて夫から聞かされた。
夫には愛人がいた。
愛人が身籠ればセリーヌは離婚を言い渡される…
誤字脱字があります。更新が不定期ですが読んで貰えましたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました
よどら文鳥
恋愛
ルーンブレイス国の国家予算に匹敵するほどの資産を持つハイマーネ家のソフィア令嬢は、サーヴィン=アウトロ男爵と恋愛結婚をした。
ソフィアは幸せな人生を送っていけると思っていたのだが、とある日サーヴィンの不倫行為が発覚した。それも一度や二度ではなかった。
ソフィアの気持ちは既に冷めていたため離婚を切り出すも、サーヴィンは立場を理由に認めようとしない。
更にサーヴィンは第二夫妻候補としてラランカという愛人を連れてくる。
再度離婚を申し立てようとするが、ソフィアの財閥と金だけを理由にして一向に離婚を認めようとしなかった。
ソフィアは家から飛び出しピンチになるが、救世主が現れる。
後に全ての成り行きを話し、ロミオ=ルーンブレイス第一王子を味方につけ、更にソフィアの父をも味方につけた。
ソフィアが想定していなかったほどの制裁が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる