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僕の性欲
早速、最初の休みに誘われた。
「クリス、女買いに行かないか。
先輩達の話だと単価も安くて若い子からベテランまで豊富にいるらしい。
早く行かないと選べないぞ」
「僕はいいよ」
「まさか男がいいのか?」
「違うよ。女の子がいいけど、副団長から身綺麗にしろと念を推されてるし、僕はまだそんなに興味ないかな」
「お前、そんな図体していて中身は子供だな。
いかにも性欲強そうなのに。
しかも副団長が? 何かの罰なのか? 苦行だなぁ。
今から目を付けられてるんじゃ入団後も大変だな」
「ははっ。帰ったら感想聞かせてよ。
さあ、早く行かないと」
「分かった、しっかり見てきてやるからな」
性欲は人とは比べたことはないけど、しっかりある。
寝る前に一度出して、朝も出す。そうしないと漏れてしまうから。結構な量が出るので洗濯が面倒だし。
普通は洗濯する使用人に頼むけど、さすがに精液塗れの下着を出すわけにはいかないから水で洗って干してから洗濯に出していた。
今は抜いておけば大丈夫なのでそうしている。
特別クラスの生徒は個室だから助かっている。
四半期のテストが終わり数日後、校長に呼ばれた。
「クリス・サモールが参りました」
「そこにかけてくれ」
全く覚えがないが、何かやらかしているのかと不安の中、座って校長の言葉を待った。
「クリスくん。副団長から君を10位以内に入れないで欲しいとお願いされてね。
それが君の希望だというから驚いた。
確認をしたい。10位以内に入ると奨学金が貰えるのは知っているのかな?」
「はい」
「理由を聞きたい。
下げる方向では応じなくもないが、後に問題になった時のために君から嘆願書をもらいたいからな」
僕は家で兄達にされた仕打ちと、先に暴力を振るった兄達に軽く反撃しただけなのに、厄介払いに騎士学校に入れさせられたことを話した。
「これは父の決断ですので、ちゃんとお金を父に払わせたいのです」
「なるほど。クリスくんは騎士は嫌か」
「嫌とかではなく、その道に進むという考えがありませんでした。今来てみると兄達から離れられて幸せです」
「そうか。
もう一つ。何故、筆記で手を抜かないんだ?」
「特別クラスに居たいからです。
剣術等の実技で及びませんので、筆記は全力で解答しました」
「……クリスくん。
最初の四半期の結果は4位。
入学試験は7位なんだ。
このままなら1位を狙えるだろう。
1位卒業は特権が付いてくる。
それでも順位を落とすかい?」
「はい。絶対に父に払わせます」
「そうか。毎回本当の順位を君と副団長には教えるから、手を抜かずに全力で頑張りなさい」
「実技は加減しないと仲間が怪我しますので…」
「手を抜いているのか」
「この体格ですから。僕が本気で剣を振り下ろせば相手は剣を落としたり、場合によっては死んでしまいます。
例えば頭の上に振り下ろしたら仲間は防ぎきれず、頭をカチ割ってしまいます」
「それは困るな。手を抜いて一生懸命頑張りなさい……あれ?おかしなことを言っているな」
「怪我をさせないよう頑張ります」
「期待しているぞ」
「はい」
お小言じゃなくて良かった。
「クリス、女買いに行かないか。
先輩達の話だと単価も安くて若い子からベテランまで豊富にいるらしい。
早く行かないと選べないぞ」
「僕はいいよ」
「まさか男がいいのか?」
「違うよ。女の子がいいけど、副団長から身綺麗にしろと念を推されてるし、僕はまだそんなに興味ないかな」
「お前、そんな図体していて中身は子供だな。
いかにも性欲強そうなのに。
しかも副団長が? 何かの罰なのか? 苦行だなぁ。
今から目を付けられてるんじゃ入団後も大変だな」
「ははっ。帰ったら感想聞かせてよ。
さあ、早く行かないと」
「分かった、しっかり見てきてやるからな」
性欲は人とは比べたことはないけど、しっかりある。
寝る前に一度出して、朝も出す。そうしないと漏れてしまうから。結構な量が出るので洗濯が面倒だし。
普通は洗濯する使用人に頼むけど、さすがに精液塗れの下着を出すわけにはいかないから水で洗って干してから洗濯に出していた。
今は抜いておけば大丈夫なのでそうしている。
特別クラスの生徒は個室だから助かっている。
四半期のテストが終わり数日後、校長に呼ばれた。
「クリス・サモールが参りました」
「そこにかけてくれ」
全く覚えがないが、何かやらかしているのかと不安の中、座って校長の言葉を待った。
「クリスくん。副団長から君を10位以内に入れないで欲しいとお願いされてね。
それが君の希望だというから驚いた。
確認をしたい。10位以内に入ると奨学金が貰えるのは知っているのかな?」
「はい」
「理由を聞きたい。
下げる方向では応じなくもないが、後に問題になった時のために君から嘆願書をもらいたいからな」
僕は家で兄達にされた仕打ちと、先に暴力を振るった兄達に軽く反撃しただけなのに、厄介払いに騎士学校に入れさせられたことを話した。
「これは父の決断ですので、ちゃんとお金を父に払わせたいのです」
「なるほど。クリスくんは騎士は嫌か」
「嫌とかではなく、その道に進むという考えがありませんでした。今来てみると兄達から離れられて幸せです」
「そうか。
もう一つ。何故、筆記で手を抜かないんだ?」
「特別クラスに居たいからです。
剣術等の実技で及びませんので、筆記は全力で解答しました」
「……クリスくん。
最初の四半期の結果は4位。
入学試験は7位なんだ。
このままなら1位を狙えるだろう。
1位卒業は特権が付いてくる。
それでも順位を落とすかい?」
「はい。絶対に父に払わせます」
「そうか。毎回本当の順位を君と副団長には教えるから、手を抜かずに全力で頑張りなさい」
「実技は加減しないと仲間が怪我しますので…」
「手を抜いているのか」
「この体格ですから。僕が本気で剣を振り下ろせば相手は剣を落としたり、場合によっては死んでしまいます。
例えば頭の上に振り下ろしたら仲間は防ぎきれず、頭をカチ割ってしまいます」
「それは困るな。手を抜いて一生懸命頑張りなさい……あれ?おかしなことを言っているな」
「怪我をさせないよう頑張ります」
「期待しているぞ」
「はい」
お小言じゃなくて良かった。
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