【完結】貴方のために涙は流しません

ユユ

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婚約破棄(ヤスミン)

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【 ヤスミンの視点 】


半年前。


バチン!

「お母様っ」

「よくもコーレル家に泥を塗ってくれたわね!
バリー子爵家から破棄の連絡がきたわ!」


私は4歳上の子爵家の嫡男と婚約をしていた。
バリー子爵令息は見目が悪かった。
子爵にそっくりで首が見当たらない。ウエストも見当たらない。手足が短くずんぐりとしている。

よく隣に座りたがり、腕を回しては腰や脇腹や肩、腕と撫でてくる。
時には後ろから抱きしめるように腕を回し、胸に触れ 態と指で頂を引っ掛ける。
それに反応すると、ニヤリと下品な笑みを浮かべる。あの目に虫唾が走る。


バリー子爵邸に両親と滞在したとき、婚約者の親友の伯爵令息も滞在していた。
婚約者と比べると物語の男主人公のように思えた。

夜、婚約者が私の部屋に来た。

まだ消灯前で、薄明かりがついていた。
彼の股間は膨らんでいた。
まずいと誰か叫ぼうとするも、すぐに口を塞がれてベッドに押し倒された。寝間着を破かれ、下着を剥ぎ取られ、指が差し込まれた。

「ん~!」

痛い!!

「濡れてないと駄目か」

そう言ってポケットから何かを取り出そうとした時に股間を蹴った。

「ぐあっ!!」

走って部屋から飛び出し、廊下の角で人にぶつかった。婚約者の親友だった。
連れ戻されたくなくて逃げようとした時、“匿ってあげる”と言われて彼の部屋に連れてこられた。

だが、この時、自分がどんな姿をしているのか気が付いていかなった。片方の乳房は丸見えだった。

「綺麗だ」

「え?」

「こんな綺麗なヤスミン嬢に優しくできないなんて」

「ん」

口付けをされたが嫌ではなかった。

「可愛いな」

ベッドに腰をかけさせられ また口付けをされた。今度は舌が絡んできた。
そしていつのまにか寝間着は腰まで脱がされて上半身は裸だった。

救い上げるように乳房を包み形をかえさせる。
そのうち頂を捏ねだした。

「んっ、んっ」

押し倒して両手で両乳房を包み、頂を摘んだ。クリクリと動かす。

腹を舐めながら脚を大きく開かせて、股間に顔を埋めた。

「それはっ、ああっ!」

入念に舐められ、その間に膣は2本の指ですっかりほぐれていた。

彼はゴソゴソしながら 愛芽を口に含み執拗に捏ね舐めた。

「あっ、ああ~っ!」

達して、ボーっとしている隙に股間に何かを押し当てられると衝撃が走った。

「うっ!」

太くてかたいものが押し入ってきた。

「一気に入っちゃったけど、痛かった?」

私が戸惑いつつも首を振ると彼は微笑んだ。

「本当に可愛いな。私の婚約者にしたいくらいだ」

そんな言葉を確定のように受け取ってしまった。

「出血は少しだけで良かった」

閨教育でこれがどんな行為なのか知っていた。
15歳になりたての私には年齢的には早いが、あり得なくはない。

じっと待つ彼に告げた。

「グラシアン様をもっと感じたいです」

「可愛いヤスミン。動くよ」

ゆっくり抜き差ししながら体を撫でる。

「すごく狭い…」

次第に腰の動きは早まった。

「あっ、」

段々と快楽を拾うようになってきた。

「よく濡れていて気持ちがいい」

覆い被さるように体勢を変えるとより奥深く侵入してきた。

「痛い?」

「いいえ」

その返事を聞くと、一心不乱に腰を振り下ろす。
腰を押し付けて止まると中で陰茎がビクンビクンと動いているのがわかるし、奥に圧迫感を感じた。

体勢を起こし、ゆっくり陰茎を抜き去ると、彼は仰向けになった。

「ヤスミン、跨って今度は君が動いてくれないか」

体を起こして膝をつくと秘部から何かが漏れ出た。

「ハハッ、漏れちゃったね」

これが精液だと分かった。


跨って、勃ち上がったままの陰茎を充てがい、ゆっくり腰を落とした。

これも深く入る。

「出来るだけ大きく出し入れしたり、奥でグリグリ先を撫で回したりしてくれないか」

未来の旦那様にお気に召してもらおうと頑張って動いた。

「処女だったとは思えないな」

「気持ちいいですか?」

「気持ちいいよ、ヤスミン。腹部に力を入れてごらん。陰茎を膣で掴むように」

「こうですか」

「ん~、四つん這いになって」

鞄から何かを取り出して尻の割れ目に垂らした。

「んん!」

掬い取って液体をお尻の穴に入れながら指で解し出したけど

「そこは違います!」

「違わないよ」

さらに液体を垂らされ、穴に充てがわれた大きさを感じ取って恐怖を感じだ。

「入りません!嫌っ」

「毎日出している穴だよ?力を抜けば入るに決まっているよ」

そう言って捩じ込んだ。

「あっ、嫌っ」

「ああっ…きっつい…ゆっくり挿れるよ」

「くうっ、」

グラシアン様のお腹が尻を押しているということは、やっと全部挿入したということだ。

「思ったより膣は馴染むのが早かったから、こっちを使わせてもらったよ。
いいね、痛いほど締め付けてくる」

少し落ち着いたところで腰を動かし始めた。
私はギュッと枕を抱きしめて耐えた。

暫くすると、

「この穴に出すと腹が痛くなる娘もいるんだ。
その時はトイレに駆け込むんだよ」

「え?、ああっ!」

激しく突き立て、グラシアン様は私を押し潰すように体重をかけたので、私は四つん這いではなく完全なうつ伏せになった。角度を変えてより深く挿さった陰茎は膨らんで腸壁を圧迫すると、またビクンビクンと動いた。

さっきので、この感覚は吐精だと分かったから、やっと終わると安心した。
腸に注がれる感覚は膣よりも鮮明だった。

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