【完結】仮面の令嬢と秘密の逢瀬

ユユ

文字の大きさ
8 / 36

二度目

しおりを挟む

会場に戻り彼女の前に立った。

「待たせたな。行くぞ」

「は、はいっ」

男はポカンとしていたが、直ぐに別の女を物色するだろう。

部屋に通されるとソファに座った。

「あのな、嫌なら断れよ」

「…断ったわ」

「足りないから相手が強引になったんだろう」

「……」

「部屋にさえ付いて行かなきゃ運営側が助けてくれる。だがあのくらい自分で何とか出来ないのなら ここは向いていないんじゃないか」

「そんなに言わなくたって…」

「少ししたら会場に戻ろう。あの男は他の女と部屋に入っているだろう」

「え?」

「相手を選び直してくれ」

「そんなに私は良くなかった?」

「俺はストレスや性欲を解消したくてここにいるんだ。気を遣いに来たわけじゃない。あの日十分紳士でいただろう」

「もう大丈夫、あの時とは違うから」

そうだろうな。前回は俺は別の女と寝たから、おまえは他の男と寝たはずだ。

「遠慮しなくていいんだな?」

「はい」

「分かった。脱いでくれ」

何故か俺は苛立っていた。


潤滑油を使って指で解すがまだ狭い。2回の経験ではこんなものなのか?
二本目の指でナカを馴染ませると陰茎を挿入した。

反応が硬い。こういう相手は敏感で快楽を拾い声を上げる女の方が興奮する。

抽送を続けながら体位を変えて、最後は後背位で高めて抜くと背中に吐精し サッと布で拭き取った。

お湯で濡らした布で拭いてやって下着を拾って渡した。

俺も服を着始めた。

「あの、次もお相手をお願い出来ませんか」

「ここは一夜限りの関係を楽しむ場だぞ」

「他の人は嫌なんです」

「この間、別の男と寝たんだろう?」

「貴方が他の女性と部屋へ行かれたので そのまま帰りました」

は?

じゃあ今夜が二度目!?

「痛みは?」

「まだ少し。最後の方は痛くはありませんでした」

はぁ…全く何なんだよ。

彼女を押し倒し、下着をずらして秘部を舐めた。

「あっ…」

大きく何度も舐め上げた後に口に含み吸った。

「いやっ!それいやっ!」

構わず剥いたまま吸ったり舐めたりしていると直ぐに達した。少し休ませてまた舐めた。
結局四度達したところで開放した。


「次は金曜だ。いいな?」

彼女はベッドで脱力したまま返事をした。

「…はい」

彼女を置いて屋敷に帰った。


登校日。

アルメット王子はまたも休憩室に女生徒を連れ込んだ。

「マーガレット、いいだろう?」

「駄目ですよ」

「どうして」

「私はお嫁さんにしてくれる人にだけ純潔を捧げたいんです」

「だがなぁ…」

何だこのやり取りは。

「土曜日は婚約者候補達と食事会だと聞きましたよ」

「何で知っているんだ?」

「先日クインさんが食堂で話しているのを聞きました」

「チッ」

「殿下のこと好きですけど、私だけの人でないと。
そろそろ戻りますね」

男爵令嬢はさっさと休憩室から出て行った。

「デボラめ!余計なことを言いやがって!」

ローテーブルを蹴って八つ当たりをしている王子を俺達は静観した。 

「仕方ない。次はあいつにしよう」


翌日連れてきたのは男遊びが派手な子爵家の令嬢サリー・マロウだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

幼馴染を溺愛する旦那様の前からは、もう消えてあげることにします

睡蓮
恋愛
「旦那様、もう幼馴染だけを愛されればいいじゃありませんか。私はいらない存在らしいので、静かにいなくなってあげます」

【完結】生贄になった婚約者と間に合わなかった王子

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
フィーは第二王子レイフの婚約者である。 しかし、仲が良かったのも今は昔。 レイフはフィーとのお茶会をすっぽかすようになり、夜会にエスコートしてくれたのはデビューの時だけだった。 いつしか、レイフはフィーに嫌われていると噂がながれるようになった。 それでも、フィーは信じていた。 レイフは魔法の研究に熱心なだけだと。 しかし、ある夜会で研究室の同僚をエスコートしている姿を見てこころが折れてしまう。 そして、フィーは国守樹の乙女になることを決意する。 国守樹の乙女、それは樹に喰らわれる生贄だった。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

病弱な幼馴染を守る彼との婚約を解消、十年の恋を捨てて結婚します

佐藤 美奈
恋愛
セフィーナ・グラディウスという貴族の娘が、婚約者であるアルディン・オルステリア伯爵令息との関係に苦悩し、彼の優しさが他の女性に向けられることに心を痛める。 セフィーナは、アルディンが幼馴染のリーシャ・ランスロット男爵令嬢に特別な優しさを注ぐ姿を見て、自らの立場に苦しみながらも、理想的な婚約者を演じ続ける日々を送っていた。 婚約して十年間、心の中で自分を演じ続けてきたが、それももう耐えられなくなっていた。

あなたに嘘を一つ、つきました

小蝶
恋愛
 ユカリナは夫ディランと政略結婚して5年がたつ。まだまだ戦乱の世にあるこの国の騎士である夫は、今日も戦地で命をかけて戦っているはずだった。彼が戦地に赴いて3年。まだ戦争は終わっていないが、勝利と言う戦況が見えてきたと噂される頃、夫は帰って来た。隣に可愛らしい女性をつれて。そして私には何も告げぬまま、3日後には結婚式を挙げた。第2夫人となったシェリーを寵愛する夫。だから、私は愛するあなたに嘘を一つ、つきました…  最後の方にしか主人公目線がない迷作となりました。読みづらかったらご指摘ください。今さらどうにもなりませんが、努力します(`・ω・́)ゞ

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

初恋にケリをつけたい

志熊みゅう
恋愛
「初恋にケリをつけたかっただけなんだ」  そう言って、夫・クライブは、初恋だという未亡人と不倫した。そして彼女はクライブの子を身ごもったという。私グレースとクライブの結婚は確かに政略結婚だった。そこに燃えるような恋や愛はなくとも、20年の信頼と情はあると信じていた。だがそれは一瞬で崩れ去った。 「分かりました。私たち離婚しましょう、クライブ」  初恋とケリをつけたい男女の話。 ☆小説家になろうの日間異世界(恋愛)ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/18) ☆小説家になろうの日間総合ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/18) ☆小説家になろうの週間総合ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/22)

処理中です...