【完結】仮面の令嬢と秘密の逢瀬

ユユ

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二度目

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会場に戻り彼女の前に立った。

「待たせたな。行くぞ」

「は、はいっ」

男はポカンとしていたが、直ぐに別の女を物色するだろう。

部屋に通されるとソファに座った。

「あのな、嫌なら断れよ」

「…断ったわ」

「足りないから相手が強引になったんだろう」

「……」

「部屋にさえ付いて行かなきゃ運営側が助けてくれる。だがあのくらい自分で何とか出来ないのなら ここは向いていないんじゃないか」

「そんなに言わなくたって…」

「少ししたら会場に戻ろう。あの男は他の女と部屋に入っているだろう」

「え?」

「相手を選び直してくれ」

「そんなに私は良くなかった?」

「俺はストレスや性欲を解消したくてここにいるんだ。気を遣いに来たわけじゃない。あの日十分紳士でいただろう」

「もう大丈夫、あの時とは違うから」

そうだろうな。前回は俺は別の女と寝たから、おまえは他の男と寝たはずだ。

「遠慮しなくていいんだな?」

「はい」

「分かった。脱いでくれ」

何故か俺は苛立っていた。


潤滑油を使って指で解すがまだ狭い。2回の経験ではこんなものなのか?
二本目の指でナカを馴染ませると陰茎を挿入した。

反応が硬い。こういう相手は敏感で快楽を拾い声を上げる女の方が興奮する。

抽送を続けながら体位を変えて、最後は後背位で高めて抜くと背中に吐精し サッと布で拭き取った。

お湯で濡らした布で拭いてやって下着を拾って渡した。

俺も服を着始めた。

「あの、次もお相手をお願い出来ませんか」

「ここは一夜限りの関係を楽しむ場だぞ」

「他の人は嫌なんです」

「この間、別の男と寝たんだろう?」

「貴方が他の女性と部屋へ行かれたので そのまま帰りました」

は?

じゃあ今夜が二度目!?

「痛みは?」

「まだ少し。最後の方は痛くはありませんでした」

はぁ…全く何なんだよ。

彼女を押し倒し、下着をずらして秘部を舐めた。

「あっ…」

大きく何度も舐め上げた後に口に含み吸った。

「いやっ!それいやっ!」

構わず剥いたまま吸ったり舐めたりしていると直ぐに達した。少し休ませてまた舐めた。
結局四度達したところで開放した。


「次は金曜だ。いいな?」

彼女はベッドで脱力したまま返事をした。

「…はい」

彼女を置いて屋敷に帰った。


登校日。

アルメット王子はまたも休憩室に女生徒を連れ込んだ。

「マーガレット、いいだろう?」

「駄目ですよ」

「どうして」

「私はお嫁さんにしてくれる人にだけ純潔を捧げたいんです」

「だがなぁ…」

何だこのやり取りは。

「土曜日は婚約者候補達と食事会だと聞きましたよ」

「何で知っているんだ?」

「先日クインさんが食堂で話しているのを聞きました」

「チッ」

「殿下のこと好きですけど、私だけの人でないと。
そろそろ戻りますね」

男爵令嬢はさっさと休憩室から出て行った。

「デボラめ!余計なことを言いやがって!」

ローテーブルを蹴って八つ当たりをしている王子を俺達は静観した。 

「仕方ない。次はあいつにしよう」


翌日連れてきたのは男遊びが派手な子爵家の令嬢サリー・マロウだった。
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