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帝国 王太子レオン(兄弟の結束)
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【 帝国王太子レオンの視点 】
レ「護衛か侍従か分からないが今回の旅に父上の間者が紛れていたようだ。
こうなることを恐れて言わなかったことを既にご存知だった。
書簡を届ける時に先方に事情を話さねばならないのに間者がいてはやり難い」
ア「では同行メンバーを直ぐに決めて自白剤を飲ませましょう。そこで秘密を守れるかどうか質問をするのです。何か言われたら、戦争も有り得るのに情報漏れを出していては成し遂げられないと言えば済むでしょう」
ブ「そうだな。薬の用意を頼む」
ア「お任せを」
レ「では、我々が誇りある帝国に戻そう」
結束を確認した後、双子について他言無用で話をした。
レ「双子は幼い頃から英才教育を受けている。
学問、地理、外国語、武術、暗殺術だろう。
妹のミーシェは弓は引けないと思われる」
ブ「暗殺!?」
レ「双子を教育したのが近衛騎士団の暗殺部隊に所属していた影なんだ。兄のライアンは加重ハンデなんか無しで打ち合いをしたがお手上げだった。
ライアンが最優先する者が妹のミーシェ。
そしてサルトだ。
父上の望みを聞いてしまったらライアンを中心としたサルト家を敵に回す。
サルト家は男爵位だが王族の家族と言っても過言ではないだろう。
アネット夫人は伯爵令嬢時代に近衛騎士団で働いていたこともあり、騎士団ととても仲が良い。
アネット夫人がサルト領に移り住むと、一人の近衛騎士であり影のアーノルドも付いてきた。
双子が生まれると英才教育が始まった。
そして夫人を溺愛しているのは夫だけではない。国王の娘、ステファニー王女も夫人と夫人に似た娘ミーシェに傾倒している。
サルトが、あの国がミーシェを差し出すはずはない。
ライアンでさえ歯が立たない。
アーノルドという師匠がいるということは、実力を持つ影が何人、何十人と王城にいるのだろう」
ヤ「何故、従属国になったのでしょう」
ブ「数だろう。帝国と戦っても死傷者が多い。
さらに他の従属国が加われば四方八方から攻め込まれることになる。無血降伏で民を守ったのだろうな」
レ「だか、双子は影達にとっても仲間だ。子の様な気持ちでいる者もいるだろう。
宣戦布告のような縁談を持って行ったその日から、我ら王族は安心して夜も眠れないし、一人になる様な所は危険だ。数人護衛がいてもあまり意味は無い。
投剣の精度はかなりのものだ。
それにライアンの弓術は、騎士が盾になっても意味がない。後ろにいる者に当てることができる。それを教えた者がいるのだから複数人ができる技なのだろう」
ア「私は二回見ましたから。
セーレンと、サルト領と。
木の後ろの獲物を仕留めていましたよ」
レ「ガブリエルを仕留めた時も、背後から頸椎の手前まで喉を掻き切った。一瞬、一掻きだ。
私は狙われたくない。
何より私は双子もサルト領も好きなんだ。
もう恋しい程にな」
ア「分かります。サルトシックになりますよ。
食べ物も美味いし空気もいい。自然は輝き、星は無数に煌めく。使用人や騎士達は当主に選び抜かれた優秀な者達で、さりげない心配りが素晴らしいのです」
レ「熊とウサギは狩れないがな」
ヤ「熊とウサギですか」
レ「双子の妹の機嫌を損ねてしまう。
ミーシェとは少し違う可愛さで、面白い子だ。
自身に好意をもっているかどうか嗅ぎ分ける。
初対面の私の脇腹に得物を突き付けるんだぞ」
ア「えっ!? あの時にですか!?」
レ「コルク抜きのような形をした両刃のナイフだな。
まあ、令嬢を勝手に膝の上に乗せたから、私も悪いのだが、帝国の王太子相手に度胸がある。
シーナと言って、国王陛下が自身の孫よりも可愛がっている。
“シーちゃん”、“ジイジ”と呼び合って、膝の上に乗せて菓子を食べさせていた。
もう12歳くらいか?
シーナもまた、歳の近い王子が城を捨ててサルトに移住していて、側でシーナに虫が付かないよう一生懸命だ」
ア「サルト領に定期的に遊びに行きたいです。とにかく居心地がいいんですよ。ベッドも私のベッドより良いものですよ。
あの食事を覚えてしまったら、他の食事に満足できなくなりました」
ブ「でしたら、父上の理由が良くないのであって、別の理由で双子とサルトを含む国ごと手に入れたくなりますね」
レ「サルトが魅力的なのは当主の手腕だ。
それに、私は双子が好きなんだ。悲しませたくない」
ア「私も同じ気持ちです」
ブ「会ってみたいですね」
国王宛に早馬を出し、その中にステファニー王女宛の密書を忍ばせた。
“訪れた際に、双子を含め話し合いを希望する”
その紙には“我ら王子一同敵意なし”と隠し文字を忍ばせた。気付いてくれたら良いのだが。
2日後に贈答品リストが出来上がった。
その日の夜に同行者を決めて炙り出しをした。
「申し訳ございません、アクエリオン殿下」
アクエリオンの専属護衛がひっかかった。
「咎めない。その代わり、当日に腹下しの薬草を煎じて飲め。体調不良で旅に耐えられないことにしろ」
「はい。仰る通りにいたします」
他は大丈夫だったので入れ替え増員無しで翌早朝出発した。
私とブリアックだ。
父上にはもしもの下見にさせたいと言ったらご機嫌だった。
「それは何ですか?」
「ミーシェに土産だ」
「兄上はその令嬢を召したいのでは?」
「治療をしに来いと言ったんだが、断られた」
「そんな遠回しではなくて口説かないのですか」
「その時は王子の婚約者だと聞いていた。
ちょっとミーシェが怒ってしまうことがあって、どうやら内定という段階だったらしいが一旦取り消したと聞いた」
「では父上にとっても兄上にとってもチャンスではありませんか」
「サルトのある国から出ようとは思わないだろう。
それにミーシェ達の一歳下のエヴァン殿下に体を許したと聞いている。
エヴァン殿下と揉めた時に泣いていたし、頼りない王子でも好きなのかもしれない」
「美男子ですか?」
「ライアンの方が身分以外は優ってるな。絆されたのかもしれないな」
「兄上……」
レ「護衛か侍従か分からないが今回の旅に父上の間者が紛れていたようだ。
こうなることを恐れて言わなかったことを既にご存知だった。
書簡を届ける時に先方に事情を話さねばならないのに間者がいてはやり難い」
ア「では同行メンバーを直ぐに決めて自白剤を飲ませましょう。そこで秘密を守れるかどうか質問をするのです。何か言われたら、戦争も有り得るのに情報漏れを出していては成し遂げられないと言えば済むでしょう」
ブ「そうだな。薬の用意を頼む」
ア「お任せを」
レ「では、我々が誇りある帝国に戻そう」
結束を確認した後、双子について他言無用で話をした。
レ「双子は幼い頃から英才教育を受けている。
学問、地理、外国語、武術、暗殺術だろう。
妹のミーシェは弓は引けないと思われる」
ブ「暗殺!?」
レ「双子を教育したのが近衛騎士団の暗殺部隊に所属していた影なんだ。兄のライアンは加重ハンデなんか無しで打ち合いをしたがお手上げだった。
ライアンが最優先する者が妹のミーシェ。
そしてサルトだ。
父上の望みを聞いてしまったらライアンを中心としたサルト家を敵に回す。
サルト家は男爵位だが王族の家族と言っても過言ではないだろう。
アネット夫人は伯爵令嬢時代に近衛騎士団で働いていたこともあり、騎士団ととても仲が良い。
アネット夫人がサルト領に移り住むと、一人の近衛騎士であり影のアーノルドも付いてきた。
双子が生まれると英才教育が始まった。
そして夫人を溺愛しているのは夫だけではない。国王の娘、ステファニー王女も夫人と夫人に似た娘ミーシェに傾倒している。
サルトが、あの国がミーシェを差し出すはずはない。
ライアンでさえ歯が立たない。
アーノルドという師匠がいるということは、実力を持つ影が何人、何十人と王城にいるのだろう」
ヤ「何故、従属国になったのでしょう」
ブ「数だろう。帝国と戦っても死傷者が多い。
さらに他の従属国が加われば四方八方から攻め込まれることになる。無血降伏で民を守ったのだろうな」
レ「だか、双子は影達にとっても仲間だ。子の様な気持ちでいる者もいるだろう。
宣戦布告のような縁談を持って行ったその日から、我ら王族は安心して夜も眠れないし、一人になる様な所は危険だ。数人護衛がいてもあまり意味は無い。
投剣の精度はかなりのものだ。
それにライアンの弓術は、騎士が盾になっても意味がない。後ろにいる者に当てることができる。それを教えた者がいるのだから複数人ができる技なのだろう」
ア「私は二回見ましたから。
セーレンと、サルト領と。
木の後ろの獲物を仕留めていましたよ」
レ「ガブリエルを仕留めた時も、背後から頸椎の手前まで喉を掻き切った。一瞬、一掻きだ。
私は狙われたくない。
何より私は双子もサルト領も好きなんだ。
もう恋しい程にな」
ア「分かります。サルトシックになりますよ。
食べ物も美味いし空気もいい。自然は輝き、星は無数に煌めく。使用人や騎士達は当主に選び抜かれた優秀な者達で、さりげない心配りが素晴らしいのです」
レ「熊とウサギは狩れないがな」
ヤ「熊とウサギですか」
レ「双子の妹の機嫌を損ねてしまう。
ミーシェとは少し違う可愛さで、面白い子だ。
自身に好意をもっているかどうか嗅ぎ分ける。
初対面の私の脇腹に得物を突き付けるんだぞ」
ア「えっ!? あの時にですか!?」
レ「コルク抜きのような形をした両刃のナイフだな。
まあ、令嬢を勝手に膝の上に乗せたから、私も悪いのだが、帝国の王太子相手に度胸がある。
シーナと言って、国王陛下が自身の孫よりも可愛がっている。
“シーちゃん”、“ジイジ”と呼び合って、膝の上に乗せて菓子を食べさせていた。
もう12歳くらいか?
シーナもまた、歳の近い王子が城を捨ててサルトに移住していて、側でシーナに虫が付かないよう一生懸命だ」
ア「サルト領に定期的に遊びに行きたいです。とにかく居心地がいいんですよ。ベッドも私のベッドより良いものですよ。
あの食事を覚えてしまったら、他の食事に満足できなくなりました」
ブ「でしたら、父上の理由が良くないのであって、別の理由で双子とサルトを含む国ごと手に入れたくなりますね」
レ「サルトが魅力的なのは当主の手腕だ。
それに、私は双子が好きなんだ。悲しませたくない」
ア「私も同じ気持ちです」
ブ「会ってみたいですね」
国王宛に早馬を出し、その中にステファニー王女宛の密書を忍ばせた。
“訪れた際に、双子を含め話し合いを希望する”
その紙には“我ら王子一同敵意なし”と隠し文字を忍ばせた。気付いてくれたら良いのだが。
2日後に贈答品リストが出来上がった。
その日の夜に同行者を決めて炙り出しをした。
「申し訳ございません、アクエリオン殿下」
アクエリオンの専属護衛がひっかかった。
「咎めない。その代わり、当日に腹下しの薬草を煎じて飲め。体調不良で旅に耐えられないことにしろ」
「はい。仰る通りにいたします」
他は大丈夫だったので入れ替え増員無しで翌早朝出発した。
私とブリアックだ。
父上にはもしもの下見にさせたいと言ったらご機嫌だった。
「それは何ですか?」
「ミーシェに土産だ」
「兄上はその令嬢を召したいのでは?」
「治療をしに来いと言ったんだが、断られた」
「そんな遠回しではなくて口説かないのですか」
「その時は王子の婚約者だと聞いていた。
ちょっとミーシェが怒ってしまうことがあって、どうやら内定という段階だったらしいが一旦取り消したと聞いた」
「では父上にとっても兄上にとってもチャンスではありませんか」
「サルトのある国から出ようとは思わないだろう。
それにミーシェ達の一歳下のエヴァン殿下に体を許したと聞いている。
エヴァン殿下と揉めた時に泣いていたし、頼りない王子でも好きなのかもしれない」
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