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クリスとリューズ
8:クリスとリューズ
しおりを挟むご飯と着替えをを最速で終わらして、いざ!リューズの元へ!
「おはよ、リューズ!」
「おはようござい…おはよう、クリス。」
そうそう。敬語禁止だからね。
「今日は婚姻成立証明書に最適な日だね!」
「どんな日でも同じ…じゃなんだな。」
「晴れてて、幸せーーー!って時が1番だよ!曇りとか雨はどよよーんってしててイヤ!」
「そうです…そうだな。うん。じゃあまず、クリスの両親の元に行こうか。」
「うん!」
流石にここまで来て、ダメなんて言わないよね?
「お父様、お母様、入っていいですか?」
「えぇ。どうぞ~。」「あぁ、入れ。」
珍しい…お父様が普通だ。
「婚姻成立証明書か?」
「え、あ、うん。」
「まぁ、なんだ。愛娘を手放したくないがな。クリスが、リューズといる方が幸せなら仕方ない。俺はルミィを攫って来たからな。」
「ウチの親が了承したんだから攫われてはないけどね。ふふっ。まぁ、この国にくることになるとは思ってなかったわねぇ。」
いきなり耳にタコになるほど聞かされた馴れ初めを言い出した…無視していいかな。
「まぁ、2人が幸せになれるなら、いい。」
「そうねさ、さっさと書きましょ。」
「あぁ。」
あっさり書いてくれた。
「これでいいか?」
「…うん。お父様ありがとう、認めてくれて。」
「まぁ、幸せになりなさい。」
「うん!絶対幸せになろうね、リューズ!」
「あ、あぁ。」
ありゃりゃ…リューズも驚いてるよ。あたり前か。あんなに渋ってたもんね。
「そうそう。娘をまた作ることになったのよ。」
「「えぇ!?」」
「だから、あなた達は安心して結婚しなさいね。」
「「………はい。」」
そういう事ね。また娘作るからお父様ったら大人しいのね。
親元を離れる娘には会いに行きずらいよね。魔族って独占欲強いから、結婚後は娘の親にも嫉妬するって聞いたことあるし。
「次はリューズの家族だね!」
「あ、それは今朝もらって来た。」
「…えぇ!早くない!?」
「今朝、さっさと寄越せって言われて、渡したら書いてくれた。」
「そ、そう。まぁ、いいか。じゃ、提出しに行こう。」
「あぁ。」
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