ニューハーフヘルス体験

中田智也

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41 エリ嬢 2/4

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(エリ嬢 1/4のつづき)

俺は完全に脳がバグった。
あれ? ニューハーフだよな?? 男だよな??? 竿有玉有だったよな???? と「?」が増えていき、脳が追い付かない。

しかし俺の理性はすごいもので、口が勝手にしゃべりだす。

「突然開けたら怖いだろうから エリさんが中に移動するまで少し待ったんです。 扉を開けてエリさんの姿を見たら、とてもキレイで 驚いて部屋に入るのを忘れちゃったんだ。ごめんね」
というと、警戒気味だったエリ嬢の表情が少し和らいだ。


このマンションは単身者用のようで 1K、トイレ、風呂別という間取り。
ルーム自体は10畳ほどで広めだった。

繁華街に行くとマンションとは名ばかりのラブホや プレイルームばかりのところがあるが、ここはどうやら普通のマンションで隣には一般の人が住んでいるようだ。
だから彼女は音に注意していたというわけだ。

改めて彼女を見ると、身長は160cmほどの小柄、体型はスリムで華奢。
顔は新垣結衣さんというよりも 若い頃の後藤久美子さんのような整った顔立ち。
国民的美少女ともてはやされていた頃の容姿に似ていた。
こんなにきれいな娘が本当にいるんだなと感激してしまった。

初対面で少しよそよそしい感じも俺にとってはむしろ好印象だ。

「あ、そうだ。これ差し入れです。もしよかったらと思って」
事前にコンビニで調達した飲み物を渡す。

少し驚いたような表情をし、「ありがとう。ちょうど無くなったんだ~」
次の瞬間にはニッコリ笑顔になった。

彼女ほどの容姿ならもっと高価な差し入れがもらえると思うが、素直なお礼が嬉しかった。

まるで気ままなネコの機嫌をとったときのような、ホンワカした気持ちになる。

ここでビジネスの話をする。
代金を支払うと、「今日はどんなことがしたいですか? 予約のときのオプションには前立腺マッサージ希望になっているけど、そこまでするなら通常は逆AFがセットなんだけど、それはしなくていいの?」

「逆AFは初めてなんです。過去にオモチャで試したんだけど 気持ちよくなくて。エリさんのプロフには初めての人でも気持ちよくさせると書いてあったので、試しに前立腺マッサージをしてもらうかと思ったんです」

エリ嬢は綺麗な顔で天井を見ながら 人差し指を顎に当てて考えるしぐさ。
これも絵になる。
ポーズの一つ一つの破壊力がやべぇ。

「う~ん、確かに私の経験から言うと 7割くらいの人は初めの段階から気持ちよくなれるんだけど、中には全く気持ちよくならない人もいるんだよね~。うーん、それじゃあ、前立腺マッサージしてみて、いけそうなら逆AFしてみましょうか。オプション代はこのままでいいので」

おお、なんだかよくわからないが 7割の人は気持ちよくなるのね。

俺のまわりには風俗好きなヤツがたくさんいるが、誰も逆AFや前立腺でイク、ドライオーガズムのような行為は話題にならないので特殊な体験だと思っている。

そもそもニューハーフヘルスに通っていることが特殊な体験なのかもしれないのはさておき、ニューハーフとAFをしている人にとっては、逆AFを経験しようとするのは抵抗が低い、あるいは自然な流れなのかもしれない。

加えて、現時点では気持ちよいかどうか分からない逆AFに、追加のオプション代(差額はわずか2kなのだが)を加算するのは躊躇していたので、このお申し出はありがたいと感じた。


「それじゃあ準備しましょうね。浣腸するので、服を全部脱いでベッドに仰向きになって」
高級な楽器が奏でるような声で指示がきた。

「寝転んだままでするんだ~。てっきりトイレで座ってするのかと思ってた」と突っ立ったままで言うと、「寝転んだ方が薬の効きがいいからなの」
嬢の目が、『何ぼさっとしてんの。サッサと服を脱ぎなさい』と言いたげな目だった。
ついつい聞き入ってしまって、動きが一歩遅くなってしまう。

エリ嬢はあっさりと黒いブラとお揃いのパンティだけの下着姿になって、準備のためにあちこち動いている。

一大イベントの「脱衣」がすっ飛ばされてしまった。

慌てて服を脱ぎ、ベッドに仰向けになった。
浣腸をされるはいつぶりだろう?
子供の頃に体調不良で一度されたなぁなどと記憶を辿る。

下着姿の嬢がイチヂク型の薬剤を持って近づいてくる。
「今から浣腸するので、股を開いて膝を抱きかかえてください」

上を向いたまま言われたとおりのポーズをする。
言わずもがな珍珍丸出し。
赤ちゃんになったような無力感に包まれる。

興奮はしなかったが、羞恥心を刺激されるので、人によってはこの時点で勃起してしまうかもしれない。

「液を入れたら 3分はそのままで我慢して。その後、トイレで最後にもう少しだけ我慢してみて。全部出しちゃわないといけないから。それじゃあ入れますね」

肛門に細い管が入り、チューっと冷たい液が入ってきた。

足を下ろして大の字になり、天井を見つめる。
エリ嬢はその間にシャワーの準備などをしている。
たまに時計を見る。

「お漏らししちゃったら大変だから、時間が経っていなくても我慢が限界になったらトイレに行ってね」
またもや天国の楽器が奏でた。

お腹の中で何やら液体が騒がしく動きだした。
腹痛が起き、内臓がドロドロに溶けて走り回る。
まるでトムとジェリーがお腹の中でかけっこをしているようだ。

ほどなく猛烈な便意が襲ってきた。
ギュルルルル~と音も鳴る。
およそ3分ほどで限界が訪れる。

慌ててトイレへ駆け込み、そこでもうひと我慢する。
いよいよこれまでか!というときに さらに我慢するが、肛門が限界を超えてブシャーッと勢いよく吐き出された。

「あぁ~っ」と思わず安堵と快楽が混じった声が漏れる。

その声が聞こえたようで「もうひと踏ん張りしてね」と天使の音色が聞こえてきた。
便意が無くなるまで しっかり出し切って、シャワー便座で綺麗に洗った。

「それじゃあ そのままシャワー浴びちゃいましょうか。その前にマウスウォッシュしてね」

暗いシャワールームに案内されると、てっきり彼女もいっしょに洗うものだと思っていたが、下着をつけたままで、俺の身体を洗ってくれた。

「電気点けないの? 下着脱がないの??」と思わず聞いたところ、「見られるのが恥ずかしいから」とのこと。
へぇ~。これからエッチなことするのにそういうものか。

...もしかして、エッチも下着を着けたままなのでは?? と考えてしまう。

彼女は 自分の下着は濡れないように上手に隅々まで洗ってくれた。
いわば、子供が泥遊びしたのを親が洗うシチュエーションに似ていた。
この段階ではエッチな雰囲気にはなりにくい。

キレイに洗われた 50代半ばのオジサンが出来上がった。

「バスタオルはそれを使って。次は私が洗うから、そこで待ってて」
と言われ、シャワールームを出た脱衣スペースで身体を拭く。

隣の暗いシャワールームで嬢がシャワーを浴びる音が聞こえる。

中が明るくないので姿はほとんど見えないが、それでもときおり動く雰囲気や、屈んだときにドアガラスに当たったお尻が見えたりしたのはなかなか興奮した。

ベッドで待たせてくれてもよかろうに と思ったものの、おそらく嬢がシャワーを浴びている間に客がいろいろと余計なことをするのを防ぐ意味があるのかもしれない。
風俗嬢も大変だなぁと勝手な想像をした。

「出るからベッドで待ってて」
待たされた50代オジサンは素直に指示されたとおりに「わーい!」とベッドへ移動した。

(エリ嬢 3/4へつづく)
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