或る日 【R18】

8

行き着いた先は、マンションの1室でした。
目立たない外観からは想像出来ない程、内装は綺麗で、ワンフロアを使ったその部屋は、特にアダルトDVDの撮影で使われる事が多く、条件はあるものの、1日単位でレンタルすることができるそうです。

リビングに当たるその部屋は、1面だけ黒く反射する壁で、鏡のように姿を写す事が出来ました。

それの正面に、美容院にある椅子に似たソファが置いてあり、右斜め前に三脚があって、家庭用のビデオが椅子を写す角度で置かれています。

そのビデオは、お互いの安全の為
記録してある事で、何かあった時の証明になるし、行き過ぎた事や、犯罪を防ぐ役割で使用することを説明され、SDカードは私に渡してくれると約束してくれたので、承諾したものでした。

その椅子の横に立つと、組んでいた腕を外され、その場にへたれ込みました。
その場で着替えるように言われ、渡されたのは、先程購入した［白いマイクロビキニ］

彼が見る中、ゆっくりなるべく恥ずかしい場所は見えぬよう着替えたつもりでしたが、透けてしまう上、黒い壁に映る少ない布地を身に付けたその姿が最も卑猥で恥ずかしい姿だということに気づいて、恥ずかしさと嬉しさとで、身が震えます。

椅子に座らされ、柔らかい素材の手錠をした両腕をヘッドレストの後ろへ…
右脚はアームレストにかけ柔らかい布地で固定され、頭上の手錠をきつく通し、左脚までも固定され…

リクライニングを倒されると、座面も動き、腰がグッと前に迫り出されました。

音は彼の指示と私の呼吸、吐息、椅子の軋みだけ…

何かが始まるその静けさは、官能的な演出のように思え
彼がスーツを脱ぐ間の放置されるような時間も
両腕と大きく開かれた両脚の自由が奪われた事に、その恥ずかしい姿に…すでに私の秘部を隠しきれない小さな布地は濡れ透けていたと思います