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One Summer day④
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この日は土曜日で、2人とも予定がなかったから、水着を買いに近くのショッピングモールヘ赴いた。
海は去年初めて行ったけど、その時は泳がずに眺めるだけだった。
実はプールにも行ったことが無かったから、僕は水着を持ってなかった。
だから、水着売り場では正直かなりテンションあがった。
「すごい!水着ってこんなにいっぱいあるんだね!」
「空、随分はしゃいでるな」
「うん、テンションあげあげだよ~!」
「あげあげ?」
若者っぽい言い回しが通じなかったのか、首を傾げるひよしさんを置いて僕は水着を見て回った。
ひよしさんはふらっとどこかに行っちゃったみたいだけど、僕は水着選びに夢中になった。
✻✻✻
「ひよしさん、これどうかな?」
吟味して決めた一着をひよしさんに広げて見せる。
七部丈で膝まで隠れるゆったりめの水着で、水色に所々チェックの模様が入った派手すぎず地味すぎないデザイン。我ながらいいチョイスをしたと思ってる。
「おー、いいんじゃね?似合いそうだな」
「そうでしょ?なんか見た瞬間に運命感じちゃった」
さっきまで口喧嘩してた事も忘れるほど僕ははしゃいでいたと思う。
「俺と初めて会ったときも運命感じたか?」
「ん、なんの話?」
僕はニコニコしながらひよしさんの良くわからない発言を交わした。ひよしさんがなんだよみたいな顔してたけど気にしない。
海は去年初めて行ったけど、その時は泳がずに眺めるだけだった。
実はプールにも行ったことが無かったから、僕は水着を持ってなかった。
だから、水着売り場では正直かなりテンションあがった。
「すごい!水着ってこんなにいっぱいあるんだね!」
「空、随分はしゃいでるな」
「うん、テンションあげあげだよ~!」
「あげあげ?」
若者っぽい言い回しが通じなかったのか、首を傾げるひよしさんを置いて僕は水着を見て回った。
ひよしさんはふらっとどこかに行っちゃったみたいだけど、僕は水着選びに夢中になった。
✻✻✻
「ひよしさん、これどうかな?」
吟味して決めた一着をひよしさんに広げて見せる。
七部丈で膝まで隠れるゆったりめの水着で、水色に所々チェックの模様が入った派手すぎず地味すぎないデザイン。我ながらいいチョイスをしたと思ってる。
「おー、いいんじゃね?似合いそうだな」
「そうでしょ?なんか見た瞬間に運命感じちゃった」
さっきまで口喧嘩してた事も忘れるほど僕ははしゃいでいたと思う。
「俺と初めて会ったときも運命感じたか?」
「ん、なんの話?」
僕はニコニコしながらひよしさんの良くわからない発言を交わした。ひよしさんがなんだよみたいな顔してたけど気にしない。
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