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One Summer day㉛
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~さらに数時間後~
海に着いたのは11時頃。
海岸にはもうすでに結構人がいた。
「海のニオイがする」
僕は、深呼吸をした。
1年ぶりに感じる海の風とニオイ。
僕達が付き合い始めた時の思い出も一緒に蘇ってくる。
「付き合い始めた頃の事、思い出すな」
ひよしさんが言った。ひよしさんも同じ事を思っていたみたい。
「うん、そうだね」
僕は答える。
「空、"ひよしさんのことしゅき"って言ってくれたもんな」
ひよしさんがからかうように言った。そうやってすぐ意地悪言うんだから…。
「それは思い出さなくていいよ」
僕は唇を尖らせて言った。
「ひよしさんのこと、しゅき~!」
ひよしさんは僕の真似をしながらそう言うと、そのまま逃げるように海岸に走り出す。
「ぜんっぜん似てないからね!!」
僕は、そう言って、逃げるひよしさんを追いかけた。
海を前にしてはしゃぎまくる僕ら2人、周りからはどう見えてるのかな。
海に着いたのは11時頃。
海岸にはもうすでに結構人がいた。
「海のニオイがする」
僕は、深呼吸をした。
1年ぶりに感じる海の風とニオイ。
僕達が付き合い始めた時の思い出も一緒に蘇ってくる。
「付き合い始めた頃の事、思い出すな」
ひよしさんが言った。ひよしさんも同じ事を思っていたみたい。
「うん、そうだね」
僕は答える。
「空、"ひよしさんのことしゅき"って言ってくれたもんな」
ひよしさんがからかうように言った。そうやってすぐ意地悪言うんだから…。
「それは思い出さなくていいよ」
僕は唇を尖らせて言った。
「ひよしさんのこと、しゅき~!」
ひよしさんは僕の真似をしながらそう言うと、そのまま逃げるように海岸に走り出す。
「ぜんっぜん似てないからね!!」
僕は、そう言って、逃げるひよしさんを追いかけた。
海を前にしてはしゃぎまくる僕ら2人、周りからはどう見えてるのかな。
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