狂宴〜接待させられる美少年〜

はる

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【続編②】愛おしい寝顔

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スザクの部隊の人に車で送ってもらい、空、レオ、クヌギの3人はクヌギの家に辿り着いた。

空は、ひとまずシャワーを浴びた。

その間、レオはクヌギからこれまでの経緯を聞いた。

一方のクヌギは、空からレオの話を聞かされていたので、多くの質問はしなかった。

シャワーからあがった空は、適当にあった服を着た様子で、半ズボンに大きめのパーカーという格好だった。

細い脚が扇情的に見えた。

「…レオ…」

空は、ソファに座っているレオに甘えるように擦り寄った。

「ソラ、ごめんね。辛い思いをさせて、守ってあげられなくて本当にごめん。」

レオが辛そうに言った。

「ううん、こうやってまた会えたんだもん。僕を諦めずに探してくれて、ありがとう。」

「ソラ、もう離さない。」

レオは、空をぎゅっと力いっぱい抱きしめた。

「なるほど、美少年が2人。絵になるな。空がレオ君を、レオ君が空を選んだのは必然だったように思える。」

クヌギは2人の様子を見ながら言った。

「クヌギさん、ソラを助けてくれていたことには感謝します。でも、あなたも無理矢理ソラに嫌がる事をさせていた1人です。」

レオは、クヌギの目を真っ直ぐ見て、力強く言い放った。

そして、空に向き直って言った。

「ソラ、一緒に帰ろう。」

レオの一言に、空は直ぐに返事ができなかった。

「レオ君、空は帰らないよ。」

クヌギが空に代わって言った。

「…ソラ…?どうしたの…?」

レオは不安そうに空に尋ねた。

「レオ、僕もレオと一緒に帰りたいよ。でも、きっとまた同じ目に遭うと思う。」

空は絞り出すように言った。

「ソラ…!そんなこと…」

「僕、こっちの世界では凄く有名らしいんだ。不本意だけどそれが事実みたい。だから、元の生活に戻っても、絶対にまた追われる。今日だってそうだった。レオと一緒にいたらレオまで巻き込んじゃう。」

「ボクがソラを守るよ!」

「でも…!僕のせいで大切な人が巻き込まれる事が耐えられないよ…!」

空は目に涙を溜めて言った。

「…じゃあここに残るの…?ボクと一緒にいるより、クヌギさんと一緒にいるの…?」

「ちがう…!レオと一緒にいたいよ。でも、レオを巻き込んでしまうくらいなら…僕はここに残る…。」

少しの沈黙が流れ、ずっと聞いていたクヌギが口を開いた。

「レオ君、この話はおそらく長くなるだろう。空も疲れているし、少し休ませてあげたい。今すぐに帰ることも無いだろう?今日はここに泊まって構わない。空にも考える時間が必要だろう。」

クヌギに言われ、レオは少し考えたが空を休ませたいというのはその通りだったので、言う通りにすることにした。

レオは空を姫抱きにして、部屋まで連れていった。

空は、ベッドに横になると、すぐに眠りについた。

疲れていたというのもあるが、レオと再会出来た安心感が大きかったのだろう、穏やかな寝顔だった。

レオは暫くの間、空の側に寄り添った。

空の髪を撫でながら、寝顔を愛おし気にずっと眺めていた。
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