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追っかけタヌ郎さん
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森の中を散歩していると、しょんぼり佇むタヌ郎さんに出会った。
「どうしたの? タヌ郎さん」
「大丈夫?」
ルカとカイルが声をかけると、
「ぽんぽこ45のタヌ美ちゃんに会いたかったのに…。
サイン会の時に渡そうと思って、プレゼントを用意してたんだ」
と言って、袋からプレゼントを出して、想いのたけを説明し始めるタヌ郎さん。
「これから寒くなってくるからタヌ美ちゃんのお腹が冷えると思って、手編みの腹巻と毛糸のぱん〇を夜なべして編んだんだ」
真っ赤な手編みの腹巻とぱ〇つには、〈タヌ美LOVE!〉と黄色の毛糸で模様編みされていた。
こんなにでかいカボチャぱんつをアイドルが履いてくれるとは思えないのだが、タヌ郎さんは、きっと愛用してくれると信じているらしい。
「どうしてタヌ美さんに会いに行かないの?」
せっかく夜なべして手袋じゃなくて、腹巻を編んだのに。
「だって…道に迷ってサイン会場に着けなかったんだ。もう始まっちゃう時間だし…」
「じゃあ瞬間移動で行きましょう? 地図を見せて。間に合うかもしれないわ」
「本当? ありがとう、ルカちゃん!」
3人は、ぽんぽこ45のサイン会場に着く、はずだった。
「ルカちゃん、違うよ! ズンドコ45じゃないよ!」
地図を見誤ってしまった。
「ごめ~ん…。アイドルグループの45の違いがよくわからなくて…。今度こそ着けると思うから」
「どすこい45と間違えないでね?」
「う…うん。多分、大丈夫」
そして、なんとか、ぽんぽこ45サイン会に間に合ったのだった。
タヌ郎さんは大喜びで列に並びに走っていった。
サインをしているアイドル達は、とても可愛くて、キラキラ輝くスターオーラを放っていた。
みんなが夢中になるはずだ。
「カイルもサインをもらってくる?」
「ううん。ぼくはいいんだ」
カイルの心を夢中にさせるのは、ルカだけなのでした。
「どうしたの? タヌ郎さん」
「大丈夫?」
ルカとカイルが声をかけると、
「ぽんぽこ45のタヌ美ちゃんに会いたかったのに…。
サイン会の時に渡そうと思って、プレゼントを用意してたんだ」
と言って、袋からプレゼントを出して、想いのたけを説明し始めるタヌ郎さん。
「これから寒くなってくるからタヌ美ちゃんのお腹が冷えると思って、手編みの腹巻と毛糸のぱん〇を夜なべして編んだんだ」
真っ赤な手編みの腹巻とぱ〇つには、〈タヌ美LOVE!〉と黄色の毛糸で模様編みされていた。
こんなにでかいカボチャぱんつをアイドルが履いてくれるとは思えないのだが、タヌ郎さんは、きっと愛用してくれると信じているらしい。
「どうしてタヌ美さんに会いに行かないの?」
せっかく夜なべして手袋じゃなくて、腹巻を編んだのに。
「だって…道に迷ってサイン会場に着けなかったんだ。もう始まっちゃう時間だし…」
「じゃあ瞬間移動で行きましょう? 地図を見せて。間に合うかもしれないわ」
「本当? ありがとう、ルカちゃん!」
3人は、ぽんぽこ45のサイン会場に着く、はずだった。
「ルカちゃん、違うよ! ズンドコ45じゃないよ!」
地図を見誤ってしまった。
「ごめ~ん…。アイドルグループの45の違いがよくわからなくて…。今度こそ着けると思うから」
「どすこい45と間違えないでね?」
「う…うん。多分、大丈夫」
そして、なんとか、ぽんぽこ45サイン会に間に合ったのだった。
タヌ郎さんは大喜びで列に並びに走っていった。
サインをしているアイドル達は、とても可愛くて、キラキラ輝くスターオーラを放っていた。
みんなが夢中になるはずだ。
「カイルもサインをもらってくる?」
「ううん。ぼくはいいんだ」
カイルの心を夢中にさせるのは、ルカだけなのでした。
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