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秋の国
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「あ、ここいいですねぇ」その一言で宿が決まり、それほど進んでないのにもう一泊同じ街の外れでも泊まることになってしまった。
「考えてないわけてはないんですよ?明かりも増やしましたし、冬は空も暗いですから見通しが悪いんです。油も追加したので余裕だと思いますが、重次はもう少し先で買うつもりだったのでしょう?」
「次の街でと思ってました」
「手助けになってしまいましたが、上からみたら次の街からあまり治安も良くないですし、多分ここが最後の買い付けになると思ってください。
で、宿ですが、この先にいい温泉があるので行きましょう!」
冬弥に言われるまま宿まで行き、早速温泉に入る。
「気持ちいいですねぇ」
「冬弥さん、何かあったの?」
「私も息抜きしたいんですよ。浮遊城から仕事は押し付けられるし、父上は雪翔が心配だと毎日連絡をよこしますし、あちらでは調べ尽くしましたから、もう狐の国しか残ってないんですよねぇ。それで、神気で探ってこいと言われまして、航平も浮遊城にいます」
毎日、力を使っていたので、充電ですと言いながら頭を撫でなでとまた撫でられ、撫でる暇があれば解読を手伝ってくれと、風呂から出てからは、目星をつけた本を開いて杖を見ながら一文字ずつ翻訳していく。
「かなり古い文字ですが、何ですか?この落書きみたいな文字は!」
「石器時代のもの?それよりあとかな?文字が出来る前のものと、エジプトのヒエログリフに似てると思うんだ」
「暑い国ですね。確かあちらにも巫女のようなものがいたとか」
「うん。僕も授業でしか知らないけど」
三人で書き写しながら、夕飯までかかり一通りの文字を書き写す。
「面倒ですねぇ。何に使うんですかね?」
「僕が知りたいよ。九堂の巻き物が偽物なら、奪いに来るかな?」
「そうなるでしょう。さらっと読んだ感じだと、その巻物を使って何かを呼び出す儀式をするみたいですよ?」
「何がしたいんだろうね」
迷惑な話だと言いながら、出来るところまでまずは文字を現代の読み方に変えることから始め、疲れた時には甘いものが欲しくなると言って、おやつ箱からチョコを出して一つ口に放り込む。
「今日ここに泊まって、またすぐに違うところに泊まるんでしょ?何するの?」
夕餉を終えたところでやっと本題に入り、冬弥にキーホルダーを出すようにと言われる。
「その二つにはかなりの気が溜まっているのはわかりますか?」
「うーん、全然?」
「まずはですね、手のひらに包み込む様にして持ってください。そのあとに、手が暖かくなるようなイメージでしょうか。中にボールが入っているような感覚です。こうふわっと」と身振り手振りで説明してくれる。
「それをするの?」
「はい。出来たら、硬いボールを作る様にして、後はそのたまを飛ばせば攻撃になります。その程度で、白や黒の気がなくなることはありません」
「出来るかな?」
「できます。それができるようになれば、キーホルダーを媒介にせずとも出来るようになりますし、元々、雪翔にはその素質があります。ほら、始めて下さい」
言われるようにするものの、なかなか上手くできず、お腹の中心から気を巡らせる感じですよと図に書いて教えてくれる。
「考えてないわけてはないんですよ?明かりも増やしましたし、冬は空も暗いですから見通しが悪いんです。油も追加したので余裕だと思いますが、重次はもう少し先で買うつもりだったのでしょう?」
「次の街でと思ってました」
「手助けになってしまいましたが、上からみたら次の街からあまり治安も良くないですし、多分ここが最後の買い付けになると思ってください。
で、宿ですが、この先にいい温泉があるので行きましょう!」
冬弥に言われるまま宿まで行き、早速温泉に入る。
「気持ちいいですねぇ」
「冬弥さん、何かあったの?」
「私も息抜きしたいんですよ。浮遊城から仕事は押し付けられるし、父上は雪翔が心配だと毎日連絡をよこしますし、あちらでは調べ尽くしましたから、もう狐の国しか残ってないんですよねぇ。それで、神気で探ってこいと言われまして、航平も浮遊城にいます」
毎日、力を使っていたので、充電ですと言いながら頭を撫でなでとまた撫でられ、撫でる暇があれば解読を手伝ってくれと、風呂から出てからは、目星をつけた本を開いて杖を見ながら一文字ずつ翻訳していく。
「かなり古い文字ですが、何ですか?この落書きみたいな文字は!」
「石器時代のもの?それよりあとかな?文字が出来る前のものと、エジプトのヒエログリフに似てると思うんだ」
「暑い国ですね。確かあちらにも巫女のようなものがいたとか」
「うん。僕も授業でしか知らないけど」
三人で書き写しながら、夕飯までかかり一通りの文字を書き写す。
「面倒ですねぇ。何に使うんですかね?」
「僕が知りたいよ。九堂の巻き物が偽物なら、奪いに来るかな?」
「そうなるでしょう。さらっと読んだ感じだと、その巻物を使って何かを呼び出す儀式をするみたいですよ?」
「何がしたいんだろうね」
迷惑な話だと言いながら、出来るところまでまずは文字を現代の読み方に変えることから始め、疲れた時には甘いものが欲しくなると言って、おやつ箱からチョコを出して一つ口に放り込む。
「今日ここに泊まって、またすぐに違うところに泊まるんでしょ?何するの?」
夕餉を終えたところでやっと本題に入り、冬弥にキーホルダーを出すようにと言われる。
「その二つにはかなりの気が溜まっているのはわかりますか?」
「うーん、全然?」
「まずはですね、手のひらに包み込む様にして持ってください。そのあとに、手が暖かくなるようなイメージでしょうか。中にボールが入っているような感覚です。こうふわっと」と身振り手振りで説明してくれる。
「それをするの?」
「はい。出来たら、硬いボールを作る様にして、後はそのたまを飛ばせば攻撃になります。その程度で、白や黒の気がなくなることはありません」
「出来るかな?」
「できます。それができるようになれば、キーホルダーを媒介にせずとも出来るようになりますし、元々、雪翔にはその素質があります。ほら、始めて下さい」
言われるようにするものの、なかなか上手くできず、お腹の中心から気を巡らせる感じですよと図に書いて教えてくれる。
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