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第四章
浄化機関
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「なんだ、ずいぶんと可愛らしいじゃないですか。気に入っちゃいましたか?アレン殿」
仮面の男の背後から顔を出したのは灰色が混じり始めた髪をした赤いコートの男である。
こいつ!酒場で迎えられていた男だ!
「んー……確かに気に入ったかもしれない。新種の鳥かもしれないから調べてみないと」
「お偉いがたの考えることはよくわかりませんねぇ」
「あなたは自分の仕事に集中してほしい」
「もちろん。廃れたも同然の機関を一夜で興したのはあなた方ですからねぇ。頑張らせてもらいます」
このまま持っていかれてはダメだと思ったカナトは必死に体を左右に揺らして脱出しようとした。
しかし、いくら頑張っても抜け出せなかった。それでもめげずにヘッドバンギングしながら体を激しく揺らす。
「逃げようとしてませんか?」
「初めての人間に会うならこれくらいは普通だろうね」
「いや、それにしては……まあ、そうですねぇ。それじゃあそろそろ魔女の部屋へ行きましょうか」
「わかった」
魔女の部屋と聞いてカナトがぴたりと動きを止めた。
……本当に当たりか?さっき言っていたなんとか機関もしかるべき機関のことか!
アレン殿と呼ばれた男は急に抵抗をやめた鳥を不思議そうに思うも、そのまま目的地へと向かった。
だが、男と分かれてアレンは隣の部屋へ入った。
用意された椅子に座るとそのままくつろぎ始める。カナトはそばの丸いテーブルで離され、目の前に豆を一つ置かれた。
餌のつもりか?
「もうすぐ来るだろうから」
誰がだよ。
抵抗はあるものの、食べ物の誘惑に勝てず豆を突くように食べ始めた。思い返せば昼飯は何もとってない。時間的にもそろそろ何か食べないと体力がもたない。
だが、豆を半分食べるとまず、ここが本当に探していたあの機関なのかどうか確かめなければいけないと思い出す。
カナトはとりあえずしゃべれる鳥の設定でいくことにした。
「ジョウカ、キカン!」
「ん?しゃべれるのか」
「ジョウカ、キカン!」
「浄化機関がどうかしたのか?」
頼む察してくれ!!
「ジョウカキカン!ジョウカキカン!」
「おもしろい鳥だね。浄化機関のことが知りたいのか?」
カナトがこくこくうなずく。
「……きみは情報伝達用の鳥かな?しゃべれるだけじゃなくて、なんだか人の言葉もわかるようだね」
カナトが危機感を覚え、すぐに豆を突き始めた。
とりあえず鳥ぽくしろ!人の言葉が理解できることを隠さないと!
「そうだね。暇つぶしに説明してあげようか」
お?とカナトは豆を突くふりをして立て耳をした。
「浄化機関は昔、魔女狩りをしていた時に存在した機関だよ。魔女の拷問が主だったけど、それが有力者には都合がよかったんだ。じゃまな者や反抗勢力の者を魔女と叫ぶだけで罪をつけられる。そしてその者たちは無残な拷問の果てに命を落とし、民衆から反対の声をかき消していた。さらには魔女の呪いを受けない道具などと謳ってただの石や木片を高価で売りつけたり、そこへ教会が参入して一種の商売に発展したんだ。かなり長いあいだ続いたけど、すぐに弊害も出た。貴族同士で魔女をかくまっている、魅せられたと言い合って、いつの間にか貴族同士の争いにも魔女の存在が出てくるようになった。しばらく続いたあと、国は魔女狩りを禁止し、魔女の拷問と処刑を務める浄化機関はお役目ごめんとなった。機関はその後見せかけだけの名前となり、本拠地のここで働いている人たちは基本別の職業を探すようになり、機関そのものの存在が忘れ去られた。だから魔女もただ政治利用された口実にしか過ぎない存在だと思われるようになったんだ。でも、つい先日そんなことはなくなったよね。本物の魔女かもしれない人物が出てきたから。おもしろいことに証人つき、そして文献上にあった黒薔薇は激毒だということもそのまま証拠になっている」
カナトは振り返ってどこか別の方向を向いているアレンを見上げた。
そんな設定があったのか。だとして魔女狩りが終わったのは魔女が全員死んだからではなく、都合が悪くなったからやめたのか?勝手なやつらだな!
もしユシルが本当に魔女だと身バレしたら魔女狩りに遭うかもしれない。そう考えるとカナトは何がなんとしてもキトウが(というよりその体が)魔女であるとバラされるわけにはいかないと考えた。とはいえは、いい案はいまだに思いつかない。
原作では言及されない魔女にとっての激毒、黒薔薇はそもそも原作で登場しない。
阻止しようとしたアレストの闇落ちは無事に進んでしまい、ユシルがするはずだった出来事はなんやかんやできず、もはやもとの物語から半分くらいはずれまくったこの世界で何をすれば正しいのかさえわからなくなる。
今だってこの行動が正しいのか、カナトにはわからない。
でも何かしなければいけないのは確かである。
突っ走ってしまったかもしれないなぁ………あ、れ?
カナトは何かを思い出した。以前カツラギにも1人で突っ走るなと言われたことがある。
そうだ!カツラギが帰る前にイグナスに助けを求めていいって言ってたな!本当に助けてくれるかどうかはわからないけど、話はつけたって言ってた!
そう思うと、お互い意識体のまま廊下でユシルにぶつかった時、イグナスはなぜかカナトを怒らなかった。目は怒っているもののそれだが、助けてくれた。
もしかして本当に助けを求めていいのではないか?
カナトのなかで希望らしきものが芽生え始めてくる。
しかし、イグナスがユシルを連れてどこに帰ったのが実はわからない。イグナスの領地かもしれないし、ヴォルテローノ領にある邸宅かもしれない。
その時、ドアはノックされたが、返事待たずに開けられた。
「いやぁ、お待たせしました。抵抗してくるのでね、少し黙らせましたよ」
「待っていたよ、グレル」
「二度もお待たせしてすみませんねぇ」
まったく悪びれずに、グレルは肩に担いだキトウを床に放り捨てた。その際、頭が地面にぶつかってすりむけてしまった。もともと傷だらけの体にさらに傷が増えてしまった。
その惨状を見てカナトはぶるぶる震え、キトウがごほっと咳とともに吐き出した薔薇の花弁を見て頭に血が登った。
助走をつけてグレルに向かって飛び、飛んだ勢いに翼を収めると弾丸のようになったカナトの頭がグレルの顔に直撃した。
ユシルの体に何したんだよ!!!地獄に落ちろッ!!
グレルが何が起きたのかわからないすきにカナトはキトウの前に来て、小さなくちばしで薔薇の花弁をくわえて出した。
その行動を興味深げに見ていたアレンは、グレルに目線でドアを閉めるように合図した。
仮面の男の背後から顔を出したのは灰色が混じり始めた髪をした赤いコートの男である。
こいつ!酒場で迎えられていた男だ!
「んー……確かに気に入ったかもしれない。新種の鳥かもしれないから調べてみないと」
「お偉いがたの考えることはよくわかりませんねぇ」
「あなたは自分の仕事に集中してほしい」
「もちろん。廃れたも同然の機関を一夜で興したのはあなた方ですからねぇ。頑張らせてもらいます」
このまま持っていかれてはダメだと思ったカナトは必死に体を左右に揺らして脱出しようとした。
しかし、いくら頑張っても抜け出せなかった。それでもめげずにヘッドバンギングしながら体を激しく揺らす。
「逃げようとしてませんか?」
「初めての人間に会うならこれくらいは普通だろうね」
「いや、それにしては……まあ、そうですねぇ。それじゃあそろそろ魔女の部屋へ行きましょうか」
「わかった」
魔女の部屋と聞いてカナトがぴたりと動きを止めた。
……本当に当たりか?さっき言っていたなんとか機関もしかるべき機関のことか!
アレン殿と呼ばれた男は急に抵抗をやめた鳥を不思議そうに思うも、そのまま目的地へと向かった。
だが、男と分かれてアレンは隣の部屋へ入った。
用意された椅子に座るとそのままくつろぎ始める。カナトはそばの丸いテーブルで離され、目の前に豆を一つ置かれた。
餌のつもりか?
「もうすぐ来るだろうから」
誰がだよ。
抵抗はあるものの、食べ物の誘惑に勝てず豆を突くように食べ始めた。思い返せば昼飯は何もとってない。時間的にもそろそろ何か食べないと体力がもたない。
だが、豆を半分食べるとまず、ここが本当に探していたあの機関なのかどうか確かめなければいけないと思い出す。
カナトはとりあえずしゃべれる鳥の設定でいくことにした。
「ジョウカ、キカン!」
「ん?しゃべれるのか」
「ジョウカ、キカン!」
「浄化機関がどうかしたのか?」
頼む察してくれ!!
「ジョウカキカン!ジョウカキカン!」
「おもしろい鳥だね。浄化機関のことが知りたいのか?」
カナトがこくこくうなずく。
「……きみは情報伝達用の鳥かな?しゃべれるだけじゃなくて、なんだか人の言葉もわかるようだね」
カナトが危機感を覚え、すぐに豆を突き始めた。
とりあえず鳥ぽくしろ!人の言葉が理解できることを隠さないと!
「そうだね。暇つぶしに説明してあげようか」
お?とカナトは豆を突くふりをして立て耳をした。
「浄化機関は昔、魔女狩りをしていた時に存在した機関だよ。魔女の拷問が主だったけど、それが有力者には都合がよかったんだ。じゃまな者や反抗勢力の者を魔女と叫ぶだけで罪をつけられる。そしてその者たちは無残な拷問の果てに命を落とし、民衆から反対の声をかき消していた。さらには魔女の呪いを受けない道具などと謳ってただの石や木片を高価で売りつけたり、そこへ教会が参入して一種の商売に発展したんだ。かなり長いあいだ続いたけど、すぐに弊害も出た。貴族同士で魔女をかくまっている、魅せられたと言い合って、いつの間にか貴族同士の争いにも魔女の存在が出てくるようになった。しばらく続いたあと、国は魔女狩りを禁止し、魔女の拷問と処刑を務める浄化機関はお役目ごめんとなった。機関はその後見せかけだけの名前となり、本拠地のここで働いている人たちは基本別の職業を探すようになり、機関そのものの存在が忘れ去られた。だから魔女もただ政治利用された口実にしか過ぎない存在だと思われるようになったんだ。でも、つい先日そんなことはなくなったよね。本物の魔女かもしれない人物が出てきたから。おもしろいことに証人つき、そして文献上にあった黒薔薇は激毒だということもそのまま証拠になっている」
カナトは振り返ってどこか別の方向を向いているアレンを見上げた。
そんな設定があったのか。だとして魔女狩りが終わったのは魔女が全員死んだからではなく、都合が悪くなったからやめたのか?勝手なやつらだな!
もしユシルが本当に魔女だと身バレしたら魔女狩りに遭うかもしれない。そう考えるとカナトは何がなんとしてもキトウが(というよりその体が)魔女であるとバラされるわけにはいかないと考えた。とはいえは、いい案はいまだに思いつかない。
原作では言及されない魔女にとっての激毒、黒薔薇はそもそも原作で登場しない。
阻止しようとしたアレストの闇落ちは無事に進んでしまい、ユシルがするはずだった出来事はなんやかんやできず、もはやもとの物語から半分くらいはずれまくったこの世界で何をすれば正しいのかさえわからなくなる。
今だってこの行動が正しいのか、カナトにはわからない。
でも何かしなければいけないのは確かである。
突っ走ってしまったかもしれないなぁ………あ、れ?
カナトは何かを思い出した。以前カツラギにも1人で突っ走るなと言われたことがある。
そうだ!カツラギが帰る前にイグナスに助けを求めていいって言ってたな!本当に助けてくれるかどうかはわからないけど、話はつけたって言ってた!
そう思うと、お互い意識体のまま廊下でユシルにぶつかった時、イグナスはなぜかカナトを怒らなかった。目は怒っているもののそれだが、助けてくれた。
もしかして本当に助けを求めていいのではないか?
カナトのなかで希望らしきものが芽生え始めてくる。
しかし、イグナスがユシルを連れてどこに帰ったのが実はわからない。イグナスの領地かもしれないし、ヴォルテローノ領にある邸宅かもしれない。
その時、ドアはノックされたが、返事待たずに開けられた。
「いやぁ、お待たせしました。抵抗してくるのでね、少し黙らせましたよ」
「待っていたよ、グレル」
「二度もお待たせしてすみませんねぇ」
まったく悪びれずに、グレルは肩に担いだキトウを床に放り捨てた。その際、頭が地面にぶつかってすりむけてしまった。もともと傷だらけの体にさらに傷が増えてしまった。
その惨状を見てカナトはぶるぶる震え、キトウがごほっと咳とともに吐き出した薔薇の花弁を見て頭に血が登った。
助走をつけてグレルに向かって飛び、飛んだ勢いに翼を収めると弾丸のようになったカナトの頭がグレルの顔に直撃した。
ユシルの体に何したんだよ!!!地獄に落ちろッ!!
グレルが何が起きたのかわからないすきにカナトはキトウの前に来て、小さなくちばしで薔薇の花弁をくわえて出した。
その行動を興味深げに見ていたアレンは、グレルに目線でドアを閉めるように合図した。
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