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第五章
ハインリヒとブラッド
しおりを挟むシドのいた地下から離れて、カナトはどうやって鍵を手に入れるかを考えた。ムカデが持っている可能性が高いと教えられたが、正直この人から鍵どころか、何かを奪うことすらあり得ない。せめて自分では不可能である。
そのためか、ますます悩ましくなる。戻らなければクローリー親子が危ない。
それにシドが言っていた、人間に味方する魔女という肩書きでキトウが占いどうとかという部分は非常に視てきた未来に似ている。
両脚が半分なくなっていたあの未来でも確かユシルが幽閉されたのはキトウの占いとかなんとかと言われている気がする。つまり、占いを口実にじゃまなやつらを排除しているのでは?
そう思いいたるとますます止めなければという責任感に駆られた。
考え込み過ぎて前にいたムカデが止まったのに気づかず、カナトは思い切り鼻をぶつけてしまった。
「いてっ!」
「着いた」
「え?ああ!ありがと!」
振り返ったシドはじっと鼻をさするカナトを見つめた。やがて部屋に入っていこうとするその肩をガシッとつかむ。
「うおっ!いきなりつかむなよ!少しくらい音を出してくれよ!な、なんだ……?」
「シドから何を言われた」
「え?」
ムカデはカナトの肩を押したまま部屋に入り、ドアを後ろ手に閉める。
カナトはムカデと2人きりな状態に思わず緊張し、ついつい視線が逃走経路を確保しようと窓を探して漂い始めた。
逃げるとして、逃げ切れるか?いや、待て!もしかしたらこれはチャンスじゃないか?鍵を取るチャンスだ!
視線をムカデに戻してニカッと笑う。
「ムカデ!疲れてないか?」
「………」
「よかったら座れよ。俺ほとんど1人だからつまらなかったんだよなぁ」
言いながらベッドのほうへ押すが、本人は一歩もその場から動かない。
足におもりでも入れているのか!!
「質問に答えろ」
「うっ……せ、世間話しかしてねぇよ」
押すのをやめて腕を組み、そっぽを向いた。
「本当なのか」
尋問じみた口調に冷や汗がダラダラと流れる。
「当たり前だろ……?なんで俺が嘘をつくんだ?」
「……そうか」
ムカデがもう出ていこうとするのを察してカナトが慌てて口を開いた。
「待って!」
だがムカデは気にせずドアを開ける。
「話したいことが!」
ムカデの姿がドアの向こうに消えようとした。
「お、お前アレストを裏切ったのか!」
その瞬間、ムカデは人を射殺しそうな目で振り返った。
カナトが思わず、ぃっ、とのどを引きつらせる。
「お、落ち着け……その、俺たち……そう!俺たち目的が似ているみたいだから、少し話し合えないかなーって思って!ほら!アレストのことは止めたいけど、でもイグナス側についたのは別に裏切りたいわけじゃないから?な!」
「……何を話したい」
いけた!
「とりあえず座れ!椅子一個しかないからベッドでもいいんだぜ!」
ムカデがふたたび部屋に入ってくるのを見てカナトがほっと息をついた。だがここからが本番である。
こっからどうやって鍵を取ればいいかわからねぇなぁ。
ハインリヒ・コンラッドは騎士団の副団長である。
幼い頃より大臣貴族の出身であるためか、その優れた家庭から周りでちやほやとする人物は絶えなかった。
そして騎士団にはもう1人注目の集める人がいる。
それが団長のブラッド・ミリオライトである。貧困な家庭で育ったブラッドは人一倍野心が透けて見えた。しかし、貴族でもない貧しい一庶民がこの地位まで上がりつめたことは評価に値するとハインリヒは思った。
なので周りがブラッドの身分を揶揄るのも気にせず友好的な態度をとっていた。だが、ブラッドはなぜかハインリヒの好意をいつも鼻で笑っていた。
騎士団の中でも大多数が貴族出身の者である。その多くが家を継ぐことがないであろう多兄弟の末っ子や養子ばかりである。
かくいうハインリヒもそうである。コンラッド家の三男として生を受けたばかりに、父親からの期待は薄く、母親からは見向きもされない。爵位を継ぐであろう長男にばかり甘い家族だった。
ハインリヒはあの環境じゃ自分の成長は見込めないと、自ら騎士団に入ることを決意した。厳しい訓練も、生命脅かされる可能性がある辺境への配属もすべて耐えてきた。
ただ、辺境でイグナスとふたたび出会えたのが奇跡であった。幼い頃からたびたび見かける顔だったため、ハインリヒはその黒髪をよく覚えている。当時まだ14になったばかりのハインリヒにとって、わずか13ですでに爵位を持つイグナスの存在は新鮮で強烈だった。
このような強い存在になりたい。そう願うようになった。そして、そこで1年も暮らしたという心優しい少年、ユシルにも出会った。2人と親しくなることができた矢先、ハインリヒは首都へ戻る命を受けてしまった。
悲しくもイグナスたちと別れるが、それ以来も親交は続いていた。ただ、周りに配慮するという点でおおやけにしていないため、周りはその親交を知らない者が多い。
イグナスとふたたび出会えたからなのか、団長であるブラッドの行動は、目にトゲでも刺さったように見るに耐えないもの思えた。金に汚い部分も、意味もなくニヤける顔も、側近には甘い部分も……すべてが見せかけの貴族と瓜二つな行動に嫌気をさすように感じた。
庶民でありながらここまで登りつめたことで、以前では尊敬していたはずなのに、今となってはただ地位と名誉を守る欲の深い人にしか見えなかった。
地位や名誉はどんな努力の結果も結局は薄汚くよごす。
それからのハインリヒは、ブラッドに対して以前のような友好な態度は取らなくなった。
そして最近首都の変わりようである。
ハインリヒはいまだに自分のしたことが正解なのかよくわかっていない。
自分が手紙を渡したあのカナトという青年は、とてもではないが、魔女狩りを起こしたアレストの信頼する人には見えない。だがカナトが貴族たちに魔女狩りへの同意を求めたのもまた事実。きっとあちら側であることには変わりないのだろう。
だから、自分が相手をだましたのは仕方のないことだと、必死に理由をつけて湧き上がってくる罪悪感にふたをした。
「がんばってるねぇ」
そんな声がしたとともに、後ろでくくり上げた髪を何者かにはらっと持ち上げられた。
ハインリヒが驚いて振り返ると、もう夜更けなのに酒瓶を持ったブラッドがそこに立っていた。若干酔っているのか、わずかに足もとがふらついている。
「こんな時間に剣?訓練かな?」
「団長……。こんな時間に酒を飲んでは他の団員にしめしがつきません」
「固いなぁ、お前は」
そう言ってブラッドは酒瓶に残った最後のひと口をぐいっと飲み干した。
漂ってくる酒の刺激的な香りにハインリヒが眉をひそめる。
「なぜ、あなたは……はあ、とりあえずもう戻ってください」
「なんだ、心配か?」
「はい」
「心にもないことを易々と……お前ら貴族らしい」
貴族らしいと言われ、ハインリヒがさらに眉を寄せて言う。
「あなたには言われたくありません」
「どう言う意味だあ?」
「ご自身に聞いてください」
ブラッドが、ぐふっ、と笑い出した。
「そこだよ」
そしてぐいっと顔を近づかせてハインリヒと目を合わせた。
「お前は貴族だが、周りの貴族と違うと証明しようとしている。だから俺に話しかけた。自分は差別しないと、血統で人を見ないと。だがどうだ?結局お前もやつらと同じに成り下がっている」
「それはッ……それはあなたが変わったからです」
「変わってねぇよ。お前が辺境に行った時も、帰ってきた時も変わってねぇよ。ずっと同じだ。変わったのはお前だ。心のどこかでは俺みたいな平民出身の騎士を見下しているんだろ?」
「違う!」
「違わねぇな。俺みたいなやつの気持ちをわかるのは結局同じ泥の中に身を置くやつだけだ。あんたは貴族同士で浅い傷の舐め合いでもしてろ」
そう言ってブラッドは行こうとした。ハインリヒはギリッと歯を噛み締めて叫んだ。
「待ってください!」
あん?とブラッドが振り返る。
「最近、アレスト殿と距離が近いように思います」
「……ほう、だから?」
「それに、フェルサジア様の邸宅を幾度も尋ねたそうですね」
「フェルサジア?ああ、あの黒髪の辺境伯」
「選択を見誤らないでください。この地位に来れたあなたはそれ相応の努力をした。その大変さは誰よりもわかるはずです」
「だから清く正しく、清廉潔白な騎士であるべきだと?」
「それが騎士の正しい在り方です」
「じゃあ、それをお前が作れ」
「……どういう意味ですか」
「そのまんまだ」
ブラッドは酒瓶を傾けて飲もうとしたが、中身がすでに空なのを思い出して頭を振った。
「俺はだな、泥まみれの生活を送ってきたんだよ」
「………知っています」
「だろうな。お前が初めて来た見習いの頃、散々先輩騎士から聞かされただろうな。お前は知っているか?食べ物をめぐって子どもを殴り殺す大人がいることに。たった一切れのパンを奪うために仲間同士で争うことも、家族の病気を直すために子どもが身売りする場面も見たことあるか?生臭いゴミをあさって腹を壊す時の絶望感は?いっそうこのまま死んでしまえば楽なのにと考えたことは?ないだろうな。お前は貴族だ。何もしなくとも民の収める税金で暮らせる。コンラッド家は旧貴族だろ?その暮らし方には一番詳しいんじゃないか?」
「私の家は代々大臣を勤めてきた。ただ遊んで暮らしているだけの貴族たちと一緒にするな」
相手の敬語がなくなったところでブラッドの顔にニヤッと笑みが広がった。
「ああ、王の政治を補助する大臣な。でもそんなの、1日分の食べ物すら食えない人には関係ない。画期的な政策でもない限り貧しい人は貧しいままだ。貴族や王族が自分の懐から金を出せばあるいはな?でもそれはあり得ない。なぜか?お前たちはお前たちにしか得のない政策をするからだぜ?」
ハインリヒは言い返せなかった。確かにその通りである。今の貴族は自分の裕福な暮らしが手放せない。だから領民のこともまるで奴隷のように見ている。
「ハインリヒ」
「……っ!」
急に真面目な声で名前を呼ばれ、ハインリヒが驚いたように下がらせた目線を上げた。
「お前、生きるために自分の親を見殺しにしたことはあるか?」
「な……そんなこと」
「ないだろうな。ご両親とも健在だもんなぁ?だがな、貧しい人たちは薬さえあれば2、3日で治る病気で命を落とていく。親しい人を助けたいのに、何もできない無力な自分を呪ったこともないだろうな。結局金なんだよ。そう、人生は金だ!!」
ブラッドは両手を広げて笑った。
「金さえあればなんでも解決できる!なんでも手に入る!満腹も健康もそれに必要な薬も飲み物も!逆に金がなければそれすら手に入らない!いくら金があっても足りない!もっと多くの、抱えきれないほどの金が欲しい!それはこの先も変わらないぜ?」
「だが、金で買えないものだって……」
「金で買えないもの?」
ブラッドがおかしそうに吹き出した。
「う~ん、そうだな。何があるかな?数えてみるか。真の友情かな?それとも限りない愛情かな?それともお月様やお星様か?」
まるでおどけた口調にハインリヒが拳を握った。自分ですら金で買えないものはなんなのかよくわからない。
「おお!そうだ!王位かな?」
「お前!不敬だぞ!」
「考えるのやめた。金で買えるものは5つでも6つでも出てくるけど、金で買えないものはパッと出てこねぇや。いや、そうだな。金で買えるものは多過ぎでパッと出て来ないが、金で買えないものは少な過ぎて出てこないな。きっと清廉潔白で正しいハインリヒくんは俺なんかと逆だろうな。俺が思いつもつかないような?金で買えないものがたくさん出てくるんだろうな」
「あなたって人は……」
「友情とか愛とか、金がからんでなくても貴族のあいだじゃ目まぐるしく変わってるが、お前は違うんだろうな。さすがハインリヒくんだぜ」
ブラッドがパチパチと手を叩いた。
「そんな俺からきみへ言葉を送ろう。……ハインリヒよ、金で得れるものは金がなくて得れるものよりずっと多く、生きていくのに有意義だ。お前が泥のような生活を経験しないことを願おう」
ブラッドは返事を待たずにふらふらとした足取りで訓練場をあとにした。
残されたハインリヒは拳を握ったまま押し黙り、足先をにらんだ。
確かにブラッドが言ったような泥のような生活は知らない。だが、決してその生活を送ってき人々を卑しいと思ったことはない。
だが、ふと街中で見た光景を思い出す。それはとある貴族が乞食の母子に馬車からパンを投げ与える場面だった。
貴族のまるでいいことでもしたように満足げの、しかし頭を垂れて感謝する乞食の母子を卑しむ目をしていた。
もしかして、自分の以前の行動はブラッドにとって似たようなものに映っていたのではないだろうか?
貧しい者がどんどん地位を上げていくなか、周りの者はその不満を見せていた。貴族である自分が施しを与えているように、ブラッドの目には映っていたのではないだろうか。
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