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第五章
アレストのもとへ2
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イグナスの管理する場所へ引っ越す?
「そのためにきみにもついて来てもらうことになる。もしいやなら大丈夫だ。何をしててもきみのいたい場所に連れて行く」
何をしてても、という言葉に若干の不穏な響きがふくまれていた。
カナトは迷うように手を握りしめ、恐るおそると口を開いた。
「あ、あのさ……」
「ん?」
「本気なのか?その、ユシルやイグナスたちのことについて……」
「本気だ。少し前から辺境伯と手を組み始めた。今後のために行動していたんだ。きみが本当に戻って来てくれたから、僕は有言実行しようとしただけだ」
カナトはまだ何か言いたげに口もとをもごもごとさせたが、すぐに口を引き結んで黙った。
「それより朝食を食べよう。きみが金属類の音が苦手と聞いて、スプーンやフォークはすべて木製にしている」
それはここ数日運ばれてくる食事で気づいていた。
「他に何か希望することは?なんでもする」
カナトはぶるぶると頭を振った。
「じゅ、充分だ」
ほとんど無言の食事を終えたあと、カナトは1人でさっさと帰ってしまった。
部屋に戻ると布団の中にもぐり込んで目をつむった。
アレストは本気なんだよな?それなら望んだ結果だけど、イグナスの管理する場所に引っ越すってどういうことだ?それに、あれほどユシルを嫌っていた人がこうも簡単に恨みを捨てれるのか?
アレストのユシルに対する感情は物語上必要である。実際物語通りになっていた。
殺されそうになった日からこの世界では1年も過ぎているため、自分では知らないことが起きているのはわかっている。しかし、アレストが恨みをあきらめたり、イグナスと手を組んだりと、あり得ないことが起き続けている。
魔女狩りだって禁止令を出された。
カナトがロンドール領の処刑台で助けられた際、レリィからはアレストの演説で見事にその場を切り抜けた、と教えられた。アイリも今無事でいると言う。
カナトが心配していることはほとんどなくなっている。
アレストも良くしてくれている。この期間中に過度の接触さえして来ない。
だが、どうしてもカナトは素直にその想いに応えられなかった。
自分の気持ちも正直まだ好きなのか、それとも嫌いなのかよくわからない。
何よりシドやクローリー親子のこともある。もやが晴れないのである。
コンコンコン。
「んあ?」
ノック音に考え事を中断されたカナトが布団から顔を出した。
「僕だ」
その声にぶわっと全身の毛が逆立つ。
「ア、アレスト?」
「ああ、今部屋に入ってもいいか?」
「今!?」
「……急に来てすまなかった。また日を改めるよ」
少し落ち込んだ声にカナトが思わず焦った。
「待って!」
ドアの向こうでアレストがまだいる気配が伝わってくる。
カナトは早まり出す心臓を押さえてなるべく震える声を隠そうとした。
「べ、別に構わない」
「入っていいのか?」
「入っていい……」
アレストは許可を経てゆるっとドアを開けた。そして見たのがうつむきながら布団を頭から被り、片目だけを出しているカナトである。
「これ以上近づかないから」
「……おう」
「ユシルについてのことだ」
カナトがパッと視線を上げた。アレストの目と合いそうになってまた慌てて下げる。
「ユシルが?ユシルがどうかしたのか?」
「きみに会いたいらしい」
「俺に?」
「そうだよ」
「……会いに行っていいのか?」
「もちろん」
「……会いに、行きたい」
「わかった。今日でも行けるけど、どうする?」
「じゃあ、今日行く。できれば今すぐ……」
「わかった。準備が終わったら外に出て来て。急がなくていいから」
それだけ言い終わるとアレストが出ていった。カナトはユシルに確認したいこともあり、会えるとわかると急いで支度をした。
失念したのは、馬車という狭い場所でアレストと2人きりになることである。
カナトはただうつむきながら座席の端に身を寄せた。
「そんなに緊張しなくても何もしない」
仕方なさそうな声に、カナトがぴくりとする。
「ごめん……」
「謝らなくていい。僕の配慮が足りなかった。次からは別々に馬車を用意するよ」
「そんなつもりじゃない!ただ……慣れないから」
「そうなのか。少し気分転換に、カナトがこの1年で何をして来たのか聞いてもいいか?」
「この1年って言っても、お前にその……されかけてから、気づいたら1年後に飛んできたし……」
「なるほど。僕にとっての1年はカナトにとってつい最近の出来事なのか。それは怖がって仕方がないか」
「………」
やがて馬車は気まずい沈黙の中で目的地についた。
カナトが降りると、アレストも続いて降りていく。
案内されるうちもカナトは緊張しっぱなしで、周りの風景的に城だと気づき、そして地下に進んで行くと緊張が警戒に変わった。
ランプを持って歩くアレストの広い背中を盗み見ながら、カナトの歩みがどんどん遅くなっていく。
なんだ……この不安な気持ちは……。
周りの建築が閉じ込められた地下と似ているせいで、警戒心はますます引き上げられる。そのせいで完全に足が止まってしまった。
アレストも気づいて振り返った。
「カナト、大丈夫か?」
カナトの目には警戒と拒否が浮かび出ていた。
「本当にここで合っているのか……?」
「………」
「イグナスと手を組んだんだよな?それなのに、本当にユシルはこんなところにいるのか?」
「………いない」
いないと聞いた瞬間、カナトは背中がゾワッとしたのを感じた。
一歩下がり、逃げの姿勢を取る。
「じゃあ……なんでここに来たんだ?」
「きみを……」
真剣な表情をしていたアレストがにっこりと笑った。
「きみの恐怖心を取り除きたかったんだ」
「え……?」
「きみにとって地下はいやな思い出があるだろ?あの屋敷の地下は封鎖して、シドが持っている鍵と僕の持っている鍵を一緒に差し込まないと開けられない仕組みにしたんだ」
ん?とカナトが目を見開いた。
「だからシドが用事で出かけているあいだは僕だけじゃ入れなくなった。だから構造が似ている城の地下を使ったんだ」
アレストは本当のことをすべて言ったわけではない。
あの地下は確かにアレスト1人じゃ入れなくなった。だがそれは屋敷から地下に入る場合だけである。
通路がつながっている城の地下から行けば普通にたどり着ける。
「ま、待って!……今、シドって言ったか?」
「やっと目を見てくれたな」
ハッとしてカナトがうつむいた。
「そんなことどうでもいいから、シドって……」
「そんなことか……僕にとってそんなことではないけどな。シドは生きているよ」
「本当、か?」
「本当だよ」
「シドが、生きて……」
「彼が死んだら、きみが一生許してくれないと思ったけど、そうではなかった。恨まれるかと思ったのに、結局怖がられるだけだった」
「………っ」
カナトはアレストの執着を少し恐れていた。
怖がられるより憎まれたほうがいいと言ったことも、自分を本気で殺そうとしたことも、何もかも常軌を逸している。
何より、アレストはカナトが記憶を取り戻そうと入り込んだ記憶こそ本物だと思っている。
「俺は、こんな関係は好きじゃない……縛られることも、命が危険になることも……」
「わかっている。もうしない」
「………」
「本当だ。信じて欲しい」
カナトは上目遣いに一瞬だけ見るとすぐに目をそらした。そしてこくりとうなずく。
「ありがとう」
目的の部屋へカナトを送ってから、アレストは通路を伝って1人屋敷の地下へ来た。
カナトを目の前にして確かに心は揺れ動いた。それは嘘じゃない。むしろここへ連れて来たいとさえ考えた。
地下のとある部屋に入ったアレストは石台をゆっくりとなでながら回り込み、壁にかけられている器具たちを見上げる。
鞭、縄、刃物。人を傷つけることを目的とする器具たちは整然と並べられていた。そして石台の上には手足を固定する枷がある。
近くにはノコギリも立てかけられている。
アレストはどこかぼうとした目を石台に降り注いだ。
「足りない……」
心の何かがどうしようもなく満たされず、足りないという気持ちがあふれる。
「カナト……カナト……」
ゆっくりと石台をなでながら想像した。カナトを縛り付け、泣き叫ぶのを見ながらなぐさめ、その自由な両脚を切り落とす場面ーー
アレストはぶるりと興奮に体を震わせた。
そうなればカナトはどこにも行けない。永遠に自分しか頼れない。
外と隔離すればカナトにとって自分が全てになる。
もう失敗は許されない。本当にそうするなら今度こそ徹底的にやらなければいけない。
その青い瞳にふたたび狂気がにじみ出た。
だがすぐにそれは理性によって抑え込まれ、アレストが息苦しげに胸もとをつかんだ。
「カナト……きみが欲しい……この体も、心も頭もすべてきみで満たされたい……ああ、カナト……」
「そのためにきみにもついて来てもらうことになる。もしいやなら大丈夫だ。何をしててもきみのいたい場所に連れて行く」
何をしてても、という言葉に若干の不穏な響きがふくまれていた。
カナトは迷うように手を握りしめ、恐るおそると口を開いた。
「あ、あのさ……」
「ん?」
「本気なのか?その、ユシルやイグナスたちのことについて……」
「本気だ。少し前から辺境伯と手を組み始めた。今後のために行動していたんだ。きみが本当に戻って来てくれたから、僕は有言実行しようとしただけだ」
カナトはまだ何か言いたげに口もとをもごもごとさせたが、すぐに口を引き結んで黙った。
「それより朝食を食べよう。きみが金属類の音が苦手と聞いて、スプーンやフォークはすべて木製にしている」
それはここ数日運ばれてくる食事で気づいていた。
「他に何か希望することは?なんでもする」
カナトはぶるぶると頭を振った。
「じゅ、充分だ」
ほとんど無言の食事を終えたあと、カナトは1人でさっさと帰ってしまった。
部屋に戻ると布団の中にもぐり込んで目をつむった。
アレストは本気なんだよな?それなら望んだ結果だけど、イグナスの管理する場所に引っ越すってどういうことだ?それに、あれほどユシルを嫌っていた人がこうも簡単に恨みを捨てれるのか?
アレストのユシルに対する感情は物語上必要である。実際物語通りになっていた。
殺されそうになった日からこの世界では1年も過ぎているため、自分では知らないことが起きているのはわかっている。しかし、アレストが恨みをあきらめたり、イグナスと手を組んだりと、あり得ないことが起き続けている。
魔女狩りだって禁止令を出された。
カナトがロンドール領の処刑台で助けられた際、レリィからはアレストの演説で見事にその場を切り抜けた、と教えられた。アイリも今無事でいると言う。
カナトが心配していることはほとんどなくなっている。
アレストも良くしてくれている。この期間中に過度の接触さえして来ない。
だが、どうしてもカナトは素直にその想いに応えられなかった。
自分の気持ちも正直まだ好きなのか、それとも嫌いなのかよくわからない。
何よりシドやクローリー親子のこともある。もやが晴れないのである。
コンコンコン。
「んあ?」
ノック音に考え事を中断されたカナトが布団から顔を出した。
「僕だ」
その声にぶわっと全身の毛が逆立つ。
「ア、アレスト?」
「ああ、今部屋に入ってもいいか?」
「今!?」
「……急に来てすまなかった。また日を改めるよ」
少し落ち込んだ声にカナトが思わず焦った。
「待って!」
ドアの向こうでアレストがまだいる気配が伝わってくる。
カナトは早まり出す心臓を押さえてなるべく震える声を隠そうとした。
「べ、別に構わない」
「入っていいのか?」
「入っていい……」
アレストは許可を経てゆるっとドアを開けた。そして見たのがうつむきながら布団を頭から被り、片目だけを出しているカナトである。
「これ以上近づかないから」
「……おう」
「ユシルについてのことだ」
カナトがパッと視線を上げた。アレストの目と合いそうになってまた慌てて下げる。
「ユシルが?ユシルがどうかしたのか?」
「きみに会いたいらしい」
「俺に?」
「そうだよ」
「……会いに行っていいのか?」
「もちろん」
「……会いに、行きたい」
「わかった。今日でも行けるけど、どうする?」
「じゃあ、今日行く。できれば今すぐ……」
「わかった。準備が終わったら外に出て来て。急がなくていいから」
それだけ言い終わるとアレストが出ていった。カナトはユシルに確認したいこともあり、会えるとわかると急いで支度をした。
失念したのは、馬車という狭い場所でアレストと2人きりになることである。
カナトはただうつむきながら座席の端に身を寄せた。
「そんなに緊張しなくても何もしない」
仕方なさそうな声に、カナトがぴくりとする。
「ごめん……」
「謝らなくていい。僕の配慮が足りなかった。次からは別々に馬車を用意するよ」
「そんなつもりじゃない!ただ……慣れないから」
「そうなのか。少し気分転換に、カナトがこの1年で何をして来たのか聞いてもいいか?」
「この1年って言っても、お前にその……されかけてから、気づいたら1年後に飛んできたし……」
「なるほど。僕にとっての1年はカナトにとってつい最近の出来事なのか。それは怖がって仕方がないか」
「………」
やがて馬車は気まずい沈黙の中で目的地についた。
カナトが降りると、アレストも続いて降りていく。
案内されるうちもカナトは緊張しっぱなしで、周りの風景的に城だと気づき、そして地下に進んで行くと緊張が警戒に変わった。
ランプを持って歩くアレストの広い背中を盗み見ながら、カナトの歩みがどんどん遅くなっていく。
なんだ……この不安な気持ちは……。
周りの建築が閉じ込められた地下と似ているせいで、警戒心はますます引き上げられる。そのせいで完全に足が止まってしまった。
アレストも気づいて振り返った。
「カナト、大丈夫か?」
カナトの目には警戒と拒否が浮かび出ていた。
「本当にここで合っているのか……?」
「………」
「イグナスと手を組んだんだよな?それなのに、本当にユシルはこんなところにいるのか?」
「………いない」
いないと聞いた瞬間、カナトは背中がゾワッとしたのを感じた。
一歩下がり、逃げの姿勢を取る。
「じゃあ……なんでここに来たんだ?」
「きみを……」
真剣な表情をしていたアレストがにっこりと笑った。
「きみの恐怖心を取り除きたかったんだ」
「え……?」
「きみにとって地下はいやな思い出があるだろ?あの屋敷の地下は封鎖して、シドが持っている鍵と僕の持っている鍵を一緒に差し込まないと開けられない仕組みにしたんだ」
ん?とカナトが目を見開いた。
「だからシドが用事で出かけているあいだは僕だけじゃ入れなくなった。だから構造が似ている城の地下を使ったんだ」
アレストは本当のことをすべて言ったわけではない。
あの地下は確かにアレスト1人じゃ入れなくなった。だがそれは屋敷から地下に入る場合だけである。
通路がつながっている城の地下から行けば普通にたどり着ける。
「ま、待って!……今、シドって言ったか?」
「やっと目を見てくれたな」
ハッとしてカナトがうつむいた。
「そんなことどうでもいいから、シドって……」
「そんなことか……僕にとってそんなことではないけどな。シドは生きているよ」
「本当、か?」
「本当だよ」
「シドが、生きて……」
「彼が死んだら、きみが一生許してくれないと思ったけど、そうではなかった。恨まれるかと思ったのに、結局怖がられるだけだった」
「………っ」
カナトはアレストの執着を少し恐れていた。
怖がられるより憎まれたほうがいいと言ったことも、自分を本気で殺そうとしたことも、何もかも常軌を逸している。
何より、アレストはカナトが記憶を取り戻そうと入り込んだ記憶こそ本物だと思っている。
「俺は、こんな関係は好きじゃない……縛られることも、命が危険になることも……」
「わかっている。もうしない」
「………」
「本当だ。信じて欲しい」
カナトは上目遣いに一瞬だけ見るとすぐに目をそらした。そしてこくりとうなずく。
「ありがとう」
目的の部屋へカナトを送ってから、アレストは通路を伝って1人屋敷の地下へ来た。
カナトを目の前にして確かに心は揺れ動いた。それは嘘じゃない。むしろここへ連れて来たいとさえ考えた。
地下のとある部屋に入ったアレストは石台をゆっくりとなでながら回り込み、壁にかけられている器具たちを見上げる。
鞭、縄、刃物。人を傷つけることを目的とする器具たちは整然と並べられていた。そして石台の上には手足を固定する枷がある。
近くにはノコギリも立てかけられている。
アレストはどこかぼうとした目を石台に降り注いだ。
「足りない……」
心の何かがどうしようもなく満たされず、足りないという気持ちがあふれる。
「カナト……カナト……」
ゆっくりと石台をなでながら想像した。カナトを縛り付け、泣き叫ぶのを見ながらなぐさめ、その自由な両脚を切り落とす場面ーー
アレストはぶるりと興奮に体を震わせた。
そうなればカナトはどこにも行けない。永遠に自分しか頼れない。
外と隔離すればカナトにとって自分が全てになる。
もう失敗は許されない。本当にそうするなら今度こそ徹底的にやらなければいけない。
その青い瞳にふたたび狂気がにじみ出た。
だがすぐにそれは理性によって抑え込まれ、アレストが息苦しげに胸もとをつかんだ。
「カナト……きみが欲しい……この体も、心も頭もすべてきみで満たされたい……ああ、カナト……」
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