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第1章 入学試験は命がけ!?
7.拠点
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「フレビスっっ!!」
私は全力のフレビスをディアラグスに向けて放った!
放たれた火の塊が、ディアラグスの胸に直撃する!
『グゴオオオッッ!?』
再び、ディアラグスの叫びが辺りに響く! だけど、全力のフレビスでもあいつを倒すことはできなかった! ディアラグスが私たちに背を向け、全力で走り出す!
「逃げないでよっ!! フレビス!!」
背を向けたディアラグスに向けて、私はもう一度フレビスを放つ! だけど、勢いよく逃げるディアラグスに届かなかった!
「……っ!」
……程なくして、完全にディアラグスの姿が見えなくなる。完全に逃げられた……。
「ごほっ、ぐ……っ。ドジっちまった……」
その声で、私はハッとなった。
目の前に、カヤトくんが倒れている。そして、破れた服の隙間から見える胸に大きな爪痕が刻まれていて、そこからドクドクと血が流れている。この傷は、とても深そうだ。
「カヤトくん! なんで、なんで私をかばったの!?」
「……それ、は……」
それきり、カヤトくんは目を閉じてしゃべらなくなった。まさか、このまま死――。
「カヤトどの!? い、今、助けるでござる!」
土の壁の後ろからひょっこりと姿を現したウィガルくんは、血まみれのカヤトくんを見ると慌てて彼に駆け寄っていった! そして、カヤトくんの胸に手を当てながらこう叫ぶ!
「傷を癒すでござる! 『ウィエイド』!」
ウィガルくんの手から緑色の光があふれ出す! 直後、カヤトくんの胸の傷がゆっくりと塞がっていく!
「……ふう。とりあえず、これで大丈夫でござる」
緑色の光が消えると、カヤトくんの胸の傷は完全に塞がっていた! 血も止まっている!
「す、すごい! ケガをあっという間に治しちゃった!?」
「オイラは、回復型魔法が得意なのだけが取り柄でござるからな。役に立って良かったでござるよ……」
そう言った後、ウィガルくんはその場にどさりと倒れてしまった! ど、どうしちゃったの!?
「ロストなのです」
いつの間にか私の横に立っていたチトセちゃんがそう呟いた。
「ロスト!?」
「はい。カヤトさんの傷はとても深かった。放っておけば、命が失われていたはずなのです。そんな命に関わる傷を治す回復魔法は、魔力の消費量も多い。一発で気を失うロスト状態になるのは当然かと」
モンスターがうろつく森の中で、男の子二人が気を失ってしまうなんて……。背負って移動するわけにもいかない。というか多分背負えない。
「うう、どうしよう……。私の力が足りなかったせいでディアラグスを逃がしてしまうし、カヤトくんとウィガルくんは動けないし……」
「ディアラグスを倒せなかったのは、ヒナコさんのせいじゃないのです。逆に、私の方こそヒナコさん一人に重要な役目を押し付けてしまって申し訳なかったのです……」
チトセちゃんはぺこりと頭を下げた後、こう言葉を続けた。
「ひとまず、ここに拠点を作ってお二人が目覚めるまで待つのですよ。ディアラグスのことはその後に考えるのがいいと思うのです。きっと、カヤトさんも大怪我をして反省したと思うので、目覚めたら協力することもできるのではないかと」
「……そうだよね。うん、きっとそうだ! 四人で協力すれば、きっとディアラグスも倒せるよね!」
「はいなのです」
チトセちゃんといっしょに拠点を作り、安全を確保して、カヤトくんとウィガルくんが目覚めるのを待つ。やるべきことは決まった! あとは、行動に移すのみ!
「……ところでチトセちゃん。拠点って、どうやって作ればいいか知ってる?」
行動に移すのみ、って気合を入れたのはいいけど、拠点の作り方なんてわからないよ! 今までの人生の中で拠点を作ったことなんてないんだから! そもそも拠点って何だっけ!?
「拠点とは、活動の足場になる場所のこと。今のチトセたちに必要な拠点は安心して休める場所なのです」
「ふむふむ」
「なのでこうするのです。グラウォル!」
チトセちゃんがそう叫ぶと、地面がぐらぐらと揺れ始めた! それから少し間を置いて、私たちの周りをぐるりと囲むようにして土の壁が現れた! 私の身長の二倍くらいの高さがある!
「土の壁を出現させる防御魔法――グラウォルで四方をざっくりと囲んだのです。簡単なものではありますが、モンスターが侵入しにくい拠点としては十分ではないかと」
周りを壁で囲まれたけど、空は見えるし、ちょっとした広間くらいのスペースはあるから意外と快適に過ごせそう!
「すごいねチトセちゃん! こんなおっきな壁を沢山出せるなんて! ……でも魔力を沢山使うんじゃない?」
「心配無用なのです。防御型の魔法は発動する時に魔力をまあまあ消費するのですが、維持するのはそこまで魔力を消費しないのです」
「えっと、つまりどういうこと……?」
「ロストせずに土の壁を長時間出すことができるということなのです」
「なるほど! それなら良かった!」
「はいなのです。これで二人が起きるまでゆっくりすることができるのです」
防御型の魔法って使いやすそうだなあ。私も使えたらいいんだけど、放射型の魔法以外は上手く使えないんだよね、私。
……もっと勉強しなきゃ。そのために、入学試験に合格しないとね。
「……二人が起きるまでじっとしているのもヒマだね」
「確かに。時間を有効に使いたいところなのです」
「そうだ! 今の内に夕ご飯の準備をしておかない? もしカヤトくんのリュックに鍋があればカレーを作れるよ!」
そう思った私は、カヤトくんが背負っていたリュックの中を見せてもらった。
……やっぱり! 鍋が入ってた! それに、お玉もある! これでカレーが作れる!
「時間を有効活用するナイスアイディアなのです……が、チトセは料理したことがないのです」
「えっ? そうなの? チトセちゃん、何でも得意そうな感じだから料理もできるかと思ってた」
「チトセにも苦手なものはあるのです……」
チトセちゃんがしゅんとうなだれた。
「お、落ち込まないで! 料理は私に任せて!」
「ヒナコさんは料理が得意なのですか?」
「得意ってほどじゃないかもしれないけど、そこそこはできるよ。ママが看護師だから、忙しくて家に居ないことも多いんだよね。だから自分で料理を作って食べる日が結構あるの」
「ご立派なのです。この機会に、チトセに料理を教えてほしいのです」
「もちろん! いっしょにつくろ!」
こうして、私たちのカレー作りが始まった。
カレーは私の好物だから、何度も作ったことがある! 絶対おいしく作れるはず! いや、おいしく作ってみせる! 絶対に!
よし、早速準備をしなきゃ。ディアラグスが暴れまわったせいで、周りに木の枝がたくさん落ちている。この木の枝を集めて、私の魔法で火をつければあっという間にたき火の完成だ。このたき火を活かして、料理をするぞー!
私は全力のフレビスをディアラグスに向けて放った!
放たれた火の塊が、ディアラグスの胸に直撃する!
『グゴオオオッッ!?』
再び、ディアラグスの叫びが辺りに響く! だけど、全力のフレビスでもあいつを倒すことはできなかった! ディアラグスが私たちに背を向け、全力で走り出す!
「逃げないでよっ!! フレビス!!」
背を向けたディアラグスに向けて、私はもう一度フレビスを放つ! だけど、勢いよく逃げるディアラグスに届かなかった!
「……っ!」
……程なくして、完全にディアラグスの姿が見えなくなる。完全に逃げられた……。
「ごほっ、ぐ……っ。ドジっちまった……」
その声で、私はハッとなった。
目の前に、カヤトくんが倒れている。そして、破れた服の隙間から見える胸に大きな爪痕が刻まれていて、そこからドクドクと血が流れている。この傷は、とても深そうだ。
「カヤトくん! なんで、なんで私をかばったの!?」
「……それ、は……」
それきり、カヤトくんは目を閉じてしゃべらなくなった。まさか、このまま死――。
「カヤトどの!? い、今、助けるでござる!」
土の壁の後ろからひょっこりと姿を現したウィガルくんは、血まみれのカヤトくんを見ると慌てて彼に駆け寄っていった! そして、カヤトくんの胸に手を当てながらこう叫ぶ!
「傷を癒すでござる! 『ウィエイド』!」
ウィガルくんの手から緑色の光があふれ出す! 直後、カヤトくんの胸の傷がゆっくりと塞がっていく!
「……ふう。とりあえず、これで大丈夫でござる」
緑色の光が消えると、カヤトくんの胸の傷は完全に塞がっていた! 血も止まっている!
「す、すごい! ケガをあっという間に治しちゃった!?」
「オイラは、回復型魔法が得意なのだけが取り柄でござるからな。役に立って良かったでござるよ……」
そう言った後、ウィガルくんはその場にどさりと倒れてしまった! ど、どうしちゃったの!?
「ロストなのです」
いつの間にか私の横に立っていたチトセちゃんがそう呟いた。
「ロスト!?」
「はい。カヤトさんの傷はとても深かった。放っておけば、命が失われていたはずなのです。そんな命に関わる傷を治す回復魔法は、魔力の消費量も多い。一発で気を失うロスト状態になるのは当然かと」
モンスターがうろつく森の中で、男の子二人が気を失ってしまうなんて……。背負って移動するわけにもいかない。というか多分背負えない。
「うう、どうしよう……。私の力が足りなかったせいでディアラグスを逃がしてしまうし、カヤトくんとウィガルくんは動けないし……」
「ディアラグスを倒せなかったのは、ヒナコさんのせいじゃないのです。逆に、私の方こそヒナコさん一人に重要な役目を押し付けてしまって申し訳なかったのです……」
チトセちゃんはぺこりと頭を下げた後、こう言葉を続けた。
「ひとまず、ここに拠点を作ってお二人が目覚めるまで待つのですよ。ディアラグスのことはその後に考えるのがいいと思うのです。きっと、カヤトさんも大怪我をして反省したと思うので、目覚めたら協力することもできるのではないかと」
「……そうだよね。うん、きっとそうだ! 四人で協力すれば、きっとディアラグスも倒せるよね!」
「はいなのです」
チトセちゃんといっしょに拠点を作り、安全を確保して、カヤトくんとウィガルくんが目覚めるのを待つ。やるべきことは決まった! あとは、行動に移すのみ!
「……ところでチトセちゃん。拠点って、どうやって作ればいいか知ってる?」
行動に移すのみ、って気合を入れたのはいいけど、拠点の作り方なんてわからないよ! 今までの人生の中で拠点を作ったことなんてないんだから! そもそも拠点って何だっけ!?
「拠点とは、活動の足場になる場所のこと。今のチトセたちに必要な拠点は安心して休める場所なのです」
「ふむふむ」
「なのでこうするのです。グラウォル!」
チトセちゃんがそう叫ぶと、地面がぐらぐらと揺れ始めた! それから少し間を置いて、私たちの周りをぐるりと囲むようにして土の壁が現れた! 私の身長の二倍くらいの高さがある!
「土の壁を出現させる防御魔法――グラウォルで四方をざっくりと囲んだのです。簡単なものではありますが、モンスターが侵入しにくい拠点としては十分ではないかと」
周りを壁で囲まれたけど、空は見えるし、ちょっとした広間くらいのスペースはあるから意外と快適に過ごせそう!
「すごいねチトセちゃん! こんなおっきな壁を沢山出せるなんて! ……でも魔力を沢山使うんじゃない?」
「心配無用なのです。防御型の魔法は発動する時に魔力をまあまあ消費するのですが、維持するのはそこまで魔力を消費しないのです」
「えっと、つまりどういうこと……?」
「ロストせずに土の壁を長時間出すことができるということなのです」
「なるほど! それなら良かった!」
「はいなのです。これで二人が起きるまでゆっくりすることができるのです」
防御型の魔法って使いやすそうだなあ。私も使えたらいいんだけど、放射型の魔法以外は上手く使えないんだよね、私。
……もっと勉強しなきゃ。そのために、入学試験に合格しないとね。
「……二人が起きるまでじっとしているのもヒマだね」
「確かに。時間を有効に使いたいところなのです」
「そうだ! 今の内に夕ご飯の準備をしておかない? もしカヤトくんのリュックに鍋があればカレーを作れるよ!」
そう思った私は、カヤトくんが背負っていたリュックの中を見せてもらった。
……やっぱり! 鍋が入ってた! それに、お玉もある! これでカレーが作れる!
「時間を有効活用するナイスアイディアなのです……が、チトセは料理したことがないのです」
「えっ? そうなの? チトセちゃん、何でも得意そうな感じだから料理もできるかと思ってた」
「チトセにも苦手なものはあるのです……」
チトセちゃんがしゅんとうなだれた。
「お、落ち込まないで! 料理は私に任せて!」
「ヒナコさんは料理が得意なのですか?」
「得意ってほどじゃないかもしれないけど、そこそこはできるよ。ママが看護師だから、忙しくて家に居ないことも多いんだよね。だから自分で料理を作って食べる日が結構あるの」
「ご立派なのです。この機会に、チトセに料理を教えてほしいのです」
「もちろん! いっしょにつくろ!」
こうして、私たちのカレー作りが始まった。
カレーは私の好物だから、何度も作ったことがある! 絶対おいしく作れるはず! いや、おいしく作ってみせる! 絶対に!
よし、早速準備をしなきゃ。ディアラグスが暴れまわったせいで、周りに木の枝がたくさん落ちている。この木の枝を集めて、私の魔法で火をつければあっという間にたき火の完成だ。このたき火を活かして、料理をするぞー!
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