3 / 210
1
3.手伝い
しおりを挟む
空腹を刺激する香りに鼻腔をくすぐられ、俺は再び目を開けた。
すっかり夜が明け、窓から柔らかな光が注がれている。
それにしても、懐かしい。
白い幼児が出てくる夢は、ここ何年も見ていなかった。
そんな風に思いながら体を起こすと、テーブルに椀を置いていた少年と目が合う。
「あ、起きた?」
改めて明るい場所で見ると、少年は随分、整った顔立ちをしている。
筋肉の少ない、ほっそりとした人族だ。
この世界の母性を司るオメガとしては、獣人のアルファが特段に好みそうな、いわゆる将来有望と呼ばれる類の外見をしている。
長い髪を後ろにまとめた少年は、穏やかに微笑みかけてくる。
その表情は、全くすれていない。
人族と変わらなくとも、嗅覚は人族より遥かに優れる鼻で、スンと嗅ぐ。
部屋からは少年以外の臭いはすれど、少年の体からは、本人以外の匂いがしない。
となれば、奇跡だ。
恐らくこの小屋は、俺のいた所から、そう遠くない場所にあるはず。
黒目黒髪をしたこの少年は、誰の手垢もつかず、こんな風にすれる事なく生きてこられたのは、奇跡としか言いようがない。
そもそも、いくら俺が瀕死の状態だったとは言え、獣人の中でも背は高いし、筋肉もある。
獣人特有の耳と尻尾も隠していなかった。
形から、肉食系獣人だとわかったはずだ。
肉食系獣人は、例外なく魔力を保持している。
その上、剣術や体術にも長けている可能性が高い。
と言うか、そもそも俺は剣を持っていたはずだ。
誰が癒やしたかわからないが、負っていた手足の傷も癒えている今、たとえ少年の魔力量がどれだけ多くても、小さな子供など如何様にも組み敷ける。
まともな危機管理ができるなら、せめて鎖や縄で、ちゃんと縛っておくべきだ。
言っておくが、これは常識だ。
ぶっちゃけαは、意識のない間に縛られていても、縛った相手がΩ性しかない非力な人族なら、誰も怒らない。
いや、Ω性でも獣人なら、相手が人族に限り、怒らない可能性が高い。
もう一度言う。
これは常識だ。
なのにこの少年ときたら。
昨夜は俺の真横で、無防備に寝ていた。
こんな世間知らずの少年が、街にいてみろ。
確実に人身売買目的の人拐いに遭う。
そうなれば、獣人達の手酷い慰め物にされる末路しかない。
しかし少年は、さっきから俺の耳と尻尾に目がいっている。
もしかして、獣人自体が珍しいのかもしれない。
となれば、ここは人族の集落なのか?
「君が助けてくれたのか?」
色々と少年のバックグラウンドを想像しながらも、確認する。
「うん。
おじさんと約束したから。
……覚えてる、よね?」
少年が最後は少し、不安そうな顔つきになる。
あー……その顔が、やけに俺の庇護欲をそそるな。
俺は獅子の獣人で、父性を司るαだ。
子供には優しいが、伴侶に加虐心を抱く、肉食獣の一面がある。
この世界を創ったとされ、童話なんかでよく登場する、創造神ゼノリア。
白い肌に白い髪、藍色に金が散った瞳をした神だ。
ゼノリアは下位の魔獣と動物には、雄と雌の性を存在させた。
しかし魔獣の中でも上位種とされる竜のような魔獣や、人型を取る種族の性は、雄のみで創生したとされている。
子を孕む際は、ゼノリア神を信仰する教会で支給される、孕み石を使う。
Ωの体内に石を入れ、αが精を……とまあ、詳しくはその時でいいか。
人族は、全てΩになる。
「君と何を約束したんだ?
俺の手足は千切れてたはずだ。
なぜくっついている?
異能の治癒師でも千切れた手足をくっつけるなんて出来ないはずだが、何をした?」
そう、どんな腕の良い治癒師も、切断した手足は繋げられない。
獣人の中には稀に、異能と呼ばれる力を持つ。
異能とは、魔力量に関係なく、何かに突出した能力を指す。
しかし過去にいたとされる、異能持ちの治癒師でも、ぎりぎり手足が繋がっていないと、くっつけられなかったはずだ。
その上、この少年は人族。
人族でも魔法を使う事が可能な者もいるが、とにかく人族の数は、獣人とは比べられない程、少ない。
そして魔力量が規格外に多いとされる、通称【黒持ち】。
黒持ちは、獣人ですらも珍しい。
なのにこの少年は、髪も瞳も黒い。
しかも人族。
俺はとある立場もあって、王宮書庫にある過去の文献を見放題だった。
しかし少年のような実例は、見た事がない。
もちろー話として、聞いた事もない。
「あれ、そうなの?
うーん……凄く出血はしてたよ。
けど、えっと……手足はくっついてたんじゃなかったかな?
あのままだと、この寒さで死にそうだったから連れて帰ってきただけで……」
おい、少年。
目線があらぬ方を向いてて、嘘がバレバレだぞ。
「それで?」
「えっと、連れて帰る前に、おじさんに僕のお手伝いしてくれるなら、助けるよって持ちかけたの。
おじさんは良いよって……」
「言ってないぞ」
「え!?
でもちゃんと頷いて……」
「だから言ってはいないだろう。
頷いたように見えただけじゃないか?
約束は不成立だし、俺の手足は千切れてた。
千切れてたのは、間違いない」
「えっ、えっと……」
「おじさんは騎士だ。
嘘はいけないぞ、少年。
君はどうやって、俺の手足をくっつけた?」
少年が、明らかに狼狽え始める。
焦った感じが、正に小動物だ。
可愛らしすぎて、顔がにやけそうになる。
が、気合いで厳しい顔を固定する。
「わ、忘れ……」
「嘘はいけないと言っただろう?」
畳み掛けると少年が、きゅっと口を閉じて俯く。
やばい、可愛い……あぁ、虐めたい。
その華奢な首筋……舐めたい。
その汚れのない体を、俺の色に染めてしまいたい。
そこまで暴走しそうになって、いかんいかんと己を戒める。
まだ子供だ。
少年の体が発する匂いも、子供特有の未成熟な乳の匂いだ。
だが……乳の匂いの中に、微かだが種類の違う、甘い香りがする。
「……秘密……」
少年が、ボソッと呟く。
駄目だ。
膨れた頬が、これまた可愛らしい。
思わず笑みがこぼれる。
「秘密か。
なら、仕方ないな。
それで、何を手伝って欲しかったんだ?」
そう言うと、俺の方を向いた黒目が、キラキラ輝き始めたように見える。
幻覚か?
くそ可愛いいな。
やばい、近くに寄ってきた!?
何だ、この甘く、心地良い香り……。
夢見心地に誘う香りに、本能が告げる。
……この子、番だ。
嫌でも確信してしまった。
すっかり夜が明け、窓から柔らかな光が注がれている。
それにしても、懐かしい。
白い幼児が出てくる夢は、ここ何年も見ていなかった。
そんな風に思いながら体を起こすと、テーブルに椀を置いていた少年と目が合う。
「あ、起きた?」
改めて明るい場所で見ると、少年は随分、整った顔立ちをしている。
筋肉の少ない、ほっそりとした人族だ。
この世界の母性を司るオメガとしては、獣人のアルファが特段に好みそうな、いわゆる将来有望と呼ばれる類の外見をしている。
長い髪を後ろにまとめた少年は、穏やかに微笑みかけてくる。
その表情は、全くすれていない。
人族と変わらなくとも、嗅覚は人族より遥かに優れる鼻で、スンと嗅ぐ。
部屋からは少年以外の臭いはすれど、少年の体からは、本人以外の匂いがしない。
となれば、奇跡だ。
恐らくこの小屋は、俺のいた所から、そう遠くない場所にあるはず。
黒目黒髪をしたこの少年は、誰の手垢もつかず、こんな風にすれる事なく生きてこられたのは、奇跡としか言いようがない。
そもそも、いくら俺が瀕死の状態だったとは言え、獣人の中でも背は高いし、筋肉もある。
獣人特有の耳と尻尾も隠していなかった。
形から、肉食系獣人だとわかったはずだ。
肉食系獣人は、例外なく魔力を保持している。
その上、剣術や体術にも長けている可能性が高い。
と言うか、そもそも俺は剣を持っていたはずだ。
誰が癒やしたかわからないが、負っていた手足の傷も癒えている今、たとえ少年の魔力量がどれだけ多くても、小さな子供など如何様にも組み敷ける。
まともな危機管理ができるなら、せめて鎖や縄で、ちゃんと縛っておくべきだ。
言っておくが、これは常識だ。
ぶっちゃけαは、意識のない間に縛られていても、縛った相手がΩ性しかない非力な人族なら、誰も怒らない。
いや、Ω性でも獣人なら、相手が人族に限り、怒らない可能性が高い。
もう一度言う。
これは常識だ。
なのにこの少年ときたら。
昨夜は俺の真横で、無防備に寝ていた。
こんな世間知らずの少年が、街にいてみろ。
確実に人身売買目的の人拐いに遭う。
そうなれば、獣人達の手酷い慰め物にされる末路しかない。
しかし少年は、さっきから俺の耳と尻尾に目がいっている。
もしかして、獣人自体が珍しいのかもしれない。
となれば、ここは人族の集落なのか?
「君が助けてくれたのか?」
色々と少年のバックグラウンドを想像しながらも、確認する。
「うん。
おじさんと約束したから。
……覚えてる、よね?」
少年が最後は少し、不安そうな顔つきになる。
あー……その顔が、やけに俺の庇護欲をそそるな。
俺は獅子の獣人で、父性を司るαだ。
子供には優しいが、伴侶に加虐心を抱く、肉食獣の一面がある。
この世界を創ったとされ、童話なんかでよく登場する、創造神ゼノリア。
白い肌に白い髪、藍色に金が散った瞳をした神だ。
ゼノリアは下位の魔獣と動物には、雄と雌の性を存在させた。
しかし魔獣の中でも上位種とされる竜のような魔獣や、人型を取る種族の性は、雄のみで創生したとされている。
子を孕む際は、ゼノリア神を信仰する教会で支給される、孕み石を使う。
Ωの体内に石を入れ、αが精を……とまあ、詳しくはその時でいいか。
人族は、全てΩになる。
「君と何を約束したんだ?
俺の手足は千切れてたはずだ。
なぜくっついている?
異能の治癒師でも千切れた手足をくっつけるなんて出来ないはずだが、何をした?」
そう、どんな腕の良い治癒師も、切断した手足は繋げられない。
獣人の中には稀に、異能と呼ばれる力を持つ。
異能とは、魔力量に関係なく、何かに突出した能力を指す。
しかし過去にいたとされる、異能持ちの治癒師でも、ぎりぎり手足が繋がっていないと、くっつけられなかったはずだ。
その上、この少年は人族。
人族でも魔法を使う事が可能な者もいるが、とにかく人族の数は、獣人とは比べられない程、少ない。
そして魔力量が規格外に多いとされる、通称【黒持ち】。
黒持ちは、獣人ですらも珍しい。
なのにこの少年は、髪も瞳も黒い。
しかも人族。
俺はとある立場もあって、王宮書庫にある過去の文献を見放題だった。
しかし少年のような実例は、見た事がない。
もちろー話として、聞いた事もない。
「あれ、そうなの?
うーん……凄く出血はしてたよ。
けど、えっと……手足はくっついてたんじゃなかったかな?
あのままだと、この寒さで死にそうだったから連れて帰ってきただけで……」
おい、少年。
目線があらぬ方を向いてて、嘘がバレバレだぞ。
「それで?」
「えっと、連れて帰る前に、おじさんに僕のお手伝いしてくれるなら、助けるよって持ちかけたの。
おじさんは良いよって……」
「言ってないぞ」
「え!?
でもちゃんと頷いて……」
「だから言ってはいないだろう。
頷いたように見えただけじゃないか?
約束は不成立だし、俺の手足は千切れてた。
千切れてたのは、間違いない」
「えっ、えっと……」
「おじさんは騎士だ。
嘘はいけないぞ、少年。
君はどうやって、俺の手足をくっつけた?」
少年が、明らかに狼狽え始める。
焦った感じが、正に小動物だ。
可愛らしすぎて、顔がにやけそうになる。
が、気合いで厳しい顔を固定する。
「わ、忘れ……」
「嘘はいけないと言っただろう?」
畳み掛けると少年が、きゅっと口を閉じて俯く。
やばい、可愛い……あぁ、虐めたい。
その華奢な首筋……舐めたい。
その汚れのない体を、俺の色に染めてしまいたい。
そこまで暴走しそうになって、いかんいかんと己を戒める。
まだ子供だ。
少年の体が発する匂いも、子供特有の未成熟な乳の匂いだ。
だが……乳の匂いの中に、微かだが種類の違う、甘い香りがする。
「……秘密……」
少年が、ボソッと呟く。
駄目だ。
膨れた頬が、これまた可愛らしい。
思わず笑みがこぼれる。
「秘密か。
なら、仕方ないな。
それで、何を手伝って欲しかったんだ?」
そう言うと、俺の方を向いた黒目が、キラキラ輝き始めたように見える。
幻覚か?
くそ可愛いいな。
やばい、近くに寄ってきた!?
何だ、この甘く、心地良い香り……。
夢見心地に誘う香りに、本能が告げる。
……この子、番だ。
嫌でも確信してしまった。
0
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
遊鷹太
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
【完結】そして異世界の迷い子は、浄化の聖女となりまして。
和島逆
ファンタジー
七年前、私は異世界に転移した。
黒髪黒眼が忌避されるという、日本人にはなんとも生きにくいこの世界。
私の願いはただひとつ。目立たず、騒がず、ひっそり平和に暮らすこと!
薬師助手として過ごした静かな日々は、ある日突然終わりを告げてしまう。
そうして私は自分の居場所を探すため、ちょっぴり残念なイケメンと旅に出る。
目指すは平和で平凡なハッピーライフ!
連れのイケメンをしばいたり、トラブルに巻き込まれたりと忙しい毎日だけれど。
この異世界で笑って生きるため、今日も私は奮闘します。
*他サイトでの初投稿作品を改稿したものです。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる