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138.会合の終了
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「ほな月花の取り引きは先程の取り決め通りの金額で契約書を作らさしてもらいます。
今回の治療で必要になった薬については会長が戻り次第、今治療中の患者さん達に必要な薬を書き出して貰ってから新国王陛下宛に請求させてもらいますね」
「ああ、そうしてくれ」
トビの言葉にザガドが頷く。
レンが退出してからすぐに解毒薬の取り引きについての細かい調整と具体的な金額をトビの隣に腰掛けた薄茶の髪の人属がまとめている。
ビビット商会では言った言わないの有耶無耶な話を作らない為に、大きな取り引きが行われる際には必ず書記役をつけて書き留めるらしい。
話し合いの最後にそれを互いに確認し合って署名するのだという。
そういう所も信用に繋がって王家御用達になったんだろう。
「患者達の経過報告書についてはセシリバーにも確認するよう伝えておく」
「ほなその報告書が出来次第持って行くようにします。
問題が特に発生せえへんかったら予定通り今から4日後、譲位式の翌日に各国の国王陛下達と映像魔法で通信飛ばして皆様が見てる前でザガド新国王陛下と会長との正式契約を中継っちゅうことでよろしいです?」
「ああ。
各国にはザッカルード国より連絡を入れる」
うちの王太子の言葉にピクリと反応してしまうが、それ以上は腹に力を込めて反応しないように努力した。
くそ、俺ももっと毒草に詳しければ成長して色気の出たレンと一緒に行動できたものをぉぉぉぉぉ!!!!
「うむ。
その後はすぐに開国と周辺国である国交再開についての話し合いじゃ。
必要な魔石への魔力補填はそれまでにできそうか?」
「はっ。
既に半分は終えております」
団長が答えた。
さすがに距離が遠過ぎて商会から貸し出されためちゃくちゃ質の良い魔石が何個も必要だった。
それを商会と団長と俺以外のここにいるメンバー全員で補填しまくった。
もちろん国王連中や王太子も総出で時間があればとにかくこめまくった。
商会はともかく、団長と俺は····まあ誰でも得て不得手はあるからな。
「ドルドラ国、ダカント国、ジャカネスタ国も準備は終えているとの連絡がありました」
「良かろう。
それでは次の議題じゃが、内々の話もあろうから今は詳しく言う必要はないが、前国王よ。
何故黒竜の番が未だにあそこまで怒りを内に秘め続けておるのか心当たりはあるか?」
「····もちろんだ」
副団長の報告に頷いたうちの陛下はレンに簒奪者と呼ばれた前国王に話しかけた。
父上の目から見てもレンの怒りは萎えていないんだろう。
『僕も家族である黒竜と白竜がこの国の平和を望んだから手を貸そうと思ってる』
レンはこれまで積極的にこの国に関わろうとしなかった。
けれど関わったのは間違いなく2人の家族の為····俺も早く家族に、いや、レンの伴侶になりたい。
レンが初めて生の感情をぶつけてくれたあの日から今まで、まともに話した時間が全っ然ない!
昨日の昼頃まではずっと眠ってたし、もちろん休憩時間の度に顔を出したけど可愛い寝顔ばかりで黒目をのぞかせる事はなかった。
久々に会ったレンは全身からあの甘い豊潤な甘い香りをさせているし、まだまだ背は小さいけどとんでもなく色気を醸し出してて気が気じゃない。
雌だからもうあれ以上は背が伸びないんだろうし、子供特有の乳の匂いが抜けた今、むさ苦しいメルが多い城の中に放り込まれるメル好みの小っちゃくて可愛くて色気を纏うレンが心配でたまらない。
くっ、思い出すだけで何かが滾る!
何回抱き締めて頬擦りして首筋に顔を押しつけて舐め回そうと思ったことか!
それにしても体調はもう良いんだろうか。
顔色は良くもなく、悪くもなくだったし足取りもしっかりしていた。
トビに白竜の伴侶紋を渡した事で魔力がかなり回復されたのは間違いないが、気が枯渇すれば魔力で気を補うのも難しくなる。
ファルの姿は昨日の昼前の休憩中に行った時には見えなくなっていたから、森に帰ったのは一昨日の深夜から俺が顔を出すまでのどこかだろうな。
獣気と違って竜気は垂れ流し状態みたいだから、レンの体の事を考えるなら俺がいない時はファルになるべく側に居てやって欲しいと····まあ思わなくもない。
同じ番だし、レンが楽になるのが良い、よ、な····。
はあ、もう会いたい。
もう抱き締めたい。
もう舐め回したい。
「ふむ。
それを教える事はできるかのう?」
「····それは····今日1日、時間を貰いたい。
怒りを解かねばならない事は分かっているが、まずは新国王に、いや、弟に全てを話さねばならない」
ファルの抜け落ちた記憶がどんなものだったのかわからないが、この男の顔を見ればどれほど深刻なものだったかは想像できる。
「良かろう。
ならば本日の会合はここまでじゃ。
ザガド国王」
「何でしょう」
「くれぐれも黒竜の番であるあの子にだけは隠しだてはされるなよ。
この国の命運は黒竜の番であるあの子が握っておる。
あの子が手を引けば、儂も力は貸せぬようになるからのう」
「心得ております。
元より血の宣誓によって誓っている。
愚弟の犯した罪を明らかにし、必ず罰し、魔の森の真実を告げ、白竜と黒竜の尊厳を回復する事の他にこの国の王としての責務を果たすと」
「ふむ、あい分かった。
ならば我らは席を外す故、まずは前国王と話されよ」
立ち上がり、トビの方にも目配せをして立ち上がり、出ていこうとしたその時、ザガドが待ったをかけた。
「お待ちを。
エトラン副会長、ウェストミンスター隊長は残って欲しい」
「····良いのか?」
「かまいません。
番殿は副会長を家族と思っていますし、私が宣誓をした時にその場にいた隊長は黒竜と番殿が魔の森に立ち入るのを許した方だ。
今後の手助けを願う可能性を考えても共に聞く権利がある。
兄上、かまいませんか?」
「····良いだろう」
少し間が空いたが、前国王から了承の返事が出た事によってこの場には俺達4人が残った。
今回の治療で必要になった薬については会長が戻り次第、今治療中の患者さん達に必要な薬を書き出して貰ってから新国王陛下宛に請求させてもらいますね」
「ああ、そうしてくれ」
トビの言葉にザガドが頷く。
レンが退出してからすぐに解毒薬の取り引きについての細かい調整と具体的な金額をトビの隣に腰掛けた薄茶の髪の人属がまとめている。
ビビット商会では言った言わないの有耶無耶な話を作らない為に、大きな取り引きが行われる際には必ず書記役をつけて書き留めるらしい。
話し合いの最後にそれを互いに確認し合って署名するのだという。
そういう所も信用に繋がって王家御用達になったんだろう。
「患者達の経過報告書についてはセシリバーにも確認するよう伝えておく」
「ほなその報告書が出来次第持って行くようにします。
問題が特に発生せえへんかったら予定通り今から4日後、譲位式の翌日に各国の国王陛下達と映像魔法で通信飛ばして皆様が見てる前でザガド新国王陛下と会長との正式契約を中継っちゅうことでよろしいです?」
「ああ。
各国にはザッカルード国より連絡を入れる」
うちの王太子の言葉にピクリと反応してしまうが、それ以上は腹に力を込めて反応しないように努力した。
くそ、俺ももっと毒草に詳しければ成長して色気の出たレンと一緒に行動できたものをぉぉぉぉぉ!!!!
「うむ。
その後はすぐに開国と周辺国である国交再開についての話し合いじゃ。
必要な魔石への魔力補填はそれまでにできそうか?」
「はっ。
既に半分は終えております」
団長が答えた。
さすがに距離が遠過ぎて商会から貸し出されためちゃくちゃ質の良い魔石が何個も必要だった。
それを商会と団長と俺以外のここにいるメンバー全員で補填しまくった。
もちろん国王連中や王太子も総出で時間があればとにかくこめまくった。
商会はともかく、団長と俺は····まあ誰でも得て不得手はあるからな。
「ドルドラ国、ダカント国、ジャカネスタ国も準備は終えているとの連絡がありました」
「良かろう。
それでは次の議題じゃが、内々の話もあろうから今は詳しく言う必要はないが、前国王よ。
何故黒竜の番が未だにあそこまで怒りを内に秘め続けておるのか心当たりはあるか?」
「····もちろんだ」
副団長の報告に頷いたうちの陛下はレンに簒奪者と呼ばれた前国王に話しかけた。
父上の目から見てもレンの怒りは萎えていないんだろう。
『僕も家族である黒竜と白竜がこの国の平和を望んだから手を貸そうと思ってる』
レンはこれまで積極的にこの国に関わろうとしなかった。
けれど関わったのは間違いなく2人の家族の為····俺も早く家族に、いや、レンの伴侶になりたい。
レンが初めて生の感情をぶつけてくれたあの日から今まで、まともに話した時間が全っ然ない!
昨日の昼頃まではずっと眠ってたし、もちろん休憩時間の度に顔を出したけど可愛い寝顔ばかりで黒目をのぞかせる事はなかった。
久々に会ったレンは全身からあの甘い豊潤な甘い香りをさせているし、まだまだ背は小さいけどとんでもなく色気を醸し出してて気が気じゃない。
雌だからもうあれ以上は背が伸びないんだろうし、子供特有の乳の匂いが抜けた今、むさ苦しいメルが多い城の中に放り込まれるメル好みの小っちゃくて可愛くて色気を纏うレンが心配でたまらない。
くっ、思い出すだけで何かが滾る!
何回抱き締めて頬擦りして首筋に顔を押しつけて舐め回そうと思ったことか!
それにしても体調はもう良いんだろうか。
顔色は良くもなく、悪くもなくだったし足取りもしっかりしていた。
トビに白竜の伴侶紋を渡した事で魔力がかなり回復されたのは間違いないが、気が枯渇すれば魔力で気を補うのも難しくなる。
ファルの姿は昨日の昼前の休憩中に行った時には見えなくなっていたから、森に帰ったのは一昨日の深夜から俺が顔を出すまでのどこかだろうな。
獣気と違って竜気は垂れ流し状態みたいだから、レンの体の事を考えるなら俺がいない時はファルになるべく側に居てやって欲しいと····まあ思わなくもない。
同じ番だし、レンが楽になるのが良い、よ、な····。
はあ、もう会いたい。
もう抱き締めたい。
もう舐め回したい。
「ふむ。
それを教える事はできるかのう?」
「····それは····今日1日、時間を貰いたい。
怒りを解かねばならない事は分かっているが、まずは新国王に、いや、弟に全てを話さねばならない」
ファルの抜け落ちた記憶がどんなものだったのかわからないが、この男の顔を見ればどれほど深刻なものだったかは想像できる。
「良かろう。
ならば本日の会合はここまでじゃ。
ザガド国王」
「何でしょう」
「くれぐれも黒竜の番であるあの子にだけは隠しだてはされるなよ。
この国の命運は黒竜の番であるあの子が握っておる。
あの子が手を引けば、儂も力は貸せぬようになるからのう」
「心得ております。
元より血の宣誓によって誓っている。
愚弟の犯した罪を明らかにし、必ず罰し、魔の森の真実を告げ、白竜と黒竜の尊厳を回復する事の他にこの国の王としての責務を果たすと」
「ふむ、あい分かった。
ならば我らは席を外す故、まずは前国王と話されよ」
立ち上がり、トビの方にも目配せをして立ち上がり、出ていこうとしたその時、ザガドが待ったをかけた。
「お待ちを。
エトラン副会長、ウェストミンスター隊長は残って欲しい」
「····良いのか?」
「かまいません。
番殿は副会長を家族と思っていますし、私が宣誓をした時にその場にいた隊長は黒竜と番殿が魔の森に立ち入るのを許した方だ。
今後の手助けを願う可能性を考えても共に聞く権利がある。
兄上、かまいませんか?」
「····良いだろう」
少し間が空いたが、前国王から了承の返事が出た事によってこの場には俺達4人が残った。
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