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197.詩香の夢1
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どれくらい経ったのか。
蓮香は白い空間をゆっくりと歩き始めた。
俺達は見えない壁越しに一定の距離を保ち、その光景をただ見ている事しかできない。
不意に蓮香の周りの景色が変わり、どこかの部屋に繋がった。
部屋はどこか落ち着く印象を受ける木目調の部屋だ。
レンの小屋よりはずっと広く、ソファもちゃんとしたテーブルもあるが、台所らしき場所が部屋続きにうかがえる間取りが少し似ている。
壁一面に据えつけたような大きな棚にはびっしりと本が並んでいるが、ある一角の本だけは色褪せていた。
可愛らしい小物も置かれていて、少し古びた中ぐらいサイズのぬいぐるみがソファに何体か鎮座し、絵もいくつか飾られていた。
絵は手の平ほどの大きさで、本物の人物を切り取ったようなリアリティ感がある。
ふと、その1つに目がいく。
蓮香と····青い目の、詩香か?
蓮香が後ろから抱きしめて2人して無邪気な笑顔だ。
レンが2人いるみたいで可愛らしい。
あの詩と呼んでいた男と3人で仲良く描かれているのもある。
家族絵のようで、よちよち歩きしそうな娘を真ん中に座らせて微笑んでいる。
俺の入る余地などない家族というコミュニティを感じて複雑な気分だ。
それにあの絵····壮年の詩と蓮香に生き写しの詩香、そして金髪の壮年の男の3人で並んだものもあった。
蓮香はそれらをじっと眺めている。
「ママ?」
不意に声がかけられる。
振り返った蓮香と同じタイミングで声の主が目の前に現れた。
「詩香」
蓮香と会って、初めて見た顔だった。
ふわりと微笑む顔は慈愛に満ちていて、優しく美しい。
対して詩香はどちらかというと今のレンによく似た顔をしていて、可愛らしい。
青い目を驚きに見開き、思考を停止させたように固まっている。
「久しぶり、詩香。
ふふ、いつまで固まってるんだ?
相変わらずうちの詩香は可愛いくて面白い····」
「ママ!」
母親より少し背の高い詩香は蓮香に勢い良く抱きついた。
「会いたかった!
会いたかったの!
ずっと····ずっと、寂しかった!」
蓮香よりも少し高い声でそう告げると、レンによく似た顔を抱きついた蓮香の肩に埋めて泣き出した。
「ん····ごめん、詩香」
父親の詩の時と違い、蓮香は最初から静かに娘を抱きしめ、そっとその背中を父親にしたようにぽんぽんと優しく叩いた。
蓮香の表情はこちらからは詩香に少し隠れて見えづらいが、仕草が母親そのものだ。
とてもじゃないが刀を持って竜人をぶん殴ったり、後悔に苛まれる男の背中に蹴りを食らわした人間と同一人物には見えない。
「ママ····ぐすっ、これ、夢?
私の願望?」
しばらく泣いて鼻を鳴らす詩香が、コアラをしながら泣いていたレンのようで、庇護欲がかなりそそられる。
「夢ではあるけど、現実でもある。
詩香に会いたくなったから、会いに来たんだ」
詩の時と同じ言葉を話しているとは思えないほど、これまでの蓮香とは全く違う、優しい顔に優しい声音だ。
娘を溺愛したと言っていたのは本当のようで、全くの別人にすら思える。
「····遅い。
もっと早く会いに来て欲しかった。
いっぱい寂しかったのに」
「ふふ、大きくなったと思ったのに、まだまだ子供だね」
蓮香はくすくす笑いながら、娘の頭をよしよしと撫でる。
「子供だよ。
ママにとっては一生子供でしょ」
「そうだった。
一生私の子供だよ」
唇を尖らせて不貞腐れたような顔をする娘をあやすように抱きしめて背中をさする。
詩香は再び抱きついて母親の肩に顔を埋め、しばらくの沈黙の後に尋ねる。
声が少し震えていた。
「ねえ····ママ。
ママは誰に殺されたの?
私からママを奪ったのは誰?」
娘からすれば当然の疑問だろう。
だが····犯人の1人は血の繋がった父親だ。
思わず息を飲んでしまう。
「え、言うわけないだろう」
····え、そんなはっきり当然のように言い切るのか?!
「え、どうして?!」
予想外の口調と答えだったのか、ガバッと顔を上げた。
「だって殺されたの私だろ?」
「えぇっ····まあそれは、そうだけど····。
でも私からママを奪った誰かが何の罰も受けないなんて····許せないよ····」
悔しそうな顔でぽろぽろと涙を溢す。
「ふっ、泣きながら怒るの変わってないんだね」
蓮香はそっと指で涙を拭ってやる。
「それに私が死んだ後にとっくに制裁加えてるけど?
私が殺されたのに、私以外の誰かが裁くなんてさせるわけないよ」
少し前に父親に言った事を娘にもさも当然のように言うのか。
「何それ····そんな事言うのも実行するのもママくらいじゃん。
だけど誰が犯人か知るくらいならいいでしょ」
なおも食い下がる娘の頬を両手で引っ張る。
「いいわけない。
恨みや憎しみは連鎖していつかは自分に返るって教えただろう。
それに詩香の知らない人間だから詩香にはどうしようもないよ」
「知らない、人?」
「そう。
何でそんな意外そうな顔をする?
ぶっちゃけ私もよく知らないから教えようがない」
蓮香はすまなそうな顔てしれっと嘘をつくが、詩香の表情から顔見知りだと推察していたんじゃないだろうか。
母親の蓮香と違って詩香は感情表現が豊かなんだな。
「本当に?」
「嘘」
「え?!」
「からの、嘘」
「ママ?!
怒るよ?!」
「あはは、ごめんごめん。
でもとっくに自分で制裁与えて憂さ晴らししてるから、犯人の事なんて大して考えてないんだ」
こちらから見ていると母娘でじゃれ合っているみたいだ。
蓮香はそんな時間を機嫌よく過ごしている。
「そんな事より、結婚するんだろ?
どんな男?
ちゃんと詩香は大切にしてくれてるのか?
相手は3つ年上って本当?
どんな出会い?」
「ちょ、ママ!
食いつき具合がママを殺した犯人より上なの?!
ていうか3つ年上って何で知ってるの?!」
「あたり前だ!
私の可愛い娘がいきなり結婚するって聞かされたんだぞ?!
しかも久々に会ったら私より背が高くなってるし、色々カルチャーショックだ」
今度は蓮香が唇を尖らせている。
娘の前だと仕草が可愛いな。
蓮香は白い空間をゆっくりと歩き始めた。
俺達は見えない壁越しに一定の距離を保ち、その光景をただ見ている事しかできない。
不意に蓮香の周りの景色が変わり、どこかの部屋に繋がった。
部屋はどこか落ち着く印象を受ける木目調の部屋だ。
レンの小屋よりはずっと広く、ソファもちゃんとしたテーブルもあるが、台所らしき場所が部屋続きにうかがえる間取りが少し似ている。
壁一面に据えつけたような大きな棚にはびっしりと本が並んでいるが、ある一角の本だけは色褪せていた。
可愛らしい小物も置かれていて、少し古びた中ぐらいサイズのぬいぐるみがソファに何体か鎮座し、絵もいくつか飾られていた。
絵は手の平ほどの大きさで、本物の人物を切り取ったようなリアリティ感がある。
ふと、その1つに目がいく。
蓮香と····青い目の、詩香か?
蓮香が後ろから抱きしめて2人して無邪気な笑顔だ。
レンが2人いるみたいで可愛らしい。
あの詩と呼んでいた男と3人で仲良く描かれているのもある。
家族絵のようで、よちよち歩きしそうな娘を真ん中に座らせて微笑んでいる。
俺の入る余地などない家族というコミュニティを感じて複雑な気分だ。
それにあの絵····壮年の詩と蓮香に生き写しの詩香、そして金髪の壮年の男の3人で並んだものもあった。
蓮香はそれらをじっと眺めている。
「ママ?」
不意に声がかけられる。
振り返った蓮香と同じタイミングで声の主が目の前に現れた。
「詩香」
蓮香と会って、初めて見た顔だった。
ふわりと微笑む顔は慈愛に満ちていて、優しく美しい。
対して詩香はどちらかというと今のレンによく似た顔をしていて、可愛らしい。
青い目を驚きに見開き、思考を停止させたように固まっている。
「久しぶり、詩香。
ふふ、いつまで固まってるんだ?
相変わらずうちの詩香は可愛いくて面白い····」
「ママ!」
母親より少し背の高い詩香は蓮香に勢い良く抱きついた。
「会いたかった!
会いたかったの!
ずっと····ずっと、寂しかった!」
蓮香よりも少し高い声でそう告げると、レンによく似た顔を抱きついた蓮香の肩に埋めて泣き出した。
「ん····ごめん、詩香」
父親の詩の時と違い、蓮香は最初から静かに娘を抱きしめ、そっとその背中を父親にしたようにぽんぽんと優しく叩いた。
蓮香の表情はこちらからは詩香に少し隠れて見えづらいが、仕草が母親そのものだ。
とてもじゃないが刀を持って竜人をぶん殴ったり、後悔に苛まれる男の背中に蹴りを食らわした人間と同一人物には見えない。
「ママ····ぐすっ、これ、夢?
私の願望?」
しばらく泣いて鼻を鳴らす詩香が、コアラをしながら泣いていたレンのようで、庇護欲がかなりそそられる。
「夢ではあるけど、現実でもある。
詩香に会いたくなったから、会いに来たんだ」
詩の時と同じ言葉を話しているとは思えないほど、これまでの蓮香とは全く違う、優しい顔に優しい声音だ。
娘を溺愛したと言っていたのは本当のようで、全くの別人にすら思える。
「····遅い。
もっと早く会いに来て欲しかった。
いっぱい寂しかったのに」
「ふふ、大きくなったと思ったのに、まだまだ子供だね」
蓮香はくすくす笑いながら、娘の頭をよしよしと撫でる。
「子供だよ。
ママにとっては一生子供でしょ」
「そうだった。
一生私の子供だよ」
唇を尖らせて不貞腐れたような顔をする娘をあやすように抱きしめて背中をさする。
詩香は再び抱きついて母親の肩に顔を埋め、しばらくの沈黙の後に尋ねる。
声が少し震えていた。
「ねえ····ママ。
ママは誰に殺されたの?
私からママを奪ったのは誰?」
娘からすれば当然の疑問だろう。
だが····犯人の1人は血の繋がった父親だ。
思わず息を飲んでしまう。
「え、言うわけないだろう」
····え、そんなはっきり当然のように言い切るのか?!
「え、どうして?!」
予想外の口調と答えだったのか、ガバッと顔を上げた。
「だって殺されたの私だろ?」
「えぇっ····まあそれは、そうだけど····。
でも私からママを奪った誰かが何の罰も受けないなんて····許せないよ····」
悔しそうな顔でぽろぽろと涙を溢す。
「ふっ、泣きながら怒るの変わってないんだね」
蓮香はそっと指で涙を拭ってやる。
「それに私が死んだ後にとっくに制裁加えてるけど?
私が殺されたのに、私以外の誰かが裁くなんてさせるわけないよ」
少し前に父親に言った事を娘にもさも当然のように言うのか。
「何それ····そんな事言うのも実行するのもママくらいじゃん。
だけど誰が犯人か知るくらいならいいでしょ」
なおも食い下がる娘の頬を両手で引っ張る。
「いいわけない。
恨みや憎しみは連鎖していつかは自分に返るって教えただろう。
それに詩香の知らない人間だから詩香にはどうしようもないよ」
「知らない、人?」
「そう。
何でそんな意外そうな顔をする?
ぶっちゃけ私もよく知らないから教えようがない」
蓮香はすまなそうな顔てしれっと嘘をつくが、詩香の表情から顔見知りだと推察していたんじゃないだろうか。
母親の蓮香と違って詩香は感情表現が豊かなんだな。
「本当に?」
「嘘」
「え?!」
「からの、嘘」
「ママ?!
怒るよ?!」
「あはは、ごめんごめん。
でもとっくに自分で制裁与えて憂さ晴らししてるから、犯人の事なんて大して考えてないんだ」
こちらから見ていると母娘でじゃれ合っているみたいだ。
蓮香はそんな時間を機嫌よく過ごしている。
「そんな事より、結婚するんだろ?
どんな男?
ちゃんと詩香は大切にしてくれてるのか?
相手は3つ年上って本当?
どんな出会い?」
「ちょ、ママ!
食いつき具合がママを殺した犯人より上なの?!
ていうか3つ年上って何で知ってるの?!」
「あたり前だ!
私の可愛い娘がいきなり結婚するって聞かされたんだぞ?!
しかも久々に会ったら私より背が高くなってるし、色々カルチャーショックだ」
今度は蓮香が唇を尖らせている。
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