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208.記憶の混乱
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「レン!」
何が起こった?!
何故いなくなった?!
獣体のまま寝室を飛び出し、部屋のドアを蹴り飛ばそうとして急停止する。
レンの、番特有の甘い花の香りがこの部屋にはない?!
寝室へ戻れば花がふわりと香るのに····だとすれば転移か?!
誰が····いや、まさか····だが、状況を考えれば····。
「目覚めた途端に····」
すぐに外へ駆け出し、ファルを呼ぶ。
レンは間違いなく目覚めて自分でどこかに転移した。
誰かがレンを連れて転移したなら、いくら寝ていても番以外の魔力に間違いなく俺は気づく。
もちろんレンを俺の腹から抱き上げようとするなら余計に気づかないはずはない。
俺の目の前に転移したファルにレンがいなくなったと告げればすぐさま状況を理解したらしい。
普通に考えればあの部屋には白黒の竜がそれぞれに守護の結界を張っていたんだ。
自主的に出る以外に方法はない。
「····相変わらずのやらかし体質だな」
ため息混じりに呟いてすぐに竜体になった。
「こちらの方が探しやすい」
そうして見えない何かを探すように長い首を伸ばして顔を空に向ける。
「月花の丘だ。
チッ、侵入者がまだいたか。
先に行く」
言い終わらない内にふっと消えた。
去年の冬月の満月にトビに月花の収穫を手伝わされたから俺も場所はわかる。
それよりも侵入者と言っていたな。
急がねば!
地を蹴り、風魔法で向かい風を起こして全力で森を駆け抜ける。
首のペンダントには白竜によって森に入る許可と守護が付与されているから魔獣には襲われない。
丘へと視界が開けた。
「ぎゃあああ!!」
丘に足を踏み出すのと、侵入者が黒い炎に包まれ崩れ落ちるのは同時だった。
侵入者が倒れた事で、日暮れの丘に立つ影は2つとなる。
竜体のファルとレンだ。
しかし薄い寝衣を着たレンは全く気にせず、夢現の顔でふらふらと歩き出そうとする。
よく見れば素足に血が滲んでいた。
すぐに走って胴をすり寄せ、足を止めさせながら尋ねる。
「レン、どうした?」
レンは立ち止まり、そっと両手を獅子の顔に向かって差し出す。
その表情は困惑したものではあるものの、まだ目が覚めきっていないのは理解できた。
小さな両手の間に顔をねじ込むと、花の香りと共にそろそろと撫でてくる。
どこか心ここにあらずな手つきだ。
「ライオン····?」
2年ぶりに聞く声は小さく掠れている。
らいおん、とは何だ?
バサリとレンの背後に竜体のファルが跳躍して羽根で勢いを殺して降り立つ。
ファルもそっと鼻先を華奢な背中にくっつけ、いつかのように背後から右脇へ擦り付ける。
「ドラゴン····?」
今度はどらごん?
言ってる本人もどこかぼうっとしているが、これはあちらの世界の言葉ではないだろうか?
レンは疲れて来たのかその場に座り込んで息を吐くがやはりぼうっとしていて、不安を覚えた。
まさかとは思うが、この2年の間にレン以外の人格が出来上がったわけじゃないよな?
俺の最愛のレンだよな?
まさかの未来に絶望感が胸を占めようとする。
「レン、だよな?」
確認せずにはいられない。
「レ、ン····僕····違う····」
違う····じゃあレンはやっぱり····。
「探してるの····違う····僕じゃなくて····」
ぽろぽろと涙を溢しながら不安そうに辺りを見回し始める。
「レン?」
「あ····探さなきゃ····でも····」
ファルの言葉にも返事を返せないほど取り乱し初めた。
「わからないの。
早く探さなきゃ····人を····」
「レン、落ち着くんだ。
レン?」
落ち着かせようと語りかけるが、レンはふらふらと立ち上がろうとする。
しかし2年も眠っていたせいだろう。
1度へたり込んでしまうとなかなか立ち上がれないようだ。
「待て、レン。
誰を探している?」
「誰····えっと····」
ファルの問いに戸惑いを見せる。
「大丈夫だ。
教えてくれればちゃんと一緒に探す。
深呼吸しろ。
そうだ、いい子だ。
落ち着いたか?」
優しく諭しながら頬の涙を舐め取る。
「····ん。
ライオンさん、ありがと」
らいおんさん、とは俺の事らしい。
やはり俺の事を忘れてしまったのか?
ファルはそんな俺達のやり取りを静かに観察し始めたようだ。
「僕、早く会いに行かなくちゃいけないの。
でもまだ頭がぼうっとしてて、顔をね。
顔をちゃんと思い出せなくて····待っててって言ったのに····きっとたくさん待たせてるのに····」
ん?
待っててと言った?
それは····。
「ライオンさん、ドラゴンさん。
人がいる場所····ん、と····あれ、違う?
僕のお家····木でできてて····小さいお家でね」
ぐずぐずと鼻を鳴らすレンのこの様子。
記憶の混濁が起きているのか?
レンが探しているのは人か?
それともあの小屋か?
「あ、探してるのはライオンさんみたいなお耳と尻尾があって····あれ?
何で····違うの····僕みたいに黒い髪で····。
そうだ、僕、人をね····2人····そうだ、2人なの。
お耳の人、金髪で、もう1人は黒い髪で····名前····なま、え····」
不安や焦燥からかどんどん早口になり、再び涙で黒目が潤む。
いや、そんな事よりもレンが探しているのは····。
「そうだ、グランさんとファルドギア!
まだ頭にもやがかかってるみたいで、ちゃんと顔は····でも僕、早く見つけてただいまって言いたいの。
あ、でもどれだけ眠ってたのかわからない。
まだ····間に合うかなぁ?
待ってて、くれてるかなぁ?」
再びぽろぽろと頬に雫が伝い、小さく嗚咽が洩れる。
不意に長い腕がレンを後ろから抱きしめ、持ち上げる。
「え、あれ?!」
突然の竜の人化にレンが戸惑いの声をあげる。
俺もファルに続こうとして、はたと気づく。
裸になっちまう!!
ファルと視線が合えば····得意気に笑いやがった!!!!
「レン、わかるか?」
何甘い声と雰囲気出してんだ、コノヤロー!!
レンは振り向いて見目の良い顔をしげしげと見つめる。
「あ····ふぁ、る····ファル!」
レンはファルの首に抱きついた。
ファル、したり顔で俺を見ながら抱きしめてんじゃねえ!
「レン、場所を変えよう。
とにかく、今すぐ俺の服がある場所に行こう。
な、レン」
震える足で必死にしがみつくレンの背中に顔を怪我させない程度に高速で擦りつける。
すると何かを思い出したように俺の方へと振り向く。
少し足がもつれたが、ファルが転ばせるはずもない。
ファルの腕はレンの腹に回された。
「グラン、さん?
····グランさ、っぐふっ」
うん、その状態で俺に抱きつこうとしたらそりゃファルの腕が腹に食い込むよな。
だが俺の感動がそんな事で目減りするはずもない!
「レン、思い出してくれたんだな」
自分からレンの胸に頭を持っていけば、細腕にぎゅっと抱きしめられる。
そうだ、この腕だ。
ずっと待ち望んだ俺の居場所だ。
「「お帰り、レン」」
ファルと声がかぶる。
するとレンは俺の頭からばっと体を離す。
「····っ····た、ただいまっ」
ああ、これだ。
これが俺がずっとこの2年、待ち焦がれた最愛の笑顔だ。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
このお話もあと2話で完結します。
応援いただいた方、お気に入り登録していただいた方、誤字脱字を報告下さった方ありがとうございます。
他にも短編、長編小説をいくつか作品を投稿しておりますので、気が向かれましたらそちらもご覧下さい。
こちらを完結させましたら、次回作の投稿を開始する予定です。
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
何が起こった?!
何故いなくなった?!
獣体のまま寝室を飛び出し、部屋のドアを蹴り飛ばそうとして急停止する。
レンの、番特有の甘い花の香りがこの部屋にはない?!
寝室へ戻れば花がふわりと香るのに····だとすれば転移か?!
誰が····いや、まさか····だが、状況を考えれば····。
「目覚めた途端に····」
すぐに外へ駆け出し、ファルを呼ぶ。
レンは間違いなく目覚めて自分でどこかに転移した。
誰かがレンを連れて転移したなら、いくら寝ていても番以外の魔力に間違いなく俺は気づく。
もちろんレンを俺の腹から抱き上げようとするなら余計に気づかないはずはない。
俺の目の前に転移したファルにレンがいなくなったと告げればすぐさま状況を理解したらしい。
普通に考えればあの部屋には白黒の竜がそれぞれに守護の結界を張っていたんだ。
自主的に出る以外に方法はない。
「····相変わらずのやらかし体質だな」
ため息混じりに呟いてすぐに竜体になった。
「こちらの方が探しやすい」
そうして見えない何かを探すように長い首を伸ばして顔を空に向ける。
「月花の丘だ。
チッ、侵入者がまだいたか。
先に行く」
言い終わらない内にふっと消えた。
去年の冬月の満月にトビに月花の収穫を手伝わされたから俺も場所はわかる。
それよりも侵入者と言っていたな。
急がねば!
地を蹴り、風魔法で向かい風を起こして全力で森を駆け抜ける。
首のペンダントには白竜によって森に入る許可と守護が付与されているから魔獣には襲われない。
丘へと視界が開けた。
「ぎゃあああ!!」
丘に足を踏み出すのと、侵入者が黒い炎に包まれ崩れ落ちるのは同時だった。
侵入者が倒れた事で、日暮れの丘に立つ影は2つとなる。
竜体のファルとレンだ。
しかし薄い寝衣を着たレンは全く気にせず、夢現の顔でふらふらと歩き出そうとする。
よく見れば素足に血が滲んでいた。
すぐに走って胴をすり寄せ、足を止めさせながら尋ねる。
「レン、どうした?」
レンは立ち止まり、そっと両手を獅子の顔に向かって差し出す。
その表情は困惑したものではあるものの、まだ目が覚めきっていないのは理解できた。
小さな両手の間に顔をねじ込むと、花の香りと共にそろそろと撫でてくる。
どこか心ここにあらずな手つきだ。
「ライオン····?」
2年ぶりに聞く声は小さく掠れている。
らいおん、とは何だ?
バサリとレンの背後に竜体のファルが跳躍して羽根で勢いを殺して降り立つ。
ファルもそっと鼻先を華奢な背中にくっつけ、いつかのように背後から右脇へ擦り付ける。
「ドラゴン····?」
今度はどらごん?
言ってる本人もどこかぼうっとしているが、これはあちらの世界の言葉ではないだろうか?
レンは疲れて来たのかその場に座り込んで息を吐くがやはりぼうっとしていて、不安を覚えた。
まさかとは思うが、この2年の間にレン以外の人格が出来上がったわけじゃないよな?
俺の最愛のレンだよな?
まさかの未来に絶望感が胸を占めようとする。
「レン、だよな?」
確認せずにはいられない。
「レ、ン····僕····違う····」
違う····じゃあレンはやっぱり····。
「探してるの····違う····僕じゃなくて····」
ぽろぽろと涙を溢しながら不安そうに辺りを見回し始める。
「レン?」
「あ····探さなきゃ····でも····」
ファルの言葉にも返事を返せないほど取り乱し初めた。
「わからないの。
早く探さなきゃ····人を····」
「レン、落ち着くんだ。
レン?」
落ち着かせようと語りかけるが、レンはふらふらと立ち上がろうとする。
しかし2年も眠っていたせいだろう。
1度へたり込んでしまうとなかなか立ち上がれないようだ。
「待て、レン。
誰を探している?」
「誰····えっと····」
ファルの問いに戸惑いを見せる。
「大丈夫だ。
教えてくれればちゃんと一緒に探す。
深呼吸しろ。
そうだ、いい子だ。
落ち着いたか?」
優しく諭しながら頬の涙を舐め取る。
「····ん。
ライオンさん、ありがと」
らいおんさん、とは俺の事らしい。
やはり俺の事を忘れてしまったのか?
ファルはそんな俺達のやり取りを静かに観察し始めたようだ。
「僕、早く会いに行かなくちゃいけないの。
でもまだ頭がぼうっとしてて、顔をね。
顔をちゃんと思い出せなくて····待っててって言ったのに····きっとたくさん待たせてるのに····」
ん?
待っててと言った?
それは····。
「ライオンさん、ドラゴンさん。
人がいる場所····ん、と····あれ、違う?
僕のお家····木でできてて····小さいお家でね」
ぐずぐずと鼻を鳴らすレンのこの様子。
記憶の混濁が起きているのか?
レンが探しているのは人か?
それともあの小屋か?
「あ、探してるのはライオンさんみたいなお耳と尻尾があって····あれ?
何で····違うの····僕みたいに黒い髪で····。
そうだ、僕、人をね····2人····そうだ、2人なの。
お耳の人、金髪で、もう1人は黒い髪で····名前····なま、え····」
不安や焦燥からかどんどん早口になり、再び涙で黒目が潤む。
いや、そんな事よりもレンが探しているのは····。
「そうだ、グランさんとファルドギア!
まだ頭にもやがかかってるみたいで、ちゃんと顔は····でも僕、早く見つけてただいまって言いたいの。
あ、でもどれだけ眠ってたのかわからない。
まだ····間に合うかなぁ?
待ってて、くれてるかなぁ?」
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「え、あれ?!」
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レンはファルの首に抱きついた。
ファル、したり顔で俺を見ながら抱きしめてんじゃねえ!
「レン、場所を変えよう。
とにかく、今すぐ俺の服がある場所に行こう。
な、レン」
震える足で必死にしがみつくレンの背中に顔を怪我させない程度に高速で擦りつける。
すると何かを思い出したように俺の方へと振り向く。
少し足がもつれたが、ファルが転ばせるはずもない。
ファルの腕はレンの腹に回された。
「グラン、さん?
····グランさ、っぐふっ」
うん、その状態で俺に抱きつこうとしたらそりゃファルの腕が腹に食い込むよな。
だが俺の感動がそんな事で目減りするはずもない!
「レン、思い出してくれたんだな」
自分からレンの胸に頭を持っていけば、細腕にぎゅっと抱きしめられる。
そうだ、この腕だ。
ずっと待ち望んだ俺の居場所だ。
「「お帰り、レン」」
ファルと声がかぶる。
するとレンは俺の頭からばっと体を離す。
「····っ····た、ただいまっ」
ああ、これだ。
これが俺がずっとこの2年、待ち焦がれた最愛の笑顔だ。
※※※※※※※※※
お知らせ
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このお話もあと2話で完結します。
応援いただいた方、お気に入り登録していただいた方、誤字脱字を報告下さった方ありがとうございます。
他にも短編、長編小説をいくつか作品を投稿しておりますので、気が向かれましたらそちらもご覧下さい。
こちらを完結させましたら、次回作の投稿を開始する予定です。
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