スラムに堕ちた追放聖女は、無自覚に異世界無双する~もふもふもイケメンも丸っとまとめて面倒みます~

トモモト ヨシユキ

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7 大聖女の魔法

7ー13 鉱山には、番人がいる?

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 7ー13 鉱山には、番人がいる?

 だが、しかし!
 たった4人や5人の魔力を集めたからといっても全然ダメ。
 この『ヴェータ』沼全体を覆う障壁を張るためには、ここの住人全員から魔力を集めても足りないかもしれない。
 もちろん神龍族からも魔力はいただくつもりだけど、十分とはいえないかも。
 足りないところは、精霊たちにお願いするしかない。
 この魔力を集めてバリアを張ろう作戦は、まだ誰にも話してない。だって、そんなもの必要ないって言われるかもだし。
 でも、いざというときのために備えておきたい!
 なぜなら私の敵は、聖女(偽物)だから。
 私は、相手がどんな人かも知らない。でも、1度は、ルキエルに対価を払ってまで逃げ出したことがあるわけだし。
 万が一ということがあったら困る。私が!
 そういうわけで私は、ここの守備に全力を注ぎたいわけ。
 もしかしたら何かあってもルキエルに頼めばまた何とかしてくれるのかもしれないけど、それは、したくない。
 だって、ルキエルに頼んだらまた記憶を失ってしまう。
 私は、ここで暮らした記憶を失いたくはない。まだ、数ヵ月しか経ってないけどここでの暮らしは、私にとって失いたくない記憶になっていた。
 それに、外見のこともある。
 明らかに幼くなっている私の外見がルキエルの力と関係あるかもしれないと考えたらちょっとよけいにルキエルに頼むのは遠慮したくなる。
 だって、ただでさえ子供扱いされてるのにこれ以上幼くなったらもう、幼女扱い決定だし!
 エリクさんに対象外にされるのは、嫌!
 私は、エリクさんに相応しい大人の女だと認められたいのだ!
 というわけで。
 私は、なんとか魔石を集めたいと思っていた。
 それも大量に!
 「魔石の鉱山かぁ・・・」
 私は、趣味の魔道具研究室で1人物思いに耽っていた。
 といっても部屋の中は、ぶんぶん精霊が飛び回っているし、ルキエルやヘイもいるのでけっこう賑やかだけど。
 「どこにあるのかな・・魔石の鉱山」
 私がぽつりと呟くと精霊たちの中から一匹が飛び出してきて私の肩に飛び乗った。
 「何を考えているかと思ったら、そんなことかね」
 その精霊は、私に語りかけた。
 「まったく。自分が今、どこにいるのかも知らんのかね?この場所は、特別な場所だと言っただろう?」
 はい?
 私は、その精霊を見た。といってもぴっかーんと輝いてて光の粒にしか見えない。
 普通、精霊は、ちっさい人みたいな姿で見えるのになんで?
 私の頭上には大きなハテナが浮かんでいたのかも。
 その精霊がなんとなくにやっと笑ったような気がした。
 「ここの湖底には、魔石の鉱脈がある」
 マジで?
 私が飛び付こうとしたらその精霊は、告げた。
 「しかし、鉱山には、番人がつきものだ。その番人がお前に倒せるかな?」
 番人ですか?
 
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