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あれから一週間後。マリア様は神の御許へと旅立った。
わかっていたことだけど。覚悟していたことだけど。こんな僕に優しくしてくれた人がいなくなってしまった。悲しくて悲しくて、僕はずっと泣いていた。
三日後に葬儀が行われることになり、王都にある教会へとマリア様の体は運び込まれた。棺の中で眠るマリア様のお顔は、とても安らかでうっすらと微笑んでいるように見えた。
そんなマリア様は、大好きだったピンクの薔薇に囲まれている。僕もその中に一輪、薔薇の花を置いた。
ニコラス様もアメリア様も、声を上げて泣いていた。でもルドヴィク様はただ一人、少し離れた場所で涙を堪えて立っていた。まだルドヴィク様の中で、自分のせいで死んでしまったと思っているんだと思う。
いくら僕達がそうじゃないと伝えても、それはなかなかルドヴィク様の心の中には届かなかった。今も一人でぽつんと立っているその姿が寂しくて苦しくて、僕はルドヴィク様の隣へ立ってその手を握った。
ルドヴィク様は僕の手を振り払う事はしなかったけど、握り返してくれることもなかった。
粛々と葬儀は行われ、教会の司祭様が祈りを捧げる。僕はルドヴィク様の隣でただぼんやり、その様子を眺めていた。
棺に蓋が被せられ、そしてそのまま外へと運ばれていく。
皆がそれに付いて行く中、ルドヴィク様の足は動かなかった。僕は握った手をそのままに、ルドヴィク様を外へと連れて行く。ふらふらとした足取りだけど、ちゃんと付いてきてくれて少しほっとした。
外に出れば雨だった。しとしとと優しく降る雨は、もう一緒にいられないという悲しみと、今までありがとうと言われているようで、なんだかこの雨がマリア様の気持ちを表しているように感じられた。
傘を一本さして二人で入った。肩がちょっと濡れているけど、別に構わなかった。
マリア様の棺は、土を掘って出来た穴へと収められる。そして順番に土を被せていけば、棺は段々と見えなくなっていった。やがて棺は完全に土の中へと隠れ、その姿を消す。こんもりと盛られた土の上に、ピンクの薔薇の花束が置かれた。
マリア様。あなたに出会えて本当に良かったです。役立たずの僕に優しくしてくれて、たくさんいろんなことを教えてくれて、褒めてくれて、ありがとうございました。もっとたくさん、お話したかったです。どうか安らかに。
皆が最後の祈りを捧げる中、僕もマリア様への感謝の祈りを捧げた。
「さて皆さん、体も冷えてしまいますからね。中へ戻りましょう」
司祭様の言葉で、皆重い足を動かし始めた。だけどルドヴィク様はその場から動くことはなかった。目線はずっとマリア様が眠る場所へ。
「ルドヴィク、中へ戻るぞ」
「……もう少し、ここにいます」
「……そうか。好きにしなさい」
アレクシス様は、くしゃりとルドヴィク様の頭を撫でるとそのまま教会へと戻っていった。
「ルドヴィク様……」
「……どうして俺は生まれてきたんだろうな」
「え……?」
ぼそりとそんなことを呟いたルドヴィク様は、ゆっくりと歩き出しマリア様が眠るその場所の隣で膝を突いた。
「母上はどうして俺を生んだんだろう……俺を生まなければ、俺さえいなければっ! 母上はっ……母上、はッ……!」
ルドヴィク様はそのまま崩れ落ち、マリア様を包むように被せられた土を両手で握り締めた。その体に雨が降り注ぎ、全身を濡らしていく。
「うっ……うあぁっ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ! どうしてっ! どうしてっ! 俺がッ! 俺が死ねばッ! よかったのにッ! くそぉぉぉぉぉぉ!!」
ルドヴィク様はやりきれない思いを拳に込めて、地面を何度も殴る。何度も何度も殴りつけ、その度に雨を含んだ泥が跳ねあがっていく。だけどルドヴィク様はそんなことを気にすることなく、泣き叫んで拳をぶつけた。
その姿が見ているだけで苦しくて、切なくて、悲しくて、僕は思わず傘を放り投げてルドヴィク様の背中に抱き付いた。それでもルドヴィク様は地面を殴る手を止めない。
「ルドヴィク様っ……! ルドヴィク様のせいじゃないっ! ルドヴィク様が死ねばよかったなんてマリア様は思ってない! 望んでないッ!」
「うるさいうるさいうるさいッ! 俺のせいだ! 俺のせいなんだ! 全部! 全部ッ! 俺が生まれてきたからッ!」
「違うって言ってるでしょッ!?」
僕は思わずルドヴィク様を地面に押し倒した。そのまま馬乗りになって胸倉を掴む。ルドヴィク様の顔はもう泥水と涙でぐちゃぐちゃだった。でもその目は僕を殺しそうな程に睨みつけているのに、悲しみが色濃く滲んでいて胸が張り裂けそうになる。
「マリア様の言葉を忘れたの!? 愛してるって言ってたじゃないか! ルドヴィク様を見て微笑んでいたじゃないか! ルドヴィク様にずっと会えなくて、どれほど悲しい思いをしたと思ってるのッ!? いつもいつも『ルディに会いたい』って言ってたマリア様の言葉を! 心を! 踏みにじらないでよッ!」
悲しいのはルドヴィク様だけじゃない。アレクシス様だってニコラス様だってアメリア様だって。父さんも僕もお屋敷の皆も。皆、皆悲しい。
マリア様はずっとずっと、ルドヴィク様が部屋に来てくれるのを待っていた。僕とお話してくれている時も、部屋の入り口をちらちら見てルドヴィク様が訪ねて来るのをずっと待っていた。
『……今日も会えないのね』
『私のせいで、あの子を苦しめてる』
『あの子は何も悪くないのに』
そう言って悲しそうに笑うマリア様の顔が忘れられない。頭から離れられない。
どれほどルドヴィク様に悲しい思いをさせて苦しんでいたか。どれほど悔しい思いをしていたか。どれほどルドヴィク様を愛していたか。ルドヴィク様のせいじゃないって、病気になった本人であるマリア様がどれほど言っていたか。
その想いを否定するのは、例えルドヴィク様であっても許せない!
「でも俺はッ! 治療法を見つけられなかったッ! 母上を助けられなかったッ! 俺は家族からも見放されてっ……一人だっ……!」
「違う! ルドヴィク様は一人じゃない! 僕が! 僕がいるでしょ!」
ニコラス様とアメリア様との関係がよくないことを知っている。だけどアレクシス様はルドヴィク様を心配しているし、見放すつもりなんてこれっぽっちもない。それを理解しようとしていないのはルドヴィク様だ。自分を責めて責めて苦しみすぎて、周りの声が聞こえていないルドヴィク様だ。
だけどあの家の中に居づらいその気持ちもわかる。家族との、マリア様との幸せな時間を過ごしたあの家で、今のルドヴィク様が何の憂いもなく生活するのが難しいんだろうことは僕にだってわかってる。
だからルドヴィク様は自分は一人なんだと、見放されたんだと思ってる。
そうじゃない。違うんだって今のルドヴィク様にそれを伝えても、どれだけ言葉にして叫んでも、きっとこれっぽちも届かない。ルドヴィク様は心を閉ざしてしまってるから。
なら僕に出来ることは、僕だけは側にいると伝えること。ルドヴィク様は一人じゃないって伝えること。
『役立たず』の僕が偉そうに言えることじゃない。僕に出来ることは何もないけど、ルドヴィク様の側にいることだけは『役立たず』の僕にだって出来ると思うんだ。
図書館で医学書を読み漁ってた時も、僕が一緒にいることを許してくれた。だから僕がいることは嫌じゃないと思うんだ。それをただ続けるだけ。一緒に、ただルドヴィク様の側にいるだけ。孤独を感じないように。寂しくないように。
僕だって一人だった。今は父さんやハンナさんがいるけど、それまで僕は一人だった。家族の中にいるのに、僕はいない者として扱われた。その辛さがわかるから。孤独がどんなものかわかるから。
「僕だけはずっと一緒にいるから……ルドヴィク様は一人じゃない……寂しくなんかないよ」
「うっ……うぐっ……」
馬乗りになったままルドヴィク様を抱きしめる。その傷ついた心を包み込んであげられるように。
それからのルドヴィク様はただ静かに涙を流していた。僕も一緒に泣いていた。雨に打たれながら二人で一緒に思う存分泣いた。
振り続ける優しい雨が、僕達の孤独も悲しみも一緒に洗い流してくればいいのに。
わかっていたことだけど。覚悟していたことだけど。こんな僕に優しくしてくれた人がいなくなってしまった。悲しくて悲しくて、僕はずっと泣いていた。
三日後に葬儀が行われることになり、王都にある教会へとマリア様の体は運び込まれた。棺の中で眠るマリア様のお顔は、とても安らかでうっすらと微笑んでいるように見えた。
そんなマリア様は、大好きだったピンクの薔薇に囲まれている。僕もその中に一輪、薔薇の花を置いた。
ニコラス様もアメリア様も、声を上げて泣いていた。でもルドヴィク様はただ一人、少し離れた場所で涙を堪えて立っていた。まだルドヴィク様の中で、自分のせいで死んでしまったと思っているんだと思う。
いくら僕達がそうじゃないと伝えても、それはなかなかルドヴィク様の心の中には届かなかった。今も一人でぽつんと立っているその姿が寂しくて苦しくて、僕はルドヴィク様の隣へ立ってその手を握った。
ルドヴィク様は僕の手を振り払う事はしなかったけど、握り返してくれることもなかった。
粛々と葬儀は行われ、教会の司祭様が祈りを捧げる。僕はルドヴィク様の隣でただぼんやり、その様子を眺めていた。
棺に蓋が被せられ、そしてそのまま外へと運ばれていく。
皆がそれに付いて行く中、ルドヴィク様の足は動かなかった。僕は握った手をそのままに、ルドヴィク様を外へと連れて行く。ふらふらとした足取りだけど、ちゃんと付いてきてくれて少しほっとした。
外に出れば雨だった。しとしとと優しく降る雨は、もう一緒にいられないという悲しみと、今までありがとうと言われているようで、なんだかこの雨がマリア様の気持ちを表しているように感じられた。
傘を一本さして二人で入った。肩がちょっと濡れているけど、別に構わなかった。
マリア様の棺は、土を掘って出来た穴へと収められる。そして順番に土を被せていけば、棺は段々と見えなくなっていった。やがて棺は完全に土の中へと隠れ、その姿を消す。こんもりと盛られた土の上に、ピンクの薔薇の花束が置かれた。
マリア様。あなたに出会えて本当に良かったです。役立たずの僕に優しくしてくれて、たくさんいろんなことを教えてくれて、褒めてくれて、ありがとうございました。もっとたくさん、お話したかったです。どうか安らかに。
皆が最後の祈りを捧げる中、僕もマリア様への感謝の祈りを捧げた。
「さて皆さん、体も冷えてしまいますからね。中へ戻りましょう」
司祭様の言葉で、皆重い足を動かし始めた。だけどルドヴィク様はその場から動くことはなかった。目線はずっとマリア様が眠る場所へ。
「ルドヴィク、中へ戻るぞ」
「……もう少し、ここにいます」
「……そうか。好きにしなさい」
アレクシス様は、くしゃりとルドヴィク様の頭を撫でるとそのまま教会へと戻っていった。
「ルドヴィク様……」
「……どうして俺は生まれてきたんだろうな」
「え……?」
ぼそりとそんなことを呟いたルドヴィク様は、ゆっくりと歩き出しマリア様が眠るその場所の隣で膝を突いた。
「母上はどうして俺を生んだんだろう……俺を生まなければ、俺さえいなければっ! 母上はっ……母上、はッ……!」
ルドヴィク様はそのまま崩れ落ち、マリア様を包むように被せられた土を両手で握り締めた。その体に雨が降り注ぎ、全身を濡らしていく。
「うっ……うあぁっ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ! どうしてっ! どうしてっ! 俺がッ! 俺が死ねばッ! よかったのにッ! くそぉぉぉぉぉぉ!!」
ルドヴィク様はやりきれない思いを拳に込めて、地面を何度も殴る。何度も何度も殴りつけ、その度に雨を含んだ泥が跳ねあがっていく。だけどルドヴィク様はそんなことを気にすることなく、泣き叫んで拳をぶつけた。
その姿が見ているだけで苦しくて、切なくて、悲しくて、僕は思わず傘を放り投げてルドヴィク様の背中に抱き付いた。それでもルドヴィク様は地面を殴る手を止めない。
「ルドヴィク様っ……! ルドヴィク様のせいじゃないっ! ルドヴィク様が死ねばよかったなんてマリア様は思ってない! 望んでないッ!」
「うるさいうるさいうるさいッ! 俺のせいだ! 俺のせいなんだ! 全部! 全部ッ! 俺が生まれてきたからッ!」
「違うって言ってるでしょッ!?」
僕は思わずルドヴィク様を地面に押し倒した。そのまま馬乗りになって胸倉を掴む。ルドヴィク様の顔はもう泥水と涙でぐちゃぐちゃだった。でもその目は僕を殺しそうな程に睨みつけているのに、悲しみが色濃く滲んでいて胸が張り裂けそうになる。
「マリア様の言葉を忘れたの!? 愛してるって言ってたじゃないか! ルドヴィク様を見て微笑んでいたじゃないか! ルドヴィク様にずっと会えなくて、どれほど悲しい思いをしたと思ってるのッ!? いつもいつも『ルディに会いたい』って言ってたマリア様の言葉を! 心を! 踏みにじらないでよッ!」
悲しいのはルドヴィク様だけじゃない。アレクシス様だってニコラス様だってアメリア様だって。父さんも僕もお屋敷の皆も。皆、皆悲しい。
マリア様はずっとずっと、ルドヴィク様が部屋に来てくれるのを待っていた。僕とお話してくれている時も、部屋の入り口をちらちら見てルドヴィク様が訪ねて来るのをずっと待っていた。
『……今日も会えないのね』
『私のせいで、あの子を苦しめてる』
『あの子は何も悪くないのに』
そう言って悲しそうに笑うマリア様の顔が忘れられない。頭から離れられない。
どれほどルドヴィク様に悲しい思いをさせて苦しんでいたか。どれほど悔しい思いをしていたか。どれほどルドヴィク様を愛していたか。ルドヴィク様のせいじゃないって、病気になった本人であるマリア様がどれほど言っていたか。
その想いを否定するのは、例えルドヴィク様であっても許せない!
「でも俺はッ! 治療法を見つけられなかったッ! 母上を助けられなかったッ! 俺は家族からも見放されてっ……一人だっ……!」
「違う! ルドヴィク様は一人じゃない! 僕が! 僕がいるでしょ!」
ニコラス様とアメリア様との関係がよくないことを知っている。だけどアレクシス様はルドヴィク様を心配しているし、見放すつもりなんてこれっぽっちもない。それを理解しようとしていないのはルドヴィク様だ。自分を責めて責めて苦しみすぎて、周りの声が聞こえていないルドヴィク様だ。
だけどあの家の中に居づらいその気持ちもわかる。家族との、マリア様との幸せな時間を過ごしたあの家で、今のルドヴィク様が何の憂いもなく生活するのが難しいんだろうことは僕にだってわかってる。
だからルドヴィク様は自分は一人なんだと、見放されたんだと思ってる。
そうじゃない。違うんだって今のルドヴィク様にそれを伝えても、どれだけ言葉にして叫んでも、きっとこれっぽちも届かない。ルドヴィク様は心を閉ざしてしまってるから。
なら僕に出来ることは、僕だけは側にいると伝えること。ルドヴィク様は一人じゃないって伝えること。
『役立たず』の僕が偉そうに言えることじゃない。僕に出来ることは何もないけど、ルドヴィク様の側にいることだけは『役立たず』の僕にだって出来ると思うんだ。
図書館で医学書を読み漁ってた時も、僕が一緒にいることを許してくれた。だから僕がいることは嫌じゃないと思うんだ。それをただ続けるだけ。一緒に、ただルドヴィク様の側にいるだけ。孤独を感じないように。寂しくないように。
僕だって一人だった。今は父さんやハンナさんがいるけど、それまで僕は一人だった。家族の中にいるのに、僕はいない者として扱われた。その辛さがわかるから。孤独がどんなものかわかるから。
「僕だけはずっと一緒にいるから……ルドヴィク様は一人じゃない……寂しくなんかないよ」
「うっ……うぐっ……」
馬乗りになったままルドヴィク様を抱きしめる。その傷ついた心を包み込んであげられるように。
それからのルドヴィク様はただ静かに涙を流していた。僕も一緒に泣いていた。雨に打たれながら二人で一緒に思う存分泣いた。
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