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第一章

第七話 マルチダンジョン

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「まぁー簡単に言うと第一連合の下部組織だね?」

「へぇ…凄そうだな」

なんか俺がどっかで訓練してる間に沢山連盟ができてんだな。段位もどうやってあげるか知らないし…全くわからんな

「でさ!レイヤ!一緒にクエスト受けない?」

「クエスト?なんの?」

カレンはパネルを見せてきた。

メイン低級クエスト 推奨Lv.30

クエスト内容
純黒連盟リファイルの領土の首都、レンバリオンの三級危険指定連盟「バファルト」の壊滅。

報酬
9,900G

げっ!連盟を壊滅させたのに約1万G?少ないか…?でも相手はどれくらい強いんだろう。

「俺はいいけど…連盟を壊滅させんだぜ?大丈夫なのか?ちょっと心配だけど…」

「推奨Lvが30なんだから大丈夫でしょ!」

「ならいいけどな…?」



レイヤ、カレン、リンは首都レンバリオンに目ざし旅に出た。

「あ、そういえば段位ってなんなの?」

「段位は全サーバーに適用されるシーズン終わり時の報酬と、プレイヤーの強さをLv?じゃなくて技術的に表した階級だよ」

「へぇ~。どうやったら上がるの?」

オールポイントOPってやつを貯めると上がるよ!」

カレンはパネルを見せながら言ってくれた。

パネルには色々乗っていて、段位は下から、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、マスター、レジェンド、オーソリティ、エンペラーとある。エンペラーの人は見れたら幸運と言うほど出くわさない。

「えぇ…そんなにあんのかよ…けど…目指すはてっぺんだな!」

「行けたらいいねー」

ずーっと歩いている途中。

「ねぇカレン、テレポート使わないの?」

「あ、そういえばあったね。近くの場所から飛ぼう」



首都レンバリオン。現実かと疑うようほど技術が発達していて高層ビルが立ち並ぶ。しかし、ヴェーガルよりは劣っている。

「す、すげぇ…」

「ここレンバリオンは近代機械都市とも言われてるほどすごいよ!」

「なんかいろいろなんか色々できそうだな!」

ゲームにこんなに綺麗な場所があったのか…。初めて見たな。ゲームにも現代みたいな都市があるんだ…。

「レイヤ。あっちの方に宿があるからとりあえず取っておいて、その後クエストしよ」

「おーけー」

カレンが指を指した宿は高層ビルであり、いかにも高級であるだろう。



え…一泊で200,000G!?今の所持金は…1,008,200G…きついな…けどいいか…なんかで稼ごう…。

「すいません、一泊お願いします」

パネルには、請求200,000Gと書いてありレイヤは承認を押した。所持金から200,000G引かれた。

はぁ…きちぃ…!?何で稼げばいいんだ…?
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