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10歳〜アストレカ大陸編【旅芸人と負の遺産】
フレヤの初恋
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私達5人は、オトギさんに自己紹介してから絶賛謝罪中である。
私以外の4人が【聖氷水入りバケツ】の制御にミスって、2つのバケツをキョウラク先生とオトギさんの頭へダイブさせてしまったのだ。訓練の邪魔に入った先生達も悪いのだけど、バケツダイブさせた方がもっと悪いからね。
私は直接的に悪くないのだけど、こういうのは連帯責任で謝罪しないといけない。だから、5人全員が横一列になってびしょ濡れになってしまった2人に対し、事情を説明してから深々を頭を下げている。
そして聖氷水をかぶった2人は、風魔法で衣服類を乾かしている最中である。
「いや~酷い目にあったね~。邪魔をした我々も悪いのだから怒るに怒れないね~。オトギさん、生徒が御迷惑をかけてしまい誠に申し訳ない」
まだ、オトギさんという男性から自己紹介してもらっていないけど、この人がミーシャに襲われた旅芸人で間違い無いよね。
「いやいや構いませんよ。対デュラハン逃走用の訓練中に話しかけた俺も悪いですから。この災難で、聖女シャーロット様や聖女代理フレヤ様と知り合えましたし、《幸運》だと思っておきます」
オトギさん、良い人だよ。
あれ?
「フレヤ、どうかしたの?」
「へ!? え…その…なんでもない」
何故か顔を真っ赤にしてから、私から目を背けた。
私達の自己紹介と謝罪も終えたから、彼自身の素性を質問してみよう。
「あなたがミーシャに襲われた男性なのですか?」
「俺は、旅芸人兼冒険者の【オトギ・ミツルマ】と申します。昨日、ミーシャに襲われましたが、彼女の事情も聞いていますので怒ったりなどしていません」
直接その言葉を聞けたら、私としても安心する。
オトギ・ミツルマさんか。
この人の微笑み、何処か引き寄せられるものを感じる。
タイプ的には、アッシュさんに近いかもしれない。
初対面だし、初めは貴族的な話し方で応対していこう。
「ミツルマ様、友人ミーシャに対してのご配慮、誠にありがとうございます」
「聖女シャーロット様、オトギで構いませんよ。職業柄、堅っ苦しい話し方が苦手なんで、素で話しても構いませんか?」
「あ、私としても、そっちの方がありがたいです。公爵令嬢なんですが、ハーモニック大陸での経験が濃いせいもあって、貴族的な話し方をすると肩が凝るんですよ」
「おお、話がわかるね! 今後とも宜しく!」
身長差がありすぎるので、オトギさんが私の目線に合わせるため膝まづずき、友好の握手を交わす。
「こちらこそ宜しくお願いします」
この人とは、気が合いそうだ。
「(いいな)」
今、フレヤが小声で何か言わなかった?
「はいはい、互いに自己紹介を終えたことで、ちょっと重要な話に移行するよ~」
キョウラク先生が両手で《パンパン》と叩くことで、私達の意識を強引に自分の方へ向けさせた。
「君達の対デュラハン逃走訓練、実に良いね~。今から話す内容は、既に冒険者ギルドでも知れ渡っている頃だから、ここで話すよ。周辺にいる学生達も、ここに集まってくれ~」
この訓練場で話すの?
学生達も一緒ということは、デュラハン関係の話かな?
「うん、全員集まったね~。ここにいるオトギさんのおかげもあって、デュラハンが王都周辺に潜んでいると判明した。授業で習った生徒もいるだろうが、デュラハンはゴースト族の上位に位置するため、最低でもBランク以上だ」
やっぱり脅威となる魔物に関しては、ジストニス王国のロキナム学園と同じく、ここでも習うんだね。そして、学生達もこの事実を知ったことで、かなり慌てている。
「今日以降、学園の生徒達全員に対して、王都外への外出禁止令を発令するよ~。現在、冒険者ギルドの冒険者達と王国騎士団が、デュラハン討伐の編成部隊を組んでいる。王都内部も騒がしくなるだろうから、呉々も騒ぎを起こさないようにね~」
王都外への外出禁止令、デュラハンの出現場所がそれだけ王都に近いということか。国王陛下としては、2週間後に控える春蘭祭までに、奴を討伐したいだろう。多分、編成部隊には討伐期間のリミットを設けているはずだ。それを超えたら、私が出動という感じかな。
あれ?
オトギさんが何故か苦笑いとなっている。私の視線に気づくと、元の顔に戻った。
「デュラハンは【擬態】スキルや幻惑魔法の使い手だ。もしかしたら、警備の隙を突き、王都内に侵入してくるかもしれない。君達も学園の敷地外に行く際、【識別】スキルを持つ者と必ず行動するようにね~」
マリルが【識別】スキルの習得方法を皆に教えたおかげもあって、この2年で国内のスキル所持者の数が激増した。このスキルは魔法【真贋】と違って、相手のステータス情報を閲覧できないけど、《善人》と《悪人》、《擬態》した魔物程度ならば魂の色合いで判別することができる。2年前の事件以降、先生達はこのスキルを率先して生徒に習得させているらしく、学園内での【識別】スキル習得率は現在50%を超えている。
「そして、もし擬態した魔物を発見した場合、その姿と特徴を必ず覚え冒険者ギルドか治安ギルドに直行するように! 絶対に戦うな!」
最後、キョウラク先生は皆を少し威圧したね。学生の場合、強くなったことで未知の魔物と戦ってみたいという衝動に駆られる人もいるかもしれない。そういう人に対しての配慮かな。
○○○
訓練を終え、フレヤと一緒に寮の部屋へと戻ってきたのだけど、どうもさっきから彼女の様子がおかしい。終始、ぼ~っとしている。
「フレヤ、オトギさんのことを考えているの?」
彼女はオトギさんを見て以降、ずっとこの調子だ。
直接言った方がわかりやすい。
「ニャ! ニャにを言っているのかな? そんなわけないじゃん!」
うわ~、おもいっきり挙動不審になって動揺している。
これはもしかしたら……
「でも、さっきから様子がおかしいよ?」
「え!?」
言った瞬間、フレヤの顔が急に…女の子らしくなったというか、可愛くなったというか、思わず抱きしめたくるような仕草に変化した!
「自分でもわからないの。彼を見た途端、胸が急に締め付けられたかの様な感覚になって……」
私自身、恋愛経験がないからなんとも言えないけど、それって一目惚れでは?
「前世の時、そんな感覚を味わったことある?」
フレヤは、ゆっくりと首を横に降る。
「いいえ、ないわ。だから、変なの。自分のこの気持ちが何なのか不安なの」
私からは、何も言わない方がいいよね?
こういうのって、本人が自覚した方が良いって聞くしね。
「オトギさんの宿泊先も聞いているし、今後デュラハン関係のことで会える機会も増えてくる。フレヤ自身が彼と話を進めていき、自分の気持ちを知れば良いんじゃないかな? 確か、キョウラク先生とコウヤ先生とオトギさんは、職員室でまだ話し合いをしているはずだよ?」
「うええ~~1人では無理よ! せめて、シャーロットかミーシャについて来てほしいわ!」
さすがに1人だと、フレヤも心細いか。
ただ、フレヤの気持ちが初恋の場合、色々と問題が発生する。
オトギさんは18歳前後、フレヤは10歳。
今の時点でお付き合いすると、確実に捕まる……オトギさんが!
私もフレヤも、精神年齢が大人に到達しているけど、身体の成長が精神年齢にまで届いていない。今の時点では、オトギさんから見ればフレヤを妹のように感じるかもしれない。仮に5年、6年先でお付き合いすることになっても、フレヤ=イザベルである以上、結婚関連のことで確実に苦しむことになる。
今のフレヤには言わない方がいいかな。
「それじゃあ、ミーシャの部屋に行って、3人で彼のいる職員室へ行こうか? 急に行くと驚くだろうから、《何か手伝えることはありませんか?》という感じで話せば、3人もわかってくれるよ」
「シャーロット、ありがとう。私も、この気持ちが何なのかを知りたいわ。もう1度会って、きちんと彼のことを見てみる!」
私がデュラハン捜索に志願すると、冒険者や騎士達が私と私の従魔に頼ってしまう。ミーシャがフレヤと職員室へ行ってくれるのなら、急用発生とでも言ってその場から即退散しよう。
「それじゃあ、早速ミーシャの部屋に行ってみよう」
「ええ!」
デュラハンの出現、これが自然発生的に起きたものなのか、それとも人為的に誘発されたものなのか、後者ならば色々と厄介なことが起こりそうだ。
私以外の4人が【聖氷水入りバケツ】の制御にミスって、2つのバケツをキョウラク先生とオトギさんの頭へダイブさせてしまったのだ。訓練の邪魔に入った先生達も悪いのだけど、バケツダイブさせた方がもっと悪いからね。
私は直接的に悪くないのだけど、こういうのは連帯責任で謝罪しないといけない。だから、5人全員が横一列になってびしょ濡れになってしまった2人に対し、事情を説明してから深々を頭を下げている。
そして聖氷水をかぶった2人は、風魔法で衣服類を乾かしている最中である。
「いや~酷い目にあったね~。邪魔をした我々も悪いのだから怒るに怒れないね~。オトギさん、生徒が御迷惑をかけてしまい誠に申し訳ない」
まだ、オトギさんという男性から自己紹介してもらっていないけど、この人がミーシャに襲われた旅芸人で間違い無いよね。
「いやいや構いませんよ。対デュラハン逃走用の訓練中に話しかけた俺も悪いですから。この災難で、聖女シャーロット様や聖女代理フレヤ様と知り合えましたし、《幸運》だと思っておきます」
オトギさん、良い人だよ。
あれ?
「フレヤ、どうかしたの?」
「へ!? え…その…なんでもない」
何故か顔を真っ赤にしてから、私から目を背けた。
私達の自己紹介と謝罪も終えたから、彼自身の素性を質問してみよう。
「あなたがミーシャに襲われた男性なのですか?」
「俺は、旅芸人兼冒険者の【オトギ・ミツルマ】と申します。昨日、ミーシャに襲われましたが、彼女の事情も聞いていますので怒ったりなどしていません」
直接その言葉を聞けたら、私としても安心する。
オトギ・ミツルマさんか。
この人の微笑み、何処か引き寄せられるものを感じる。
タイプ的には、アッシュさんに近いかもしれない。
初対面だし、初めは貴族的な話し方で応対していこう。
「ミツルマ様、友人ミーシャに対してのご配慮、誠にありがとうございます」
「聖女シャーロット様、オトギで構いませんよ。職業柄、堅っ苦しい話し方が苦手なんで、素で話しても構いませんか?」
「あ、私としても、そっちの方がありがたいです。公爵令嬢なんですが、ハーモニック大陸での経験が濃いせいもあって、貴族的な話し方をすると肩が凝るんですよ」
「おお、話がわかるね! 今後とも宜しく!」
身長差がありすぎるので、オトギさんが私の目線に合わせるため膝まづずき、友好の握手を交わす。
「こちらこそ宜しくお願いします」
この人とは、気が合いそうだ。
「(いいな)」
今、フレヤが小声で何か言わなかった?
「はいはい、互いに自己紹介を終えたことで、ちょっと重要な話に移行するよ~」
キョウラク先生が両手で《パンパン》と叩くことで、私達の意識を強引に自分の方へ向けさせた。
「君達の対デュラハン逃走訓練、実に良いね~。今から話す内容は、既に冒険者ギルドでも知れ渡っている頃だから、ここで話すよ。周辺にいる学生達も、ここに集まってくれ~」
この訓練場で話すの?
学生達も一緒ということは、デュラハン関係の話かな?
「うん、全員集まったね~。ここにいるオトギさんのおかげもあって、デュラハンが王都周辺に潜んでいると判明した。授業で習った生徒もいるだろうが、デュラハンはゴースト族の上位に位置するため、最低でもBランク以上だ」
やっぱり脅威となる魔物に関しては、ジストニス王国のロキナム学園と同じく、ここでも習うんだね。そして、学生達もこの事実を知ったことで、かなり慌てている。
「今日以降、学園の生徒達全員に対して、王都外への外出禁止令を発令するよ~。現在、冒険者ギルドの冒険者達と王国騎士団が、デュラハン討伐の編成部隊を組んでいる。王都内部も騒がしくなるだろうから、呉々も騒ぎを起こさないようにね~」
王都外への外出禁止令、デュラハンの出現場所がそれだけ王都に近いということか。国王陛下としては、2週間後に控える春蘭祭までに、奴を討伐したいだろう。多分、編成部隊には討伐期間のリミットを設けているはずだ。それを超えたら、私が出動という感じかな。
あれ?
オトギさんが何故か苦笑いとなっている。私の視線に気づくと、元の顔に戻った。
「デュラハンは【擬態】スキルや幻惑魔法の使い手だ。もしかしたら、警備の隙を突き、王都内に侵入してくるかもしれない。君達も学園の敷地外に行く際、【識別】スキルを持つ者と必ず行動するようにね~」
マリルが【識別】スキルの習得方法を皆に教えたおかげもあって、この2年で国内のスキル所持者の数が激増した。このスキルは魔法【真贋】と違って、相手のステータス情報を閲覧できないけど、《善人》と《悪人》、《擬態》した魔物程度ならば魂の色合いで判別することができる。2年前の事件以降、先生達はこのスキルを率先して生徒に習得させているらしく、学園内での【識別】スキル習得率は現在50%を超えている。
「そして、もし擬態した魔物を発見した場合、その姿と特徴を必ず覚え冒険者ギルドか治安ギルドに直行するように! 絶対に戦うな!」
最後、キョウラク先生は皆を少し威圧したね。学生の場合、強くなったことで未知の魔物と戦ってみたいという衝動に駆られる人もいるかもしれない。そういう人に対しての配慮かな。
○○○
訓練を終え、フレヤと一緒に寮の部屋へと戻ってきたのだけど、どうもさっきから彼女の様子がおかしい。終始、ぼ~っとしている。
「フレヤ、オトギさんのことを考えているの?」
彼女はオトギさんを見て以降、ずっとこの調子だ。
直接言った方がわかりやすい。
「ニャ! ニャにを言っているのかな? そんなわけないじゃん!」
うわ~、おもいっきり挙動不審になって動揺している。
これはもしかしたら……
「でも、さっきから様子がおかしいよ?」
「え!?」
言った瞬間、フレヤの顔が急に…女の子らしくなったというか、可愛くなったというか、思わず抱きしめたくるような仕草に変化した!
「自分でもわからないの。彼を見た途端、胸が急に締め付けられたかの様な感覚になって……」
私自身、恋愛経験がないからなんとも言えないけど、それって一目惚れでは?
「前世の時、そんな感覚を味わったことある?」
フレヤは、ゆっくりと首を横に降る。
「いいえ、ないわ。だから、変なの。自分のこの気持ちが何なのか不安なの」
私からは、何も言わない方がいいよね?
こういうのって、本人が自覚した方が良いって聞くしね。
「オトギさんの宿泊先も聞いているし、今後デュラハン関係のことで会える機会も増えてくる。フレヤ自身が彼と話を進めていき、自分の気持ちを知れば良いんじゃないかな? 確か、キョウラク先生とコウヤ先生とオトギさんは、職員室でまだ話し合いをしているはずだよ?」
「うええ~~1人では無理よ! せめて、シャーロットかミーシャについて来てほしいわ!」
さすがに1人だと、フレヤも心細いか。
ただ、フレヤの気持ちが初恋の場合、色々と問題が発生する。
オトギさんは18歳前後、フレヤは10歳。
今の時点でお付き合いすると、確実に捕まる……オトギさんが!
私もフレヤも、精神年齢が大人に到達しているけど、身体の成長が精神年齢にまで届いていない。今の時点では、オトギさんから見ればフレヤを妹のように感じるかもしれない。仮に5年、6年先でお付き合いすることになっても、フレヤ=イザベルである以上、結婚関連のことで確実に苦しむことになる。
今のフレヤには言わない方がいいかな。
「それじゃあ、ミーシャの部屋に行って、3人で彼のいる職員室へ行こうか? 急に行くと驚くだろうから、《何か手伝えることはありませんか?》という感じで話せば、3人もわかってくれるよ」
「シャーロット、ありがとう。私も、この気持ちが何なのかを知りたいわ。もう1度会って、きちんと彼のことを見てみる!」
私がデュラハン捜索に志願すると、冒険者や騎士達が私と私の従魔に頼ってしまう。ミーシャがフレヤと職員室へ行ってくれるのなら、急用発生とでも言ってその場から即退散しよう。
「それじゃあ、早速ミーシャの部屋に行ってみよう」
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