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1章 テルミア王国 王都編
初仕事
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朝9時か。うー寝不足だ。昨日は完全に宴会になってしまった。ヒールで回復しておこう。1階に下りるとカイルとゲイルさんが眠そうにしていた。
「2人とも、おはようございます。」
「おー、サーシャか、おはよう!」
「ふぁ~~、あ、サーシャさん、おはようございます。」
「ゲイルさん、元気そうですね。昨日あれだけ騒いだのに。カイルはまだ眠そうね。」
「そりゃ元気にもなるさ。あれから、唐揚げのレシピを見て練習を重ねたからな。今日の夜からは唐揚げ定食だ。」
ゲイルさん、寝てないの!頑張るな~。
しかも、あれだけ食べて今日も唐揚げ!カイルも喜んでいるし、まあいいか。
「気に入ってくれてよかったです。時間があれば、生姜焼きやコロッケも教えますね。」
「コロッケっていうのも、油であげるのか。」
「はい、コロッケは庶民の料理ですね。安価なのに、美味しいという代物です。」
「そんな料理が存在するのか、今すぐ食べてみたいところだが、まずは唐揚げだ。」
「じゃあ、朝食、頂きますね。」
朝食は、本当に質素だったが、そこそこお腹が膨れた。フードコートを羽織り、ギルドに向かう途中、昼食用の食糧を買ってギルドに向かった。中に入ると、レインさんとケインズさんがいた。
「レインさん、ケインズさん、おはようございます。」
「よう、サーシャ、聞いたぞ。新しい料理を作ったらしいな。唐揚げとかなんとか。」
「しかも、エールに合うって聞いたわよ。」
「ええ!、もう知れ渡ってるんですか!」
早いよ。昨日の今日だよ!
「ああ、ひょっとこ屋に泊まった連中が自慢しまくってたぞ。凄い美人の冒険者が新作料理を考案して、宴会になったと言ってたぞ。」
美人、なんか嬉しい。
「何かやってくれると思ってけど、料理で騒がせるとは思わなかったわ。」
「唐揚げのレシピはゲイルさんに教えてますよ。ある程度改良して、さらに美味しくなったら、レシピを公開すると言ってました。王都のみんなに食べてもらいたいそうです。それまでは、宿泊者限定ですね。」
「本当か!今すぐ食べるには、泊まるしかないのか。」
「やっぱりね。こんな事もあろうかと、私は手配しておいたよ。」
「レイン、ずるいぞ。」
「ケインズも、今から行ってくれば。」
「無理だ。今日から護衛依頼があって、ハルムトまで行かなきゃならん。こっちに戻るのは1週間後だ。」
タイミングが悪いな。
「それは残念ですね。我慢して下さい。」
「私はサーシャと一緒に唐揚げを楽しませてもらうわね。」
ケインズさんとレインさんと別れ、掲示板に向かった。どうも来るのが遅かったみたいで、Eクラスまでの依頼は軒並みなくなっていた。まあ、私はDクラスだから受けられる依頼はDとEだ。うーん、あ、Dのものがあった。オークの3体の討伐か、ここから結構近いわね。手頃な依頼だ、これにしよう。札を剥がし、受付に持って行った。
「すいません、この依頼お願いします。」
「オーク3体の討伐ですね。サーシャさんの力なら問題ないと思うけど、油断しないようにね。私はカリンていうの、宜しくね。」
「サーシャです。こちらこそ、宜しくお願いします。」
さあ、初仕事に行きますか!
王都の出入り口には大きな門があり、近くの警備室で入って来る人間の犯罪歴の有無を確認している。出る時は関係ないため、素通りで外に出られた。さて、オークの出現場所は、歩いて1時間の位置にある森の中、本来なら馬でも借りて行きたいところだけど、お金がないため走って行こう。
走る事、20分、もう門が見えなくなった。途中、森の入り口付近で冒険者が邪族と戦っていたけど、簡単に葬っていた。まあ、ゴブリンだしね。ゴブリンはFランクだけど、上位種であるゴブリンロード、ゴブリンナイトとかも稀に出現するらしい。ただし、出現した時は要注意だ。上位種は下位種を引き連れているため、周辺に多くの下位種がいるらしく、最悪村を作っている時もあるそうだ。その場合は、即ギルドに報告しないといけない。今回のオークはどうかな?慎重にいこう、そろそろ目的地だ。スキル「探索Level MAX」を使用すると、なるほどオークがいるわね、3体か。あと、人間5人と獣人1人もいるわね。オークとは離れてるから別件かな?範囲をさらに広げても、上位種は見当たらなかった。小説だと、ゴブリンやオークを退治していると上位種と遭遇して、そのまま村を見つけて殲滅とかが、よくあるパターンだけど、そんな都合の良い展開早々ないわね。さて、殺りますか。
---オークを発見したのは良いけど、どこかのゲームを思い出すわ。オーク自体食糧になるから首を切断したら、そのままアイテムボックスに送還ね。向こうも気付いたか、こっちに走ってきた。武器は棍棒か。試しに受け止めてみよう。オークが棍棒を大きく振りかぶって、思いっきり振り下ろしてきた。うーん、なんて言ったらいいのだろう?偽装しているから、このオークも私を殺す気マンマンなんだけど弱い。普通に受け止めても衝撃も何も感じなかった。その後も、何度も棍棒を振り下ろしては受け止めてを繰り返したけど、オークは学習能力がないのかしら。もういいや、飽きた。結局、オーク3体の討伐は10分程で終わった。さて、私を囲んでいる6人組を相手にしましょうか!
「ねえ、あなた達、私に用があるのかしら?まあ、用があるから、囲んでるんでしょうね。今から10秒以内に出てこなければ、あなた達全員殺す事にするから。1、2、3、4、5、6」
あ、5m上空の木の上から弓の攻撃がきた。まあ、いきなり殺すのもあれだし、右肩に返そう。弓矢を掴んで、射った相手の右肩に投げ返した。よし、命中。
「え、うわー、右肩が」
あ、落ちた。今度は後方から剣の攻撃か。剣を素手で掴み、奪い取って右腕に差し込んだ。うーん、邪神との戦い以降、人を攻撃しても躊躇いなく出来るわ。これって、私が邪族になったからかな?
「ぐわー、なんだ、こいつは!」
あ、攻撃が止んだ。残り4人が出てきた。獣人は猫族・10歳ぐらいの女の子で、目に生気がない。多分奴隷だろう。この国にも、普通に奴隷商人がいて、犯罪者や訳ありの人達を売り買いしているとガロットさんが言ってたわね。中には、非正規に誘拐して奴隷を販売している闇商人もいるらしい。
あと男4人か、見るからに盗賊ぽい。
「てめえ、よくも仲間を」
「は!そっちが襲って来た癖に、やり返されたら怒る。典型的なマヌケな盗賊野郎ね。それじゃあ、時間も惜しいし、死んでちょうだい。」
人物鑑定で、ブラックリストに載ってる盗賊野郎(獣人以外)だという事はわかってるのよ。
「な!おい、こっちの話を聞きやがれ。まあ、お前はかなりの上玉だから、奴隷に--」
「え、もうあなた以外、殺しちゃったけど、あなたは親分だしギルドに引き渡すわ。」
動くのも面倒いから、闇魔法の「ダークランス」で胸を貫いて殺した。
「そんな、いつの間に!無詠唱で魔法の波動すら感じなかったぞ!」
「馬鹿なの!なんで、いちいち詠唱しないといけないのよ。時間の無駄よ。そうだ、あなた達のアジトを教えて。丁度、お金欲しかったのよ。」
「く、俺達のアジトはない。魔法具で変装しているからな。」
うーん、本当みたいだ。仕方ないか。
「くそ、フィン、退いてろ、邪魔だ。」
あ、こいつ、女の子を突き飛ばしたな。て、あれ、あいつどこ行ったの?
「俺を見失ったな、油断したお前が悪いんだ、ひゃっは~、死にやがれ~!」
上にいるんでしょ、知ってるわよ。あ、丁度いいサイズの拳並みの石発見。石を掴み、あの男の腹目掛けて投げた。そして、直撃した----のはいいが、当たったのは腹ではなく金的だった。ごめん、わざとじゃないんだ。男は、そのまま落下した。
「て、て、てめえ、なんて事----しや--がる。くそ--」
「くく、くくく、ははははは、止めてよ、その歩き方!あなた、わかっててやってるでしょ。マ○○ル・ジャク○○みたいな歩き方止めてよ。ははははは。」
「お前が---やったんだ----ろうが、畜生---」
「勘弁してよ~、ははははは。こ、このままじゃ笑い死ぬから、ささっと気絶して。」
「ぐ、何、を。」
もう用がないので、気を失わせた。
危ない危ない、笑い死ぬところだった。
「---え、----え、え、え、ふえ~~~、あのガルム一味を瞬殺した~~!!!」
あ、女の子いたんだった。
さっきまで生気がなかったのに、一瞬で倒したからショックで戻ったのかな?
「ふ~ん、こいつらガルム盗賊団ていうんだ。まあ、興味ないし、ガルム以外、全員アイテムボックスに入れちゃえ。」
さて、この子をどうしよう?
「私は、サーシャって言うの。あなたは?」
「ふぇ、わ、私はフィンと言います。これまで、ガルム一味の奴隷でした。あの---私を殺して下さい。」
急に何を言うの、この子は?でも、よく見たら左腕がない。顔も火傷の痕がひどい。あいつら、こんな小さな子になんて事させんのよ!
「マックスヒール」
回復魔法の中でも最高位のものだ。予想通り、左腕の欠損と火傷の痕が修復された。
「え、え、え、ふぇ~~、左腕が治った~~!」
「ほら鏡よ、自分の顔を見てみなさい。」
「ほ~~、火傷の痕がない。全部治ってる~」
この子、リアクションが1つ1つ面白いわね。
「これでも、まだ死にたいの?」
「いえ、あ、あ、治療してくれてありがとうございます。う、う、うわ~ん」
ありゃりゃ、泣いちゃったか。無理もないか。さて、ずっとこうしているわけにもいかないから王都に戻らないと。
「私は、今からガルムを連れて王都に戻るけど、フィンはどうする?」
「私も行きます!」
「じゃあ、出発しましょう。」
「はい!」
「2人とも、おはようございます。」
「おー、サーシャか、おはよう!」
「ふぁ~~、あ、サーシャさん、おはようございます。」
「ゲイルさん、元気そうですね。昨日あれだけ騒いだのに。カイルはまだ眠そうね。」
「そりゃ元気にもなるさ。あれから、唐揚げのレシピを見て練習を重ねたからな。今日の夜からは唐揚げ定食だ。」
ゲイルさん、寝てないの!頑張るな~。
しかも、あれだけ食べて今日も唐揚げ!カイルも喜んでいるし、まあいいか。
「気に入ってくれてよかったです。時間があれば、生姜焼きやコロッケも教えますね。」
「コロッケっていうのも、油であげるのか。」
「はい、コロッケは庶民の料理ですね。安価なのに、美味しいという代物です。」
「そんな料理が存在するのか、今すぐ食べてみたいところだが、まずは唐揚げだ。」
「じゃあ、朝食、頂きますね。」
朝食は、本当に質素だったが、そこそこお腹が膨れた。フードコートを羽織り、ギルドに向かう途中、昼食用の食糧を買ってギルドに向かった。中に入ると、レインさんとケインズさんがいた。
「レインさん、ケインズさん、おはようございます。」
「よう、サーシャ、聞いたぞ。新しい料理を作ったらしいな。唐揚げとかなんとか。」
「しかも、エールに合うって聞いたわよ。」
「ええ!、もう知れ渡ってるんですか!」
早いよ。昨日の今日だよ!
「ああ、ひょっとこ屋に泊まった連中が自慢しまくってたぞ。凄い美人の冒険者が新作料理を考案して、宴会になったと言ってたぞ。」
美人、なんか嬉しい。
「何かやってくれると思ってけど、料理で騒がせるとは思わなかったわ。」
「唐揚げのレシピはゲイルさんに教えてますよ。ある程度改良して、さらに美味しくなったら、レシピを公開すると言ってました。王都のみんなに食べてもらいたいそうです。それまでは、宿泊者限定ですね。」
「本当か!今すぐ食べるには、泊まるしかないのか。」
「やっぱりね。こんな事もあろうかと、私は手配しておいたよ。」
「レイン、ずるいぞ。」
「ケインズも、今から行ってくれば。」
「無理だ。今日から護衛依頼があって、ハルムトまで行かなきゃならん。こっちに戻るのは1週間後だ。」
タイミングが悪いな。
「それは残念ですね。我慢して下さい。」
「私はサーシャと一緒に唐揚げを楽しませてもらうわね。」
ケインズさんとレインさんと別れ、掲示板に向かった。どうも来るのが遅かったみたいで、Eクラスまでの依頼は軒並みなくなっていた。まあ、私はDクラスだから受けられる依頼はDとEだ。うーん、あ、Dのものがあった。オークの3体の討伐か、ここから結構近いわね。手頃な依頼だ、これにしよう。札を剥がし、受付に持って行った。
「すいません、この依頼お願いします。」
「オーク3体の討伐ですね。サーシャさんの力なら問題ないと思うけど、油断しないようにね。私はカリンていうの、宜しくね。」
「サーシャです。こちらこそ、宜しくお願いします。」
さあ、初仕事に行きますか!
王都の出入り口には大きな門があり、近くの警備室で入って来る人間の犯罪歴の有無を確認している。出る時は関係ないため、素通りで外に出られた。さて、オークの出現場所は、歩いて1時間の位置にある森の中、本来なら馬でも借りて行きたいところだけど、お金がないため走って行こう。
走る事、20分、もう門が見えなくなった。途中、森の入り口付近で冒険者が邪族と戦っていたけど、簡単に葬っていた。まあ、ゴブリンだしね。ゴブリンはFランクだけど、上位種であるゴブリンロード、ゴブリンナイトとかも稀に出現するらしい。ただし、出現した時は要注意だ。上位種は下位種を引き連れているため、周辺に多くの下位種がいるらしく、最悪村を作っている時もあるそうだ。その場合は、即ギルドに報告しないといけない。今回のオークはどうかな?慎重にいこう、そろそろ目的地だ。スキル「探索Level MAX」を使用すると、なるほどオークがいるわね、3体か。あと、人間5人と獣人1人もいるわね。オークとは離れてるから別件かな?範囲をさらに広げても、上位種は見当たらなかった。小説だと、ゴブリンやオークを退治していると上位種と遭遇して、そのまま村を見つけて殲滅とかが、よくあるパターンだけど、そんな都合の良い展開早々ないわね。さて、殺りますか。
---オークを発見したのは良いけど、どこかのゲームを思い出すわ。オーク自体食糧になるから首を切断したら、そのままアイテムボックスに送還ね。向こうも気付いたか、こっちに走ってきた。武器は棍棒か。試しに受け止めてみよう。オークが棍棒を大きく振りかぶって、思いっきり振り下ろしてきた。うーん、なんて言ったらいいのだろう?偽装しているから、このオークも私を殺す気マンマンなんだけど弱い。普通に受け止めても衝撃も何も感じなかった。その後も、何度も棍棒を振り下ろしては受け止めてを繰り返したけど、オークは学習能力がないのかしら。もういいや、飽きた。結局、オーク3体の討伐は10分程で終わった。さて、私を囲んでいる6人組を相手にしましょうか!
「ねえ、あなた達、私に用があるのかしら?まあ、用があるから、囲んでるんでしょうね。今から10秒以内に出てこなければ、あなた達全員殺す事にするから。1、2、3、4、5、6」
あ、5m上空の木の上から弓の攻撃がきた。まあ、いきなり殺すのもあれだし、右肩に返そう。弓矢を掴んで、射った相手の右肩に投げ返した。よし、命中。
「え、うわー、右肩が」
あ、落ちた。今度は後方から剣の攻撃か。剣を素手で掴み、奪い取って右腕に差し込んだ。うーん、邪神との戦い以降、人を攻撃しても躊躇いなく出来るわ。これって、私が邪族になったからかな?
「ぐわー、なんだ、こいつは!」
あ、攻撃が止んだ。残り4人が出てきた。獣人は猫族・10歳ぐらいの女の子で、目に生気がない。多分奴隷だろう。この国にも、普通に奴隷商人がいて、犯罪者や訳ありの人達を売り買いしているとガロットさんが言ってたわね。中には、非正規に誘拐して奴隷を販売している闇商人もいるらしい。
あと男4人か、見るからに盗賊ぽい。
「てめえ、よくも仲間を」
「は!そっちが襲って来た癖に、やり返されたら怒る。典型的なマヌケな盗賊野郎ね。それじゃあ、時間も惜しいし、死んでちょうだい。」
人物鑑定で、ブラックリストに載ってる盗賊野郎(獣人以外)だという事はわかってるのよ。
「な!おい、こっちの話を聞きやがれ。まあ、お前はかなりの上玉だから、奴隷に--」
「え、もうあなた以外、殺しちゃったけど、あなたは親分だしギルドに引き渡すわ。」
動くのも面倒いから、闇魔法の「ダークランス」で胸を貫いて殺した。
「そんな、いつの間に!無詠唱で魔法の波動すら感じなかったぞ!」
「馬鹿なの!なんで、いちいち詠唱しないといけないのよ。時間の無駄よ。そうだ、あなた達のアジトを教えて。丁度、お金欲しかったのよ。」
「く、俺達のアジトはない。魔法具で変装しているからな。」
うーん、本当みたいだ。仕方ないか。
「くそ、フィン、退いてろ、邪魔だ。」
あ、こいつ、女の子を突き飛ばしたな。て、あれ、あいつどこ行ったの?
「俺を見失ったな、油断したお前が悪いんだ、ひゃっは~、死にやがれ~!」
上にいるんでしょ、知ってるわよ。あ、丁度いいサイズの拳並みの石発見。石を掴み、あの男の腹目掛けて投げた。そして、直撃した----のはいいが、当たったのは腹ではなく金的だった。ごめん、わざとじゃないんだ。男は、そのまま落下した。
「て、て、てめえ、なんて事----しや--がる。くそ--」
「くく、くくく、ははははは、止めてよ、その歩き方!あなた、わかっててやってるでしょ。マ○○ル・ジャク○○みたいな歩き方止めてよ。ははははは。」
「お前が---やったんだ----ろうが、畜生---」
「勘弁してよ~、ははははは。こ、このままじゃ笑い死ぬから、ささっと気絶して。」
「ぐ、何、を。」
もう用がないので、気を失わせた。
危ない危ない、笑い死ぬところだった。
「---え、----え、え、え、ふえ~~~、あのガルム一味を瞬殺した~~!!!」
あ、女の子いたんだった。
さっきまで生気がなかったのに、一瞬で倒したからショックで戻ったのかな?
「ふ~ん、こいつらガルム盗賊団ていうんだ。まあ、興味ないし、ガルム以外、全員アイテムボックスに入れちゃえ。」
さて、この子をどうしよう?
「私は、サーシャって言うの。あなたは?」
「ふぇ、わ、私はフィンと言います。これまで、ガルム一味の奴隷でした。あの---私を殺して下さい。」
急に何を言うの、この子は?でも、よく見たら左腕がない。顔も火傷の痕がひどい。あいつら、こんな小さな子になんて事させんのよ!
「マックスヒール」
回復魔法の中でも最高位のものだ。予想通り、左腕の欠損と火傷の痕が修復された。
「え、え、え、ふぇ~~、左腕が治った~~!」
「ほら鏡よ、自分の顔を見てみなさい。」
「ほ~~、火傷の痕がない。全部治ってる~」
この子、リアクションが1つ1つ面白いわね。
「これでも、まだ死にたいの?」
「いえ、あ、あ、治療してくれてありがとうございます。う、う、うわ~ん」
ありゃりゃ、泣いちゃったか。無理もないか。さて、ずっとこうしているわけにもいかないから王都に戻らないと。
「私は、今からガルムを連れて王都に戻るけど、フィンはどうする?」
「私も行きます!」
「じゃあ、出発しましょう。」
「はい!」
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