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3章 ガルディア帝国 マルコ遺跡編
忘れ物
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私達は、今テルミア王国の王都の入口から少し離れた所にいる。
「師匠、『転移』は凄いですね。一瞬で王都に到着ですよ!」
「お姉様、これが『転移』ですか。話には聞いていましたが、凄いです!」
そう言えば、2人と一緒に『転移』をするのは、今回が初めてね。
「うっかりしてたわ。ガルム一味から奪った金品をオークションに賭けていたのよ。もう終わっているはずだから、クロードさんからお金を貰わないとね。さあ、2人とも行くわよ」
王都入口まで来ると、始めに出会った警備の人がいた。挨拶すると、スフィアートの事を色々と聞かれた。とりあえず差し障りのない情報を言っておいた。王都に入ると、イリスがあちこちキョロキョロと見ていた。うーん、典型的にスリに狙われやすい子だ。まあ、さすがに子供は狙わないでしょう。
「イリス、あまりキョロキョロと見ちゃだめよ。何回か来た事あるんでしょ」
「うー、あるにはあるんですが、聖女として来ていたので、あまり観光していないんです。殆どが王宮の中でした。フィン姉は、来たことがあるんですか?」
「うん、あるよ。王女として1回来たけど、当時はイリスと同じで、殆ど王宮の中で詰まらなかったな」
なんだ、フィン、テルミア王国の王都に1度来ていたんだ。
「王女として、というのはどういう意味ですか?」
「ガルム一味から救われて以降、ただのフィンとして、師匠と一緒に何日か滞在していたの。凄く楽しかったな~。あの唐揚げの味が忘れられないよ」
「か、唐揚げ、あれは美味しすぎです。今あったら食べたいです」
ふふ、余程、気に入ったみたいね。あれから、2週間間近く経っているから、何か変化があったかもしれないわね。クロードさんからお金を貰ってから、ゲイルさんの所に行ってみよう。
「クンクン、あれ師匠、唐揚げの匂いがします。あの屋台からです」
「よくわかるわね」
屋台に行ってみると、唐揚げを販売していた。うわ、よく見ると、教えていないものもある。みんな、アレンジしているんだ!
「おじさん、唐揚げを2人前お願いします」
「あいよ!」
「唐揚げの売れ行きはどうですか?」
「うん?大繁盛だよ。特に、冒険者達が大量に購入してくれるね」
凄い笑顔だ。良かった、作ったかいがあった。
「あのこれ、ハッシュドポテトですか?」
「ああ、そうだよ。聖女美香様が考案してくれたんだ。これも中々の味だよ」
美香様!聖女だからなんだろうけど、似合わない。フィンとイリスが、じっとハッシュドポテトを見ている。
「追加でハッシュドポテトを3人前お願いします」
「あいよ!」
2人を見ると、とびきりの笑顔だった。
唐揚げとハッシュドポテトが完成し、早速食べていた。
「ふおお~~、フィン姉、ハッシュドポテト凄く美味しいよ!」
「うん、本当に美味しい!唐揚げとは、違った味だ!」
うーん、ここにケチャップかマヨネーズがあれば、もっと最高なんだけど。そうだ!来たついでだし、ケチャップとマヨネーズの作り方をゲイルさんに教えておこう。材料も買っておこう。
「お姉様、どうしたんですか?」
「今食べてる物を2倍以上美味しくさせる調味料を思い出したの。ゲイルさんに教えておこうと思ってね」
言った瞬間、2人の目の色が変わった。
「し、師匠、これでも充分美味しいのに、2倍以上美味しくさせる調味料なんてあるんですか!」
「お、お姉様、今すぐ食べたいです」
この2人、どこまで食い意地がはっているの!
「落ち着きなさい。先にクロードさんの所に行ってからよ。ほら、冒険者ギルドが見えて来たから、仕事もすぐ終わるわ。それまで待ちなさい」
「「はい」」
ギルドの中に入ると、クロードさんとカリンさんがいた。
「あら、サーシャ久しぶりね。知らない子もいるわ」
「新しく仲間になったイリスです。」
「イリスと言います。宜しくお願いします」
カリンやクロードさんを含めた全ての冒険者が、微笑ましい表情になっていた。
「宜しくね、イリス。サーシャはオークションのことでしょ。クロードギルド長、今日は暇なはずですよね」
「おいカリン、はっきり言うな。確かに暇だがな。部屋に来てくれ、渡しておこう」
フィンとイリスは1階で待ってもらった。
クロードさんの部屋に入りソファに座ると、早速本題の話になった。
「サーシャのおかげで大盛況だったぞ。かなりの売り上げだ。サーシャに入るお金は、全部で白金貨10枚てところか。宝石が、かなりの量あったからな。宝石商が喜んでいたぞ。しかも、スフィアートで色々とやらかしただろ。エレノア様から聞いた時は、俺もマーカスも驚いたぞ。ついさっき、技術が全部伝わってな。王都でも、大変な事になっているんだ。あと、サーシャが全部開発したことを知っているのは、俺とマーカスと王だけだ、安心しろ」
「あはは、エレノア様言ってるんですね。まあ、仕方ないか。全部、世界初だとは知らなかったんです。何気に、《こんなのがあればな》と思い開発していったものなんです。まさか、全てが世界初だと聞いた時はビックリしましたよ。目立ちたくなかったので、開発者を分散させました」
「お前な~。世界中の研究者が悩んでいるものを、そんな簡単に作るなよ。しかも、魔法関係でも、色々とやらかしたそうじゃないか。まあ、そのおかげで戦争に勝利することが出来たんだから良いけどな」
うーん、やっぱりやり過ぎたか。魔法に関しては、仕方なかったのよね。教えないと、勝てそうになかったから。
「あと、召喚者達がお前に興味を持っていたぞ。特に勇者が気にかけていたな」
あ、それは嬉しい。あれ?、サーシャに興味を持っているんだから、なんか複雑だな。
「召喚者ですか?会えるのは、かなり先の話ですね。私も、勇者と聖女に興味がありますよ。今は、強力な助っ人が勇者達と会っている頃だから、安心して自分の旅が出来そうです」
「そうか、バーン達を知っているのか。」
「はい、バーンさんとリフィアさんには『魔力纏い』と強力な魔法を教えましたから、勇者達も更に強くなると思いますよ」
「そうか、それで1つ確認したいことがある。サーシャは転生者なのか?勇者達と話して、1つの結論に行き着いた」
「はい、そうです」
「簡単に認めるんだな」
「別に秘密にしていませんし、問われたら答えるつもりでした。多分、私以外にもいますよ。ただ、私のように全ての記憶を引き継ぐ人は、稀だと思います」
まあ、あれだけやってたら、普通気づくでしょうね。
「そうか、感謝するよ。君の強さも、転生者だからかもしれないな。勇者と聖女が言っていたよ。転生者の場合、何らかの特殊スキルを貰っているかもしれないとね」
「そこは、答えないでおきますね」
《コンコン》
「誰だ?」
「カリンです。ギルド長、いつまで話をしているんですか!早く終わらせて下さい」
「何だ、急な要件でも入ったのか?」
「はい、早くサーシャさんに唐揚げやハッシュドポテトを2倍以上美味しくさせる調味料を作って欲しいんです。下にいる冒険者達も待っているんですよ」
「はあ?」
「クロードさん、王都に来たもう1つの目的は、それです」
「お前な~~、また騒ぎにならなければいいが」
「すいません。フィン達が話してしまったようですね」
1階に行くと、冒険者達が歓声を上げた。フィンとイリスを見て、喋らず【あとでお仕置き】と口の動きで伝えた。2人は意味がわかったのだろう、顔が青褪めていた。
○○○
この後、ゲイルさんの宿屋は超忙しいらしく、使えない事が判明した。カリンさんに相談した結果、ギルド1階で作る事になった。トマトケチャップとマヨネーズの材料と唐揚げとハッシュドポテトの材料を買いギルドに戻ると、1階を冒険者総出で掃除をしていた。結局、2階クロードさんの部屋に行き、現在、休憩中だ。
「フィン、ちょっとこっちに来て」
「は、はい。あの---やるんですか?」
まず、フィンからグリグリ攻撃だ!
「当たり前でしょ~~!!あなた達のせいで迷惑をかけてしまったでしょうが~~」
「ぎょええ~~~~~~!!ごめんなさい~~~~~~!!」
1分後、フィンはバタと倒れ痙攣しながら、ごめんなさいを連呼していた。横で見ていたカリンさんとクロードさんが青褪めていた。
「ねえ、サーシャ、こ、ここ、ここまでやる事はないんじゃ?」
「さ、さすがに、俺もそう思うぞ。イリスだけでも、勘弁してあげたら」
「ダメです!迷惑をかけた以上、きついお仕置きがある事を教えないといけません。ねえ、イ、リ、ス」
完全に観念しているわね。さ、次はイリスをグリグリ攻撃をやらないと、ね!!!
「は、は、はい。きょわ~~~~~~~!ごめんなさ~~~~~~いー!」
1分後、フィンと同じ末路となった。
「さて、ケチャップとマヨネーズを作りましょうか、カリンさん!」
「え!あの2人は放っておくの!未だに倒れてうわ言のように何か言っているんだけど」
「放っておけば治ります」
少し離れた所で、クロードさんがボソッと(サーシャを怒らせないようにしよう) と呟いたのを私は見逃さなかった。
「クロードさんも、手伝って下さいね!」
「わ、わかった、手伝おう!」
はあ~、何の因果で、こんな大量のケチャップとマヨネーズを作らないといけないのよ。
-
-
-
「終了~~!」
「やっと終わったか、量が多い分、大変だったな」
「う~、師匠、すいません。こんな大変だとは知らなかったです」
「お姉様、すいません」
「これからは、不用意に話さないようにね」
「「はい」」
「さて、1階に戻って、色々と料理を作りましょうか!」
この日、ギルドでは大宴会となりました。さすがに、私1人だときついので、入れ替わりで、カリンさん、フィン、イリスに手伝ってもらった。ただ、入れ替わった瞬間、鬼の様な速さで3人とも、料理に群がった。肝心の調味料の方は、ケチャップとマヨネーズどちらも大人気で、ケチャップ派とマヨネーズ派、両方いい派で別れました。一応注意したけど、みんなが太らない事を祈ります。レシピは、カリンさんだけに教えておいた。これを売るかどうかは、カリンさん次第だ。
ちなみに、費用は全部私の奢りとなりました。
「師匠、『転移』は凄いですね。一瞬で王都に到着ですよ!」
「お姉様、これが『転移』ですか。話には聞いていましたが、凄いです!」
そう言えば、2人と一緒に『転移』をするのは、今回が初めてね。
「うっかりしてたわ。ガルム一味から奪った金品をオークションに賭けていたのよ。もう終わっているはずだから、クロードさんからお金を貰わないとね。さあ、2人とも行くわよ」
王都入口まで来ると、始めに出会った警備の人がいた。挨拶すると、スフィアートの事を色々と聞かれた。とりあえず差し障りのない情報を言っておいた。王都に入ると、イリスがあちこちキョロキョロと見ていた。うーん、典型的にスリに狙われやすい子だ。まあ、さすがに子供は狙わないでしょう。
「イリス、あまりキョロキョロと見ちゃだめよ。何回か来た事あるんでしょ」
「うー、あるにはあるんですが、聖女として来ていたので、あまり観光していないんです。殆どが王宮の中でした。フィン姉は、来たことがあるんですか?」
「うん、あるよ。王女として1回来たけど、当時はイリスと同じで、殆ど王宮の中で詰まらなかったな」
なんだ、フィン、テルミア王国の王都に1度来ていたんだ。
「王女として、というのはどういう意味ですか?」
「ガルム一味から救われて以降、ただのフィンとして、師匠と一緒に何日か滞在していたの。凄く楽しかったな~。あの唐揚げの味が忘れられないよ」
「か、唐揚げ、あれは美味しすぎです。今あったら食べたいです」
ふふ、余程、気に入ったみたいね。あれから、2週間間近く経っているから、何か変化があったかもしれないわね。クロードさんからお金を貰ってから、ゲイルさんの所に行ってみよう。
「クンクン、あれ師匠、唐揚げの匂いがします。あの屋台からです」
「よくわかるわね」
屋台に行ってみると、唐揚げを販売していた。うわ、よく見ると、教えていないものもある。みんな、アレンジしているんだ!
「おじさん、唐揚げを2人前お願いします」
「あいよ!」
「唐揚げの売れ行きはどうですか?」
「うん?大繁盛だよ。特に、冒険者達が大量に購入してくれるね」
凄い笑顔だ。良かった、作ったかいがあった。
「あのこれ、ハッシュドポテトですか?」
「ああ、そうだよ。聖女美香様が考案してくれたんだ。これも中々の味だよ」
美香様!聖女だからなんだろうけど、似合わない。フィンとイリスが、じっとハッシュドポテトを見ている。
「追加でハッシュドポテトを3人前お願いします」
「あいよ!」
2人を見ると、とびきりの笑顔だった。
唐揚げとハッシュドポテトが完成し、早速食べていた。
「ふおお~~、フィン姉、ハッシュドポテト凄く美味しいよ!」
「うん、本当に美味しい!唐揚げとは、違った味だ!」
うーん、ここにケチャップかマヨネーズがあれば、もっと最高なんだけど。そうだ!来たついでだし、ケチャップとマヨネーズの作り方をゲイルさんに教えておこう。材料も買っておこう。
「お姉様、どうしたんですか?」
「今食べてる物を2倍以上美味しくさせる調味料を思い出したの。ゲイルさんに教えておこうと思ってね」
言った瞬間、2人の目の色が変わった。
「し、師匠、これでも充分美味しいのに、2倍以上美味しくさせる調味料なんてあるんですか!」
「お、お姉様、今すぐ食べたいです」
この2人、どこまで食い意地がはっているの!
「落ち着きなさい。先にクロードさんの所に行ってからよ。ほら、冒険者ギルドが見えて来たから、仕事もすぐ終わるわ。それまで待ちなさい」
「「はい」」
ギルドの中に入ると、クロードさんとカリンさんがいた。
「あら、サーシャ久しぶりね。知らない子もいるわ」
「新しく仲間になったイリスです。」
「イリスと言います。宜しくお願いします」
カリンやクロードさんを含めた全ての冒険者が、微笑ましい表情になっていた。
「宜しくね、イリス。サーシャはオークションのことでしょ。クロードギルド長、今日は暇なはずですよね」
「おいカリン、はっきり言うな。確かに暇だがな。部屋に来てくれ、渡しておこう」
フィンとイリスは1階で待ってもらった。
クロードさんの部屋に入りソファに座ると、早速本題の話になった。
「サーシャのおかげで大盛況だったぞ。かなりの売り上げだ。サーシャに入るお金は、全部で白金貨10枚てところか。宝石が、かなりの量あったからな。宝石商が喜んでいたぞ。しかも、スフィアートで色々とやらかしただろ。エレノア様から聞いた時は、俺もマーカスも驚いたぞ。ついさっき、技術が全部伝わってな。王都でも、大変な事になっているんだ。あと、サーシャが全部開発したことを知っているのは、俺とマーカスと王だけだ、安心しろ」
「あはは、エレノア様言ってるんですね。まあ、仕方ないか。全部、世界初だとは知らなかったんです。何気に、《こんなのがあればな》と思い開発していったものなんです。まさか、全てが世界初だと聞いた時はビックリしましたよ。目立ちたくなかったので、開発者を分散させました」
「お前な~。世界中の研究者が悩んでいるものを、そんな簡単に作るなよ。しかも、魔法関係でも、色々とやらかしたそうじゃないか。まあ、そのおかげで戦争に勝利することが出来たんだから良いけどな」
うーん、やっぱりやり過ぎたか。魔法に関しては、仕方なかったのよね。教えないと、勝てそうになかったから。
「あと、召喚者達がお前に興味を持っていたぞ。特に勇者が気にかけていたな」
あ、それは嬉しい。あれ?、サーシャに興味を持っているんだから、なんか複雑だな。
「召喚者ですか?会えるのは、かなり先の話ですね。私も、勇者と聖女に興味がありますよ。今は、強力な助っ人が勇者達と会っている頃だから、安心して自分の旅が出来そうです」
「そうか、バーン達を知っているのか。」
「はい、バーンさんとリフィアさんには『魔力纏い』と強力な魔法を教えましたから、勇者達も更に強くなると思いますよ」
「そうか、それで1つ確認したいことがある。サーシャは転生者なのか?勇者達と話して、1つの結論に行き着いた」
「はい、そうです」
「簡単に認めるんだな」
「別に秘密にしていませんし、問われたら答えるつもりでした。多分、私以外にもいますよ。ただ、私のように全ての記憶を引き継ぐ人は、稀だと思います」
まあ、あれだけやってたら、普通気づくでしょうね。
「そうか、感謝するよ。君の強さも、転生者だからかもしれないな。勇者と聖女が言っていたよ。転生者の場合、何らかの特殊スキルを貰っているかもしれないとね」
「そこは、答えないでおきますね」
《コンコン》
「誰だ?」
「カリンです。ギルド長、いつまで話をしているんですか!早く終わらせて下さい」
「何だ、急な要件でも入ったのか?」
「はい、早くサーシャさんに唐揚げやハッシュドポテトを2倍以上美味しくさせる調味料を作って欲しいんです。下にいる冒険者達も待っているんですよ」
「はあ?」
「クロードさん、王都に来たもう1つの目的は、それです」
「お前な~~、また騒ぎにならなければいいが」
「すいません。フィン達が話してしまったようですね」
1階に行くと、冒険者達が歓声を上げた。フィンとイリスを見て、喋らず【あとでお仕置き】と口の動きで伝えた。2人は意味がわかったのだろう、顔が青褪めていた。
○○○
この後、ゲイルさんの宿屋は超忙しいらしく、使えない事が判明した。カリンさんに相談した結果、ギルド1階で作る事になった。トマトケチャップとマヨネーズの材料と唐揚げとハッシュドポテトの材料を買いギルドに戻ると、1階を冒険者総出で掃除をしていた。結局、2階クロードさんの部屋に行き、現在、休憩中だ。
「フィン、ちょっとこっちに来て」
「は、はい。あの---やるんですか?」
まず、フィンからグリグリ攻撃だ!
「当たり前でしょ~~!!あなた達のせいで迷惑をかけてしまったでしょうが~~」
「ぎょええ~~~~~~!!ごめんなさい~~~~~~!!」
1分後、フィンはバタと倒れ痙攣しながら、ごめんなさいを連呼していた。横で見ていたカリンさんとクロードさんが青褪めていた。
「ねえ、サーシャ、こ、ここ、ここまでやる事はないんじゃ?」
「さ、さすがに、俺もそう思うぞ。イリスだけでも、勘弁してあげたら」
「ダメです!迷惑をかけた以上、きついお仕置きがある事を教えないといけません。ねえ、イ、リ、ス」
完全に観念しているわね。さ、次はイリスをグリグリ攻撃をやらないと、ね!!!
「は、は、はい。きょわ~~~~~~~!ごめんなさ~~~~~~いー!」
1分後、フィンと同じ末路となった。
「さて、ケチャップとマヨネーズを作りましょうか、カリンさん!」
「え!あの2人は放っておくの!未だに倒れてうわ言のように何か言っているんだけど」
「放っておけば治ります」
少し離れた所で、クロードさんがボソッと(サーシャを怒らせないようにしよう) と呟いたのを私は見逃さなかった。
「クロードさんも、手伝って下さいね!」
「わ、わかった、手伝おう!」
はあ~、何の因果で、こんな大量のケチャップとマヨネーズを作らないといけないのよ。
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「終了~~!」
「やっと終わったか、量が多い分、大変だったな」
「う~、師匠、すいません。こんな大変だとは知らなかったです」
「お姉様、すいません」
「これからは、不用意に話さないようにね」
「「はい」」
「さて、1階に戻って、色々と料理を作りましょうか!」
この日、ギルドでは大宴会となりました。さすがに、私1人だときついので、入れ替わりで、カリンさん、フィン、イリスに手伝ってもらった。ただ、入れ替わった瞬間、鬼の様な速さで3人とも、料理に群がった。肝心の調味料の方は、ケチャップとマヨネーズどちらも大人気で、ケチャップ派とマヨネーズ派、両方いい派で別れました。一応注意したけど、みんなが太らない事を祈ります。レシピは、カリンさんだけに教えておいた。これを売るかどうかは、カリンさん次第だ。
ちなみに、費用は全部私の奢りとなりました。
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