3 / 39
2 ※R18 タイトルのお目汚し回です
しおりを挟む
15分ほど過去に戻る感じです。前回の最後を修正前ので投稿してしまっていました。すみません。
距離を詰める毎に、何かの鳴き声が大きくはっきり聞こえて来た。怖くて聞きたくないし近づきたくないとも思っているというのに、吸い寄せられるように足が進む。
「だ、大丈夫よ。ここはローズ様のおうちですもの。管理が行き届いているに決まっているわ。き、きっと、猫か何かの声なんだわ。そうよ、子猫が親を探して鳴いているのかもしれないわ」
自分に言い聞かせるように、こうだったらいいなという希望を独り言ちる。途中から、どうやってこの距離を歩いて来たのか分からない。歩きすぎて夜会用の小さなパンプスを履いている足がヒリヒリするけれど、構ってなどいられなかった。
「あぁっ! やめてぇ……いやっ!」
もうすぐ、光の元の窓辺にたどり着けると思った時、どう聞いても猫の声に聞こえない、女の人の叫び声がした。ここは、ローズ様の家のおそらくは使用人かなにかの家か物置小屋で、女性が浚われて大変な目にあっているかもしれないと危機感を覚えた。
「そうだわ……。男性の中には、女性を酔わせて狼藉をする人がいるって聞いた事がある……ど、どうしましょう。た、助けなきゃ! でも、どうやって……」
私は、さっきまでの怖さよりも、酷い目に遭っているかもしれない女の人の事が心配で慌てて窓辺に近寄った。女ひとり、護身術も使えないというのに、気ばかりが焦る。誰か、助けを呼びに行こうにも、ここがどこだかわからず、途方にくれてしまった。
とりあえず、中の状況を確認しようと、窓の端からそうっと覗き込んでみたのである。
ところが、部屋の中にはいない。どういう事か怪訝に思い、更に壁伝いに歩いていくと、建物がすぐそこだというのに、なんと木の下にいる男女一組を発見した。
「やめて? もっとして、だろう? こうか? 入口よりも奥だったか? ん?」
「ああんっ! 奥をぐりぐりされたら……も、もう……。お願い……!」
信じられない事に、女性は言葉では嫌がっているけれど、どう見ても恍惚とした悦びに満ちた顔をしている。上気した頬をしている女性の口は笑っているような形で開いていて、口角から涎が流れていて、顔を汚したまま彼のする事言う事に反応している。
私は、このままでは見つかると思い、建物の影に体を隠した。そして、彼らから見えないように気をつけながらふたりの様子を伺った。
「え……? どういう事……? 襲われている……わけではなさそうだけど……」
今はふたりとも私と同じように、夜会のためのドレスや正装だ。裸ではないが、大きな揺れる胸を露わにしている。男性のほうは、首元を軽く寛げた状態だ。下半身は、ドレスで隠れていて見えない。ドレスの裾が邪魔なもののように乱雑に引き上げられており、彼女のおしりの辺りと彼の股間部分がぶつかっては離れていた。
「ああ、そこぉっ! んんっ!」
「う……熱いな。そんなに俺のが美味しいか?」
「ああん、美味しい、ですっ! ああ、もっと!」
「ようやく正直になったなぁ。お望みのままにいっぱいやるよ」
「ああ!」
木の幹にすがるように、ほとんど四つん這いになっている彼女の腰を、大きな手ががっしり掴んでいる。さっきよりも、彼の腰が大きく速く、そして強く彼女のおしりを打ち付けるように前後に動いていた。衣擦れの音よりも、肌を打つ音が、少し離れた私にまで届く。
「……? 何をしているの……? え? 外よね?」
彼らのしている行為は見た事がある。といっても、人間ではない。犬や猫がしていた生殖行動にそっくりだ。
強烈な初めての光景で、食い入るように見つめている自分自身に気付く事はなかった。
あまりにも想定外の出来事なので、突き抜けて頭の一部がいやに冷静になっている気がした。いや、本当に冷静なら、音を立てずに静かに立ち去るべきだろう。そうできなかったのは、気が動転していたにほかならない。
淫らな行為は、どことなく美しくも汚らしくも見えてしまい、視界にばっちり映しながらも受け入れがたい情景から現実逃避をしたくなった。
彼らの事は、面識はないが有名人だからよく知っている。
彼女の名前は、チェリー・ブロッサム。伯爵の後妻の連れ子だ。確か、ゼニアオイ侯爵の嫡男の婚約者だったはず。
そして、彼のほうはというと、このデンドロビューム国の王の子だ。デンファレ殿下は第4王子で、普段は、このような下町の平民のような粗野な口調ではない。とても優美でスマートな美青年で、男女ともに憧れている国民は多くいる。
デンファレ殿下は、キンギョソウ侯爵の女侯爵となるローズ様の婚約者なのに。一体、どういう事かわけがわからなかった。
「ああ、でんかぁ、わたし、もう…………ダメェッ!」
「くっ、締め付けが……。出すぞ」
「ああっ! 熱いのが中に……!」
頭が真っ白になり、ようやく、ふたりがいかがわしい事を合意の元でしているのだと理解したのは、一際高く彼女が啼いて、彼が低いうめき声とともに小さく短く2、3度震わせながら腰を押し付けたあとだった。
「そんな……、あのふたりは……学園でも仲が良すぎるって噂だったけれど、本当だったなんて……ローズ様に知らせないと……いえ、こんな事、言えるものですか……どうしたら……」
チェリーの背に覆いかぶさるように、殿下の体が重なっている。振り返ったチェリーの、濡れた唇に、殿下のそれが近づいてくちゅくちゅと水音を発しながら交じり合っていた。
「怪しいとは思っていたが、なるほど。それにしても中で吐き出すとはな……馬鹿にされたものだ」
その時、私の後ろの頭上から、低い声がした。さっきまでの光景だけでも、頭と心の処理が追い付いていないというのに、その声を聞いた時、微かに残っていた自我を完全に失った。
「え……? や、ぁ!」
「ちょっと、静かに……ふたりに聞こえる」
大きな手のひらが、私の顔半分を覆った。突然の狼藉に驚愕して叫び声をあげたいのに、怖すぎて声が出せない。近くにいるふたりに聞こえようがなんだろうが、この手の持ち主の方がよっぽど怖くてたまらない。
「むぐぅ……うう、うー!」
なんとか、手の平の中で声を必死にだそうとするけれどくぐもった変な音しか出せず、どんどん恐慌状態に陥った。息が苦しくて出来なくなる。
このまま、狼藉者に殺されてしまうのだろうか?
「おい……? しっかりしろ……」
意識が遠のき、視界が真っ暗になっていく。傾く体を、がしっと誰かが抱き留めてくれたのを感じたけれど、ひょっとしたらそれは気のせいで地面に倒れてしまったのかもしれない。
「このままだとまずいな……」
最後に、困惑したかのような、どこかで聞いた事のある声を最後に、私は完全に意識を失ってしまったのだった。
距離を詰める毎に、何かの鳴き声が大きくはっきり聞こえて来た。怖くて聞きたくないし近づきたくないとも思っているというのに、吸い寄せられるように足が進む。
「だ、大丈夫よ。ここはローズ様のおうちですもの。管理が行き届いているに決まっているわ。き、きっと、猫か何かの声なんだわ。そうよ、子猫が親を探して鳴いているのかもしれないわ」
自分に言い聞かせるように、こうだったらいいなという希望を独り言ちる。途中から、どうやってこの距離を歩いて来たのか分からない。歩きすぎて夜会用の小さなパンプスを履いている足がヒリヒリするけれど、構ってなどいられなかった。
「あぁっ! やめてぇ……いやっ!」
もうすぐ、光の元の窓辺にたどり着けると思った時、どう聞いても猫の声に聞こえない、女の人の叫び声がした。ここは、ローズ様の家のおそらくは使用人かなにかの家か物置小屋で、女性が浚われて大変な目にあっているかもしれないと危機感を覚えた。
「そうだわ……。男性の中には、女性を酔わせて狼藉をする人がいるって聞いた事がある……ど、どうしましょう。た、助けなきゃ! でも、どうやって……」
私は、さっきまでの怖さよりも、酷い目に遭っているかもしれない女の人の事が心配で慌てて窓辺に近寄った。女ひとり、護身術も使えないというのに、気ばかりが焦る。誰か、助けを呼びに行こうにも、ここがどこだかわからず、途方にくれてしまった。
とりあえず、中の状況を確認しようと、窓の端からそうっと覗き込んでみたのである。
ところが、部屋の中にはいない。どういう事か怪訝に思い、更に壁伝いに歩いていくと、建物がすぐそこだというのに、なんと木の下にいる男女一組を発見した。
「やめて? もっとして、だろう? こうか? 入口よりも奥だったか? ん?」
「ああんっ! 奥をぐりぐりされたら……も、もう……。お願い……!」
信じられない事に、女性は言葉では嫌がっているけれど、どう見ても恍惚とした悦びに満ちた顔をしている。上気した頬をしている女性の口は笑っているような形で開いていて、口角から涎が流れていて、顔を汚したまま彼のする事言う事に反応している。
私は、このままでは見つかると思い、建物の影に体を隠した。そして、彼らから見えないように気をつけながらふたりの様子を伺った。
「え……? どういう事……? 襲われている……わけではなさそうだけど……」
今はふたりとも私と同じように、夜会のためのドレスや正装だ。裸ではないが、大きな揺れる胸を露わにしている。男性のほうは、首元を軽く寛げた状態だ。下半身は、ドレスで隠れていて見えない。ドレスの裾が邪魔なもののように乱雑に引き上げられており、彼女のおしりの辺りと彼の股間部分がぶつかっては離れていた。
「ああ、そこぉっ! んんっ!」
「う……熱いな。そんなに俺のが美味しいか?」
「ああん、美味しい、ですっ! ああ、もっと!」
「ようやく正直になったなぁ。お望みのままにいっぱいやるよ」
「ああ!」
木の幹にすがるように、ほとんど四つん這いになっている彼女の腰を、大きな手ががっしり掴んでいる。さっきよりも、彼の腰が大きく速く、そして強く彼女のおしりを打ち付けるように前後に動いていた。衣擦れの音よりも、肌を打つ音が、少し離れた私にまで届く。
「……? 何をしているの……? え? 外よね?」
彼らのしている行為は見た事がある。といっても、人間ではない。犬や猫がしていた生殖行動にそっくりだ。
強烈な初めての光景で、食い入るように見つめている自分自身に気付く事はなかった。
あまりにも想定外の出来事なので、突き抜けて頭の一部がいやに冷静になっている気がした。いや、本当に冷静なら、音を立てずに静かに立ち去るべきだろう。そうできなかったのは、気が動転していたにほかならない。
淫らな行為は、どことなく美しくも汚らしくも見えてしまい、視界にばっちり映しながらも受け入れがたい情景から現実逃避をしたくなった。
彼らの事は、面識はないが有名人だからよく知っている。
彼女の名前は、チェリー・ブロッサム。伯爵の後妻の連れ子だ。確か、ゼニアオイ侯爵の嫡男の婚約者だったはず。
そして、彼のほうはというと、このデンドロビューム国の王の子だ。デンファレ殿下は第4王子で、普段は、このような下町の平民のような粗野な口調ではない。とても優美でスマートな美青年で、男女ともに憧れている国民は多くいる。
デンファレ殿下は、キンギョソウ侯爵の女侯爵となるローズ様の婚約者なのに。一体、どういう事かわけがわからなかった。
「ああ、でんかぁ、わたし、もう…………ダメェッ!」
「くっ、締め付けが……。出すぞ」
「ああっ! 熱いのが中に……!」
頭が真っ白になり、ようやく、ふたりがいかがわしい事を合意の元でしているのだと理解したのは、一際高く彼女が啼いて、彼が低いうめき声とともに小さく短く2、3度震わせながら腰を押し付けたあとだった。
「そんな……、あのふたりは……学園でも仲が良すぎるって噂だったけれど、本当だったなんて……ローズ様に知らせないと……いえ、こんな事、言えるものですか……どうしたら……」
チェリーの背に覆いかぶさるように、殿下の体が重なっている。振り返ったチェリーの、濡れた唇に、殿下のそれが近づいてくちゅくちゅと水音を発しながら交じり合っていた。
「怪しいとは思っていたが、なるほど。それにしても中で吐き出すとはな……馬鹿にされたものだ」
その時、私の後ろの頭上から、低い声がした。さっきまでの光景だけでも、頭と心の処理が追い付いていないというのに、その声を聞いた時、微かに残っていた自我を完全に失った。
「え……? や、ぁ!」
「ちょっと、静かに……ふたりに聞こえる」
大きな手のひらが、私の顔半分を覆った。突然の狼藉に驚愕して叫び声をあげたいのに、怖すぎて声が出せない。近くにいるふたりに聞こえようがなんだろうが、この手の持ち主の方がよっぽど怖くてたまらない。
「むぐぅ……うう、うー!」
なんとか、手の平の中で声を必死にだそうとするけれどくぐもった変な音しか出せず、どんどん恐慌状態に陥った。息が苦しくて出来なくなる。
このまま、狼藉者に殺されてしまうのだろうか?
「おい……? しっかりしろ……」
意識が遠のき、視界が真っ暗になっていく。傾く体を、がしっと誰かが抱き留めてくれたのを感じたけれど、ひょっとしたらそれは気のせいで地面に倒れてしまったのかもしれない。
「このままだとまずいな……」
最後に、困惑したかのような、どこかで聞いた事のある声を最後に、私は完全に意識を失ってしまったのだった。
1
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる