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73 ※軽いR18要素あり
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最初に向かったのは、約束通り、この国で最も荒れ果てた場所だった。完全に渇いてひび割れた土地からは、数年前まで作物が実っていたとは信じられないほど生命の息吹が感じられない。
「こんなにも酷いなんて……」
これでは、人どころか動物も住めないだろう。フェルミは口に手をあてて、あまりの惨状に息が止まった。
「もともと、この辺りの土地は、地域に住む人々が食べるだけの収穫高しかありませんでしたからなぁ。まだ、異常を察知し始めた頃、一気に土地から栄養がなくなり、手立てを講じる間もなかった……」
研究者のひとりが項垂れながら、この現状を阻止できなかったことを悔やんでいる。彼は、この地方出身で、なんとしてもここに緑を戻したいと熱心に説明をしてくれた。
今では、人々が最初から土作りをし始め、少しずつ雑草などが顔を出すようになってきたところだという。ただ、その成長は、やはり早すぎるため、振り出しに戻ることをくり返しているらしい。
「私は、一体どうすれば?」
「取り敢えず、この地方の中心に位置する場所で過ごしていただけるだけで結構です。現地の調査を我々が行い、あまりにも植物がはびこっている場所があれば、その時はフェルミ様の能力を使っていただければと考えております」
当面することはなさそうだ。自分の動きで、彼らの邪魔をするわけにはいかない。大人しくしておこうと頷いた。
この地に来てから数日後、当初の予定通り、ロキソ元伯爵に会うことになった。
「フェル、どうしても会うのか? 相手は、もう罪人だ。変なことをしないように、現地の管理人が立ち会うし、何が起こっても俺が守る。ただ、会っても満足のいく話しが出来るとは思えないんだが」
カインの言うことも最もだ。そもそも、元伯爵の人となりすら知らない。暴力は、絶対に阻止してくれるだろうが、怖い思いをしたり、暴言を吐かれて傷つくかもしれない。
「話しというか。正直、会ってどうしたいのか、まだ迷ってる。でも、ここで会わないと、二度と会えないでしょう? だから、会わずにずっとああしていれば、こうしていればって後悔するよりも、傷ついたとしても会って後悔したいの」
周囲に緊張が走る中、フェルミはロキソ元伯爵に会った。
まさか、伯爵が血の繋がりがないと知っていて、自分を受け入れていたことには驚愕した。言いたいことがたくさんあったはずなのに、考えていた言葉は殆ど出てこなかった。
これから、彼は一生ここで土を蘇らせるために働くことになる。昔の自分とほぼ同じようなボロをまとっており、とても貴族だとは思えないほど汚れていた。
今の彼が、幸せだと感じているとは到底思えなかったが、幸せにと言ってくれた言葉は、彼の気持ちが乗せられており、とても優しく感じた。
その夜、滞在しているホテルの屋上で、夜空を眺めていた。
昼間は暑いくらいだったのだが、日が落ちて一気に気温が下がり肌寒い。体が冷えないように、フェルミはカインの胸に背中を預け、後ろから抱きしめられていた。
「カイン、私の我が儘に付き合ってくれてありがとう。満足というか、拍子抜けしたというか。私ね、意地悪なんだ。だって、私は伯爵夫人が別の男性との間に出来た子なんだって知って、ほんの少しでも悲しめばいいって、心のどこかで思ってた。そうすれば、小さな頃の辛かった自分の気が済むんじゃないかって」
はあっと息を大きく吐く。白い息が宙を舞い消えていった。それは、ロキソ伯爵家で過ごした過去の、自分の中にあったわだかまりのようで、完全に無くなれと、何度も吐き出した。
「でも、最初っから知ってたんだなって思ったらね、どういうつもりで引き取ったんだろうとか、そういうことを聞くのがバカバカしくなっちゃって。産んでくれた伯爵夫人は、幽閉されたからどうしたって会えないし、一瞬だけ会った妹たちとも会いたいとはこれっぽっちも思えない。とにかく、あの家の人たちに関わるのは、もういいかなって」
「……そうか」
フェルミは、何も言わず、何も聞いてこない彼の存在がありがたかった。後ろに倒れ、彼にもたれかかると、きゅっと抱きしめてくれる。
「カインは、関わるなってずうっと言ってくれてたけど……私、会って良かったよ」
「うん。フェルがそう思えるのなら、それでいいと思う」
「カインって、私の言う事をなんでも聞いてくれるよね」
「なんでもじゃないけどね。フェルが幸せなら、それが、俺にとっての幸せにつながるから」
「そう?」
「ああ」
フェルミが体をよじり、カインにキスを強請った。すると、そっと唇が降りて合わさる。
「ほら、今だって聞いてくれた」
「そりゃ、愛しい人のかわいいおねだりは、誰だって聞きたいもんさ。フェルだって、そうだろ?」
今度は、カインが唇を尖らせてキスを強請ってきた。少し首を伸ばして、ちゅっと唇を触れさせる。
「ほら、俺の言う通りだろ?」
「ふふふ、ほんとだ」
カインがフェルミを自分の方に向かせようとする。足を広げて、彼の太ももにまたがった。
「フェル、もっと俺にキスをくれ」
「ん」
今度は、フェルミがカインにキスを落とす。ちゅっちゅとくり返しては離れていくそれを、カインが追いかけた。
「もっとだ」
「うん、私も、もっと欲しい」
カインが、フェルミを乗せたまま立ち上がる。バランスを崩しかけ、彼に両手と両足を使ってしがみついた。
「カイン、この格好は、恥ずかしいわ」
「誰も見ていないから大丈夫」
「もう……」
フェルミは、足を大きく広げてカインの腰に巻き付いているような格好をしている。彼が思わせぶりに、彼女の開いた足の付根に、腰をぐいっと押し付けた。
「あ……」
「こいつも、フェルが欲しいって」
何度も受け入れている硬く反り返ったそこが、窮屈そうにズボンを押し上げているのがわかる。
かあっと全身から火を吹くように赤くなった。
「俺は、このままここでもいいけど?」
「ええっ? ここで?」
彼の言葉に、口から心臓が飛び出そうなほどびっくりした。彼の顔が、余裕そうににやりと笑っている。
(誰もいないのなら……って、ううん、ダメよ。カインに流されちゃダメ。お外でなんて、はしたなさすぎるわ)
「フェル? 何を考えているんだ? 俺のことだけ考えて」
「ひゃぁっ!」
フェルミを支えているカインの指が、おしりをこしょこしょくすぐる。変な声が出て、体がびくっとなった。
「カインのことしか、考えてないからぁ。くすぐったいから、やめて?」
「そうかな?」
「本当よ。ちょっと、ここでするは、カインとでも、まだ早いと言うか、そういうことを考えていただけで!」
「まだ早い? じゃあ、後々のお楽しみってことで。今日は部屋でしよう」
「え? ええ? ううん、ちがっ、ちがくて、その。今のは……!」
「うんうん。違うんだね? じゃ、行こうか」
あまりのことに、フェルミはとんでもない失言をしたらしい。満面の笑みを浮かべた彼に部屋まで運ばれ、あっという間に剥かれたのであった。
「こんなにも酷いなんて……」
これでは、人どころか動物も住めないだろう。フェルミは口に手をあてて、あまりの惨状に息が止まった。
「もともと、この辺りの土地は、地域に住む人々が食べるだけの収穫高しかありませんでしたからなぁ。まだ、異常を察知し始めた頃、一気に土地から栄養がなくなり、手立てを講じる間もなかった……」
研究者のひとりが項垂れながら、この現状を阻止できなかったことを悔やんでいる。彼は、この地方出身で、なんとしてもここに緑を戻したいと熱心に説明をしてくれた。
今では、人々が最初から土作りをし始め、少しずつ雑草などが顔を出すようになってきたところだという。ただ、その成長は、やはり早すぎるため、振り出しに戻ることをくり返しているらしい。
「私は、一体どうすれば?」
「取り敢えず、この地方の中心に位置する場所で過ごしていただけるだけで結構です。現地の調査を我々が行い、あまりにも植物がはびこっている場所があれば、その時はフェルミ様の能力を使っていただければと考えております」
当面することはなさそうだ。自分の動きで、彼らの邪魔をするわけにはいかない。大人しくしておこうと頷いた。
この地に来てから数日後、当初の予定通り、ロキソ元伯爵に会うことになった。
「フェル、どうしても会うのか? 相手は、もう罪人だ。変なことをしないように、現地の管理人が立ち会うし、何が起こっても俺が守る。ただ、会っても満足のいく話しが出来るとは思えないんだが」
カインの言うことも最もだ。そもそも、元伯爵の人となりすら知らない。暴力は、絶対に阻止してくれるだろうが、怖い思いをしたり、暴言を吐かれて傷つくかもしれない。
「話しというか。正直、会ってどうしたいのか、まだ迷ってる。でも、ここで会わないと、二度と会えないでしょう? だから、会わずにずっとああしていれば、こうしていればって後悔するよりも、傷ついたとしても会って後悔したいの」
周囲に緊張が走る中、フェルミはロキソ元伯爵に会った。
まさか、伯爵が血の繋がりがないと知っていて、自分を受け入れていたことには驚愕した。言いたいことがたくさんあったはずなのに、考えていた言葉は殆ど出てこなかった。
これから、彼は一生ここで土を蘇らせるために働くことになる。昔の自分とほぼ同じようなボロをまとっており、とても貴族だとは思えないほど汚れていた。
今の彼が、幸せだと感じているとは到底思えなかったが、幸せにと言ってくれた言葉は、彼の気持ちが乗せられており、とても優しく感じた。
その夜、滞在しているホテルの屋上で、夜空を眺めていた。
昼間は暑いくらいだったのだが、日が落ちて一気に気温が下がり肌寒い。体が冷えないように、フェルミはカインの胸に背中を預け、後ろから抱きしめられていた。
「カイン、私の我が儘に付き合ってくれてありがとう。満足というか、拍子抜けしたというか。私ね、意地悪なんだ。だって、私は伯爵夫人が別の男性との間に出来た子なんだって知って、ほんの少しでも悲しめばいいって、心のどこかで思ってた。そうすれば、小さな頃の辛かった自分の気が済むんじゃないかって」
はあっと息を大きく吐く。白い息が宙を舞い消えていった。それは、ロキソ伯爵家で過ごした過去の、自分の中にあったわだかまりのようで、完全に無くなれと、何度も吐き出した。
「でも、最初っから知ってたんだなって思ったらね、どういうつもりで引き取ったんだろうとか、そういうことを聞くのがバカバカしくなっちゃって。産んでくれた伯爵夫人は、幽閉されたからどうしたって会えないし、一瞬だけ会った妹たちとも会いたいとはこれっぽっちも思えない。とにかく、あの家の人たちに関わるのは、もういいかなって」
「……そうか」
フェルミは、何も言わず、何も聞いてこない彼の存在がありがたかった。後ろに倒れ、彼にもたれかかると、きゅっと抱きしめてくれる。
「カインは、関わるなってずうっと言ってくれてたけど……私、会って良かったよ」
「うん。フェルがそう思えるのなら、それでいいと思う」
「カインって、私の言う事をなんでも聞いてくれるよね」
「なんでもじゃないけどね。フェルが幸せなら、それが、俺にとっての幸せにつながるから」
「そう?」
「ああ」
フェルミが体をよじり、カインにキスを強請った。すると、そっと唇が降りて合わさる。
「ほら、今だって聞いてくれた」
「そりゃ、愛しい人のかわいいおねだりは、誰だって聞きたいもんさ。フェルだって、そうだろ?」
今度は、カインが唇を尖らせてキスを強請ってきた。少し首を伸ばして、ちゅっと唇を触れさせる。
「ほら、俺の言う通りだろ?」
「ふふふ、ほんとだ」
カインがフェルミを自分の方に向かせようとする。足を広げて、彼の太ももにまたがった。
「フェル、もっと俺にキスをくれ」
「ん」
今度は、フェルミがカインにキスを落とす。ちゅっちゅとくり返しては離れていくそれを、カインが追いかけた。
「もっとだ」
「うん、私も、もっと欲しい」
カインが、フェルミを乗せたまま立ち上がる。バランスを崩しかけ、彼に両手と両足を使ってしがみついた。
「カイン、この格好は、恥ずかしいわ」
「誰も見ていないから大丈夫」
「もう……」
フェルミは、足を大きく広げてカインの腰に巻き付いているような格好をしている。彼が思わせぶりに、彼女の開いた足の付根に、腰をぐいっと押し付けた。
「あ……」
「こいつも、フェルが欲しいって」
何度も受け入れている硬く反り返ったそこが、窮屈そうにズボンを押し上げているのがわかる。
かあっと全身から火を吹くように赤くなった。
「俺は、このままここでもいいけど?」
「ええっ? ここで?」
彼の言葉に、口から心臓が飛び出そうなほどびっくりした。彼の顔が、余裕そうににやりと笑っている。
(誰もいないのなら……って、ううん、ダメよ。カインに流されちゃダメ。お外でなんて、はしたなさすぎるわ)
「フェル? 何を考えているんだ? 俺のことだけ考えて」
「ひゃぁっ!」
フェルミを支えているカインの指が、おしりをこしょこしょくすぐる。変な声が出て、体がびくっとなった。
「カインのことしか、考えてないからぁ。くすぐったいから、やめて?」
「そうかな?」
「本当よ。ちょっと、ここでするは、カインとでも、まだ早いと言うか、そういうことを考えていただけで!」
「まだ早い? じゃあ、後々のお楽しみってことで。今日は部屋でしよう」
「え? ええ? ううん、ちがっ、ちがくて、その。今のは……!」
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