25 / 33
閲覧注意。お姉さまが死んだなんて……。でも、どうして? 邪魔ものがいなくなったのに、なんで王子様はわたくしを見てはくださらないの? ※※
しおりを挟む
妹視点です。胸糞ざまあ回になってしまいました。ビッチや、娼婦のような扱い、子供を王家が始末するといった描写が地雷の方はバックお願いします。この回の他はラブエッチやハッピーなお話です
わたくしが、王子様である彼の婚約者になれたのには訳がある。秘密にしていたけれども、彼の子が、わたくしの中に宿ったから。
初めて肌を重ね始めた頃は、純潔を結婚まで守らなければならないと誓ってくれていたけれど、ある日、彼と愛を確かめ合って目が覚めた時、シーツに血がついていて、彼がわたくしを求めてくれたのだと感激した。
なぜか、ベッドの隣に王子様がいなくて、いつの間に来たのか彼の側近がいてぎゅっと肌を合わせるように抱き締めていたけれど、わたくしはびっくりしため何も考えられず、そのまま側近に組み敷かれた。
「ああ、泣かないで……。痛いかい? 君には涙よりも蕩けた顔がよく似合う。ほら、気持ちがいいだろう?」
「んんっ! ああ……。深い……」
「奥がいいのかな? ほら。後ろは何度もあるけれど、こちらは初めてだから……。ココは? それともこうか?」
「ああ、先ほど、あん、純潔を失ったばかりでっ! んっ! ああん、腰をぐりぐり回さないでぇ……」
「ははは、知っているよ。麗しのイザベル嬢ではなく、君ならいいと俺たちに許可してくださったんだ。側近の誰が最初になって初めてを頂くのかは少々もめたがね。ほら、さっきここに、コレを初めて咥えただろう?」
「あん、ああ! 何……? アルさま?」
「ああ、そうさ。ククク、殿下が忙しいから俺たちに、代わりにたっぷり愛してあげろって。いいじゃないか。ほら、楽しもう。ああ、さっきまで処女だったとは思えないくらい柔らかく絡みついて……。後ろとは雲泥の差だな……、う……、締まる……!」
「ああ、アル、アルゥ……!」
「ほら、俺は君の愛する殿下だよ。殿下だと思っていっぱいよがるといい」
にこりと、美しい側近の彼は微笑んでぐりぐりと腰を押し付けて気持ちよくしてくれる。
「ああっ! イくっ! アル、イっちゃう!」
「く……、一番奥で出すよ、ほら、いっしょに……!」
薄れゆく意識の中、王子様の熱い子種を奥に頂いたのを感じた。びゅっびゅっと、なんども残液の一滴まで全て注がれたあと、王子様がやさしくキスを落とした。
「最高だよ……。ははは、さっきもここに出したというのに溢れるほど出てしまった。これがイザベル嬢ならなあ……。彼女に手を出そうものなら殺されるから、代替品で我慢するとしようか」
「……? おねえさま……?」
「殿下の愛するヒーロニアンヌ。さて、これで孕んだら俺の子か。ククク……。明日はアイツからいっぱい貰うと良い」
「ん……、いっぱい……?」
「ああ、俺たちが、殿下として子宮に、いっぱい注いであげる」
「アル……? わたくしたちの赤ちゃん?」
「そうだよ、おやすみ」
その後、溺れきり、思考が溶けたわたくしは、誰に、……いいえ、毎日のように王子様にどちらの方を攻められているのかわからず、その時々にもたらされる快楽に逆らう事はなかった。
彼のは、時に長く、ある日は太く、そして今日は反り返っていてその時々で違う心地よさがあった。
その後、わたくしが快楽に溺れれば溺れるほど激しく彼に愛され、側近の方々に守られた。
そして、お姉さまが断罪され、塔に連れていかれたあと、お腹の子の存在を公表し、生誕祭は、少々ざわついたものの、同じ家門からの娘である事から、大きな騒動にならずにすんなり彼の妃となる事が約束された。
「わたくしに、大役が務まるかしら……」
「君は側にいて、笑ってくれるだけでいい」
ほら、彼はなんて優しい。苦労するであろう妃教育も最低限で済むよう計らってくださるという。
翌朝、信じられない幸せの中、目が覚めると屋敷が騒然となった。わたくしを新たな王子妃にするからには、そりゃあ騒然とするだろうけれども、様子がおかしい。
走り回っている侍女を捕まえて事情を聞いた。
「なんですって? お姉さまがっ! そんな!」
彼は、計画は上手く行ったと言っていた。お姉さまは、処刑されたと見せかけて彼の手で秘密裏に監禁し、わたくしに出来ない政務などを陰から支えてくれるはずだったのに。
愛するわたくしに苦労はさせないために、お姉さまが必要だったのに……。いなくなるなんて、どうしたらいいの?
わたくしは、目の前が真っ暗になった。でも、それならば頑張ればいいのだと気を取り直した。なんせ、わたくしのお腹には彼の子がいるのだから、しっかりしないと、と。
お姉さまを守り切れなかった、醜悪な大男を処刑にしろと、彼が普段では考えられないほど怒っている時は怖かった。けれども、わたくしの姉というだけで、そんな風に怒ってくださる慈悲深い彼がますます愛しくなってしまう。
処刑には、わたくしは賛成だった。だって、あの護衛は怖いし、王子の後ろにいつもいるから、視界にどうしても入ってしまうから。でも、国外追放になってほっと胸をなでおろした。
それからは、わたくしは彼の唯一の女性として傅かれ、王妃様に次ぐ、女性として最高の地位を得た。やがて大きくなるお腹が薄いうちに急遽挙げられた挙式は、豪華絢爛で、国中が沸きに沸いた。
──────だというのに……。
なぜか、あれ以来、わたくしを見る瞳に侮蔑の色しかなくなった。なぜ? 愛するあなたの言うままにしてきたというのに。
わたくしは、妊娠がわかってから肌を重ねてくださらない彼に変わって、思いついたように訪れる側近たちに、熱を冷ましてもらっていた。そうやって側近たちの心を彼の物にするために、わたくしが殿下である側近たちの下ではしたなく声をあげると、夫が喜ぶと皆が言うから。
「ああ、あんっ。ソコ、ああ、いいわぁ! もっとぉ!」
ますます彼らは満足げに笑い、腰を打ち付けて来る。それが、愛する彼のためだ、この行為は夫としているのだと繰り返しながら。
「はは、ここの具合だけは最高な女だ。ほら、足を広げろ! どうして欲しいんだ?」
「ああ、貴方の逞しいモノで、もっと奥を突いてくださいましっ!」
妊娠中は孕まないからと、彼らはわたくしの中心に子種を沢山注いだ。
なぜかわからないけれども、かなり早く生まれて来た子は、衰弱が激しく、わたくしが後産で苦しんでいる間に息を引き取ったらしい。侍女たちがヒソヒソと、週数がおかしいとか、髪や目の色が側近の一人にそっくりだとか、信じられない事を言いながら冷たい目で見て来る。
「ああ、そんなに気を落とさずともよい。なに? 侍女たちが? 私の愛を一身に受けるそなたに嫉妬してあらぬ事を言うのだろう。きちんと処するから安心するといい」
涙にくれるわたくしに、数日後やっと来てくれた愛しい彼。暫くの間、忙しすぎてわたくしに会いに来て下さらなかったけれど、こうして慰めて抱きしめてくれる。
わたくしは、気が落ち込む度に、忙しい彼に変わって、わたくしを慰めに来てくれる彼らに次々と抱かれた。
ある日、どうしても寝付けず庭に降りた。
「なんて、綺麗な女なんだ……」
「あなたは……?」
「誰だっていいじゃないか。なぁ、楽しもうぜ」
そう言いながら、わたくしを木陰に誘い、あまり好みではなかったけれども、初めての野性的な彼に絆されて啼かされてしまう。そして誰よりも逞しい彼の象徴が中で弾けた。
「ふぅ……。ああ、気持ちがよかったぜ。ほら、あんたも満足しただろう? ほら、もう行きな」
「え……?」
わたくしは、汚れた肌も綺麗に拭わず、そしてドレスも髪も整えなかったその男に怒りを覚えた。でも、愛しい夫が遣わしてくれる側近たちとは違い、彼の事は知られるわけにはいかず、部屋に閉じこもり涙を濡らす日々を過ごす。
その後も、夫のためだけに側近たちに抱かれ続けて、やがてあの時の男に似た色の子を産んだ。
「……、ヒーロニアンヌ。これはどうした事だ……!」
「そ、そんな、ありえないわ。あの時のたった一度で、そんな!」
わたくしは、愛する夫を裏切った希代の男狂いの悪女だと言われ、お姉さまが惨殺されたという塔に幽閉された。
本当は、側近たちが彼ではないと知っていたのに。寂しくて身を任せていたばちが当たったのだろうか。
「お前に相応しい罰だってさ。嬉しいだろう? おら、もっと中に力を入れろっ!」
来る日も来る日も、側近たちではない、薄汚れた労働階級の下男や罪人たちが訪れてはわたくしを翻弄する。
もう、何も考えることなく、ただ、彼らの無骨な指でもたらされる快楽と、学園にいた頃から彼に愛される度に嗅ぎ慣れていた、部屋に漂う甘い香りに誘われて夢の中で過ごしたのだった。
わたくしが、王子様である彼の婚約者になれたのには訳がある。秘密にしていたけれども、彼の子が、わたくしの中に宿ったから。
初めて肌を重ね始めた頃は、純潔を結婚まで守らなければならないと誓ってくれていたけれど、ある日、彼と愛を確かめ合って目が覚めた時、シーツに血がついていて、彼がわたくしを求めてくれたのだと感激した。
なぜか、ベッドの隣に王子様がいなくて、いつの間に来たのか彼の側近がいてぎゅっと肌を合わせるように抱き締めていたけれど、わたくしはびっくりしため何も考えられず、そのまま側近に組み敷かれた。
「ああ、泣かないで……。痛いかい? 君には涙よりも蕩けた顔がよく似合う。ほら、気持ちがいいだろう?」
「んんっ! ああ……。深い……」
「奥がいいのかな? ほら。後ろは何度もあるけれど、こちらは初めてだから……。ココは? それともこうか?」
「ああ、先ほど、あん、純潔を失ったばかりでっ! んっ! ああん、腰をぐりぐり回さないでぇ……」
「ははは、知っているよ。麗しのイザベル嬢ではなく、君ならいいと俺たちに許可してくださったんだ。側近の誰が最初になって初めてを頂くのかは少々もめたがね。ほら、さっきここに、コレを初めて咥えただろう?」
「あん、ああ! 何……? アルさま?」
「ああ、そうさ。ククク、殿下が忙しいから俺たちに、代わりにたっぷり愛してあげろって。いいじゃないか。ほら、楽しもう。ああ、さっきまで処女だったとは思えないくらい柔らかく絡みついて……。後ろとは雲泥の差だな……、う……、締まる……!」
「ああ、アル、アルゥ……!」
「ほら、俺は君の愛する殿下だよ。殿下だと思っていっぱいよがるといい」
にこりと、美しい側近の彼は微笑んでぐりぐりと腰を押し付けて気持ちよくしてくれる。
「ああっ! イくっ! アル、イっちゃう!」
「く……、一番奥で出すよ、ほら、いっしょに……!」
薄れゆく意識の中、王子様の熱い子種を奥に頂いたのを感じた。びゅっびゅっと、なんども残液の一滴まで全て注がれたあと、王子様がやさしくキスを落とした。
「最高だよ……。ははは、さっきもここに出したというのに溢れるほど出てしまった。これがイザベル嬢ならなあ……。彼女に手を出そうものなら殺されるから、代替品で我慢するとしようか」
「……? おねえさま……?」
「殿下の愛するヒーロニアンヌ。さて、これで孕んだら俺の子か。ククク……。明日はアイツからいっぱい貰うと良い」
「ん……、いっぱい……?」
「ああ、俺たちが、殿下として子宮に、いっぱい注いであげる」
「アル……? わたくしたちの赤ちゃん?」
「そうだよ、おやすみ」
その後、溺れきり、思考が溶けたわたくしは、誰に、……いいえ、毎日のように王子様にどちらの方を攻められているのかわからず、その時々にもたらされる快楽に逆らう事はなかった。
彼のは、時に長く、ある日は太く、そして今日は反り返っていてその時々で違う心地よさがあった。
その後、わたくしが快楽に溺れれば溺れるほど激しく彼に愛され、側近の方々に守られた。
そして、お姉さまが断罪され、塔に連れていかれたあと、お腹の子の存在を公表し、生誕祭は、少々ざわついたものの、同じ家門からの娘である事から、大きな騒動にならずにすんなり彼の妃となる事が約束された。
「わたくしに、大役が務まるかしら……」
「君は側にいて、笑ってくれるだけでいい」
ほら、彼はなんて優しい。苦労するであろう妃教育も最低限で済むよう計らってくださるという。
翌朝、信じられない幸せの中、目が覚めると屋敷が騒然となった。わたくしを新たな王子妃にするからには、そりゃあ騒然とするだろうけれども、様子がおかしい。
走り回っている侍女を捕まえて事情を聞いた。
「なんですって? お姉さまがっ! そんな!」
彼は、計画は上手く行ったと言っていた。お姉さまは、処刑されたと見せかけて彼の手で秘密裏に監禁し、わたくしに出来ない政務などを陰から支えてくれるはずだったのに。
愛するわたくしに苦労はさせないために、お姉さまが必要だったのに……。いなくなるなんて、どうしたらいいの?
わたくしは、目の前が真っ暗になった。でも、それならば頑張ればいいのだと気を取り直した。なんせ、わたくしのお腹には彼の子がいるのだから、しっかりしないと、と。
お姉さまを守り切れなかった、醜悪な大男を処刑にしろと、彼が普段では考えられないほど怒っている時は怖かった。けれども、わたくしの姉というだけで、そんな風に怒ってくださる慈悲深い彼がますます愛しくなってしまう。
処刑には、わたくしは賛成だった。だって、あの護衛は怖いし、王子の後ろにいつもいるから、視界にどうしても入ってしまうから。でも、国外追放になってほっと胸をなでおろした。
それからは、わたくしは彼の唯一の女性として傅かれ、王妃様に次ぐ、女性として最高の地位を得た。やがて大きくなるお腹が薄いうちに急遽挙げられた挙式は、豪華絢爛で、国中が沸きに沸いた。
──────だというのに……。
なぜか、あれ以来、わたくしを見る瞳に侮蔑の色しかなくなった。なぜ? 愛するあなたの言うままにしてきたというのに。
わたくしは、妊娠がわかってから肌を重ねてくださらない彼に変わって、思いついたように訪れる側近たちに、熱を冷ましてもらっていた。そうやって側近たちの心を彼の物にするために、わたくしが殿下である側近たちの下ではしたなく声をあげると、夫が喜ぶと皆が言うから。
「ああ、あんっ。ソコ、ああ、いいわぁ! もっとぉ!」
ますます彼らは満足げに笑い、腰を打ち付けて来る。それが、愛する彼のためだ、この行為は夫としているのだと繰り返しながら。
「はは、ここの具合だけは最高な女だ。ほら、足を広げろ! どうして欲しいんだ?」
「ああ、貴方の逞しいモノで、もっと奥を突いてくださいましっ!」
妊娠中は孕まないからと、彼らはわたくしの中心に子種を沢山注いだ。
なぜかわからないけれども、かなり早く生まれて来た子は、衰弱が激しく、わたくしが後産で苦しんでいる間に息を引き取ったらしい。侍女たちがヒソヒソと、週数がおかしいとか、髪や目の色が側近の一人にそっくりだとか、信じられない事を言いながら冷たい目で見て来る。
「ああ、そんなに気を落とさずともよい。なに? 侍女たちが? 私の愛を一身に受けるそなたに嫉妬してあらぬ事を言うのだろう。きちんと処するから安心するといい」
涙にくれるわたくしに、数日後やっと来てくれた愛しい彼。暫くの間、忙しすぎてわたくしに会いに来て下さらなかったけれど、こうして慰めて抱きしめてくれる。
わたくしは、気が落ち込む度に、忙しい彼に変わって、わたくしを慰めに来てくれる彼らに次々と抱かれた。
ある日、どうしても寝付けず庭に降りた。
「なんて、綺麗な女なんだ……」
「あなたは……?」
「誰だっていいじゃないか。なぁ、楽しもうぜ」
そう言いながら、わたくしを木陰に誘い、あまり好みではなかったけれども、初めての野性的な彼に絆されて啼かされてしまう。そして誰よりも逞しい彼の象徴が中で弾けた。
「ふぅ……。ああ、気持ちがよかったぜ。ほら、あんたも満足しただろう? ほら、もう行きな」
「え……?」
わたくしは、汚れた肌も綺麗に拭わず、そしてドレスも髪も整えなかったその男に怒りを覚えた。でも、愛しい夫が遣わしてくれる側近たちとは違い、彼の事は知られるわけにはいかず、部屋に閉じこもり涙を濡らす日々を過ごす。
その後も、夫のためだけに側近たちに抱かれ続けて、やがてあの時の男に似た色の子を産んだ。
「……、ヒーロニアンヌ。これはどうした事だ……!」
「そ、そんな、ありえないわ。あの時のたった一度で、そんな!」
わたくしは、愛する夫を裏切った希代の男狂いの悪女だと言われ、お姉さまが惨殺されたという塔に幽閉された。
本当は、側近たちが彼ではないと知っていたのに。寂しくて身を任せていたばちが当たったのだろうか。
「お前に相応しい罰だってさ。嬉しいだろう? おら、もっと中に力を入れろっ!」
来る日も来る日も、側近たちではない、薄汚れた労働階級の下男や罪人たちが訪れてはわたくしを翻弄する。
もう、何も考えることなく、ただ、彼らの無骨な指でもたらされる快楽と、学園にいた頃から彼に愛される度に嗅ぎ慣れていた、部屋に漂う甘い香りに誘われて夢の中で過ごしたのだった。
22
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
出来損ないの私がお姉様の婚約者だった王子の呪いを解いてみた結果→
AK
恋愛
「ねえミディア。王子様と結婚してみたくはないかしら?」
ある日、意地の悪い笑顔を浮かべながらお姉様は言った。
お姉様は地味な私と違って公爵家の優秀な長女として、次期国王の最有力候補であった第一王子様と婚約を結んでいた。
しかしその王子様はある日突然不治の病に倒れ、それ以降彼に触れた人は石化して死んでしまう呪いに身を侵されてしまう。
そんは王子様を押し付けるように婚約させられた私だけど、私は光の魔力を有して生まれた聖女だったので、彼のことを救うことができるかもしれないと思った。
お姉様は厄介者と化した王子を押し付けたいだけかもしれないけれど、残念ながらお姉様の思い通りの展開にはさせない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる