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閲覧注意。お姉さまが死んだなんて……。でも、どうして? 邪魔ものがいなくなったのに、なんで王子様はわたくしを見てはくださらないの? ※※
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妹視点です。胸糞ざまあ回になってしまいました。ビッチや、娼婦のような扱い、子供を王家が始末するといった描写が地雷の方はバックお願いします。この回の他はラブエッチやハッピーなお話です
わたくしが、王子様である彼の婚約者になれたのには訳がある。秘密にしていたけれども、彼の子が、わたくしの中に宿ったから。
初めて肌を重ね始めた頃は、純潔を結婚まで守らなければならないと誓ってくれていたけれど、ある日、彼と愛を確かめ合って目が覚めた時、シーツに血がついていて、彼がわたくしを求めてくれたのだと感激した。
なぜか、ベッドの隣に王子様がいなくて、いつの間に来たのか彼の側近がいてぎゅっと肌を合わせるように抱き締めていたけれど、わたくしはびっくりしため何も考えられず、そのまま側近に組み敷かれた。
「ああ、泣かないで……。痛いかい? 君には涙よりも蕩けた顔がよく似合う。ほら、気持ちがいいだろう?」
「んんっ! ああ……。深い……」
「奥がいいのかな? ほら。後ろは何度もあるけれど、こちらは初めてだから……。ココは? それともこうか?」
「ああ、先ほど、あん、純潔を失ったばかりでっ! んっ! ああん、腰をぐりぐり回さないでぇ……」
「ははは、知っているよ。麗しのイザベル嬢ではなく、君ならいいと俺たちに許可してくださったんだ。側近の誰が最初になって初めてを頂くのかは少々もめたがね。ほら、さっきここに、コレを初めて咥えただろう?」
「あん、ああ! 何……? アルさま?」
「ああ、そうさ。ククク、殿下が忙しいから俺たちに、代わりにたっぷり愛してあげろって。いいじゃないか。ほら、楽しもう。ああ、さっきまで処女だったとは思えないくらい柔らかく絡みついて……。後ろとは雲泥の差だな……、う……、締まる……!」
「ああ、アル、アルゥ……!」
「ほら、俺は君の愛する殿下だよ。殿下だと思っていっぱいよがるといい」
にこりと、美しい側近の彼は微笑んでぐりぐりと腰を押し付けて気持ちよくしてくれる。
「ああっ! イくっ! アル、イっちゃう!」
「く……、一番奥で出すよ、ほら、いっしょに……!」
薄れゆく意識の中、王子様の熱い子種を奥に頂いたのを感じた。びゅっびゅっと、なんども残液の一滴まで全て注がれたあと、王子様がやさしくキスを落とした。
「最高だよ……。ははは、さっきもここに出したというのに溢れるほど出てしまった。これがイザベル嬢ならなあ……。彼女に手を出そうものなら殺されるから、代替品で我慢するとしようか」
「……? おねえさま……?」
「殿下の愛するヒーロニアンヌ。さて、これで孕んだら俺の子か。ククク……。明日はアイツからいっぱい貰うと良い」
「ん……、いっぱい……?」
「ああ、俺たちが、殿下として子宮に、いっぱい注いであげる」
「アル……? わたくしたちの赤ちゃん?」
「そうだよ、おやすみ」
その後、溺れきり、思考が溶けたわたくしは、誰に、……いいえ、毎日のように王子様にどちらの方を攻められているのかわからず、その時々にもたらされる快楽に逆らう事はなかった。
彼のは、時に長く、ある日は太く、そして今日は反り返っていてその時々で違う心地よさがあった。
その後、わたくしが快楽に溺れれば溺れるほど激しく彼に愛され、側近の方々に守られた。
そして、お姉さまが断罪され、塔に連れていかれたあと、お腹の子の存在を公表し、生誕祭は、少々ざわついたものの、同じ家門からの娘である事から、大きな騒動にならずにすんなり彼の妃となる事が約束された。
「わたくしに、大役が務まるかしら……」
「君は側にいて、笑ってくれるだけでいい」
ほら、彼はなんて優しい。苦労するであろう妃教育も最低限で済むよう計らってくださるという。
翌朝、信じられない幸せの中、目が覚めると屋敷が騒然となった。わたくしを新たな王子妃にするからには、そりゃあ騒然とするだろうけれども、様子がおかしい。
走り回っている侍女を捕まえて事情を聞いた。
「なんですって? お姉さまがっ! そんな!」
彼は、計画は上手く行ったと言っていた。お姉さまは、処刑されたと見せかけて彼の手で秘密裏に監禁し、わたくしに出来ない政務などを陰から支えてくれるはずだったのに。
愛するわたくしに苦労はさせないために、お姉さまが必要だったのに……。いなくなるなんて、どうしたらいいの?
わたくしは、目の前が真っ暗になった。でも、それならば頑張ればいいのだと気を取り直した。なんせ、わたくしのお腹には彼の子がいるのだから、しっかりしないと、と。
お姉さまを守り切れなかった、醜悪な大男を処刑にしろと、彼が普段では考えられないほど怒っている時は怖かった。けれども、わたくしの姉というだけで、そんな風に怒ってくださる慈悲深い彼がますます愛しくなってしまう。
処刑には、わたくしは賛成だった。だって、あの護衛は怖いし、王子の後ろにいつもいるから、視界にどうしても入ってしまうから。でも、国外追放になってほっと胸をなでおろした。
それからは、わたくしは彼の唯一の女性として傅かれ、王妃様に次ぐ、女性として最高の地位を得た。やがて大きくなるお腹が薄いうちに急遽挙げられた挙式は、豪華絢爛で、国中が沸きに沸いた。
──────だというのに……。
なぜか、あれ以来、わたくしを見る瞳に侮蔑の色しかなくなった。なぜ? 愛するあなたの言うままにしてきたというのに。
わたくしは、妊娠がわかってから肌を重ねてくださらない彼に変わって、思いついたように訪れる側近たちに、熱を冷ましてもらっていた。そうやって側近たちの心を彼の物にするために、わたくしが殿下である側近たちの下ではしたなく声をあげると、夫が喜ぶと皆が言うから。
「ああ、あんっ。ソコ、ああ、いいわぁ! もっとぉ!」
ますます彼らは満足げに笑い、腰を打ち付けて来る。それが、愛する彼のためだ、この行為は夫としているのだと繰り返しながら。
「はは、ここの具合だけは最高な女だ。ほら、足を広げろ! どうして欲しいんだ?」
「ああ、貴方の逞しいモノで、もっと奥を突いてくださいましっ!」
妊娠中は孕まないからと、彼らはわたくしの中心に子種を沢山注いだ。
なぜかわからないけれども、かなり早く生まれて来た子は、衰弱が激しく、わたくしが後産で苦しんでいる間に息を引き取ったらしい。侍女たちがヒソヒソと、週数がおかしいとか、髪や目の色が側近の一人にそっくりだとか、信じられない事を言いながら冷たい目で見て来る。
「ああ、そんなに気を落とさずともよい。なに? 侍女たちが? 私の愛を一身に受けるそなたに嫉妬してあらぬ事を言うのだろう。きちんと処するから安心するといい」
涙にくれるわたくしに、数日後やっと来てくれた愛しい彼。暫くの間、忙しすぎてわたくしに会いに来て下さらなかったけれど、こうして慰めて抱きしめてくれる。
わたくしは、気が落ち込む度に、忙しい彼に変わって、わたくしを慰めに来てくれる彼らに次々と抱かれた。
ある日、どうしても寝付けず庭に降りた。
「なんて、綺麗な女なんだ……」
「あなたは……?」
「誰だっていいじゃないか。なぁ、楽しもうぜ」
そう言いながら、わたくしを木陰に誘い、あまり好みではなかったけれども、初めての野性的な彼に絆されて啼かされてしまう。そして誰よりも逞しい彼の象徴が中で弾けた。
「ふぅ……。ああ、気持ちがよかったぜ。ほら、あんたも満足しただろう? ほら、もう行きな」
「え……?」
わたくしは、汚れた肌も綺麗に拭わず、そしてドレスも髪も整えなかったその男に怒りを覚えた。でも、愛しい夫が遣わしてくれる側近たちとは違い、彼の事は知られるわけにはいかず、部屋に閉じこもり涙を濡らす日々を過ごす。
その後も、夫のためだけに側近たちに抱かれ続けて、やがてあの時の男に似た色の子を産んだ。
「……、ヒーロニアンヌ。これはどうした事だ……!」
「そ、そんな、ありえないわ。あの時のたった一度で、そんな!」
わたくしは、愛する夫を裏切った希代の男狂いの悪女だと言われ、お姉さまが惨殺されたという塔に幽閉された。
本当は、側近たちが彼ではないと知っていたのに。寂しくて身を任せていたばちが当たったのだろうか。
「お前に相応しい罰だってさ。嬉しいだろう? おら、もっと中に力を入れろっ!」
来る日も来る日も、側近たちではない、薄汚れた労働階級の下男や罪人たちが訪れてはわたくしを翻弄する。
もう、何も考えることなく、ただ、彼らの無骨な指でもたらされる快楽と、学園にいた頃から彼に愛される度に嗅ぎ慣れていた、部屋に漂う甘い香りに誘われて夢の中で過ごしたのだった。
わたくしが、王子様である彼の婚約者になれたのには訳がある。秘密にしていたけれども、彼の子が、わたくしの中に宿ったから。
初めて肌を重ね始めた頃は、純潔を結婚まで守らなければならないと誓ってくれていたけれど、ある日、彼と愛を確かめ合って目が覚めた時、シーツに血がついていて、彼がわたくしを求めてくれたのだと感激した。
なぜか、ベッドの隣に王子様がいなくて、いつの間に来たのか彼の側近がいてぎゅっと肌を合わせるように抱き締めていたけれど、わたくしはびっくりしため何も考えられず、そのまま側近に組み敷かれた。
「ああ、泣かないで……。痛いかい? 君には涙よりも蕩けた顔がよく似合う。ほら、気持ちがいいだろう?」
「んんっ! ああ……。深い……」
「奥がいいのかな? ほら。後ろは何度もあるけれど、こちらは初めてだから……。ココは? それともこうか?」
「ああ、先ほど、あん、純潔を失ったばかりでっ! んっ! ああん、腰をぐりぐり回さないでぇ……」
「ははは、知っているよ。麗しのイザベル嬢ではなく、君ならいいと俺たちに許可してくださったんだ。側近の誰が最初になって初めてを頂くのかは少々もめたがね。ほら、さっきここに、コレを初めて咥えただろう?」
「あん、ああ! 何……? アルさま?」
「ああ、そうさ。ククク、殿下が忙しいから俺たちに、代わりにたっぷり愛してあげろって。いいじゃないか。ほら、楽しもう。ああ、さっきまで処女だったとは思えないくらい柔らかく絡みついて……。後ろとは雲泥の差だな……、う……、締まる……!」
「ああ、アル、アルゥ……!」
「ほら、俺は君の愛する殿下だよ。殿下だと思っていっぱいよがるといい」
にこりと、美しい側近の彼は微笑んでぐりぐりと腰を押し付けて気持ちよくしてくれる。
「ああっ! イくっ! アル、イっちゃう!」
「く……、一番奥で出すよ、ほら、いっしょに……!」
薄れゆく意識の中、王子様の熱い子種を奥に頂いたのを感じた。びゅっびゅっと、なんども残液の一滴まで全て注がれたあと、王子様がやさしくキスを落とした。
「最高だよ……。ははは、さっきもここに出したというのに溢れるほど出てしまった。これがイザベル嬢ならなあ……。彼女に手を出そうものなら殺されるから、代替品で我慢するとしようか」
「……? おねえさま……?」
「殿下の愛するヒーロニアンヌ。さて、これで孕んだら俺の子か。ククク……。明日はアイツからいっぱい貰うと良い」
「ん……、いっぱい……?」
「ああ、俺たちが、殿下として子宮に、いっぱい注いであげる」
「アル……? わたくしたちの赤ちゃん?」
「そうだよ、おやすみ」
その後、溺れきり、思考が溶けたわたくしは、誰に、……いいえ、毎日のように王子様にどちらの方を攻められているのかわからず、その時々にもたらされる快楽に逆らう事はなかった。
彼のは、時に長く、ある日は太く、そして今日は反り返っていてその時々で違う心地よさがあった。
その後、わたくしが快楽に溺れれば溺れるほど激しく彼に愛され、側近の方々に守られた。
そして、お姉さまが断罪され、塔に連れていかれたあと、お腹の子の存在を公表し、生誕祭は、少々ざわついたものの、同じ家門からの娘である事から、大きな騒動にならずにすんなり彼の妃となる事が約束された。
「わたくしに、大役が務まるかしら……」
「君は側にいて、笑ってくれるだけでいい」
ほら、彼はなんて優しい。苦労するであろう妃教育も最低限で済むよう計らってくださるという。
翌朝、信じられない幸せの中、目が覚めると屋敷が騒然となった。わたくしを新たな王子妃にするからには、そりゃあ騒然とするだろうけれども、様子がおかしい。
走り回っている侍女を捕まえて事情を聞いた。
「なんですって? お姉さまがっ! そんな!」
彼は、計画は上手く行ったと言っていた。お姉さまは、処刑されたと見せかけて彼の手で秘密裏に監禁し、わたくしに出来ない政務などを陰から支えてくれるはずだったのに。
愛するわたくしに苦労はさせないために、お姉さまが必要だったのに……。いなくなるなんて、どうしたらいいの?
わたくしは、目の前が真っ暗になった。でも、それならば頑張ればいいのだと気を取り直した。なんせ、わたくしのお腹には彼の子がいるのだから、しっかりしないと、と。
お姉さまを守り切れなかった、醜悪な大男を処刑にしろと、彼が普段では考えられないほど怒っている時は怖かった。けれども、わたくしの姉というだけで、そんな風に怒ってくださる慈悲深い彼がますます愛しくなってしまう。
処刑には、わたくしは賛成だった。だって、あの護衛は怖いし、王子の後ろにいつもいるから、視界にどうしても入ってしまうから。でも、国外追放になってほっと胸をなでおろした。
それからは、わたくしは彼の唯一の女性として傅かれ、王妃様に次ぐ、女性として最高の地位を得た。やがて大きくなるお腹が薄いうちに急遽挙げられた挙式は、豪華絢爛で、国中が沸きに沸いた。
──────だというのに……。
なぜか、あれ以来、わたくしを見る瞳に侮蔑の色しかなくなった。なぜ? 愛するあなたの言うままにしてきたというのに。
わたくしは、妊娠がわかってから肌を重ねてくださらない彼に変わって、思いついたように訪れる側近たちに、熱を冷ましてもらっていた。そうやって側近たちの心を彼の物にするために、わたくしが殿下である側近たちの下ではしたなく声をあげると、夫が喜ぶと皆が言うから。
「ああ、あんっ。ソコ、ああ、いいわぁ! もっとぉ!」
ますます彼らは満足げに笑い、腰を打ち付けて来る。それが、愛する彼のためだ、この行為は夫としているのだと繰り返しながら。
「はは、ここの具合だけは最高な女だ。ほら、足を広げろ! どうして欲しいんだ?」
「ああ、貴方の逞しいモノで、もっと奥を突いてくださいましっ!」
妊娠中は孕まないからと、彼らはわたくしの中心に子種を沢山注いだ。
なぜかわからないけれども、かなり早く生まれて来た子は、衰弱が激しく、わたくしが後産で苦しんでいる間に息を引き取ったらしい。侍女たちがヒソヒソと、週数がおかしいとか、髪や目の色が側近の一人にそっくりだとか、信じられない事を言いながら冷たい目で見て来る。
「ああ、そんなに気を落とさずともよい。なに? 侍女たちが? 私の愛を一身に受けるそなたに嫉妬してあらぬ事を言うのだろう。きちんと処するから安心するといい」
涙にくれるわたくしに、数日後やっと来てくれた愛しい彼。暫くの間、忙しすぎてわたくしに会いに来て下さらなかったけれど、こうして慰めて抱きしめてくれる。
わたくしは、気が落ち込む度に、忙しい彼に変わって、わたくしを慰めに来てくれる彼らに次々と抱かれた。
ある日、どうしても寝付けず庭に降りた。
「なんて、綺麗な女なんだ……」
「あなたは……?」
「誰だっていいじゃないか。なぁ、楽しもうぜ」
そう言いながら、わたくしを木陰に誘い、あまり好みではなかったけれども、初めての野性的な彼に絆されて啼かされてしまう。そして誰よりも逞しい彼の象徴が中で弾けた。
「ふぅ……。ああ、気持ちがよかったぜ。ほら、あんたも満足しただろう? ほら、もう行きな」
「え……?」
わたくしは、汚れた肌も綺麗に拭わず、そしてドレスも髪も整えなかったその男に怒りを覚えた。でも、愛しい夫が遣わしてくれる側近たちとは違い、彼の事は知られるわけにはいかず、部屋に閉じこもり涙を濡らす日々を過ごす。
その後も、夫のためだけに側近たちに抱かれ続けて、やがてあの時の男に似た色の子を産んだ。
「……、ヒーロニアンヌ。これはどうした事だ……!」
「そ、そんな、ありえないわ。あの時のたった一度で、そんな!」
わたくしは、愛する夫を裏切った希代の男狂いの悪女だと言われ、お姉さまが惨殺されたという塔に幽閉された。
本当は、側近たちが彼ではないと知っていたのに。寂しくて身を任せていたばちが当たったのだろうか。
「お前に相応しい罰だってさ。嬉しいだろう? おら、もっと中に力を入れろっ!」
来る日も来る日も、側近たちではない、薄汚れた労働階級の下男や罪人たちが訪れてはわたくしを翻弄する。
もう、何も考えることなく、ただ、彼らの無骨な指でもたらされる快楽と、学園にいた頃から彼に愛される度に嗅ぎ慣れていた、部屋に漂う甘い香りに誘われて夢の中で過ごしたのだった。
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