【完結】【R18】初恋は甘く、手が届かない? ならば、その果実をもぎ取るだけだ~今宵、俺の上で美しく踊れ

にじくす まさしよ

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初恋の君と僕③※R18 ざまあですが閲覧注意回です

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少年たちへの性的虐待描写があります。読まなくても問題ありません。
この回以外は仄めかし程度です。

















 回数を重ねていったある日、閨の時間でもない時に夫人が、眠る彼のベッドに忍び込んできた。その日は、警備担当が新人で、さらにアルフレッドが熱を出して不在であった。

「お仕事ご苦労さま。今日は、ちょっと特別な授業がありますの。聞いていらっしゃらない?」
「は……、あの?」
「ふふふ、あまり見ない顔ねえ……。当番を急に変えられちゃった? こういった趣向の時はままあるものよ?」
「さようでございますか?」

 警備にしな垂れかかり、つーっと初心そうな若い男の胸に指を這わす。耳元で、王家ならではの秘密の特訓だと言われれば、若い不慣れな彼に、手慣れた彼女の言動を疑う余地など産まれなかった。

 夫人のこれまでの王家からの信頼もあり、昼間も彼女はいたる所でスルーパスな時もあった。こうして、あっさり部屋に通されたのである。

 夫人は、そっとフラットの上に跨ると、幸せな夢を見ている彼の幼い体に、いつもとは違う動きで手を這わしていく。

「ん、ううん……、誰?」

「フラット様……」

 甘ったるい吐息が、彼の寝ぼけた唇を覆う。その手がまだ小さく柔らかい肉棒にかかり擦り出した。

「え……? あ? ああ!」

「ふふふ、なんて可愛らしいのかしら……。ああ、この肌……たまらないわ……」

 おもむろに足の方を向いて、彼女の会陰をフラットの口にぴたりとつけた。白い少年の足を広げて、ぱくりと全部加えてもまだ余るソコを舌で舐ってこねくり回す。そして、袋を揉みながら、なんと後ろの穴を指でくるくると触り出したのである。

「あ、んむぅ、ぺっ、そこは! ちがっ! うわあ!」

 すでに興奮した夫人の蠢きから流れ落ちる透明の液体が、真下のフラットの口にぽたぽたと落ちていく。

 ぷつり、と、後ろのつぼみに彼女の指先が入る。ぐりぐりと円を描くように固く閉じた菊花をゆっくりと開いていった。ぬめりを帯びてきた頃、それをすりつけるように奥に入り込んでいく。

「ちゅ、ちゅぅ、あら? なんで大きくならないの? 口が止まっていますよ! お舐め!」

 いつもなら、ほんの二、三度ねぶるだけで硬く反り返る彼の象徴が、より一層縮こまる。

 パチンッと、少年の白い太ももにお仕置きの手の平が音を立てる。フラットは恐ろしくて、ガタガタ震えているが一向に止まない彼女の口淫と、指の根元まですでに入った後ろの穴から、不浄が出そうになる感覚があり、涙がこぼれていた。

 バチン、バチン!

 思うようにフラットがよがっていかないため、夫人の腕が何度も太ももに振りかざされる。叩かれた場所が熱を持ち、じんじん痛む。

「殿下、フラット様。これは閨教育でしてよ? うまく出来なければ、折檻せざるを得ません」

 まるで教鞭を振るうかのように冷静な口調とは裏腹に、彼女の目がらんらんと輝き、瞳孔は開いて、はぁはぁと興奮している。

「おかしいわね。ちっとも大きくならないわ。まあ、少々硬いみたいだし……」

 そう言うと、夫人はまだまだ小さなソコを、股間の蜜園に咥えこんでいった。フラットに跨り腰を振るが、ふにゃりとしており、普段の半分のそこでは到底満足できないどころかすぐに出て行ってしまう。

「いや、いやああ! だれか! だれかきて!」

 ガチガチと奥歯が鳴り、声もまともに出なかったフラットが、やっとのことで大きな声をあげる。すると、扉の前で控えていた、夫人を快く入れた警備の騎士たちが慌てて入り込んできたのであった。

「ちっ! 早く部屋から出なさいっ! 無礼者! こういう趣向なのよっ! これだから何も知らない子は……!」

 夫人があられもない姿でそう警備に怒鳴る。一瞬ぴたりと足をとめる若い警備たちは、しかし、ベッドの上で涙を流して助けを求める主君たるフラット王子の姿を見るや否や、今度は判断を間違えることが無かった。

 夫人を彼から引き離し、肌を見せたままの彼女を拘束した。やや垂れた、白く大きな胸がぶるんと揺れて、赤黒い先端が下を向く。ぬちゃりと足の付け根から滴り落ちる液体が、貴婦人だからと手荒すぎないように配慮し座らせたソファを汚した。

 夜中のため、それほど騒動にはならなかったが、緘口令が布かれ、少しでも漏らそうとしたり仄めかしたりした者は、見せしめのためにも容赦なく家族ごと処分された。

 夫人は、公開裁判にするわけにはいかなかった。
 これは閨教育の一環だ、指導の一部であると堂々と伝え、それについてこないフラットや、無礼にも寝室に入り込んで自分を捕らえた警備の者たちこそ処分するべきであると訴えたのである。

 だが、夫人は、判断を誤っていた。先代王妃の親戚筋ではあるが他人の彼女よりも、孫であり愛らしく素直で優秀なフラットを先代王妃はことさらに可愛がっていた。
 両陛下や王太子、先代王妃の逆鱗に触れた彼女は、地位をはく奪さる事になる。
  踏み込まれた彼女の屋敷には、フラットと同じくらいの年の少年たちが鎖で繫がれ、体中に傷があった。彼らを自らの欲のために監禁していた稀代の悪女たる夫人は、王子への行為ではなく、非合法の誘拐監禁の罪で密かに断頭台にのぼることが決定された。
 だが、それだけではない。処刑執行前には、彼女の最も毛嫌いする壮年期の男の囚人たちの牢に放り込まれた。女に飢えていた彼らの手によって、休む間もなく相手をさせられた彼女は、あまり時を経ず首を絞める性癖の男に殺されたという。





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