47 / 128
第47話 仲間決定!
しおりを挟む
ハンバーガー一個を、おっきく作ったからだけど。
フライドポテトもたっくさん食べたから……みんなお腹いっぱいになった!!
澪ちゃんも駿も、けぷってかわいくげっぷしてたわ。
「「「お腹いっぱい~~」」」
こう言うのを『だいまんぞく』って言うのかしら?
『ほほほ。よく食べたのお?』
美濃さんも食べ終わったのかしら? お茶かなにかを飲んでいたわ。あたしたちは、おじいちゃんからお水のコップをもらったの。
「作り甲斐があるってもんだ。澪ちゃんとこの豆腐がなきゃ、ハンバーガーも作れなかったなあ?」
「いえいえ! 私こそ勝手に覗き見しちゃいましたし」
「けどまあ、あれか? 形は違うが……美濃と触れ合う機会がまた出来たなあ?」
「……そうですね?」
澪ちゃんは、ままごとキッチンの時は……いっつもおかあさん役かおねえさん役だったわ。それが……だいぶ違うけど、また一緒に遊べるだなんて思わなかった。
澪ちゃんは大人だもの。もう子供じゃないもん。
『たまにで良いが、また来りゃれ? 桜乃も喜ぶであろう』
「うん!」
「……いいんですか?」
また澪ちゃんとパン作りたいもん!!
大きく返事をしたあとだけど……澪ちゃんのケータイから音楽が聞こえてきて、澪ちゃんは『あ!?』と声を上げたわ。
「あー。竜樹に心配されたんだろ?」
竜樹おじちゃんは、澪ちゃんのおとうさんでおとーふやさんのてんちょーさんだ。澪ちゃんは、電話が終わってから……すぐに美濃さんにぺこぺこしたの。
「すみません!! 父に呼ばれたので、帰ります!!」
『仕様がないことよ。これ、段蔵? 土産分はあるかえ?』
「おう」
たっくさんハンバーガーを作ったから……おじいちゃんはつつんでくれてたようで。
袋に何個か入れて、澪ちゃんに渡したの。
「……何からなにまでありがとうございます」
「竜樹にも言っといてくれ。いい豆腐で美味いもん出来たって」
「はい!」
今度は笑顔になって、澪ちゃんは蔵からおうちに帰って行ったの。
『ほほほ。慌てん坊だが、手際の良い子に育ったな? 良き職人となろうぞ』
「「しょくにん??」」
「仕事が出来るやつだと思っとけ」
「そうなんだ?」
じゃあ……あたしが、おとうさんと一緒に作る時には。
『しょくにん』って言うのになれるのかな?
まだまだだと思うけど……がんばろう!!
駿もおうち用にハンバーガーを持ち帰ってから……あたしはおじいちゃんと自分のおうちに帰って。
ちょうどおかあさんがごはんを作ろうとしてたから、ハンバーガーを渡したの!
「あらまあ!? お義父さんとこんなにも?」
「駿や澪ちゃんとかにはあげたよ!」
「そうなの。じゃ、桜乃はもう食べたの?」
「おいしかった!」
えっへんとすれば……おとうさんが部屋の端っこで、何故か落ち込んでいたの。なんで??
フライドポテトもたっくさん食べたから……みんなお腹いっぱいになった!!
澪ちゃんも駿も、けぷってかわいくげっぷしてたわ。
「「「お腹いっぱい~~」」」
こう言うのを『だいまんぞく』って言うのかしら?
『ほほほ。よく食べたのお?』
美濃さんも食べ終わったのかしら? お茶かなにかを飲んでいたわ。あたしたちは、おじいちゃんからお水のコップをもらったの。
「作り甲斐があるってもんだ。澪ちゃんとこの豆腐がなきゃ、ハンバーガーも作れなかったなあ?」
「いえいえ! 私こそ勝手に覗き見しちゃいましたし」
「けどまあ、あれか? 形は違うが……美濃と触れ合う機会がまた出来たなあ?」
「……そうですね?」
澪ちゃんは、ままごとキッチンの時は……いっつもおかあさん役かおねえさん役だったわ。それが……だいぶ違うけど、また一緒に遊べるだなんて思わなかった。
澪ちゃんは大人だもの。もう子供じゃないもん。
『たまにで良いが、また来りゃれ? 桜乃も喜ぶであろう』
「うん!」
「……いいんですか?」
また澪ちゃんとパン作りたいもん!!
大きく返事をしたあとだけど……澪ちゃんのケータイから音楽が聞こえてきて、澪ちゃんは『あ!?』と声を上げたわ。
「あー。竜樹に心配されたんだろ?」
竜樹おじちゃんは、澪ちゃんのおとうさんでおとーふやさんのてんちょーさんだ。澪ちゃんは、電話が終わってから……すぐに美濃さんにぺこぺこしたの。
「すみません!! 父に呼ばれたので、帰ります!!」
『仕様がないことよ。これ、段蔵? 土産分はあるかえ?』
「おう」
たっくさんハンバーガーを作ったから……おじいちゃんはつつんでくれてたようで。
袋に何個か入れて、澪ちゃんに渡したの。
「……何からなにまでありがとうございます」
「竜樹にも言っといてくれ。いい豆腐で美味いもん出来たって」
「はい!」
今度は笑顔になって、澪ちゃんは蔵からおうちに帰って行ったの。
『ほほほ。慌てん坊だが、手際の良い子に育ったな? 良き職人となろうぞ』
「「しょくにん??」」
「仕事が出来るやつだと思っとけ」
「そうなんだ?」
じゃあ……あたしが、おとうさんと一緒に作る時には。
『しょくにん』って言うのになれるのかな?
まだまだだと思うけど……がんばろう!!
駿もおうち用にハンバーガーを持ち帰ってから……あたしはおじいちゃんと自分のおうちに帰って。
ちょうどおかあさんがごはんを作ろうとしてたから、ハンバーガーを渡したの!
「あらまあ!? お義父さんとこんなにも?」
「駿や澪ちゃんとかにはあげたよ!」
「そうなの。じゃ、桜乃はもう食べたの?」
「おいしかった!」
えっへんとすれば……おとうさんが部屋の端っこで、何故か落ち込んでいたの。なんで??
1
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる