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第130話 光の奇跡
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軌跡が巡る。
光が広がっていく。
またブラックアウトしたかと、藍葉はタブレットを操作ていたときに感じたが……頭の中に、キィン、と刻まれるような音が響いたと同時にあり得ない出来事が目の前で起こった。
「は? え?」
タブレットだけでなく、成樹のデスクトップとか藍葉のスマホも同時に起きたのだが。通知にしては大袈裟なくらいの光量が飛び出してきたのだ。
なにかの演出にしても、藍葉は『ポイ活』でしかサポートはしていない。
唯一、違うとすれば管理者の権限で連絡版とやらに『指示』を刻み込んだ程度。それにしては、還元していくポイントの数値も見えないし、ただただ光っていくだけだ。オーロラのようにヴェールみたいなのが出てきたと言っていい。
「ちょ、クーちゃん!? あたし、なんかした!!?」
通話越しにクロードへ連絡をしてみたが、今少し離席しているのかで応答がなかった。
その間にも、光の量は収まるどころか増す一方で……床の上に流れたかと思えば、窓の外へと伸びていく。それを目だけで追いかけていくと外から『パリン』と大きな音が聞こえてきた。
『宅配便うまく動いてきたで~?』
藍葉はてんやわんやになっているのに、クロードは別の報告をしてきた。悪くない知らせではあるが今の状況にはあまり関係がない。もう一度叫ぶと、クロードは『は?』としか返答がなかったが。
「なんか、エラーでも起こしたみたいにいっぱい光ってるの!! なんか、バグ起こしたのかな!?」
『落ち着けって』
「無理無理!! シゲくん、助けて!!」
『熊谷はどっかにおるから来れんやろ!?』
「そうだけど、頼りたい!!」
『あ~……。あいつら、どこに連れてったんや?? こっちから熊谷の家なんて交通網アウトだと行けれんのに』
その間にも外の音はガラスが割れたかのように響くばかりだ。まるで、映画の中の効果音のようにバリバリとしたものまで混じっている。
だが、そこで。ひとつ思い出したことがあった。現状、建物は『凍っている』ことに。
足をひきずってカーテンをゆっくり開けてみたが、少しだけ氷が剥がれているように見えたのだ。音の正体はこれかもしれない。
(光……? アニメとかゲームとかの攻撃演出にあるようなビーム砲とか? 今の光だけで??)
そんな余計にファンタジーな要素で氷河期が解除されるなんて……と、考えるのは今更。
あり得ないことに巻き込まれ、あり得ない事象を生み出しているのにも、自分が関わっているのだから。
もしかしたら、ナツ神たちが並行世界側から手助けが出来たのかもしれない。無作為にではないが、藍葉がポイ活の運営をたっぷりしたお陰で状況が大きく変化したのか。
そこに、もし、あのハル神が加わっているのなら。
これはむしろ好機だ。藍葉はまだ動くかわからないが光ったままのタブレットを使って『動画』を視聴できるか試みた。
一定の時間、動画サイトで自分の閲覧履歴から作成されるミックスリスト。それを再生させ続ければ、広告利用としての『ポイ活』に繋がるかもしれない。新しい試みではあっても、クロードの返事がまた来る前に作動させてみたところ。
今度は目が潰れそうな勢いで、さらに光があふれ出してきたので成功だと逆に喜ぶことが出来た。
外の音は、室内の音響とは別に豪快にがらがらと恐怖のそれに近い響きが強くなっていくが。
光が広がっていく。
またブラックアウトしたかと、藍葉はタブレットを操作ていたときに感じたが……頭の中に、キィン、と刻まれるような音が響いたと同時にあり得ない出来事が目の前で起こった。
「は? え?」
タブレットだけでなく、成樹のデスクトップとか藍葉のスマホも同時に起きたのだが。通知にしては大袈裟なくらいの光量が飛び出してきたのだ。
なにかの演出にしても、藍葉は『ポイ活』でしかサポートはしていない。
唯一、違うとすれば管理者の権限で連絡版とやらに『指示』を刻み込んだ程度。それにしては、還元していくポイントの数値も見えないし、ただただ光っていくだけだ。オーロラのようにヴェールみたいなのが出てきたと言っていい。
「ちょ、クーちゃん!? あたし、なんかした!!?」
通話越しにクロードへ連絡をしてみたが、今少し離席しているのかで応答がなかった。
その間にも、光の量は収まるどころか増す一方で……床の上に流れたかと思えば、窓の外へと伸びていく。それを目だけで追いかけていくと外から『パリン』と大きな音が聞こえてきた。
『宅配便うまく動いてきたで~?』
藍葉はてんやわんやになっているのに、クロードは別の報告をしてきた。悪くない知らせではあるが今の状況にはあまり関係がない。もう一度叫ぶと、クロードは『は?』としか返答がなかったが。
「なんか、エラーでも起こしたみたいにいっぱい光ってるの!! なんか、バグ起こしたのかな!?」
『落ち着けって』
「無理無理!! シゲくん、助けて!!」
『熊谷はどっかにおるから来れんやろ!?』
「そうだけど、頼りたい!!」
『あ~……。あいつら、どこに連れてったんや?? こっちから熊谷の家なんて交通網アウトだと行けれんのに』
その間にも外の音はガラスが割れたかのように響くばかりだ。まるで、映画の中の効果音のようにバリバリとしたものまで混じっている。
だが、そこで。ひとつ思い出したことがあった。現状、建物は『凍っている』ことに。
足をひきずってカーテンをゆっくり開けてみたが、少しだけ氷が剥がれているように見えたのだ。音の正体はこれかもしれない。
(光……? アニメとかゲームとかの攻撃演出にあるようなビーム砲とか? 今の光だけで??)
そんな余計にファンタジーな要素で氷河期が解除されるなんて……と、考えるのは今更。
あり得ないことに巻き込まれ、あり得ない事象を生み出しているのにも、自分が関わっているのだから。
もしかしたら、ナツ神たちが並行世界側から手助けが出来たのかもしれない。無作為にではないが、藍葉がポイ活の運営をたっぷりしたお陰で状況が大きく変化したのか。
そこに、もし、あのハル神が加わっているのなら。
これはむしろ好機だ。藍葉はまだ動くかわからないが光ったままのタブレットを使って『動画』を視聴できるか試みた。
一定の時間、動画サイトで自分の閲覧履歴から作成されるミックスリスト。それを再生させ続ければ、広告利用としての『ポイ活』に繋がるかもしれない。新しい試みではあっても、クロードの返事がまた来る前に作動させてみたところ。
今度は目が潰れそうな勢いで、さらに光があふれ出してきたので成功だと逆に喜ぶことが出来た。
外の音は、室内の音響とは別に豪快にがらがらと恐怖のそれに近い響きが強くなっていくが。
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